南充浩の繊維産業ブログ

ファッションブログ・・・・と言いたいところだけれどもそこまでファッションに特化していないし、能力的にもできない。そこで繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般についてぼちぼちと書きます。たまにマスコミ、経済問題についても書く予定。よろしくお付き合いください。 お仕事の依頼は minami_mitsuhiro@yahoo.co.jp まで。

繊維業界新聞の記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下まで担当。 同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。 現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

GAPの2店舗比較

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 チェーン店は店ごとによって売れ筋が異なり、自分の欲しい物がA店では完売しているがB店では豊富に残っているということが良くある。
例えば、ユニクロだと同じ大阪市内でも心斎橋店で完売している商品が、動物園前(超ローカル)店では残っている。
ユニクロの中でややトレンド性が高い商品やトラッドっぽい商品、メンズだとピンク系や赤など綺麗な色合いのものは、心斎橋店で完売していても、動物園前店では残っている場合が多い。


そんな感じで1月17日のGAPを比較してみる。
GAPは心斎橋店と、阿倍野HOOP内のテナントショップ。
趣味と実益を兼ねて、メンズを見た。

両店とも春物が立ち上がっており、
店内は春物50%・冬物50%という感じ。
春物はスエット類、綿セーター類がほとんどで、半そでや七分そではほとんどない。ごく稀に並んでいるのは昨年秋口からの売れ残り商品で、900円くらいに値下がりしている。
メンズでリネンシャツジャケット、レディースでドライ半そでポロシャツが立ち上がっているユニクロより、よほど季節感に合っている。

ウールセーター類は両店ともほぼ完売。
オリーブグリーンのウールニットベストが1400円に値下がりして残っているところも同じ。
ダウンジャケットも意外に消化できているが、まだまだ残っている感じがある。

両店のメンズダウンジャケットで一番の売れ筋は
くすんだ黄色だと思う。
色のトーンはこんな感じである。

心斎橋店では1月17日時点では完売していたが、
阿倍野HOOP店では数枚残っていた。
オレンジやロイヤルブルーが大量に残っていることを考えると、このクリームイエロー人気は意外だった。

次にマフラー類を見ると
心斎橋店はほとんど残っておらず、マフラーというよりも秋口からの残っているストール類が大半を占めている。
一方、阿倍野HOOP店は、ウールのマフラーがまだまだ豊富にある。

あと1900円に値下がりしたコーデュロイパンツ
心斎橋店ではほぼ完売だが、
阿倍野HOOP店ではまだまだ豊富にある。

一方、2900円に値下がりしたスリムフィットなカーゴパンツ類は、
阿倍野HOOP店は品薄だが、心斎橋店の店頭在庫は豊富である。


阿倍野HOOPは、目下moreセール開催中で、グリーンレーベルリラクシングは50%オフに、ビームスもセール品目を拡大している。GAP(心斎橋店も)は期間限定でレジにて値札から20%オフを開催している。
各社がこの状況であるのに、店内の7割を春物に変え、さらに明らかな夏物まで投入し終わっているユニクロのシーズンMDには首を傾げたくなる。

2011年旧暦占い

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 毎年、1月の初めに繊研新聞で「今年の旧暦占い」という特別企画記事が掲載される。これは、今の暦(新暦)ではなく、旧暦によってその年の気候の移り変わりを予測するというものである。
旧暦と新暦は、だいたい大雑把に1カ月半ほどのズレがあるのだが、その年によってほぼ1カ月の場合と、2カ月近くズレる場合がある。

衣料品の販売にとって、暑さ・寒さというのは重要な要素なので、今年はいつごろ暑くなるのか、いつごろ寒くなるのかということが気にかかる。

昨年(2010年)はこの旧暦占いが的中した。春の訪れが遅かった。理由は閏月があり、1年が13カ月あったせいだ。4月20日ごろまで寒さが続いて、春物の売れ行きが鈍かった。
以前はクラボウの元常務、小林さんが長らく旧暦占いを書かれていたのだが、近年は違う方に変わられている。


今年の旧暦占いは、旧暦の元旦と新暦の立春がほぼ重なるので、順調に気候が推移するという。

【春】3月5日ごろから春らしくなり、桜の満開は3月下旬。
【夏】ゴールデンウイークの間に夏らしくなり、梅雨明けも早い。
   残暑が長引くことはない。
【秋】2010年よりも早く秋が来る。
【冬】10月下旬から寒波到来。


とのことである。

この占いが的中するなら、2011年は久しぶりに暦通りの順調な気候推移になりそうだ。

ブランド力、トレンド提案、コーディネイト販売などと言っても、洋服の需要はやはり気温で決まる。暑ければ半そでが欲しいし、寒くなれば防寒着が欲しくなる。気温無視で買ってもらえるブランドなどは、業界でもほんの一握りである。

ユニクロとユニチャームを比較対照する意図がわからん

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 ブロゴスで毎日数人のブログを拝見している。賛同できるものから、反発を覚える物までいろいろあるのだが、いずれも参考になる。
ただ、一つ、加藤紘という人のブログを除いては。

先日掲載されたのが
「ユニクロよりもはるかに明るいユニチャームの未来」というブログ。
http://news.livedoor.com/article/detail/5262098/

読んでも今一つ論旨がはっきりしない。何が言いたいのかよくわからない。要するに「同じ『ユニ』でもユニチャームの方が将来性あるよね」と言うことが言いたいらしいのだが、ユニクロとユニチャームを比較対照する意図がまったく不明。「ユニ」つながりだけで思いついたのだとしたら、出来の悪いオヤジギャグのレベルである。

今回のブログの前には
「ユニクロの致命的な弱点見つけたり!」というブログを掲載していたのだが、これもまったくピントが外れており、今更「!」まで付けて言うほどの内容ではなかった。
中身を要約すると、「ユニクロには洋服が好きだという社員が少ない。これってファッション企業として致命的なんじゃないの?」ということなのだが、そんなことはみんなが知っていることで、エクスクラメーションマークまで付けて力説する内容ではない。

反対に、ユニクロはファッション好きな社員が少ないから、あそこまで業績を拡大できたという要素が大いにある。いくらファッション好きでも「CRS」の意味さえわからない社長がトップに君臨するような企業では、単体売上高で6000億円、連結売上高で8000億円の企業には到底なりえなかったであろう

で、やけにこの加藤紘さんは自信満々なのだけれども、
不勉強な自分はこの人のことをまったく知らない。
この陳腐な言説をありがたがって聞かなければならないほどの有力者なのだろうか?疑問と謎は深まるばかりである。
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