昨日、話題となったのが、マッシュスタイルラボの展開するブランド「スナイデル」や「リリー・ブラウン」などの模倣商品を販売したことによって、衣料品企画販売業ジオ(Gio)の塚原大輝・代表取締役が不正競争防止法違反の疑いで逮捕された事件である。

スナイデルなどの模倣商品を販売した疑いでGio代表を逮捕
http://www.fashionsnap.com/news/2015-06-30/mash-gio/

マッシュスタイルラボは、模倣商品を継続的に販売していた通販サイト「グレイル」を運営するジオ、アートデコ及び各代表取締役にかねてより販売停止を申し入れていたが、ジオらは申し入れに応答せず販売を継続。知的財産権の保護を求めるためにも刑事告訴を行い、今日大阪府西警察署によりジオ代表取締役の逮捕に至った。

なおファッションブランド商品の形態模倣での告訴が受け入れられ、当事者が逮捕されたことは国内では初めてで、同社は今後も模倣品排除に継続的に取り組んでいくという。

とある。

さて、何紙かの報道を読み比べてみたが、読売新聞の記事はちょっと興味をそそられた。
大筋は同じなのだが、同社の商品企画リーダーも同時に逮捕されている。
そして、容疑について塚原代表は認めているものの、このリーダーは「まねをしたつもりはない」と否認しているという。

http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20150630-OYTNT50423.html

で、このサイトには商品写真が掲載されているのだが、この写真はそっくりである。
少し違うとするなら丈の長さだろうか。
スナイデルの方が全体的にコンパクトであり、模倣商品の方は一回り大きく見える。

色柄はまったく同じだし、この色柄の生地を使って、ほぼ同じ形の製品を作るというのはどう考えても「まねをした」としか思えない。

通常のアパレルブランドなら、他ブランドと同じ生地を使っても商品の形は変える。
それが最低限の企画マンやデザイナーのプライドだろう。
「売れたらなんでもよかろう」というハングリーさは嫌いではないが、プライドがない仕事は評価できない。

ジオの商品製造背景はわからないからここからは推測である。
OEM/ODM業者を使っていたとしたらデザインは似ても不思議ではない。
業者が自発的に色柄までスナイデルのそっくり商品を提案してきて、ジオ側がそれを知っていながら受け入れた可能性はある。
またジオ側が業者にそっくりの商品を作ってほしいと依頼していた可能性もある。

どちらにせよ、企画リーダーが「知らなかった」とか「まねをしたつもりはない」ということはあり得ない。
そんな言い訳は通用しない。もし本当にそうなら企画リーダーは名ばかりで業務をしていなかった疑いがある。

これまで幾度となくブランド間での「パクリ」問題が明るみに出たり、訴訟に発展したりしたが、逮捕者が出たのは初めてである。

よほどマッシュスタイルラボ側が悪質だととらえていたということだろう。

グレイルのサイトを見ると、その答えの一つがわかるような気がする。
商品価格が異様に安い。

洋服の値段がだいたい1000~2500円前後である。
雑貨だと500円~2500円前後。
3000円を越えるアイテムはほとんど見当たらない。
浴衣4点セットくらいだろうか。

この価格で同じデザインの商品を販売されたのなら、マッシュ側に相当ダメージがある。
ブランド名にこだわらない消費者なら間違いなくそちらを買う。
本物の商品の10分の1近い。
値段から言えばジーユーよりも安いかもしれない。

今回の逮捕劇で肝を冷やしている業者もさぞかし多いだろう。
なんだかんだと言って、これまで逮捕者は出ておらず、金銭での和解がほとんどだったからだ。

売れないデザインなんてゴミだと思っているが、売れるためにはデザインを丸パクリするというのは道から外れている。
というか、売れるために商品の形も色柄もあそっくりまねるというのはどう考えても違反である。

たしかにアパレル業界はパクリ合いで発展してきたみたいなところが大いにある。

一つのブランドでヒットしたアイテムが大衆化するためにはパクられて拡散する側面がある。
トレンチコートしかり、ジーンズしかりである。
関西ではあまり見かけない割に、全国的には大ヒットだと報道されている今期のガウチョパンツだってそうだろう。
ヒットしたアイテムがあったら、それを各社は売れ筋として発売する。

しかし、色柄は変えるとか、細かいディテールは変えるとか、普通はそれくらいの努力工夫はする。
ジーンズの後ろポケットのステッチがどのブランドも異なるのはそのためである。
まあ、細かい差異で、興味のない人からすれば見分けにくいかもしれないが、あれだって法的に規制していなければリーバイスそっくりのステッチのブランドが続出しているはずである。

ただ、スナイデルの商品というのはそこまで大ヒットした商品なのだろうか。
読売新聞に写真掲載されている商品は丸パクリしなければならないほどの大ヒット商品だろうか?
また記事を読むと今回だけではなく以前からずっと模倣商品を販売していたようだが、それほど長期間にわたって模倣され続けるほどのビッグブランドだろうか?
もちろんスモールブランドではないが、リーバイスやバーバリー、ブルックスブラザーズのような「定番化」したビッグブランドではない。

だから長期間にわたって模倣し続けるのはまったくおかしいことである。

今回の逮捕が一罰百戒となって、安易な模倣を業界から追放する一助となれば良いと思う。

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