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南充浩 オフィシャルブログ

産地

衣料品業界は「売り逃しによる機会損失」への恐れを捨ててはどうか

2018年9月20日 産地 0

若い人たちがエシカルの風潮に乗って、衣料品の大量廃棄を批判するのはまだわからないでもないが、業界の大ベテランたちがトレンドの尻馬に乗って衣料品の廃棄を批判するのはどうかと思う。 その仕組みを作ったのは彼らだし、その仕組みによって恩恵を被ってきたのも彼らである。 今更、何を虫の良いことを言っているのかと呆れる。 個人的には、値崩れを防ぐための廃棄はある程度は必

アパレルと小売店の過剰生産を規制するだけでは衣料品廃棄問題は解決できない

2018年9月19日 産地 0

長いことブログが更新できずにいた。 理由はサーバーに侵入されてデータが改ざんされて書き込みができなくなったからだ。なかなか回復させられず、サーバーを移転してやっと回復させることができた。 もちろん当方はそんな技術はないからスタイルピックスさんに移転させてもらった。 やれやれである。 その際、デザインも一新してもらった。 心機一転またよろしくお願いします。あん

産地企業は減るべくして減っているともいえる

2018年9月13日 ファッションテック 0

ブログはまだ復旧できなくて、iPhoneからも見れなくなっているので、今日もこちらでアップする。 これだけインターネットが普及し、インターネット通販が注目されると、これまで情報発信や直販に及び腰だった製造加工業者も俄然、興味を示し始める。いわゆる産地企業である。そしてその産地のオッサン・オバハンも大概はiPhoneかアンドロイドスマホを所有している。「ワシ、

産地企業や製造加工業者は決して「善良なる弱者」ではない

2018年8月9日 デザイナー 0

10月から人気ドラマ「下町ロケット」の続編が始まる。 7月に発売された3巻が原作になっている。 初回ドラマは1巻と2巻を原作にしていたから、ドラマとしては二作目でも原作は三作目になる。 ちなみに、7月に3巻「下町ロケット ゴースト」が発売されたばかりなのに、また4巻「下町ロケット ヤタガラス」の発売も決まっている。 すごいハイペースで原作小説が執筆されている

「ウールのフェイクファー」とか「本物に見えるフェイクファー」をもっと売り込むチャンスなのに

2018年7月26日 産地 0

リアルファーに対する風当たりが強まってきたが、リアルファー業界からの反撃も始まった。 リアルファーVSフェイクファーの宗教戦争は、ドイツ30年戦争のようにこれから長い間続くのだろうと思う。 個人的には右翼と左翼の対立のように、どちらかがどちらかを殲滅するまで終わらないだろうと思う。 まあ、それはさておき。 だったらこの隙に乗じて、ウール100%のフェイクファ

アパレルの「デジタル化」は販売方法だけにとどまっている現状

2018年7月11日 ネット通販 0

プリンス氏の企画で有料トークショーを開催することになった。 【告知】8月24日にあのマサ佐藤(佐藤正臣)氏と有料トークショーを開催します。 ぜひともご参加を。詳細は以下のURLで。 https://eventon.jp/13683/     インターネット通販の成長ぶりにアパレル業界は色めき立ち、「IT化推進」とか「デジタル化推進」なんて

3足1000円の靴下を作る国内工場が潤っている理由

2018年7月5日 TOP SELLER . STYLE 0

国内の繊維製品製造の苦境を脱するために「高価格・小ロット」生産が提唱されている場合が多い。 1枚当たりの製造費を高くして製造加工業者の収入を多くする。しかし、高価格品は量は売れにくいから、小ロット生産になる。 小ロット生産にするから製造費が高くなる。 こういう仕組みで生き残りを図る製造加工業者は多い。 これはこれで正解なのだろうが、高価格品を売るということに

縫製工場が自社オリジナル商品開発に挑戦

2018年7月4日 新商品発表 0

先日、三重県の縫製工場、近藤ソウイングの近藤社長にお会いした。 お会いしたというより、近藤社長がわざわざ会いに来てくださったという方が正しい。 一部を除いては国内の縫製工場はなかなか厳しい状況にある。 先日も某ブランドからTシャツの縫製依頼があったそうだが、工賃の安さに驚いたという。 そのブランドのTシャツは店頭販売価格12600円だそうで、1メートル100

儲からないから国内縫製工場は減り続ける ~衣料品の国内生産比率(数量ベース)は2%台に~

2018年6月13日 産地 0

2017年の衣料品の輸入品比率(数量ベース)は98%になったとの報道があった。 国内生産比率は数量ベースで2%になったということになる。 これを受けて、WWDジャパンの6月4日発売号でも記事が掲載されていた。 日経新聞にも同様の報道がある。 衣料品、国産消滅の瀬戸際 輸入比率98%に迫る https://www.nikkei.com/article/DGXM

工場と直接やるなら毎月確実に発注する必要がある ~商社やOEM/ODM会社が必要とされる理由~

2018年5月21日 産地 0

ブランドでもセレクトショップ、百貨店でも同じだが、縫製工場を直接使っての物作りは非常に難しい。 非常に難しいから商社やOEM/ODM会社が仲立ちしている。 近年は、商社やOEM/ODM会社悪玉論が盛んだが、一部のブランドやセレクトショップを除いては、縫製工場と直接やり取りすると失敗する場合がほとんどである。 だから、商社やOEM会社に頼らざるを得ない。 国内

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