アパレル業界での中国ビジネスの自称カリスマだったOEM会社、UFOの谷絹子社長が再逮捕されて1ヶ月弱が経過した。
UFOは今年春に民事再生法を申請していたのだが、その後、大阪市の衣料品卸売り企業から3億円を詐取したとの疑いで、10月上旬に逮捕。また10月下旬には、みずほ銀行とりそな銀行から合計82億円を詐取したとして再逮捕された。

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逮捕容疑は、共謀して08年1~6月、U社などが中国の子会社から衣料品を輸入する取引を偽装。りそな銀行とみずほ銀行に虚偽の売買契約書などを示して信用状計30通を発行させ、立て替え払いされた輸入代金を詐取した、としている。

 信用状を使った貿易取引は、金融機関が輸出業者に代金を立て替え払いし、貨物引き取り後に輸入業者に返金させる仕組み。両容疑者は、子会社にU社への代金振り込みを求める委任状を銀行側に提出させ、U社への代金を立て替えさせていたという。

 特捜部は23日、民事再生手続き中に裁判所選任の監督委員に虚偽の財務書類を提出したとする民事再生法違反の罪で絹子容疑者を起訴。誠容疑者は処分保留とした。

<U.F.O.>82億円詐取容疑で社長ら再逮捕 輸入偽装(Yahoo!ニュースより)

とのことである。

ここで疑問なのが、民事再生法申請後に合計82億円もの大金を詐取されたみずほ銀行とりそな銀行の審査の甘さである。
民事再生法申請以前にもメガバンク各社が総額360億円の融資を騙し取られていた。ここまでは分からないではない。どんな機関にも判断ミスはある。谷容疑者の手口も巧妙だったのだろう。
しかし、民事再生法申請後にまた、なぜみずほとりそなが合計82億円もの金を騙し取られたのだろう?
一体何を審査したのだろう?

我々が銀行から金を借りようと思うと、数百万円の金ですら細かく審査される。
そのお高い銀行様が、民事再生法申請後の人間に数十億円をまた貸し出したことが信じられない。
どういう審査基準を設けていたのだろうか?

今回の再逮捕に関しては、谷容疑者の巧妙な手口以上に、みずほ銀行とりそな銀行の甘さがあぶり出されたと言える。