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南充浩 オフィシャルブログ

国内アパレル企業の商品廃棄が世間のイメージよりも格段に少ない理由

2022年1月17日 トレンド 0

海外(主に欧米諸国)でのアパレル商品廃棄が問題になるたび、メディアや一部のコンサルからは「我が国のアパレルもー」という論調が煽り気味に流布されるのだが、統計と当方の肌感覚では国内アパレルの商品廃棄は、15年前や20年前はどうだったかわからないが、2008年のリーマンショックを契機に激減したと感じる。 以前にもご紹介した環境省の2020年の統計データを再掲する

百貨店のブランドラインナップが今後ショッピングモールと同質化しそうな気配

2020年10月15日 トレンド 0

先日、ファッション専門学校生がこんな質問をしてきた。 「もうすぐオープンする心斎橋パルコにどうしてABCマートが入っているんですか?商店街の歩いてすぐの場所にも大きな路面店があるのに」 とのことで、確かに疑問ではある。 3年くらい前の某コンサルなら「ドミナント戦略だ!」の一言で片づけることだろう。(笑)   理由としては   1、どんどん

アパレルの倒産危機は年内よりも来春以降の方が深刻そうな気配

2020年9月16日 トレンド 0

定期的に店頭に立っている在庫処分店に今夏、商品入荷が非常に少なかった。 在庫処分業者は小資本である場合が多いので、要請はあっても資金的に仕入れができないことも珍しくない。たまたまそういう資金繰りだったのかと思ったが、どうやらそうではなくて、今夏の在庫処分は全般的に増える傾向にはなかったらしい。   大阪を中心にメーカーの在庫処分を手掛けている人にお

地方・郊外百貨店はオフプライス店を大々的に導入してみてはどうか?

2020年9月14日 トレンド 1

先日、亡父の四十九日法要の返しを送付した。 満中陰志というやつである。 個人的にこの手の贈答や返礼は苦手で、品物を考えるのに労力を使う。通常の和菓子の詰め合わせとかコーヒーの詰め合わせでええやんという意見もあるが、食べ物だと好き嫌いがある。 葬式や法事で供え物をいただくが、当方なら、例えばインスタントコーヒーの詰め合わせなんてもらっても正直なところまったくあ

オフプライスストア向け商品が企画製造されるようになるのではないか?

2020年9月4日 トレンド 0

アパレル業界の最近の流行キーワードは「D2C」「クラウドファンディング」あたりだが「オフプライス」も次点くらいにランクインするのではないかと思う。 アウトレットとどうちがうの?という疑問が湧くが、間違っているかもしれないが、個人的には「第三者の販売業者が複数の他社から在庫品を仕入れて売る」のがオフプライスだと思っている。 例えば、南という業者が、ワールド、T

今回の新型コロナ禍でバッタ屋の販売力も正規アパレル同様に低下している

2020年4月14日 企業研究 1

新型コロナの影響で、非常事態宣言が出された7都道府県ではほとんどの大型商業施設が休業している。 その前の3月から休業や定休日が増えたり、在宅勤務の会社が増えたりしていたから、大阪の都心でも人通りは減っていて、アパレル各店舗の売上高は如実に低下していた。 こうなると、不良在庫が増えてしまう。 その分、ネット通販の需要は伸びているが、それでも大手アパレル企業だと

在庫処分業者が引き取った在庫品をセーターにリサイクル

2019年10月30日 トレンド 0

最近、エコやサスティナブルが必須みたいになっているが、実はあまり興味がない。 もちろん、公害対策は不可欠であることに異論はないが、国内でいえば、10何年くらい前から結構環境に配慮した物作りは進んできた。 ジーンズ関連でいうなら、カイハラの工場にも何度か見学に行ったが、廃液は透明になるまでろ過されていたし、レーザー光線加工機やオゾン脱色機なども10年くらい前か

バッタ屋と呼ばれる在庫処分業は今後注目が高まる?かもね

2018年9月3日 お買い得品 0

今日の繊研新聞プラスで4年前から手伝っている在庫処分屋のラックドゥが掲載された。 この手の新聞に掲載されるのは初めてのことだと思う。 https://senken.co.jp/posts/luck-do-180903 通常、「バッタ屋」とも呼ばれる在庫処分屋だが、8年くらい前にその業界を初めて知ったのは、ショーイチが最初だった。 今でもそうだが、新聞、経済雑

年商10億円を越えたバッタ屋

2016年5月10日 企業研究 0

 少し前に年商10億円を突破した在庫処分屋(バッタ屋)のことを紹介した。 企業活動にはウェブサイトが必須 http://minamimitsuhiro.info/archives/4615943.html である。 先方から実名で書いても良いという許可が下りたのでもう少し詳しく書いてみたい。 衣料品ビジネスを行う人たちにとって何らかのヒントがあると思うからだ

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