南充浩の繊維産業ブログ

ファッションブログ・・・・と言いたいところだけれどもそこまでファッションに特化していないし、能力的にもできない。そこで繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般についてぼちぼちと書きます。たまにマスコミ、経済問題についても書く予定。よろしくお付き合いください。 お仕事の依頼は minami_mitsuhiro@yahoo.co.jp まで。

繊維業界新聞の記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下まで担当。 同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。 現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

レイジブルー

5,500円に値下がりしたチェスターフィールドコートを買ってみた

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 2014秋冬のメンズの最トレンドアイテムと目されていたのがチェスターフィールドコートである。
しかし、実際のところこれを真冬に着るのはつらいから売れるのかどうかと疑問に感じていた。

その最大の理由は生地が薄いことである。

ダッフルコートやPコートに比べて圧倒的に生地が薄い。
(昨今は原料高とコスト削減からペラペラの薄っぺらい安物ダッフルやPコートも店頭に並んでいるが)

またダッフルやPコートのように薄い中綿を入ったタイプの商品があるわけでもない。

要するに、セーターの上からこれを1枚羽織ったところで真冬には寒いのである。
「ファッションは我慢だ」と割り切れる人は苦にならないだろうが、昨今、ダウンジャケットがこれほど行き渡っているのは、低価格化で買いやすくなったと同時に「軽くて暖かいから」である。

そう考えると、「我慢しない」というダウン愛好人口がこれだけ存在するということは、メンズカジュアル市場において「我慢」を強いるチェスターフィールドコートは業界やファッション雑誌が期待するほど売れるはずがないと思っていた。

そもそもチェスターフィールドコートはカジュアルセーターの上から着用するような防寒着ではない。
スーツやそれに類したジャケットパンツのセットアップの上から着用する物だから、アウトドアやミリタリーが起源のダッフルコートやPコートほど生地が厚くなくて当然である。


実際に業界で取材をしてみると、チェスターフィールドコートは期待ほど売れなかったという声の方が多かった。
ただ、ダウンは飽きられているから代わりに軽量厚手生地のダッフルやPコートが予想よりも売れたと聞いた。
トレンドも重要だが、機能性も重要なのである。
個人的には昨今の消費者はトレンドよりも機能性を重視していると感じられる。
トレンドのみの商品はまず売れないが、機能性のみの商品はそれよりも動く。
一番売れるのは当たり前だがトレンドと機能性が両方備わっている商品である。


個人的にはたかがファッションで暑い・寒いを我慢させられることは大嫌いなので、この風潮は大歓迎である。


反対に今秋冬もっともヒットしたのはインナータイプのダウンジャケットだろう。
ただし、大ヒット初年度ということで各ブランドとも完成度は今一つで次年度以降はさらに改良されるだろうと考えている。
以前にもユニクロのインナーダウンの改良点をまとめたが、某カジュアルブランドのデザイナーによるとユニクロに限らず、各ブランドのインナーダウンはすべからく完成度が今一つで改良点があるという。
いわく、Vネックが深すぎる、フロントのジッパーはダブルジップの方が機能的だ、袖口のゴム絞りは不要、などなどである。
次年度の改良版に期待したい。

先ほどのチェスターフィールドコートはこのインナーダウンと組み合わせることでようやく真冬の着用に耐えられるようになるのではないか。
次年度はこれをアンサンブルとして販売してみてはどうだろうか。


と、前置きが長くなってしまったが、2月に入って、冬物の最終処分が行われている。
当然、筆者は処分品を買った。


年末にユニクロのインナーダウンを入手したので、清水の舞台から飛び降りるつもりでチェスターフィールドコートの処分品を購入した。

と言っても価格は値引き後5500円(税抜)である。

写真 11





久しぶりにポイントの「レイジブルー」で購入した。
元値は11,000円で、この定価もユニクロの定価を下回っているのだから格安だといえる。
それの半額なので超格安であるが、オンライン通販では期間限定でこれよりも安く4752円(税込・送料無料)で販売されていた時期があるので、そこで買えなかったことを後悔している。

昨今のブランドは身幅が細身になるとともにアームホールが狭くなっている。
だから試着をしてみないと購入に踏み切れない。
試着できる日程までその限定期間は続いていなかったということである。

もし、限定期間がもう少し長く続いていたら店頭で試着して、間違いなくオンライン通販で買うつもりだった。
(店員さんごめんなさい)
なぜなら店頭ではずっと5500円のままだったからだ。
残念ながら限定期間は終わっていた。
やはり即断即決は重要である。


ついでに、ライトオンで紺ベースのチェック柄のネルシャツを買った。
これはプライベートブランドだが「バックナンバー」ではなく「スパイスアイランド」である。
定価2900円が、税抜900円に値下がりしていた。

写真 21





まずまずのお買い得品だったのではないかと自己評価している。


購入したチェスターフィールドコートはチャコールグレーと黒のチェック柄。
もう一色、紺とブラウンのチェック柄があったがこちらは店頭では見たことがなく完売したようだ。
オンライン通販でも完売していた。

使用素材がちょっと変わっている。

ポリエステル46%
ウール39%
アクリル7%
レーヨン3%
ナイロン3%
綿2%

となっており、6者混という複雑な配合である。
これほど複雑な配合の素材がなぜ作られたのかちょっと理解できない。
綿2%なんて入ってても入っていなくてもほとんど変わらないので、ポリエステル・ウール・アクリル混でも良かったのではないかと思う。
もしくはそれに、レーヨンかナイロンか綿を加えた4者混で充分だったのではないか。


余談だが最近、ユニクロの投げ売り価格が値上がりしたと感じる。
以前なら投げ売り品は990円まで値下がりしていたが、これが1290円で止まっている。
投げ売り最低ライン価格が300円値上がりした。


一般ブランドの最終処分値を見ていると洋服はまだまだ値上がりしていないと思うが、ユニクロの投げ売り最低ライン価格を見ると洋服が少し値上がりしたと感じる。


さて今後、他ブランドはユニクロほど巧妙に投げ売り最低ライン価格を上げることができるだろうか。

格安品は2年寝かせると効果的

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 先日、こんな短い記事を見つけた。

真のユニクロマスターは服を買ってもすぐに着ずに1年間寝かせる
http://rocketnews24.com/2011/08/17/122373/

タイトルだけで中身がわかる「良記事」なのだが、
少し引用する。

街を歩いていて、同じユニクロの服を着ている人がいると恥ずかしいと感じる人もいるようだ。しかし、ユニクロを極めたユニクラーは、「ユニクロを着用していながらユニクロを着ているようには見せないテクニック」を使っているという。そのテクニックとは……。

ユニクロで服を購入してもすぐに使用せず、1年間寝かせてから着るのである。つまり2010年8月に購入したユニクロの服を2011年8月に着るわけだ。そうすることにより、街を歩いても同じデザインのユニクロを着ている人と出会うことがないのである。
(引用終了)

わざわざ指摘した方はいないが、これってけっこう多くの方々が無意識のうちに使っていたワザなのではないだろうか。
筆者の手持ちの服で言うと、3年くらい前に買った「ライトダウンジャケット」がある。
そう、ウルトラライトダウンの1つ前の形で、羽毛量はウルトラライトより多い。
黒の無地という非常にベーシックなデザインを4990円に値下がりしたときに買ったのだが、難点が一つある。
前身頃を止めるファスナーが白で着色されている。
このため、黒の中に、白いラインが一本縦に走ることになる。

CA3G0126





当然、2008年はこの前身頃を白いラインが縦断する「ライトダウン」を多く見かけた。
見かけるたびに「ああ、あなたもユニクロですね」と心の中でつぶやき、奇妙な連帯感を感じたものだった。
さて、1年後だが「ウルトラライトダウン」が発売され、「ライトダウン」は廃番になった。
当然だが、着用している人の割合は減った。さらに2010年はもっと減った。
この調子で行くと、2011年の冬はさらに目立ちにくくなるだろう。

こう考えると、ユニクロのセールで買った服は1年どころか2~3年寝かすとさらに使い勝手が良くなる。

そしてこれは、無印良品やGAP、ライトオンなどのセール品にも同じことが言える。

筆者の全身は、だいたいユニクロと無印良品とGAPで固まっており、一部にレイジブルーとライトオンとジーンズメイトが挿入されている。もちろんいずれもセール品だ。定価で買った服など一枚もない。
無地のチノパンなどは、買った翌日に穿いていてもそう目立たないが、チェックやストライプなどの柄物や、無地でも目立つ色彩の物や特徴のある形は、どこの商品なのかが丸わかりである。
同じ服を着ている人を何人も見かける。

これが2年くらい経過するとほとんど同じ服の着用者を見かけなくなる。

現実的には1年も2年も着用せずに寝かせることは経済効率が悪いので、登場回数を少なめにする程度だろうと思うが、2年くらい前に買ったセール品を重点的に着用すると、同じブランドで被る人がかなり少なくなる。

経済効率優先で服を買う方はぜひ一度試してもらいたい。

天王寺地区のセール状況

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 1月5日、天王寺の商業施設のセール状況を見て回った。
ほんの趣味のようなものなので、見たのはメンズ売り場だけとなっている。リサーチしたのは、天王寺MIO、阿倍野HOOP,阿倍野アンドである。
冬休み中ということもあり、平日の昼間だが、各ビルとも入場客は予想以上に多かった。
天王寺というローカルな地域でまことに恐縮している。


天王寺MIO

・5階メンズフロア
まず「レイジブルー」が店頭で活発に呼び込みをしている。入店客は非常に多い。ななめ前の同じポイントグループの「HARE」もお客が多い。5階フロアで店員が大声で呼び込みをしていたのは「レイジブルー」だけだった。
「レイジブルー」のお買い得品はケーブル編みアランニットと、フェアアイルニットだろう。両方ともウール100%で、値段は3300円に値下がりしている。

となりの「メソッド」はレッドペッパージーンズの2割引きをやっている。入店客は多いが、レッドペッパーが目玉というのはどうなのだろうか?刺繍やら切り替えやらのゴテゴテコテコテが売りのレッドペッパージーンズは今のトレンドとは大きく外れている。根強いファンはいるが、大多数には支持されない。

タカキューの「セマンテックデザイン」。ここはまだ10500円の福袋がそこそこの数が残っている。

奥に行くに従って客数が減っており、人気店との差がくっきりと浮かび上がる。

・6階に移動
「チャオパニック」
アウトドアテイストのカジュアルがトレンドとなっているため、チャオパニックの業績は好調。それを受けてなのか、値引き率は低い。せいぜい10~30%オフというところ。他店が50%オフからスタートしていることを思うと、かなり強気の姿勢だ。それは好調の裏返しだろう。
ボアフリースベストがあったのだが、7000円前後の値段が付いていた。かなり素材は厚い。他社の2900円くらいのボアフリースは薄くてペラペラしている印象があるが、消費者の好みはどちらを選ぶのかはわからない。
個人的には厚手のボアフリースの方が好きである。


阿倍野HOOP
・1階「ビームス」
ここはセールの時を含めて年に数回しか自分は入店しない。
毎回セールをチェックしているが、オリジナルのジーンズが常に買いやすい値段に下がっている。今回はワンウオッシュ5500円、ヒゲ加工6000円だった。だいたい毎回この値段である。
生地はやや薄い印象があり、おそらく12オンスくらいだと思う。
薄くて柔らかい素材がトレンドなので仕方がないのだが、個人的には13・5オンス~14オンスのジーンズが好きだ。

・2階「ユナイテッドアローズ グリーンレーベルリラクシング」
ここも毎回セール時期にしか入店しないので、年に数回行くくらい。毎回セールは40%オフからのスタート。今年も40%オフだったが、入口に「1月7日よりmore sale」と告知してあり、「それなら7日に買うよね」と思った。
しかし、事前に告知すると言う姿勢は評価したい。


阿倍野アンド
・4階「無印良品」
個人的によく買う場所。最近はユニクロに飽きてきたので無印比率が高まっている。売り場はかなりセール品が売れてなくなっている状態。大阪地区の品ぞろえが一番多いのは、高島屋横の無印良品難波店であり、各店の売れ残りセール品も最終的に集められることが多く、セール終了時期に難波店を訪ねてみたい。

・2階にアーバンリサーチドアーズ、1階にシップスがあるが、この日のシップスの客入りは少しさみしい感じがあり、アーバンリサーチドアーズは得意のアウトドアテイストでそこそこ集客ができていた。

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