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南充浩 オフィシャルブログ

お役立ち情報の提供が重要

2013年6月20日 未分類 0

 日経ビジネスオンラインのネット通販の連載を毎回楽しみに読んでいる。

続・「売れる」ネット通販と「貧乏」ネット通販の違い
ネットマーケティングの“常識”はウソばかり(後編)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20130606/249289/

ネット通販のことだけを書いているのではなく、凡百な広告代理店の無機能ぶりやインターネット広告全般についても鋭く分析されているところに興味を持って拝読している。

今回は、ネット上で拡散されやすい情報という箇所が目を引いた。
これは何もネット通販だけに限ったことではなく、企業のネットでの情報告知にも役立つ考え方である。

以下引用する。

なぜあなたの「情報拡散」は淡い期待で終わるのか

売れるネット通販は、ランディングページの「完了ページ」でクチコミを狙う。
貧乏ネット通販は、ランディングページの「トップページ」でクチコミを期待する……。

 どの通販会社も広告費を使わずに、自社の商品をfacebookやtwitter、ブログなどソーシャルメディアで拡散(クチコミ)させ、広めていきたい、と思っている。そして、商品ページやランディングページに「いいね!」ボタンや「ツイート」ボタンを設置し、お客がそこから拡散してくれるのではないか、という淡い期待を抱き続ける。

 実際、多くの通販会社が自社の商品ページやランディングページに「いいね!」ボタンや「ツイート」ボタンを設置していたりする。しかし、ほとんど拡散されないのが現実だ。

 たとえ何人かが拡散してくれたとしても、それはきっと社内の人間か、広告代理店の担当者か、制作会社か身内だけだと考えた方が良い。

 ニュース情報だったり、エンタメ情報だったり、iPhone/iPadのような画期的な商品だったりすると拡散は起こるが、通販企業の普通の商品、しかも自ら申し込んでいないよく分からない商品を、お客は自分のソーシャルに載せようとはしないし、ましてや拡散などしない。ランディングページに「いいね!」ボタンや「ツイート」ボタンを設置しても、ほとんど意味がないのだ。

 ランディングページを拡散させるポイントは、お客が自分のメディアの読者に伝えたいと思うタイミングに、簡単に“お得な情報”や“役立つ情報”を提供できるようにすることだ。

とのことである。

例えば企業の担当者による企業公式ブログがある。
しかし、そこが自社の商品やサービスの宣伝告知のみに終始していたらどうだろうか?
そのブログは多く読まれないし、もちろん拡散などしてもらえない。

上で書かれているように「お得な情報」や「役立つ情報」を提供することが必要となる。

クリーニング屋なら「家庭洗濯ではどの洗剤が良いか?」とか「家庭でもできる衣類のお手入れの方法」というような「お役立ち情報」が必要だろう。
繊維産地の生地メーカーブログでも同じだろう。

「すごく良い生地ができました~」

というブログがある。
まあ、それはそれで良いし、何も書かないよりは書いた方がずっと良い。

けれども、何が良いのか?通常品とはどこが異なるのか?ということを説明しないと読者には伝わらない。

こういうことを言うと「当たり前のことをクドクドと説明したら同業者や仲間から笑われる(バカにされる)」と危惧する人がいらっしゃる。
しかし、その生地メーカーのお客は同業者でも仲間でもない。

お客は商社だったり問屋だったりアパレルブランドだったり、昨今だと一般消費者だったりするわけである。
ブログの読者だって同業者や仲間ではないだろう。
そういう目的でブログを書いているなら話は別なのだが。

消費者も含めたお客は生地のことを知っているようで意外に知らない。
だからキチンと説明する必要がある。

それを踏まえた上で自社のサイトやブログをもう一度見直されてはいかがだろうか?

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