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南充浩 オフィシャルブログ

ナインオクロックがクラウドファンディングで達成率144・7%になった理由とは?

2016年11月1日 SNSについて 0

 ウェブが普及してから誰でも自己発信が簡単にできるようになった。
ブログ、フィエスブック、ツイッター、インスタグラムなどなど。

自己発信をすれば必ず一定の反発を受ける。
どんなに話し合っても分かり合えない人間も少なくはないからだ。

それを過度に恐れて、企業やブランドが発信しないということは非常にもったいないと思う。
発信が少なすぎれば、誰にも知られないし、知られていなければどんなに素晴らしい商品やサービスを提供しても誰にも買ってもらえない。販促的見地から言えば、知られていないのは存在していないのと同じである。

ブランド立ち上げの際にお手伝いした久慈市産のTシャツブランド「ナインオクロック」が9月30日から10月31日までクラウドファンディングに挑戦した。

1枚当たりの販売価格が3000円なので、目標金額100万円は厳しいのではないかと見ていた。
案の定、10月の4週目まで40万円前後にとどまっていた。

筆者の持っている常識でいえば50万円の目標設定が妥当だと思うし、今でもそう思っている。

が、最後にすこしばかりお手伝いしようと思って、10月27日のこのブログで紹介したところ、効果があったのか少し支援者が増えて60万円とか70万円台になった。

そのあと、10月28日に

http://shiromatakumi.hatenablog.com/entry/2016/10/29/104746

このブログでも紹介され、それがスマートニュースに転載された。
その結果、昨日までで144万7000円の協力が集まり、見事目標額の100万円をクリアした。
達成率は144・7%である。

ナイオクロックを展開する香取正博さんには素直におめでとうと祝福したいし、ある意味で「持っている」人だと改めて感じた。まあ、褒めても筆者には何の得にもならないのだが。

一連の経過は香取さんのブログに書かれてある。

http://www.katorimasahiro.jp/entry/2016/10/31/105202

一連の経過を読まれた方の中には、「たまたまビッグブロガー(筆者ではなく)に紹介されただけじゃないか」と思われる方もおられるだろう。
筆者もかなり幸運な事態だと思う。

しかし、ビッグブロガーさん自体が、以前から香取さんのブログのファンでずっと読まれていたからこういう「奇跡」が起きた。

謎のフレーズ「乗るしかない、このビッグウェーブに」はビッグマウスっぽいがなんとなく記憶に残る。
ビッグウェーブも何もさざ波すら起きていない時点から言い続けているのだからなんだかおかしみもある。

超ビッグネームになったオッサンが「乗るしかない、このビッグウェーブに」なんて言い続けていたら単なる嫌味にしか思えないが、何も持たない若者が言っているのは面白おかしく受け取ることができる。

今回の奇跡は、香取さんがナインオクロックを始める以前からブログを含めたSNSで発信し続けたからこそ、招き寄せられることができたといえる。
ブログを書いていなかったらビッグブロガーさんが読者になることもなかったからだ。

努力したからといって必ず成功するわけではないが、成功した者は必ず努力している。
そういうことではないだろうか。

これでもまだ発信することが「効果がない」とか「意味がない」と思われるだろうか?
反発を過度に恐れて、教科書に載っているような優等生的発言に終始した発信で良いと思われるだろうか?

香取さんのブログは決して優等生的ではない。
たまにアレッ?と思うこともあるし、昨年11月末から「商品があがってこなくて暇だから」という理由で、東南アジアにバックパック旅行に行ってしまったときは、正直どうかとも思った。
そんな旅行をしている場合かと。(笑)

それでも彼は発信し続けたから今回の奇跡が生まれた。
彼が発信していなかったらせいぜい、このブログで紹介してクラウドファンディングで70万円くらいを集めたところで終了しただろう。

ブログやSNSで発信したからすぐにでも効果が出るわけではない。
とくに筆者や香取さんのような無名の存在では、それは難しい。
しかし発信を続けることが積み重ねとなって思わぬファンを生む。

今回のクラウドファンディングはゴールではないので、引き続きがんばってもらいたいと思う。

一番気に入っているナインオクロックのディスプレイの画像を掲載しておく。

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香取さんおめでとう。
伊勢丹新宿本店でポップアップショップを開く際にはぜひこのディスプレイを使ってほしい。

こちらからは以上です。




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