本日はお気楽に。

高額な洋服が売れ始めている。なんてことがたまに報道されるようになったけど、実感としてはあまりない。
それよりも洋服(一部雑貨も含める)はまだまだ安くなっているんじゃないか、安値安定しているのではないかと感じられる。

それは筆者が貧しくてそういう店にしか足を運ばないからだろうと言われればそれまでである。
それは事実だから。(笑)

そういう個人の経済状態は置いておいて、郊外型ショッピングセンターにも、都心ファッションビルにも、商店街にも、百貨店の催事売り場にも安い洋服はあふれかえっている。

昨年の夏から大阪市内の商店街で、大手通販の在庫を安く引き取って安く販売するという店の手伝いを断続的にしている。
月々によって仕入れる商品も変わるし、その値付けすら変わる。
最近入荷した商品の中に「500円」にまで値下げされた商品が相当数ある。
そして、その店ではこれをさらに半額にして販売する。税抜価格250円である。

昨年夏から見ている中では最安値の商品群である。
これがけっこうまともなデザインである。長袖のベーシックなレディースカットソーだとかアクリル100%の無地ニットだとか。まさか250円で売られているとは思えないような出来栄えになっている。

個人的な買い物の話をすると、先日も書いたように、1月中旬から2月上旬というのは、冬物バーゲンがもう一段の投げ売りに突入する期間である。
そんなわけでいつも1月下旬から2月上旬に投げ売り品をいくつか買うことにしている。
3月半ばまで着用できるし、今年の12月からまた着用ができる。
超トレンドデザインさえ選ばなければ複数年使えるからお得である。
仮に超トレンドデザインを選んだとしても投げ売り価格だから、再来年以降着られなくなってもさほど惜しくない。

そんなこんなで、無印良品難波店に出かけた。
無印良品は店舗ごとに特別価格品が存在する場合が多い。
今回は店舗ごとの特別価格品が存在した。難波店限定価格というやつだ。

その中に、ウール90%・シルク10%のファインゲージカーディガンがあった。
ただし、海老茶色の1色のみである。
ボルドーと茶色の中間色みたいな珍しい色なので売れ残ったのだろう。
値札には「ローズ」と書いてあるが、世間一般に想像する「ローズ」「薔薇色」とはほど遠い。

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写真 1

(写真だとパープルに見えるが、実際はこんな茶色がかった色)

定価4980円だが、これが1000円(税込)に値下げされている。
他店だと50%オフくらいで並んでいた記憶がある。
しかも、なぜか「セール品はさらに5%オフ」という謎のありがたい割引が加えられることが明言されている。
この時点で950円になり、それだけでも十分にお買い得だが、さらに携帯アプリで200ポイント使えることになっていたから、200円引きの750円となった。

恐るべき値引きである。(((( ;゚д゚)))

また、別の日にマルイ難波店を覗いた。
マルイのメンズ平場でマフラーの安売りワゴンを発見した。
定価の半額~70%オフになっている。

手持ちにない珍しい色柄を買おうと思って2本選んだ。

グリーンのフェアアイルは定価3990円の7割引きで1197円に。
素材はアクリル70%・ウール30%で「ビサルノ」のタグがあるからマルイの自主企画商品である。

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紺とグリーンとパープルのチェック柄のは定価3132円の7割引きで936円になった。
こちらは他社仕入れ品でウール100%。

写真 2

合計で2136円である。
これでも十分にお買い得なのだが、支払い時にレジのお姉さんに「マルイカードはお持ちですか?」とにこやかに尋ねられ、「持っていません」と答えると、作ることを勧められた。
そう、マルイの平場で買い物をするのは44年間で初めてのことなのである。

最初はクレジット付のカードを増やすのはイヤだからお断りしようと思っていると、お姉さんに「初回2000ポイントが付きますよ。このお会計に適用するとお支払は136円になります」と言われてカードを作ることに同意した。
その結果、マフラー2本のお支払は136円だった。

うーん。おそるべしマルイ。Σ( ̄ロ ̄|||)

一応、業界的にはマルイは百貨店に分類されるが、実情は出店ブランドなどから見ると、百貨店とファッションビルの中間形態だと認識している。
また、マルイがかつて大きく業績を伸ばしたのは、カードを使った割賦販売によるものだったため、業界の先輩方の中には「あそこはカード会社だよ」と指摘する方もおられる。(笑)

それにしても原料高、円安、人件費高騰などで各社製品の定価は少しずつ上がっているが、セールとなると以前と変わらぬ安値、下手をすると以前よりも安値の商品が珍しくない。
正直、筆者の生活レベルでは「高額衣料品が売れ始めた」と言われてもイマイチ実感ができないのが現状である。

ところで、カードやアプリによるポイントというのも単純に言えば割引である。
買い物金額ごとに1%とか5%とか10%がポイントとして貯められて、一定額のポイント以上になれば次回の買い物でそれがお金の代わりに仕える。
1000ポイントなら1000円引きということになり、990円の商品ならタダで買えるというブランドは少なくない。

これは形を変えた割引であり、この方式は廃れるどころかますます隆盛を極めようとしている。
ということは、いくら定価を少し上げたところで実質は値引き販売は継続強化されているとも言い換えられるのではないか。

さらに洋服デフレが進んでいるとまでは思わないが、高額品に大きなリバウンドがあるとも思えない。
実際のところ筆者の体感では、洋服の販売価格は低位安定に感じられる。

まあ、上層階級の人たちはまた違う感想を持つのかもしれないが。