オフプライスストアが我が国で広がりにくいのは需要が無い上にウェブ通販上に投げ売り処分場が常にあるから
2024年9月12日 売り場探訪 0
当方は基本的に想像力が乏しい人間なので、過去や現在で扱ったことの無いサービスや商品に入れ込むことができない。まだ見ぬものへの期待というのはほとんどしない性質である。 もちろん、将来的には様々に新しい商品やサービスが登場するということだけは理解しているが、それらのものが一足飛びに成功するとも思っていない。 そんなわけで、メディアで毎日のように「新しい〇〇」と言
低価格ブランド集積後に外国人客で盛況な「なんばマルイ」
2023年12月21日 売り場探訪 3
今年はコロナ自粛が完全に終わった。 もちろん、まだマスクをしている人は少なからずいるし、マスク着用を義務付けられる場所もある。例えば病院とか。まあ、マスクをしたい人はし続ければいいと思う。別にマスクを取るべきとも思わない。毎年冬から春先にかけてはインフルエンザ予防と花粉対策でマスクをする人が少なからずいたからだ。それに当方は別に他人の口元なんて見たくない。人
新品服の量産無しでは存続できないサステナブルブランド
2022年6月24日 トレンド 0
長らく在庫処分店の手伝いをさせてもらってきた。またそれ以前からも別の在庫処分店とも交流をいただいてきた。 いまだにオフプライスストアと在庫処分店の区別ができないのだが、経営母体でいうなら、在庫処分店は小規模零細業者が多く、オフプライスストアは大手企業が運営しているという違いを感じる。 以前にも書いたが、2000年代半ばに鳴り物入りでオープンしたなんばマルイだ
100均と低価格店の集積が進む都心商業施設
2022年3月24日 売り場探訪 3
春になり、ファッションビル、商業施設への新規出店の話題が報道されているが、そのほとんどは、大手低価格ブランドである。 逆に従来型の百貨店ブランドやファッションビルブランドは撤退・閉店の話題の方が多く、ますます大手低価格ブランドによる寡占化が強まっていると感じずにはいられない。 先日も銀座の商業施設にダイソーとワークマンの出店が伝えられた。 銀座の低価格化ガー
オフプライスストアが我が国で急速に拡大しないのは当然
2022年1月20日 トレンド 2
一応、繊維・衣料品業界の記事を書くことで何とか暮らしているが、業界の自称有識者や業界メディアが騒ぐことに対して全くピンと来ないことが多い。 その中の一つに「オフプライスストア」がある。 2019年ごろから急速に騒がれだしたが、当方はピンと来なかった。なぜなら、存在意義が皆目わからないからだ。今も分からない。 2021年も終わって2022年が始まったわけだが、
百貨店のブランドラインナップが今後ショッピングモールと同質化しそうな気配
2020年10月15日 トレンド 0
先日、ファッション専門学校生がこんな質問をしてきた。 「もうすぐオープンする心斎橋パルコにどうしてABCマートが入っているんですか?商店街の歩いてすぐの場所にも大きな路面店があるのに」 とのことで、確かに疑問ではある。 3年くらい前の某コンサルなら「ドミナント戦略だ!」の一言で片づけることだろう。(笑) 理由としては 1、どんどん