南充浩の繊維産業ブログ

ファッションブログ・・・・と言いたいところだけれどもそこまでファッションに特化していないし、能力的にもできない。そこで繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般についてぼちぼちと書きます。たまにマスコミ、経済問題についても書く予定。よろしくお付き合いください。 お仕事の依頼は minami_mitsuhiro@yahoo.co.jp まで。

繊維業界新聞の記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下まで担当。 同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。 現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

ビームス

日本製を巡る右往左往

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 先日、ビームスは、日本のモノ、コト、ヒトをキュレーションする新プロジェクト「ビームス チーム ジャパン(BEAMS TEAM JAPAN)」を2016年4月にスタートすることを発表した。

また、クロスカンパニーは、グループ会社として新会社キュレーションジャパンを設立。日本のプレミアムな文化や技術などを国内外に紹介するウェブサイト「プレミアムジャパン(premium-j.jp)」を9月28日に開設した。

このところ、大手企業によるメイドインジャパンへの注目が高まっているが、「なんだかなあ」と釈然としない部分がある。

これまで散々中国製品を販売しまくったのにどういう風の吹き回しだろうか。
企業は売れてナンボみたいなものだから、今は日本製が売り易いという判断をしたということだろうか。

そういえば、TSIホールディングスも不可解な発表を先日していた。

TSIがワールドの縫製工場を買収 国内生産を強化
https://www.wwdjapan.com/business/2015/10/20/00018374.html

TSIホールディングスは、ワールドの子会社が宮崎県都城市で運営する縫製工場を10月末に買収する。アパレル業界では円安による海外生産のコスト上昇で国内生産への回帰が急速に進んでいる。高品質で安定的な生産ラインを確保することで、ブランド価値を高める。

 東京スタイルとサンエー・インターナショナルの統合によって2011年に誕生したTSIは、この間、ブランドや店舗の縮小などのリストラに軸足を置き、栃木県宇都宮市や岩手県盛岡市にあった自社工場も閉鎖した。15年2月期で統合後初の営業黒字を達成し、再建にメドをつけたことから、再び国内生産基盤の強化に乗り出す。TSIはすでに都城市に自社工場を持っているが、こちらは閉鎖し、取得する工場に統合する。TSIの国産比率は委託工場を含めると27%。この1年だけで5ポイント上昇している。買収した工場と既存の山形県米沢市の自社工場と合わせて、国産比率を3割以上に高める。

 TSIが買収したのはワールドの子会社ワールドインダストリーファブリックの縫製工場。約110人の従業員が働き、スカートやワンピースを年間19万点生産している。ワールドインダストリーファブリックは主力の岡山工場に生産機能を集約させ、効率化を図る。


とのことである。

国産比率を高めるという意向はわからないではないが、じゃあどうして先に自社工場を廃止しているのだろうか。
そしてなぜ今、また他社の工場を買収するのだろうか。

個人的には単にブームに乗っかろうとしているだけとしか見えない。
で、国産比率を30%に高めてどうしたいのだろうか。
それがブランドステイタスの向上につながると考えているのだろうか。

ブランド価値を高めると考えているなら元からの国内工場を大事にした方がよかったのではないのか。


企業は儲けてナンボだから売れそうなコトに飛びつくことはわかるのだが、これまで「利益重視」で中国生産へ切り替えていったのは何だったのだろうか。

経営はそのときどきの状況に応じて柔軟に対応すべきだが、このところのこれら大手の動きは、単に右往左往しているだけに見えて仕方がない。

大手のメイドインジャパン熱はどれくらいで覚めるのだろうか。











6月16日、夏のセール始まる

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 昨日の6月16日から、一部で夏のセールが始まった。
関西の昨日の最高気温は22度。関東の今日の予想最高気温は21度、どちらも四月ごろの気温で「夏」というには程遠い。本格的な「夏」が来る前に夏物セールが始まるのだから、消費者としてはうれしい限りだ。
気候で言えば、昨年よりも今年の5月・6月は平均気温が低い。

今回のセールで話題となったのは、ルミネだが、
ルミネは各テナントが3グループに別れてセールがスタートする。
先行組は6月16日から、その次は6月24日から、
最後は7月1日からとなる。
そうは言っても7割くらいのブランドが昨日からセールをスタートさせている。


ちなみにビームスも各店舗で、昨日から店内一部セールを開始している。
セールになった商品はだいたい店内の3割~4割程度を占めるという目測である。
値下げ幅はそれほど大きくなく、メンズのシャツ類で5500円~、となっており
だいたい30%オフ程度だろうと計算される。

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さて、今回の夏セールだが、
「震災の影響もあり異例の早さで、来年以降常態化するものではない」とルミネは発表しているが
果たしてそうだろうか?
個人的には「来年以降も常態化するのではないか」と考えている。
ルミネやビームスが「来年以降も常態化したい」と思っているわけではないことは重々承知の上だ。

牛丼の価格が一度下がると、なかなか値上げしにくいのと同じで、
一度、セールを早期に開催してしまうと、なかなか7月スタートには戻しにくい。
今回は「震災の影響」もあって16日スタートだったが、昨年も6月25日スタートというショッピングセンターやブランドも数多くあった。
それ以前でいえば、8月にセールだったのが、7月末になり、それが7月中旬になり、7月1日スタートへと20年かけてジワジワと早まってきた。
正確ではないかもしれないが、3年ほど前から、ついに6月25日ごろにスタートするようになった。

売上がおもわしくない時、もっとも手っ取り早い打開策の一つにセールがある。
洋服の消費がおもわしくない現状では、早い時期にセールをすることでなんとか在庫を消化せざるを得ないブランドがほとんどである。

来年以降も6月半ばスタートが固定するかどうかは不透明だが、まちがいなく6月25日スタートは常態化するだろう。
夏と冬にセールをするという業界の商習慣はそろそろ意味をなさなくなってきており、
GAPやポイント、ユニクロのように「入荷後一定期間を過ぎた商品は一律に値下げしていく」という販売方法の方が、現在の消費動向に即したものではないだろうか。

天王寺地区のセール状況

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 1月5日、天王寺の商業施設のセール状況を見て回った。
ほんの趣味のようなものなので、見たのはメンズ売り場だけとなっている。リサーチしたのは、天王寺MIO、阿倍野HOOP,阿倍野アンドである。
冬休み中ということもあり、平日の昼間だが、各ビルとも入場客は予想以上に多かった。
天王寺というローカルな地域でまことに恐縮している。


天王寺MIO

・5階メンズフロア
まず「レイジブルー」が店頭で活発に呼び込みをしている。入店客は非常に多い。ななめ前の同じポイントグループの「HARE」もお客が多い。5階フロアで店員が大声で呼び込みをしていたのは「レイジブルー」だけだった。
「レイジブルー」のお買い得品はケーブル編みアランニットと、フェアアイルニットだろう。両方ともウール100%で、値段は3300円に値下がりしている。

となりの「メソッド」はレッドペッパージーンズの2割引きをやっている。入店客は多いが、レッドペッパーが目玉というのはどうなのだろうか?刺繍やら切り替えやらのゴテゴテコテコテが売りのレッドペッパージーンズは今のトレンドとは大きく外れている。根強いファンはいるが、大多数には支持されない。

タカキューの「セマンテックデザイン」。ここはまだ10500円の福袋がそこそこの数が残っている。

奥に行くに従って客数が減っており、人気店との差がくっきりと浮かび上がる。

・6階に移動
「チャオパニック」
アウトドアテイストのカジュアルがトレンドとなっているため、チャオパニックの業績は好調。それを受けてなのか、値引き率は低い。せいぜい10~30%オフというところ。他店が50%オフからスタートしていることを思うと、かなり強気の姿勢だ。それは好調の裏返しだろう。
ボアフリースベストがあったのだが、7000円前後の値段が付いていた。かなり素材は厚い。他社の2900円くらいのボアフリースは薄くてペラペラしている印象があるが、消費者の好みはどちらを選ぶのかはわからない。
個人的には厚手のボアフリースの方が好きである。


阿倍野HOOP
・1階「ビームス」
ここはセールの時を含めて年に数回しか自分は入店しない。
毎回セールをチェックしているが、オリジナルのジーンズが常に買いやすい値段に下がっている。今回はワンウオッシュ5500円、ヒゲ加工6000円だった。だいたい毎回この値段である。
生地はやや薄い印象があり、おそらく12オンスくらいだと思う。
薄くて柔らかい素材がトレンドなので仕方がないのだが、個人的には13・5オンス~14オンスのジーンズが好きだ。

・2階「ユナイテッドアローズ グリーンレーベルリラクシング」
ここも毎回セール時期にしか入店しないので、年に数回行くくらい。毎回セールは40%オフからのスタート。今年も40%オフだったが、入口に「1月7日よりmore sale」と告知してあり、「それなら7日に買うよね」と思った。
しかし、事前に告知すると言う姿勢は評価したい。


阿倍野アンド
・4階「無印良品」
個人的によく買う場所。最近はユニクロに飽きてきたので無印比率が高まっている。売り場はかなりセール品が売れてなくなっている状態。大阪地区の品ぞろえが一番多いのは、高島屋横の無印良品難波店であり、各店の売れ残りセール品も最終的に集められることが多く、セール終了時期に難波店を訪ねてみたい。

・2階にアーバンリサーチドアーズ、1階にシップスがあるが、この日のシップスの客入りは少しさみしい感じがあり、アーバンリサーチドアーズは得意のアウトドアテイストでそこそこ集客ができていた。

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