南充浩の繊維産業ブログ

ファッションブログ・・・・と言いたいところだけれどもそこまでファッションに特化していないし、能力的にもできない。そこで繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般についてぼちぼちと書きます。たまにマスコミ、経済問題についても書く予定。よろしくお付き合いください。 お仕事の依頼は minami_mitsuhiro@yahoo.co.jp まで。

繊維業界新聞の記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下まで担当。 同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。 現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

ジーンズの重さの話し

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 ジーンズの生地の厚さは通常、オンスという単位で表す。
このオンスというのはもともと重さの単位で、おそらく、ボクシングのグローブと同じだと思う。ボクシングのグローブも8オンスとか16オンスとかのランクがあり、数字が大きくなるほど重くなる。
ジーンズも同じで、数字が大きいほど重くて分厚い生地、数字が小さいほど薄くて軽い生地になる。


通常、ベーシックなジーンズは13・5オンスか14オンスとされているが、最近のジーンズは少しずつ生地が薄くなっており12~13オンスくらいが主流になっているように思える。夏場のライトオンスデニムはだいたい8~10オンスくらいである。
生地が薄くなった理由の1つには、軽さや柔らかさが好まれるようになったということが挙げられると思う。


先日、某ジーンズブランドの社長にお話を伺った。児島出身でこの道20年以上のベテランである。
この社長がおっしゃるには「中国で綿糸を買うとき、値段は重さで決まる。コスト削減のため、14オンス向けの太くて重い綿糸を使用せず、少し細くて軽い綿糸を使用しているのではないか」という。
日本の紡績では、細くてフラットな綿糸が値段が高く、太くて節がたくさんあるような綿糸は安い。そのため、ジーンズ向けの太くて節がたくさんあるような綿糸は、それほど高くなく、厚地のデニムも薄地のデニムもあまり値段が変わらないという。
薄手のジーンズが増えたのはこういう背景もあるのではないだろうか。


フック(大阪市)という会社が、流行とは反対の激重ジーンズシリーズを発売している。18オンス、23オンス、29オンスとバリエーションがある。29オンスを持たせていただいたが通常の14オンスの2倍以上の重量があり、かなり重くて固い。しかし、コアでマニアなファンがいるらしく限定1000本は完売したという。
重くて固くて穿きにくいが、風を遮断するため、保温性が高い。バイクに乗るときや真冬の着用は適している。

こういうニッチな商品も市場には登場している。

11月度売上速報 ジーンズメイトの苦戦が目立つ

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 11月度売り上げ速報が発表された。

ライトオンの既存店売上高は前年比2・4%減
既存店客数は同4・7%減
既存店客単価は同2・3%増

とほぼ前年並みにだった。
同社の発表によると10月後半は活発に動いたものの、その後伸び悩んだという。

ジーンズメイトの既存店売上高は前年比17・2%減
既存店客数は同14・4%減
既存店客単価は同4・0%減

に終わった。
同社の発表によると防寒物のアウターが不振だったという。
今月頭からのダウンジャケットフェアは不振だったのだろうか?

ファッションセンターしまむらの既存店売上高は前年比3・2%増
同グループのアベイルの既存店売上高は前年比3・8%増

と微増し好調だった。

なお、これら企業は10月21日~11月20日の期間の売り上げであり、しまむらは既存店客数と既存店客単価を発表していない。

この3社を比較するとジーンズメイトだけが大きく売上高を落としている。ライトオンは微減、しまむらグループは微増である。とくにライトオンは、10月度売り上げ速報では、気温が冷え込んだ10月後半分をカウントできていなかったため約15%減だったが、今月はその後半分をカウントできて微減にまで回復している。
ジーンズメイトもライトオンと同じ条件だったにも関わらず、売り上げは回復できなかった。とくに10月後半の冷え込みがありながら防寒アウターが苦戦したと言うのは、なにか根本的な問題があるのではないだろうか?


今年末で文具券が廃止に。未使用券が42億円

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 ギフト業界の業界雑誌に「月刊セレクト」という雑誌がある。
11月発売の12月号に興味深い記事があったので紹介したい。

全国共通文具券が今年10月末日で販売を終了。加盟店での使用も12月31日で終わる。来年1月1日以降は使用できなくなる。
記事によると、日本文具新興は「流通している文具券のうち約42億円が未使用券だと思われる」と分析している。

また記事では、12月31日までは、文具券の換金にも応じるという。例えば、500円の文具券を日本文具新興に送付すれば500円に換金できる。
まず考えにくいことだが、この42億円が一度に換金請求が来たら大変なことになる。おそらく同社には42億円分の支払い能力はないと思われる。記事中では同社担当者も「ゾっとする」との感想を漏らしている。


この文具券、最盛期には18億円の売り上げがあったが、近年は6億円程度に落ち込んでいたという。今年3月には音楽ギフトカードが廃止になっている。うろ覚えだが、数年前にはビール券も製造が縮小されたか、取り扱い店舗が減ったかというニュースがあったと思う。
この手の「○○券」でそれなりに知名度があり、現在も一定量の需要があるのは図書カード(旧 図書券)くらいではないだろうか。

もう10年以上前になるが「ぶん、ぶん、文具券~♪」というフレーズを使ったテレビCMも流れていたと思うが、記憶に残っている人はあまり多くいないようだ。

まだお手元に文具券をお持ちの方は年末までに使用か換金をお勧めしたい。
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