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南充浩 オフィシャルブログ

12月百貨店売上高は前年比1・5%減

2011年1月19日 未分類 0

 昨日、全国百貨店の2010年年間売上高と12月度売上速報が発表され、一般紙でも「百貨店年間売上高は82年当時まで下落」と盛んに報道されている。

全国百貨店の12月度売上高は、
7246億円で、前年同月比1・5%減だった。

11月度は前年同月比が0・6%だったので、そろそろ百貨店の売り上げ低下も底打ちかなと思える。

一般紙の報道によると、百貨店の年間売上高が82年当時と同じ水準まで低下したのは「まとめ買い」が減ったからだという。

まあ、たしかに今時、百貨店でまとめ買いする人はあまり見かけないのでその通りだろうとは思うが、それだけではない。
百貨店凋落の原因について識者からはいろいろな指摘がある。

・百貨店バイヤーが良い商品を見分けられなくなった。いわゆる目利きがいない。
・買い取り販売を止めて委託販売だから、真剣に売る気がない。
・安全策を採用しすぎてブランドラインナップが陳腐化している。
・売り上げ確保を重視しすぎて接客がおろそかになっている。

また繊維・衣料品業界以外の識者からは

・中元歳暮の風習が薄れて買う人が減っている。
・高級洋服ブランドに特化しすぎて商品のバラエティーがない。
・百貨店の店舗数が多すぎる。もっと減らすべき。
・企業の経費節減で、外商部門も売上高が減っている。

などの意見がある。

どれも正論で、それらの要素が混然一体となって凋落を続けてきたといえる。

で、百貨店の復活はどうしたら良いのかと言えば、先の要素すべての逆をやれば良いのだが、実際できるかとなるとかなり難しいようだ。
大先輩の某コンサルタント氏は「もう百貨店に対してコメントはしない。彼らにはその能力も資金も残されていない。できない人を責めたら、それはイジメになっちゃう」とおっしゃっている。

百貨店の売り上げ減少はそろそろ終わりそうだが、売り上げ回復は不可能だと見ている。

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