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南充浩 オフィシャルブログ

トレンド

世に知られていない製造加工業の技術が多すぎる

2020年11月9日 トレンド 0

個人的には、自分は上っ面のプロモーションとかその類は今でも嫌いである。 やっぱり中身が伴っていてほしいと思う。   しかし、製造加工業者は一部を除いて、本当にプロモーションが下手くそである。 今、メディアは「サステナブル」「エコ」ばかりである。口先だけでもこれを唱えていれば、アホなメディアは大した検証もせずに掲載してくれる。 狡猾(良い意味で)な企

大量生産システムに支えられている受注生産

2020年3月27日 産地 7

今の世の中は、各分野が高度に細分化しているから、全体像は見えにくい。 どうしても自分の携わっている分野のみしか知覚できない。   以前にも書いたが、もう何年も前のことになるが、その頃は、国内の生地産地に今よりも焦点が当たっていた頃だった。 当方も小規模な独立系デザイナーと知り合ったが、どうにも観念が先行しがちな人が多い印象だった。 国産ブームみたい

2020年から国内の繊維製造加工業は本格的に消え始めるのでは?

2019年12月26日 産地 0

先日、マサ佐藤氏から紹介を受けたクラファンがある。   学生×産地伝統『絶滅危惧種のファッションショー』を入場無料で開催したい! https://camp-fire.jp/projects/view/207031   見出しだけ読むとよくあるイシキタカイ系の「産地ガー」とか「モノヅクリガー」のお花畑学芸会かと思ってしまうが、この学生さんた

日常生活に使われることの必要性

2019年12月11日 産地 0

1年半くらい前から老衰の激しかった父に、昨日ちょっと重病が発見された。金曜日に検査の結果を聞くのだが、きっとかなり悪い。 好むと好まざるとにかかわらず、年年歳歳、環境は変わる。ほとんど変わらない年もあれば、急に大きく変わってしまう年もあるが、不変であるということはない。 何年間かは不変に見えても、我々の肉体はその分着実にわずかずつではあるが老化して衰えている

「原価率が高い」ことは「高品質」と必ずしもイコールではない

2019年10月17日 産地 0

最近は「原価率高い自慢」の風潮が少し沈静化したような気がする。 単に「原価率」とだけ言った場合、仕入れ原価なのか製造原価なのかが非常にあやふやでわかりにくい。 まあ、今回は製造原価ということで話を進めようかと思う。   製造原価が高いと製品品質が高いのかというと、一概にそうではない。何らかの目安になるというだけの話である。   このところ

補修・メンテナンスの重要性

2019年9月5日 産地 1

衣料品や生地の国産を守るのは知れば知るほど難しいと感じる。 断っておくと、当方は「国産滅びろ」と思っているわけではない。 国産でやりたいと考えている人がいるなら、それはそれでやれる状況が残ればいいと思っている。ただ、漫然と「国産品です」というだけでは売れないから、工夫する必要があると考えている。 漫然と工夫なく「国産品です。だから高いです」という姿勢で売れな

国産の「糸」が減っているという話を聞いてあれこれ考えたこと

2019年9月3日 産地 0

先日、撚糸工場、織布工場、整理加工場を見学した。 また別の日には合繊メーカーの方と酒を飲んだ。   そんなわけで久しぶりに「川上」どっぷりだったわけだが、今回印象的だったのは、国内で「糸」が作られなくなりつつあるということで、大手紡績の9割は国内工場をなくしているという話題が出たかと思えば、合繊メーカーも国内工場をなくしたり、設備投資を控えて老朽化

「単に日本製というだけ」の商品は売れなくて当たり前

2019年6月18日 産地 0

国内の衣料品市場規模が縮小する中、海外進出を模索する企業が増えている。 アパレルブランドもそうだが、生地工場を始めとする製造加工業やそれらのファクトリーブランドも海外進出を模索するケースが増えた。 しかし、とりわけ製造加工業やファクトリーブランドの海外進出は極少ない成功例とおびただしい失敗例とに分かれており、どのような売り方をすべきかという議論は今でも結論が

どんな企業でも支払いは1円でも安く済ませたい

2019年6月17日 産地 0

繊維製品の国内製造加工業者で「提示される工賃が安すぎる」と愚痴をこぼす人は多くいる。 たしかに提示する方も提示する方で、Tシャツの縫製工賃が1枚200円とかである。1枚200円で1万枚とか2万枚作るなら工場が受けるメリットもあるが、これが100枚程度しか作らないから、工場としてはとても受けられないという話になる。 安く作りたいなら、まず「数量を売る力を持て」

消費者に知られている生地産地と知られていない産地の差とは?

2019年4月22日 産地 0

日本国内に生地産地はいくつもあるが、一般消費者にも広く知れ渡っているのは、岡山・広島のデニムと、今治タオルの2つだろうという話になった。   @minamimitsuhiro とサシ飲み中。 — ハラヤスト@毎日着てしまう服を考えるしごと (@yasutohara) 2019年4月18日   オールユアーズの原康人さんと1年ぶりくらいに飲

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