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南充浩 オフィシャルブログ

2019年2月 の記事一覧 : 19件

需要が少なそうな物をマスに売ろうとするのはなぜ?

2019年2月14日 トレンド 0

女性服でいうと、15年前や20年前に比べて、スカートよりパンツの方が着用率が高いように感じる。 たしか、小島健輔さんもデータでスカートの購買率が下がっていると説明されなていた。 当方は別にどっちが売れようとかまわないし、スカートが不振になったことに対して何の感慨もない。スカートよりもパンツの方が動きやすさという点においては上だから、女性がパンツを支持する理由

ニッチで在り続けるブランド

2019年2月13日 考察 0

さまざまなテイストの洋服のブランドがある。 すべてのブランドがマスに売れることはありえない。実際に、明らかに少数にしか売れないブランドは多数見受けられる。 多くのブランドの問題は、明らかにマスに売れなさそうなデザイン、テイスト、価格、売り方であるにもかかわらず「マスに売れたい」「もっと売れたい」と願っていることにあると感じている。 漫画でもドラマでもマスには

ファッション業界人にありがちなダブルスタンダード

2019年2月12日 考察 0

「安い服は存在すること自体がけしからん」「安い服を買うことは許せん」「安い服を評価することは許せん」 という論調の人が衣料品業界にはいる。とくにファッション業界と呼ばれる界隈には多くいる。 これはどうも老若男女関係なしにそういう思考に染まるようだ。   しかし、この人たちは単なるダブルスタンダードに過ぎない場合が多い。   人間の生活に欠

ドラッグストア街は今後どうなる?

2019年2月8日 売り場探訪 0

中国人観光客の爆買いが落ち着いてきたと報道され始めた。 中国人観光客の旺盛な爆買いに支えられて、ドラッグストア各社は近年大きく売上高を伸ばしてきた。心斎橋筋商店街は時代によって並ぶ店のラインナップが変わるのだが、今ではすっかりドラッグストア商店街と化してしまった。 97年から2000年頃までは、不景気風が強く、パチンコ屋かゲームセンターの出店ばかりだったが、

どれか一つの部品が欠けても洋服は製造できないということ

2019年2月7日 産地 1

業界のプロの方々ならこんなことをわざわざ書かずとも、とっくにご存知である。 ボタンやファスナー、芯地などの副資材が欠けても洋服は作れない。 以前に羽毛原料の価格高騰で、2019秋冬向けダウンジャケットが値上がりする可能性があると書いた。原料価格が確定するのは2月末とか3月上旬になるそうだが、原料価格が大幅に値下がりする可能性は少ないと見通す業者が多い。 これ

ZOZO依存度が高かったライトオンがZOZOTOWN撤退へ

2019年2月6日 トレンド 0

年末にオンワードがZOZOTOWNから撤退し、ミキハウス、4℃、パーリーゲイツなどの撤退も明らかになった。 撤退組に共通していたことは、 1、ZOZO依存度が低い 2、ZOZOの主要客層である20代~30代前半の女性と、自社の客層があまり重ならない の2点だといえる。 例えば、ミキハウスの木村晧一社長は週刊新潮のインタビューで https://headlin

アダストリアの正月の福袋廃止は英断

2019年2月5日 売り場探訪 0

正月が明けたころ、ファッション専門学校の生徒と雑談をしていたら、この生徒は某大手で長年販売員のアルバイトをしているのだが、「今年は福袋が売れるブランドと売れないブランドの落差が激しかった」と話していた。 商業施設内のテナントでのアルバイトだから他店の状況もわかる。 2015年頃までなら、福袋を発売したらほとんどのブランドで売れていた。もちろん、売れたブランド

無印良品のニットスニーカーは半額に下がった今がお買い得

2019年2月4日 お買い得品 0

1月も終わって2月になったのだが、この前も書いたように、1月のバーゲンは今年なら6日までの正月期間中でほぼ終わったといえ、成人の日の3連休後は完全に消化試合となっている。 春物が本格的に立ち上がるのは2月21日ごろだから、それまでは売れない日が続く。2月は服屋が売れないといわれる所以である。 成人の日以降に、多くの洋服店はさらに値下げをするので、個人的には掘

その54%は粗利益率?それとも値引き率?

2019年2月1日 企業研究 0

ちょっと今日は軽く感想を書いてみたい。 この記事は情報的にはそれなりに価値があると思うのだが意味がよくわからない箇所が多い。 ストライプ20年1月期はAI分析で在庫を8割まで圧縮 音楽事業にも進出 https://www.wwdjapan.com/786161   記事が言いたいことは見出しの通りなのだろう。 しかし、次の一節はよく意味がわからない

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