年の半分はバーゲン。安売り万歳。
2010年11月11日 未分類 2
バーゲンの時期が年々早まっている。しかし、若い方々はどれくらい早まっているのかあまりわからないのではないかと思う。
11月9日の繊研新聞の1面下のコラム「め・て・みみ」にバーゲンのことが書かれており実際にどれくらいバーゲン時期が始まったかがわかる。
以下に抜粋する。
「昔って夏物バーゲン、お盆明けだったよね」という話題に。
「そうそう30年くらい前、阪急ファイブは8月最後の週だった」「実際、秋物が並ぶのも9月中旬からだった」「なんでこうなっちゃったんだろう」
とある。
どうもこのコラムを書いた記者さんは関西在住もしくは関西出身のようである。なぜならたとえに挙げるのが「阪急ファイブ」だからだ。これは今、梅田にあるHEPファイブの前身の商業施設だ。
この記者さんが書いているように、30年前というと1980年代は、夏のバーゲンは8月中旬に、冬のバーゲンは1月下旬もしくは2月上旬に、いや下手をしたら2月下旬くらいに始まっていた。
気温的にはまだ2,3週間着られるが、その季節のピークは終わったという頃合いに始まっており、まさに理にかなった値下げである。
今月、11月は秋冬物が定価で販売できる最後の月。来月12月からはあちこちで「シークレットセール」「メンバーズセール」「プレセール」「クリスマスセール」「フライングセール」が始まる。いろいろなネーミングでごまかしてはいるが要はバーゲンだ。
そして、1月1日から全面バーゲンとなり、それが牛のヨダレのようにダラダラズルズルと2月20日ごろまで引きずられる。
夏は6月から名称ごまかしバーゲンが始まり、7月から全面バーゲン。お盆明けまでズルズルダラダラとセールが続く。
夏冬合わせると合計6カ月、年の半分はバーゲンという計算になる。
繊研新聞の記者さんではないが、まさに
「なんでこうなっちゃったんだろう」
である。
毎年、繊研新聞などで各メーカーのトップ、各小売流通業のトップが「セールの前倒し反対」を語るが、そういうトップの在籍する企業が率先して早期セールを行うのだから笑い話にもならない。あれは業界新聞向けのリップサービスということだろうか?
それなら、古い話で恐縮だが、ラッシャー木村のマイクパフォーマンスの方がよほど面白い。
素朴な疑問なのだけれど、メーカーと小売流通業のトップが集まってバーゲン開始時期の協定を結ぶことはできないのだろうか?ただ、繊研新聞紙面で「バーゲン早期化が問題だ」と語っていても何も始まらない。実際に早期化させているのは自分たちなわけだし。
comment
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hiroyukin より: 2010/11/12(金) 6:02 PM
某スーツ屋さんが毎日やってる閉店セールみたいなものかな?
ほんと まったく同じ思いです!
しかし 阪急ファイブ・・・・
忘れかけてた名前が出てきました