ワークマンが個人経営フランチャイズ店に昨年までこだわり続けた理由が皆目わからない
2026年6月19日 企業研究 0
ワークマンを愛用しているが、購買頻度はジーユーに比べるとかなり低い。
昨年5月から断続的にリカバリーウェア「メディヒール」を買っているが、それとて、昨年5月に半袖半ズボンセットを1組買ってから、9月に長袖長ズボンを1セット買った。今年5月に洗い替え用に半袖半ズボンを探したが半袖が売り切れていたのでメディヒールの半袖インナーを代わりに買った。半ズボンは売れ残っていたのを買って、これを1組として着用している。
あとは布団用敷きパッドを1つ買った。
これ以外の洋服だと昨年12月に買った1900円の万能パンツくらいである。
それよりは靴を買う頻度の方が高い。4月に防水スニーカー2500円で買った。5月にも耐久撥水・手を使わずに履けるスニーカー「アクティブハイクハーディ」(2500円)を買った。
個人的には洋服より靴の方が優れものが多いというイメージがワークマンには固まりつつある。
いつも覗くのは、天王寺MIOとなんばシティの「ワークマン女子」だが、両店ともに平日昼間でもかなり賑わっていて、たまにレジで行列ができている。
平日昼間にレジに行列ができる店は衣料品界隈では、ワークマンかユニクロ、ジーユーくらいしかない。
恐らく、今後はMIOもなんばシティも屋号はワークマンカラーズに随時切り替わっていくと思われるが、ファッション需要を取り込みたい「ワークマンカラーズ」「ワークマン女子」を拡大していくにあたって、従来型ワークマンの「個人経営フランチャイズ店のみ」という出店方法では実現不可能だと考えていて、そのことは何度かこのブログでも書いたことがある。
そもそも、個人経営者は一部の例外を除けばそんなに資金力は無い。そうなると、地価の安い郊外ロードサイドに出店することはできても家賃の高い都心ファッションビルやショッピングモールに出店することは難しい。
さらに一人の個人経営者が何店舗も出店することはもっと難しい。経営と販売の神様みたいな経営者ですらせいぜい5店舗くらいの出店・運営が限界だろう。
ファッション需要獲得を目的としたワークマンカラーズ、ワークマン女子を拡大するためには、ファッションビルやショッピングセンターへの出店が不可欠だし、それらを一気に複数店出店して拡大するという資金力も不可欠になる。
恐らく、ワークマン経営陣もそのことは理解しているだろうと思われる(理解していなかったのだったらよっぽどのアレである)が、これまで捗々しい動きをほとんど見せなかった。
しかし、今回、かなり大規模なフランチャイズ店舗運営業者と提携を結んだ。
これで一気に出店拡大は加速すると思われる。
ワークマン/G-7グループとFC契約、Workman Colorsイオンモール川口店9月オープン | 流通ニュース
今回の契約をもとに、G7リテールジャパンは「Workman Colorsイオンモール川口店」(埼玉県川口市、店舗面積572m2)を9月4日、「Workman Colors モラージュ柏店」(千葉県柏市、同495m2)を9月18日オープンする。
「イオンモール川口店」の売り上げ目標は5億3000万円で、大阪なんば、池袋サンシャイン店に次ぐ売り上げ3位を目指す。
なお、「モラージュ柏店」の売り上げ目標は3億5000万円。
とのことである。
このニュース自体は他の媒体でも報道されていたが、G7グループってなんやねんというのが触れられていないものがほとんどだった。
検索で調べてみようと思っていた矢先にこの流通ニュースが触れていたわけである。個人的にはトライダーG7しか思い浮かばなかったのだが。
ワークマンは昨年9月1日から、Workman Colors店のショッピングモール内店舗に限り、法人FCと複数店運営を解禁した。既に法人12社と22件の出店契約を締結。うち、11店が稼働中だ。
とあるように、昨年9月からやっと法人FCの複数店運営を解禁したわけだが、逆に言うとワークマンはなぜ、頑なに個人FCの個店経営しか認可していなかったのだろうか。もっと早くに撤廃していれば、店舗数は今よりも格段に増えていたのではないだろうか。個人経営FCにこだわったことでの機会損失というのはワークマン本社が認識しているよりも大きいのではないかと思う。
それはさておき。
G-7ホールディングスは「オートバックス」にフランチャイズ加盟している「G-7・オート・サービス」をはじめ、「業務スーパー」にフランチャイズ加盟している「G-7スーパーマート」などを傘下に持つ持ち株会社。毎年、店舗を増やし続けて、日本最大規模のメガフランチャイジーに成長している。
とのことで、小売店舗網運営に関してはプロ中のプロということになる。
人員配置やマネジメントに関しては何の心配も無いだろう。
ただ、オートバックス、業務スーパーなどが主力なので、衣料品店、しかもファッション客が多め、というワークマンカラーズの運営については懸念は残る。もちろん運営して行くうちに手慣れて、知見・ノウハウが蓄積されることは間違いないだろうが、その勘所を得るまでの期間は少し混乱や迷いが生じるかもしれない。
昨年9月から法人FCを解禁にしたことは、遅すぎたきらいは多々あるが、やっと、まともな判断が下されたと評価したい。
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