毎年、1月の初めに繊研新聞で「今年の旧暦占い」という特別企画記事が掲載される。これは、今の暦(新暦)ではなく、旧暦によってその年の気候の移り変わりを予測するというものである。
旧暦と新暦は、だいたい大雑把に1カ月半ほどのズレがあるのだが、その年によってほぼ1カ月の場合と、2カ月近くズレる場合がある。

衣料品の販売にとって、暑さ・寒さというのは重要な要素なので、今年はいつごろ暑くなるのか、いつごろ寒くなるのかということが気にかかる。

昨年(2010年)はこの旧暦占いが的中した。春の訪れが遅かった。理由は閏月があり、1年が13カ月あったせいだ。4月20日ごろまで寒さが続いて、春物の売れ行きが鈍かった。
以前はクラボウの元常務、小林さんが長らく旧暦占いを書かれていたのだが、近年は違う方に変わられている。

今年の旧暦占いは、旧暦の元旦と新暦の立春がほぼ重なるので、順調に気候が推移するという。

【春】3月5日ごろから春らしくなり、桜の満開は3月下旬。
【夏】ゴールデンウイークの間に夏らしくなり、梅雨明けも早い。
   残暑が長引くことはない。
【秋】2010年よりも早く秋が来る。
【冬】10月下旬から寒波到来。


とのことである。

この占いが的中するなら、2011年は久しぶりに暦通りの順調な気候推移になりそうだ。

ブランド力、トレンド提案、コーディネイト販売などと言っても、洋服の需要はやはり気温で決まる。暑ければ半そでが欲しいし、寒くなれば防寒着が欲しくなる。気温無視で買ってもらえるブランドなどは、業界でもほんの一握りである。