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南充浩 オフィシャルブログ

ネット通販

「ネット通販をやれば必ず売れる」という時代ではなくなったという話

2023年4月21日 ネット通販 0

流通小売業界における「ネット通販を開始したら無条件で売れる」という盲信もそろそろ終わってきているのではないかと思う。 当たり前だが、ネット通販でも実店舗同様に好調店・横ばい店・不調店の3種類が出現している。 また大手だから好調とも限らないというのも実店舗と変わらない。 一例を挙げるとするとこの記事である。 セブン&アイ子会社のEC売上は軒並み前年割れ | ネ

ネット通販比率の上昇は頭打ちに

2023年2月9日 ネット通販 1

以前、インターネット通販での洋服の買い物について「答え合わせみたいな感じがする」と言った知人がいた。 この知人は、インターネット通販の専門家だが、その専門家にしてインターネット通販での買い物が「期待」よりも「答え合わせ」と答えたということが強く印象に残っている。 当方も勉強のつもりでインターネット通販で服を買うようになったが、近年はやはり「答え合わせ感」が強

「選択と集中しすぎる」ことの危険性

2023年1月26日 ネット通販 0

当方が最近、強く「デジタル化が進んで来たなあ」と痛感したのが、スーパー万代にバーコード付きメンバーズカードが導入されたことと、アプリが出来上がったことである。 当方の食生活の95%くらいはスーパー万代の値下げ品なのだが、1年半くらい前まではメンバーズカードすらなかった。 さすがにレジはバーコードスキャンのPOSレジだったが、それ以外は昔ながらの食品スーパーだ

Amazonの日本売上高比率が年々下がっているという話

2022年12月1日 ネット通販 6

今日から12月である。 早いもので2022年も残り1か月となってしまった。年を取ると月日の流れる速度が増しており、最近などは若い頃の2倍速くらいで過ぎてゆく。 この分なら、当方の寿命が尽きるまでもあっという間に感じられるだろう。そろそろ終活を本格的に始めようと思う。   さて今回は本当に個人的な感想である。そうではないという方がおられたら、ぜひとも

「EC化率が高ければ高いほど優秀」という論調の意味不明さ

2022年10月6日 ネット通販 0

2020年にコロナ禍による店舗の長期休業によってネット通販売上高は格段に上がった。 過去にもブログで採りあげているので、細々したことは繰り返さないがだいたい20%増くらいになった。理由は実店舗の多くが長期休業していたからネットで買わざるを得なかったからである。 21年に入ると、飲食店の営業時短はあったものの、それ以外の店舗の長期休業は特殊な場合を除いてほとん

b8ta(ベータ)のポップアップ店を見学したがマスコミや識者の熱狂ぶりがよく理解できなかった話

2022年8月30日 ネット通販 1

業界メディアでこれまでさかんに報道されていたので、先日、阪急百貨店うめだ本店の9階催事広場で開催された「b8ta(ベータ)」の期間限定売り場を見学に出向いた。       なぜ、b8taでベータと読むのかはわからない。 これは業界メディアと百貨店が今注目している「売らない店」の一つである。 この分野には非常に疎いジジイだが、とり

当たり前のことが低評価レビューになってしまうことの弊害

2022年8月1日 ネット通販 1

超高価格帯のラグジュアリーブランドを除いて、その一歩手前にある百貨店向けブランドやファッションビルブランドがイマイチ振るわなくなった理由の一つとして、これらの中級上位から高価格帯下位にあるブランドの商品がベーシック化して同質化してしまったことも挙げられると考えている。 2000年前半くらいまでのファッションビルブランド、百貨店向けブランド、DCブランドの商品

日本のネット通販比率が大幅に上昇しないのは当たり前という話

2022年7月25日 ネット通販 1

最近は洋服のネット通販サイトをウォッチするのがかなりめんどくさいと感じる。 1つには、自身の加齢による欲望の減退があり、衣料品にもそれは及んでいるということである。強い欲求があるのはガンプラくらいだろうか。それとても近年の品薄状態なら「クソ転売ヤーにお布施するくらいなら無理に買う必要はない」と思っている。 もう1つは、洋服関係のネット通販サイトの乱立だろう。

定着し成熟期に入ったといえるネット通販

2022年7月8日 ネット通販 0

どんな目新しい事物も登場してから時間が経過すれば必ず普及し陳腐化してしまう。 その昔、40年前とか35年前とかは、ファミリーレストランは「ハレの日」向けの飲食店だった。 iPhoneも出始めてからの何年間かは新機種が出ると徹夜で並んで買う人がそんなには珍しくなかった。 だが、今はどうだろうか。 ネット通販も同様である。 通信販売という業態自体はさほど目新しさ

学生が好きなブランドラインキングにランクインしないSHEINの人気

2022年6月28日 ネット通販 2

半年くらい前から中国発の急成長ネット通販専用ファストファッションブランド「SHEIN(シーイン)」が話題となっている。 個人的には国内での動向を見ていると、メディアや自称識者先行と感じられるが、国内で急成長が期待できるビッグブランドは無いから、メディアや自称識者が飛びついてポジショントークをすることは仕方がないと見ている。 国内のメディアや自称識者は 「学生

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