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南充浩 オフィシャルブログ

食器用液体洗剤で衣服に付いた油ジミは落ちる

2018年5月17日 お買い得品 0

今日はちょっとお気楽に。
お役立ちの小ネタを。
気に入った洋服はなるべく長く着用したい。
気を付けて行動しているつもりでも、何かの拍子に汚してしまうことがある。
現在の洗濯洗剤は技術が進歩しているから、大概の汚れでもそのまま洗濯機に入れてしまえば何とか落ちる。
しかし、中には現在の洗濯機と洗濯洗剤をもってしても落ちない汚れがある。
洗濯洗剤で落ちにくい汚れの一つに「油ジミ・脂ジミ」がある。
食事をしていて、口に運ぶ際に、ポトリと肉汁や肉汁を含んだソースなどがズボンに落ちることがある。
ソースの色は洗濯洗剤でも落ちるが、肉汁に含まれている脂分は洗濯洗剤で洗濯しても落ちない。
色自体は落ちていても油分のシミが残ってしまう。
こういうときにどうするか。
けっこう長い間いろいろと工夫してみたが、どれもはかばかしい効果がなかった。
あるときに、食器洗い用の液体洗剤を塗って放置してから、洗濯機に入れて洗濯洗剤をぶち込んで洗えば落ちることを知った。
試しに自宅でもやってみた。
食器洗い用の液体洗剤というと、ジョイだとかキュキュットだとかチャーミーグリーンだとか、昔でいえばママレモンだとかあの類である。
食器洗い用の液体洗剤を油ジミに塗ってしばらく放置してから、洗濯機に入れて洗濯洗剤と一緒に洗った。
見事に落ちた。

 
それからは油ジミ・脂ジミは毎回この方法で落としている。
先日、バッタ屋の店頭に立っていると、ときどき買いに来るちょっとイケてる風のマダムが来店した。
何度か店頭で見かけて顔を覚えていたのでそれなりに挨拶をして、お買い上げになる際に、何かの拍子に洗濯の話題になった。
油ジミは食器用洗剤で落ちるという話で盛り上がったのだが、そのうちにマダムが
「服に付いた口紅の汚れも食器用洗剤で落ちる」
と言い出した。
白いシャツなんかにふとしたことで口紅が付いてしまう場合がある。
これを通常の洗濯洗剤で洗っても紅は取れない。
クリーニングに出しても無理な場合が多い。
かと言って塩素漂白はちょっと危険である。
ところが、このマダムは服に付いた口紅のところに食器洗い用液体洗剤を塗ってから洗濯したところ、見事に落ちたという。
口紅の成分には油分が含まれているから、油ジミが落ちるのと同じ原理ではないかと推測される。
油関係の汚れを落とすには食器用液体洗剤が最適で、何の汚れにでも通用する
というのがマダムの経験則から導き出された結論だった。
当方は4年半前に離婚されてから女っ気はさっぱりない。
まあ、離婚される前から女っ気はさっぱりだったので、服に口紅が付くという経験をしたことがない。
だから、口紅の汚れが落ちるかどうかは試せないが、油ジミ・脂ジミは今まで何度も完璧に落ちているので、マダムの言う通り口紅の汚れも落ちるのだろうと思う。
機会のある方は一度試してみてほしい。
この手のメンテナンスの裏技はいくつかある。
以前にも書いたことがあるが、代表的なのは
1、ダウンジャケットは「ウォッシャブル」と書かれていなくても水洗いできる
2、カシミヤセーターは水で手洗いが可能
である。
こちらは両方とも実際に自分でも試している。
ダウンジャケットの材質は、外側のシェルがポリエステルやナイロンの合繊で、中に羽毛が詰められている。
羽毛は脂分を含んでおり、水を弾く。
水鳥やガチョウなどの羽毛なら特に水に強い。
ポリエステルやナイロンも水に強い。
水に強い物同士を掛け合わせているのだから、水洗いできて当然である。
当方は、ネットに入れて、中にタオルなんかを詰め込んで水を含むと重くなるようにしておいてから、洗濯機に入れて水洗いする。
洗い終わったら脱水をかけてから、陰干しして乾かす。
乾かした後、振ったり揺さぶったりしながら中の羽毛を満遍なく散らす。
これで完了だ。
とくに汚れが気になる部分があるなら、そこはダウン用洗剤を塗ってから洗えば良い。
お湯で洗うと、羽毛の脂分が溶け出てしまうので保温力などが低下する。
お湯で洗うのは危険なので必ず水洗いをしなくてはならない。
カシミヤのセーター、マフラー類は水で手洗いできる。
人によれば、むしろ水で手洗いした方が風合いが増すとも言われている。
カシミヤのセーター、マフラー類は高級品なので、大事にしたいという人も多いだろう。
ついついクリーニングに出してしまいがちだが、水で手洗いをしてみてはどうか。
水を張ったタライに、カシミヤセーターを付けて、ゆっくりと手で押し洗いする。
緩く絞って水気を切ってから、陰干しする。
脱水するときにキツク絞るのはダメだ。
カシミヤ製品に絞りジワが付いてしまう。
また、干す際は、ハンガーに吊るすのではなく、平台に広げて置くのが望ましい。
ハンガーにかけるとセーターが伸びてしまう可能性がある。
あと、カシミヤのセーターやマフラー類のしっとり感が失われた場合、水に漬けて、そこに人間が頭を洗うときにつかうリンスやトリートメントを垂らせば良い。
リンスやトリートメントは人間の髪に栄養を与えたり保護したりするものだから、ヤギの毛であるカシミヤも同じもので栄養を与えることができるというわけだ。
とりあえず油ジミで困っている人は、キュキュットでもジョイでもチャーミーグリーンでもいいから、汚れた部分に塗ってしばらく放置してから洗濯機で洗ってみてほしい。
驚くほど油ジミが落ちる。
そんな感じでメンテナンスしていると、低価格店で買った服でも3~5年は優に着用できる。
当方の手持ちの服の中には10年以上着ているユニクロの冬用のセーターもある。

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原料と直結した数少ないアパレル製品の一つがジーンズ ~エドウインはどうなる?~
https://note.mu/minami_mitsuhiro/n/n96317a6e146f
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こんな食器用洗剤で簡単に落ちる。

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