個人的なことを告知するのもどうかと思ったし、自分の顔立ちが好きではないので、なるべく自分の写真や動画は見たくないのだが、3月5日放送のテレビ番組に出演してきた。

2月に収録は終えているのだが、自分の動画をモニターで映されてこちらからも見ることができるというのは、何とも奇妙なもので、やっぱり整形と植毛をすべきだったなあと自己嫌悪にかられるばかりだった。

地上派ではなく、スカパーの「モノクラーベ」という番組である。

https://www.bs-sptv.com/monokurabe/

お薦めはしないが、興味のある方は見ていただきたい。

数年前まで放送されていた「モノ比較」番組「ホコタテ」の類似番組である。
今回のお題は、スーツで、青山とアオキのウォッシャブルスーツの物性比較をしている。

昨年末くらいになぜか筆者に出演依頼があり、「スーツは専門ではない」とお答えしたのだが、繊維や生地に関することや基本的なことにコメントをくれれば良いというので、恐る恐る引き受けた次第である。

最初は、5分か10分くらい、別画面でコメントを流されるだけなのかと思ったら、スタジオでずっと座っていてもらいたいということで、なんだかえらいことになってきたなあと少し後悔した。

それにしても、メンズのスーツというのは奥が深く、ディティールやシルエット、素材、副資材に至るまで恐ろしく専門性が高い。
初歩の初歩くらいは知っているが、スーツの専門家とは比べるべくもない。

じゃあ、もう一度基本から勉強しなおそうということで、自分なりにいろいろと調べ直したが、やっぱり不安である。

でも引き受けた以上は、スタジオに行かなくてはならない。

そんな感じでスタジオに入った。
結果からいうと、そういう奥深い話は要求されず、青山とアオキのウォッシャブルスーツの耐久性実験の結果についてコメントを求められるくらいだったのでちょっと拍子抜けするとともに、安堵して収録を終えられた。

やれやれ。

それにしても、番組の収録というのはもっと細かいキチンとした台本があってそれに沿っているのかと思ったが、今回は非常に緩やかな台本しかなかった。
また、質問内容も事前に細かく決められるのかと思っていたが、ほとんどアドリブみたいな感じで質問を受け、当然こちらもほぼアドリブで返している。

今回の場合に限ったことなのかもしれないが、想像よりもはるかに緩やかな製作進行だった。

どうして筆者に依頼があったのかも尋ねたが、「両社にしがらみがなく、公平なジャッジをしてくれそう」という趣旨の返答をいただいたのだが、たしかにそれはそうだと苦笑するほかない。

メンズ衣料品の業界には格段に造形に深い方々がおられるが、多くは青山、AOKIどちらかの事業に携わっておられる。そういう立場ではなかなか言いにくい事柄もある。

筆者はどちらの事業にも何のかかわりもないからしがらみもない。
ああ、仕事のない悲しさよ。である。

出演しておきながらこんなことをいうのもアレだが、筆者はスカパーに加入していない。
もちろん正直にそれを伝えたところ、毎月第1日曜日はスカパーが無料視聴できる日なので、見ていただけますよとのことで、そんなキャンペーンがあることすら知らなかった。

放送終了してから後日、番組を収録したDVDを送ってきてくださるそうなのだが、記念として保管しておくが、自分の不細工な顔の動画を見ることはないと思う。
自分で自分が動いている姿を見るのは、精神衛生上良くない。

まあ、そんなわけで、今日はお気楽な告知でした。