タンス在庫にない商品はやっぱり売れ易い
2013年4月3日 未分類 0
3月度は各社とも比較的好調だったようだ。
ユニクロは
既存店売上高が前年比23・1%増
既存店客数が同30・0%増
既存店客単価が同5・4%減
ポイントは
既存店売上高が前年比11・1%増
既存店客数が同8・6%増
既存店客単価が同2・3%増
マックハウスは
既存店売上高が前年比5・8%増
既存店客数が同3・3%増
既存店客単価が同2・4%増
ハニーズは
既存店売上高が前年比13・0%増
既存店客数が同7・6%増
既存店客単価が同5・0%増
と軒並み好調だった。
各社が伸びた原因は、今年3月は過去に比べて暖かい日が多かったことと、昨年・一昨年とは異なりビタミンカラー、ネオンカラーと言われるような明るいカラーが一転してトレンドに浮上したことだろう。
これまで、カラー傾向もベージュやネイビーなどベーシックで変わり映えのしないシーズンが続いた。
いくら「ネイビーがトレンドですよ」「ベージュがトレンドですよ」と業界がステマをしてみたところで、ネイビーやベージュの衣料品なんて物は消費者は複数枚すでに所有している。
別に新しく買い直す必要もなく、手持ちのタンス在庫を再登板させれば済む。
ところが今回のビビッドな黄色やオレンジ、グリーンなどというカラーのアイテムは手持ちが少ない。
目新しい商品なら何枚か買っておく必要がある。
ユニクロの大幅な伸びはメンズ・レディースのレギンスパンツの販促効果だと思われるが、そのレギンスパンツも売りは鮮やかなカラーリングである。
レギンスパンツという文脈でとらえるよりも、カラーリングの一環と捉えた方が良いのではないだろうか。
景気回復期待効果やバブル期待効果は幾分かあるかもしれないが、目に見えて効果が出るにはまだ時間はかかるだろう。
それよりも新しいカラーが大々的に打ち出されたことによる各社の好調と考えた方が良いのではないか。
月並みな感想だが、目新しい物・手持ちにない商品は売れるということだろう。