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南充浩 オフィシャルブログ

2021年8月 の記事一覧 : 20件

丸井の「脱物販」は他の大手流通企業には当てはめにくいと思ってしまう理由

2021年8月31日 企業研究 1

マルイがプライベートブランド(PB)から撤退することを発表した。 丸井が衣料PB撤退 EC台頭が打撃、「脱物販」へ改革: 日本経済新聞 (nikkei.com) 紳士服「ビサルノ」や婦人服「アールユー」、婦人雑貨を中心とした「ラクチンシリーズ」の3ブランドを順次廃止する。PBを中心とした事業には20年3月末で全社員の約2割の1150人が従事している。 26年

「オーガニックコットン使用というだけ」では高く売れなくなる未来

2021年8月30日 トレンド 0

どんな商品を開発しようとも、必ず後発企業から「他社より安く売る」という手法が持ち込まれる。 これは防ぎようがない。 逆に同業者同士で最低価格を決めてみてはどうか?という意見を目にすることがあるが、これを「談合」という。 ゼネコンの「談合」については怒りをあらわにする方も多いが、衣料品や繊維なら「談合」はOKだ、というのもダブルスタンダードでしかない。 建設の

空調服を買って着用してみた感想

2021年8月27日 商品比較 0

衣料品に関していうと、現時点では、誰もがあっと驚くような新製品が出にくい状況にあると感じる。 ファッションテイストで言えば、数年間~30年間くらいのサイクルで細部を変えながらリバイバルしている感じだし、目新しいデザインという服もない。 当方のようなオッサン・オバハン世代からすると「昔懐かしいのがまた復活したなあ」という感じだし、若い人たちにとっては(老人とし

EC化率の高さはアパレル企業の優秀さの絶対的な指標ではない

2021年8月26日 ネット通販 0

アパレル企業の目的は、利益を得ることにある。 そのためには売れなくてはならない。売れるのなら、売る場所はどこでも構わない。専門店だろうが百貨店だろうがショッピングセンターだろうが売れればいい。 現代はネット通販というのも確固とした一つの大きな販路である。 ネット通販が出現する前は、専門店、百貨店、量販店が主な販路だった。あとはそこに通販が加わったくらいだろう

今後、生き残りそうな国内繊維関連の製造加工場とは?

2021年8月25日 産地 1

国内繊維関連の製造加工業が存続の危機を迎えているのは確かである。 しかし、その中でもいろいろと新しい取り組みを始めている企業もある。ただ、外野から眺めていて感じるのは、資金投入のできる企業とそうでない企業の格差、新しいことを始めるリスクテイクとそうでない企業の格差、その辺りはかなり大きくなってきていることである。 結論からいうと、現在の規模で国内の繊維関連の

「地味な」名岐アパレルの直販が売れるようになるには時間がかかるだろう

2021年8月24日 ネット通販 0

以前にこのブログで書いたのだが、おさらいのような記事が掲載された。 岐阜・名古屋地区でアパレルの経営破綻が続く理由 – 南充浩 オフィシャルブログ (minamimitsuhiro.info)   「名岐アパレル」で連鎖倒産、産地の厳しい現実 | 専門店・ブランド・消費財 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeiza

洋服を買う場所が完全にネット通販には置き換わらない理由

2021年8月23日 お買い得品 0

洋服のネット通販の需要は重々承知しており、その利便性の高さも理解している。 また利用方法も何となく自分なりには把握しているが、個人的には洋服の購買はできれば店舗でか、一度店舗で実物を見たことがあるものにしたいと思っている。 そんなことを言いながら、実は毎月、アダストリアの直営サイトであるドットエスティでだいたい4000円分くらい服を買ってしまっている。 グロ

戦略的ブランド休止から再スタートを切るセシルマクビーの見事さ

2021年8月20日 ネット通販 0

セシルマクビーが復活する。 昨年11月に最後の店舗が閉店してからわずか1年足らずである。 セシルマクビーが再始動、オンラインストアオープンへ 「帰ってくるの!?」「復活したんか!」とネット注目 – ライブドアニュース (livedoor.com) 今度はどういう形態になるのかというとこれは各種メディアでも報じられているように ブランドやキャラクタ

リュック人気が続く限りサマンサタバサの苦戦は続くのではないか?

2021年8月19日 トレンド 1

「サマンサタバサが米国事業を解散」というと、米国本土でそれなりの規模で事業を展開していたのかと思ってしまうが、実はハワイで小規模に展開していただけだった。 たしかにハワイも米国だから米国事業には違いない。(笑) サマンサタバサ、ハワイの子会社が解散 業績の回復困難と判断 (fashionsnap.com)   SAMANTHA THAVASA U

衣料品のネット通販売上高が増えても前年売上高を大きく割り込む理由

2021年8月18日 ネット通販 0

新型コロナ感染症がなかなか収束しないため、営業時短や買い物客の減少によって衣料品の実店舗売上高は一部の店舗を除いてなかなか2019年水準まで回復しないままである。 実店舗への来店客減少、営業時短などを考慮するとEC(いわゆるネット通販)に期待するほかないが、意識他界系 イシキタカイ系やIT関連業界人が期待するほどには、衣料品のネット通販は伸びないというのが実

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