MENU

南充浩 オフィシャルブログ

機能性・快適性は低いけれど着用するという評価基準

2026年7月15日 商品比較 0

関西は梅雨明けしてから、今年初めての猛暑日となっている。

これだけ暑いと当方はもう半ズボン生活である。別にモテ男なんてこれっぽっちも目指していないから、よほどの事情が無い限りは9月末までほぼ半ズボンで生活することになる。

とはいえ、仕事などで半ズボン着用がはばかられる場合は長ズボンを着用するが、吸水速乾で薄手生地のスラックスタイプしか着用しない。

綿100%の厚手生地のズボンは秋になるまで絶対に着用しない。ビンテージ系ジーンズなんてもってのほかである。理由は暑いからだ。

そんなわけで、当方は身に着ける物は極力、機能性を重視している。もちろん、色・柄・デザインなども重視するが、機能性優先である。

そのことに対して何の後悔も無い。我慢してまで服や靴を着用する趣味は無い。

 

 

 

さて、トレンドアイテムではあるが、機能的ではなく快適性が低い物としてローファー類が挙げられる。

オーダーメイドなら話は別だが、既製品となると紐やストラップで調整ができない分、ローファー類は履き心地が悪い。その木型にピッタリ合致した足にしかフィットしない。

これは商品の価格が高い低い、品質の高低の問題ではない。物理的にそうならざるを得ないという話である。

当方も数年前にイキってジーユーで2990円に値下がりした本革のローファーを買ってみたが、足が木型に合わず中敷きを入れるなどの工夫を凝らしてみたが、やっぱり合わない。ほぼ靴箱の肥やしになってしまっている。

 

 

そんな中、ローファー型のアッパーにスニーカーのソールを取り付けた「ローファースニーカー」の人気が高い。特にワークマンのローファースニーカーは入荷後即完売で、店頭に陳列されているのを見たことが無い。リカバリーウェア「メディヒール」と同じくらいの消失率だが、生産数量はメディヒールよりはるかに少ないのだろう。余計に品薄感を高めている。

ローファースニーカーの嚆矢はニューバランスだと思われるが、ワークマンはそれをコモディティ化した。

で、靴の良心的な専門家は、ワークマンを含めすべてのローファースニーカーを「履き心地」「歩きやすさ」の点で辛い評価を付けている。

代表例は、このブログでも何度か紹介した佐藤靖青氏だろう。彼の解説は「歩き心地」「快適性」という点においては、ローファースニーカー以外も非常に勉強になる。

 

 

 

また別のユーチューバーも「快適性」「機能性」「歩きやすさ」という点においては明確にローファースニーカーに辛い評価を下している。

このチャンネルである。これも非常に勉強になった。

 

見ていただければわかるが、ワークマン、ニューバランスともに明確に機能性・快適性という点においてローファースニーカーに低い評価を下している。佐藤氏とほぼ同様の基準である。

 

 

 

個人的には先述したように服や靴を着用するために我慢する気などさらさらないので、今後、よほど改良されて機能性を確保されれば話は別だが、それまではいくら流行ろうとローファースニーカーを買うことは無い。もちろんローファーも買うことは二度と無い。

で、今回ご紹介した動画で感心したのは、実は快適性に対する評価ではない。

結末まで見ていただければわかるが、動画のUP主は、このローファースニーカーを評価しているのである。彼が評価しているのはファッション性においてである。要は「見た目がかっこいいかどうか」という話である。

さらに最後にはこう言い切っている。「履いてみてかっこいいから機能性は低いけど、これからも履く(意訳)」である。

 

 

 

個人的に感心したのはその部分である。

当方とはまるで違う評価基準だが、それこそ多様性である。当方に押し付けさえしなければそういう評価基準が存在することは当然である。

いろいろと、機能性については低いことは理解しつつも、ファッション性・トレンド性を最優先するという判断基準はそれはそれで一つの在り方である。それでいて、機能性重視の客層を否定しているわけではない。機能性は低いが自分はファッション性を評価して履くというスタンスである。

この動画主のスタンスは実に明快でわかりやすい。また他の客層を否定しているわけではない。

そこを評価したい。

 

 

 

概して、ファッション系(服、靴)の発信者は、他の客層を否定しがちである。

特に「高品質ガー」「ファッション性ガー」「高価格命」あたりの層は、コスパ層や機能性層を否定しがちである。少なくとも当方にはそのように感じられる。

いくら否定しても評価基準が異なるから平行線のままで一致点を見ない。最終的には罵倒し合って言い捨てて終わりである。そして、お互いに「あいつらはめんどくさい。理解不能」という評価で終わる。

しかし、評価基準なんて人それぞれである。

猛暑日に分厚いビンテージ系ジーンズを着用している人は否定されるべきではない。当方は穿きたくないし、穿けと言われれば断固として断る。それだけのことだ。

イマイチわかりにくいと感じられる「ファッション性重視層」もこの動画主のようなスタンスで解説・啓蒙活動をしてみてはどうか?と動画を視聴しながら思った次第である。

 

 

・お知らせや仕事の依頼がありましたら、Gメールまでお願いします。
minamimitsuhiro0423@gmail.com

 

 

 

この記事をSNSでシェア

Message

CAPTCHA


南充浩 オフィシャルブログ

南充浩 オフィシャルブログ