「ポストバーバリー」という考え方がそもそもの誤り
2021年5月25日 未分類 2
財務分析や数字の分析は、当方の遠く及ばないところであるから、マサ佐藤氏にお任せするとして、三陽商会がここまで苦しみ続けた最大の原因は「バーバリー」の代わりを「マッキントッシュロンドン」が容易に務められると思っていた、思い込もうとしていたことにあると考えている。 また、有識者やコンサルタントやメディアも過剰に忖度してか、そもそもの目が曇っていたからなのかはわか
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」というが、己を知ることは難しい
2016年8月2日 企業研究 0
日本全国にはさまざまな生地産地がある。 著名な産地からマイナーな産地までさまざまある。 しかし、産地のおじさんたちはすべからく「我々の産地はそれなりに知名度がある」と本気で思っている。 本気でそう思いこまねば事業なんてやっていられないという側面はもちろんあるが、あまりにも現状とそれに対する認識がかけ離れている場合は失笑を禁じ得ない。 そして実情と自己の認識
無名ブランドとのライセンス契約は高リスク
2016年8月1日 企業研究 0
三陽商会が2016年12月期業績の見通しを発表したが、営業・経常・当期損益ですべて大幅な赤字となり、来年上半期までにさらに5ブランドの廃止も明らかにした。 三陽商会、今期95億円の最終赤字へ 追加で来期5ブランドを撤退 https://www.wwdjapan.com/business/2016/07/29/00021116.html 三陽商会は、2016
マッキントッシュの苦戦よりもクレストブリッジの苦戦の方が痛かったのではないか
2016年6月30日 企業研究 0
三陽商会から250人のリストラと、2016年1~6月期の下方修正が発表されて、それに対する報道、論評が数多く見られる。ファッションやら経営やらの話はそれらに任せて個人的な感想をまとめてみたい。 売上高は期初予想の370億円を335億円へと減額し、営業赤字も同22億円から55億円へと、赤字幅が大幅に増える見通しとなっている。 さらにいうと通期での見通しは立っ