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南充浩 オフィシャルブログ

2019年4月 の記事一覧 : 21件

アニメ・漫画・ゲームがメインカルチャーでファッションはサブカルチャー

2019年4月15日 トレンド 0

先日、量販店・低価格店向けの某アパレルの展示会にお邪魔した。 このアパレルの稼ぎ頭は、アニメやゲームとライセンス契約してキャラクタープリントを施したカジュアルウェアである。 今回は、「ジョジョの奇妙な冒険第5部」のトレーナーやパーカが展示してあったが、しまむらに納品した分は完売したという。 昨年、このアパレルのスタッフとお会いした時には、某ユーチューバーのキ

限りなく透明に近いレナウン

2019年4月12日 ネット通販 1

3月末は決算期の会社が多いから、4月~5月にかけては決算発表が相次ぎ、業界メディアでも決算記事が毎日多数更新されている。 しかし、業界メディアでもそれに付随するSNSでもほとんど触れられない企業もある。 大手の一画を占めるレナウンの決算はほとんど話題にならない。 しかも結構な赤字額であるにもかかわらずだ。   レナウンの2019年2月期連結は 売上

ベルーナの実店舗出店がめっちゃ増えている件

2019年4月11日 トレンド 0

ちょっと面白い記事を見かけた。 SC出退店/ファッション出店3位GU、インテリア出店2位ニトリ・デコホーム   面白いと思う点は2つある。 1、ランキング順位が興味深い 2、見出しが恣意的で笑える この2点である。   見出しにある「ファッション」と「インテリア・家電」を見てみよう。   まず、「ファッション」のSC(ショッピン

汗っかきはTシャツの下にインナーを着たい

2019年4月10日 企業研究 0

ようやく情報が解禁になった。 グンゼがTシャツ専用のメンズインナー発売、汗染みや透けなどTシャツ特有の悩みに対応 https://www.fashionsnap.com/article/2019-04-09/int/     実はこの商品の構想は昨年秋の展示会ですでに発表されていた。 しかし、グンゼ側の意向で記事掲載や画像撮影はその時点で

衣料品業界人の唱える「別物論」の危険性

2019年4月9日 トレンド 1

10年くらい前まで業界でよく耳にしたフレーズに「ユニクロはファッションとは別物」というのがあった。今でもこれを言う業界人は少なからずいるが、失笑を禁じ得ない。 もちろん、厳密にいえば「別物」なのかもしれないが、実際の消費者はユニクロも買うし、他のブランドも買うという行動をとっている。 恐らくどんな金持ちでもどんなファッショニスタでも何点かはユニクロの商品を持

コアな客層にしか支持されなくなった「大人ガーリー」テイスト

2019年4月8日 デザイナー 0

エイ・ネットが今春夏シーズンで「ツモリチサト」ブランドを廃止すると発表した。   エイ・ネットが「ツモリチサト」事業を終了 https://www.wwdjapan.com/839398   エイ・ネットは、「ツモリチサト(TSUMORI CHISATO)」とのアパレルのライセンス契約の満了に伴い、ブランド事業を終了する。国内は現在店頭で

「メルカリで高く転売できる」というブランド価値

2019年4月5日 デザイナー 0

若い人で優秀な人は本当に多いと感じる。 7~8年の付き合いになるが、一回り以上年下だが非常に優秀なデザイナーがいる。独立せずに企業内でやっているが、本当に優秀でいつも教えられることの方が多い。   少し前に、こちらも20年来の付き合いのある独立系デザイナーが、   「最近は若い人にまた、いわゆる『ブランド物』の人気が戻っている兆候がある」

ライトオンが増益と減益を定期的に繰り返す理由

2019年4月4日 お買い得品 0

ライトオンの第2四半期決算が発表された。 売上高390億4300万円 営業損失4億1900万円 経常損失3億3600万円 当期損失17億6700万円 と大幅な赤字に陥った。 とくに当期損失が巨額になった理由として「退店店舗及び収益性の厳しい店舗について減損損失を計上 するなど特別損失を1,338百万円計上したこと」を挙げている。 これを受けて、 ライトオンが

業界向け大型展示会出展よりもポップアップショップ開催の方が効率的?

2019年4月3日 トレンド 0

ちょっと告知も兼ねてしまうので恐縮だが、昨日4月2日から、梅田ロフトでテキスタイル・マルシェを開催している。 16日までで15日間という長丁場になる。 梅田ロフトでの開催も、2週間の長期開催も初めてのことになる。 https://ameblo.jp/textile-marche/entry-12449944643.html 4月2日(火)~4月16日(火)

売れないから同質化してさらに売れなくなるという悪循環スパイラル

2019年4月2日 トレンド 0

今は徐々に変わってきている部分もあるが、2010年頃までの百貨店というのは、どの店でも入っているブランドがほとんど同じだった。 オンワード樫山、ワールド、三陽商会、TSI、ファイブフォックスなどが展開するブランドが複数入店してフロアを埋めるという形式だった。 例えば、2012年に発行された河合拓さん著の「ブランドで競争する技術」という本には、新宿にある4つの

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