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南充浩 オフィシャルブログ

サイズピッチの細かい商品を扱うことの難しさ

2024年9月18日 商品比較 1

どの分野においても部外者からは想像もできないような苦労や理屈、原理が存在するということを改めて感じた。 つい先日、某肌着メーカーの展示会にお邪魔したのだが、そのメーカーはノンワイヤのブラジャー、ブラトップ類が主力商品の一つになっている。 特にこのジャンルでは10年くらい前からユニクロのブラトップが猛威を振るっていて、それまでの王道だったワイヤー入りのブラジャ

ワコールのV字回復は見込めないだろうという話

2024年2月28日 決算 3

ワコールが150人の希望退職者を募ったところ、想定していたよりも多い215人が応募した。 ワコールの希望退職者募集に215名が応募、想定の4割多い 国内リストラ – 不景気.com (fukeiki.com) 個人的には辞めずに残っていた方が良いのではないかと思う。   この発表の少し前に24年3月期の第三四半期連結決算が発表されたが、

グンゼとワコールの相違点を考えてみた

2023年11月16日 企業研究 2

繊維ニュースに以下のようなまとめ記事が掲載されていたのでご紹介したい。 大手インナー・レッグウエアメーカー 4~9月期明暗分かれる | THE SEN-I-NEWS 日刊繊維総合紙 繊維ニュース 大手インナー・レッグウエアメーカーの2023年4~9月期連結業績は明暗が分かれる形になった。グンゼが営業増益を確保し、アツギも赤字幅が縮小した一方で、最大手のワコー

ワコール、トリンプが停滞、苦戦している理由を考えてみた

2023年11月14日 決算 4

有為転変というが、この世に絶対不変の事象など無いということは昔から言われている。 売上高規模こそ往年とあまり変わらないが、最近のワコールの苦戦ぶりは15年前までなら想像することすら難しかった。特に当方が女性肌着各社を担当させられた90年代後半から2000年頃までだと、ワコールは分野内での絶対王者だった。それを猛追していたのがトリンプである。 今回、中間決算で

「安さと快適性」に勝てなくなってきたワコールの苦境

2023年11月10日 決算 4

2010年代半ば以降、ジワジワと暗い影が押し寄せてきた感じがするワコールHDだが、いよいよ苦境が顕在化し始めたといえる。   ワコールホールディングスがワコールで希望退職募集へ 米国子会社を清算 | 繊研新聞 (senken.co.jp) ワコールホールディングスは11月9日、ワコールの事業構造改革、米国のインティメイツ・オンライン(IO)の清算、

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