短パン社長ことピーアイの奥ノ谷圭祐社長が、オリジナルのメンズウェアを散発的に発売を始めていることが繊研新聞にも何度か取り上げられた。

第1弾はボーダー柄の短パン

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第2弾はパイル地の短パン

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第3弾はカーディガン

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というラインナップである。

今のところ、散発的・ゲリラ的に単品アイテムを企画し、発売しているという感じである。

取り組みとして変わっているのが、インターネット通販でもなく、実店舗への卸売りでもなく、フェイスブックやツイッターといったSNS上で個人に向けて販売しているという点である。
そして、支払いはおそらく、代引きか振り込みかで対応しているのだろう。
中には直接手渡しという人もいるのではないかと思う。

9月2日から本業のレディースニットブランドの大阪展示会を開催しているのでさっそく昨日遊びに行ってみた。

ちなみに販売枚数は
短パンが150枚ずつくらい、カーディガンが250枚だそうである。

そこそこ名の通ったブランドですら1型100枚の受注に届かない現状からすると、優秀な実績だといえる。
そして、代金回収は今のところ100%だそうだ。

これに対して短パン社長は「代金回収率が高い。実名で登録しているフェイスブックでの関係性はすごい」という感想を持っておられる。
その感想には賛同をするのだが、ちょっと疑問もある。

というのは、本業ブランドの卸売り先からは代金回収が100%ではないということになるからだ。
そして、実際に展示会場で対面しながら商談しているわけだから、実名登録のフェイスブック以上の関係性があるにもかかわらず、代金回収が100%ではないというところに疑問を感じたわけである。

フェイブック上での販売は一口に250枚と言っても、ほぼ、一人一枚ずつの販売であろう。(まれに一人で色違いを購入した人もいるだろうけど)
だから個人が支払うのはそのアイテムの代金であるから、1万数千円とか2万円弱とかその程度の金額である。

一方、卸売り先である専門店は1シーズンに何十枚も発注するわけだから支払金額はン十万とか、ン百万円とかになる。

そして、支払先はピーアイだけではなく何社もあるのだろうから、期日に支払えないくらいに資金繰りが苦しくなることもあると推察される。
おまけに衣料品は年々売れにくくなっている。

それにしても・・・・・・・・・だ。

自身でブランドを主宰している知人でも「この数社はいつも支払いが遅れる」とか「この数社は半年以上支払がない」と嘆いていることがある。

実際に顔を突き合わせて毎シーズン商談している関係性というのは、本来、もっとも濃いといえる。
であるにもかかわらず、SNS上での関係性よりも劣るというのは、いやはや何とも・・・・である。

オリジナルメンズウェア販売の好調さを聴きながらそんなことを考えてしまった。