ジーンズの需要は二極化していない
2012年5月2日 未分類 0
ボブソンの破綻に関して、一般紙・経済誌は「激安ジーンズの影響」「低価格製品の影響」とステレオタイプな分析しかないのだが、これには疑問を感じる。 「低価格製品」というのはユニクロをはじめとする2900~3900円のジーンズのことだろう。 これはある程度影響はあったと思うが、これがすべてではない。 なぜなら、ボブソン自身が15年以上前から量販店向けに3900円
ボブソンの民事再生手続きが廃止に
2012年5月1日 未分類 0
やっぱりなあ。 ジーンズ専業メーカーのボブソンが民事再生手続き廃止決定を受けた。 昨年5月2日に民事再生法を申請してから約1年が経過している。 1年間も処置が決定しなかったのは異例ではないだろうか。 4月に入って、業界紙記者から「ボブソンの支援先が決定したと小耳にはさみましたが、具体的な企業名が聞こえてこない」との情報を聞いたが、結局、決まっていなかったと
社名とブランド名を混同してはイケナイ
2012年3月6日 未分類 0
さて、販促コンサルタントの藤村正宏さんが昨日こんなブログを書いておられた。 結論は、きっとわざと出されていないのだろうけど、自分も思うことがあった。 まず、そのブログをご紹介したい。 http://ameblo.jp/ex-ma11091520sukotto/entry-11183283185.html 「どうしてヨーロッパの高級車はネーミングがないんだろ
ボブソンが開拓した保温ジーンズという市場
2011年10月26日 未分類 0
先日、ジョンブルの来春展示会にお邪魔した。 トータルなカジュアルアイテムを展開しているジョンブルだが、児島を拠点にしており、元々はジーンズが強い。 今でもジーンズは主力アイテムの一つである。 しかし、来春企画では、綿麻混のデザインデニムや、ライトオンスのデザインデニムは新規提案しているものの、ベーシックなデニムの新提案はなく、現行商品の補充追加対応のみにな
パターンオーダーではボブソンは再建できない
2011年6月7日 未分類 0
東洋経済オンラインで、金森努さんが、 ボブソンの再生計画について提言をされているのだが、 個人的見解を言わせてもらうなら、金森さんのプランではボブソンは再生できないと考えている。 ジーンズの「ボブソン」はいかに再生すべきか? http://www.toyokeizai.net/business/management_business/detail/AC/0
全価格を統一ブランドで展開していたボブソン
2011年5月18日 未分類 0
先日、経営破綻したボブソンが、まだ営業譲渡する前のことになるから2009年秋以前のこと。 ブランド戦略として疑問を感じたことがあった。 当時は専門店向け・百貨店向けの中高額商品も、 量販店向けの2900円~4900円も自社で展開していた。 2009年秋の営業譲渡後は専門店・百貨店向けの商品群に特化することとなる。 当時のボブソンは8900円以上の高額商品も
旧ボブソンの後身、ピーチフォートの大躍進
2011年5月10日 未分類 0
先日、メンズ・レディースのジーンズの新生ボブソンの経営破綻があった。 身売りによって経営企業が変わったとはいえ、かつての大手ジーンズブランドの凋落ぶりには、 なんとも言えない寂しさがある。 1年半前に「ボブソン」ブランドを経営譲渡した際に、メンズ・レディースは新ボブソンに、子供服は旧ボブソンが運営することとなった。かつてボブソンは「オシュコシュビゴッシュ」
ボブソン最大のヒット商品「04ジーンズ」
2011年5月6日 未分類 0
長らく西日本のジーンズメーカーを取材していた自分にとって、なんだかんだと言っても ボブソンの経営破綻には感慨がある。 少し、ボブソンの思い出を。 ボブソン最大のヒット商品は90年代前半に大ブレイクした「04(ゼロヨン)ジーンズ」だろう。 レーヨン綿混素材のソフトな肌触りのジーンズで、これが若い層に大いに受けた。 長らく何故、レーヨン混のソフトジーンズが「0