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南充浩 オフィシャルブログ

送料無料キャンペーン

2012年1月31日 未分類 0

 毎週、土曜日に送られてくるユニクロの週末割引のメールチラシを楽しみにしている。
買うことはあまりないのだが。
正直に言うと、シーズンの端境期にある今、ユニクロには欲しい商品がほとんど無い。
とくに立ちあがったばかりの春夏物にはまったく食指が動かない。

しかし、ネルシャツ990円とか、ファインメリノセーター1290円とか、超破格値になった商品がある。
ここまで下がれば、好みの色柄が残っていれば1枚くらい買っておいても良いかなとも思う。
問題は送料である。
ご存知の通り、ユニクロは5000円以上購入で送料が無料になる。
それ以下だと、送料が500円かかってしまう。
ネルシャツを990円で買って送料が500円かかるのでは、根が貧乏性な筆者にとって、あまり意味が感じられない。
なら実店舗で1490円の商品を買っていることと同じになる。

また送料を無料にするために、ネルシャツ990円以外に無理やり4100円分を購入するのも本末転倒である。
その4100円分の商品は不要の物であるため、今後、ゴミになる可能性が高い。

ところが1月28日~2月12日まで、ユニクロは「送料無料キャンペーン」を打ち出した。
これなら990円のネルシャツ1枚でも購入しやすいし、290円の靴下1足でも購入しやすい。

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普段、あまり通信販売は利用しない。
カタログ通販も利用しないし、ネット通販も利用しない。
その最大の理由は試着できないことである。
今の体のサイズがMとLの中間らしく、Mで合う商品とLでなければ合わない商品がある。
まれにLでも合わない商品もある。
そのため、試着無しでは購入する気になれない。

次に「送料」である。
筆者は格安商品しか買わない、もしくは経済的事情で買えないのだが、
格安商品を1枚買うために、送料を支払うことに抵抗がある。

筆者がネット通販を利用する場合は、
かつてその商品を試着したことがある。
さらに、欲しい商品が複数存在し、購入金額の合計が送料無料になる。
この2つの条件を同時に満たす場合に限られている。

昨今、洋服のネット販売が伸びている。
以前だとカタログ通販で買っていた層が、ネット通販に移行したのだろう。
またカタログ通販には対応していなかったブランドやショップが参入したことも消費が伸びる要素だろう。

某ネット通販会社の社長に取材したことがある。
その際、社長は「何の手も打たないと、サイズが合わないという理由での返品交換は相当数ある。その送料は馬鹿にならない」と仰っていた。
そのため、一定金額以下の商品は「返品交換お断り」という対応策を採られていた。

例えばZOZOタウンに出店しているようなブランドで、
10000円の商品が5000円に値下がりしていたとする。
それ1枚だけの購入で送料が500円かかったとしても、消費者は納得するだろう。
しかし、990円の商品を購入して送料が500円かかるのには、何となく抵抗を感じる人が多いのではないだろうか。

今回のユニクロの送料無料キャンペーンだが、某社長の仰るように「送料は馬鹿にならない」だろう。
筆者のように990円の商品を1枚だけ購入する消費者も多いに違いない。

このキャンペーンが根付けば、追随する他社も現れるだろう。
商品価格ではこれ以上の価格競争が難しいため、今度は「送料無料」という価格競争が始まるのだろうか?
190円の商品でも「送料無料」が当たり前という状況が到来するのは、何とも恐ろしい気持ちになる。

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