久しぶりにユニクロが「ネオレザー」のブルゾンを発売している。
昨年、一昨年はなかったから2年ぶりか3年ぶりのカムバックではないかと思う。

ネオレザーなんて言っているが、はっきりいえば単なる合皮である。フェイクレザーである。
ユニクロのネオレザーは、基布にポリウレタン樹脂を塗って作られている。
基布はたしかレーヨンのはずだ。

今秋に復活したネオレザーのブルゾンはずいぶんと見た目がカッコよくなっており、一見すると本革にも見える。
また、薄く中綿が入っているので、防寒性も飛躍的に向上している。

余談だが、25年くらい前、当方はいわゆる革ジャンを着ていた。
ジャスコかどこかで2万円くらいで買ったと記憶している。
もちろんノーブランドだ。

分厚い牛革の革ジャンで中綿入りではなかった。

着用してみて理解したのだが、革ジャンは通気性が悪くて暑い。
気温が暑いときに着ると汗だくになる。
しかし、中綿が入っていないと真冬は冷気が遮断できずに結構寒い。

だから中綿なしの革ジャンというのは、着る季節が本当に短い。
今までのユニクロのネオレザーブルゾンは中綿が入っていなかった。
だから着る機会は本当に限られていたと思う。
ユニクロ側の思惑に反して売れ行きは鈍かったのだろう。その証拠に3年くらい発売されずにいた。
好調なら3年くらいもブランクは空けないはずだ。

しかし、防寒性という意味では今秋の中綿入りネオレザーブルゾンは飛躍的に向上しており、これから本格的に冷え込めば売れ行きは伸びるのではないかと考えられる。

一方で欠点もある。

ポリウレタンはだいたい3年~5年で劣化して剥離してしまう。
速い話が、表面がボロボロに剥がれ落ちるということである。

その証拠に今回のネオレザーブルゾンの下げ札にも「3年くらいで劣化します」と小さい字で書いてある。
ポリウレタンを使った合皮はネオレザーに限らず長持ちしない。絶対に数年で劣化する。

他方、合皮スエードも今秋はずいぶんと見かける。

合皮スエードは通常の合皮に比べて長持ちする場合が多い。理由は合皮スエードは製造方法自体が異なり、ポリエステルを原料とすることが多いからだ。
ポリエステルという合成繊維は劣化しにくく相当に丈夫なのである。
ポリエステルで織った生地の表面に起毛加工を施して合皮スエードに仕上げるが、これはほとんど劣化しない。
「原料:ポリエステル」と表示された合皮スエードは相当に長持ちすると考えても差し支えないだろう。

だからポリウレタン合皮よりも、ポリエステル合皮スエードを選んだ方が長持ちする。

当方ならネオレザーブルゾンは買わない。買ったとしても3年か5年が寿命だと割り切る。
5990円という定価が高いか安いか、非常に悩むところである。

ユニクロのこの5990円という価格は決して高いとは思わないが、他ブランドと比べて安さがあるのだろうかと疑問に思って、先日からAmazonで調べてみた。
ちなみに当方はZOZOTOWNで服を買ったことがない。今秋からどれだけ高額品を買っても送料200円が必要になったので、今後も永遠に買うことはない。
Amazonなら2000円以上は送料無料だからだ。
当方にとってはAmazonやヨドバシカメラドットコムのほうが使い勝手が良い。

Amazonで合皮ブルゾンを調べてみると、だいたいユニクロと同じくらいの価格の商品が多い。
5900~7900円くらいで種類も豊富に表示される。

こうやって見ると、ネオレザーの価格は高すぎるとは思わないが、他ブランドよりも安くてお買い得というほどでもないことがわかる。

そうやって調べていると、Amazonで表示される商品の中に「本革」と表示されているものが混じっていることに気が付いた。
目についたのがだいたい4種類くらいだ。もちろんいずれもノーブランドであることは言うまでもない。
いずれも価格は7500円くらいまで。

それにしても本革が合皮並みの値段で売っているようになったのかと驚いた。
25年前はジャスコでさえ2万円くらいの革ジャンを売っていたというのに。

もちろん、革の質は良くないのだろうが、こんなところに如実にデフレを感じてしまった。

その目についた4種類の中から、一つがとびぬけて安くなった。
定価6500円が5999円に値下がりした。

これはすごいなと思って何日間か眺めていた。

その5999円の商品はデザインが4つあった。
シングルライダース、フード付き、ダブルライダース、ダブルライダースのモダン、である。

で、5999円なら買ってみても良いのではないかと、ふと思ってしまった。

で、どれを買おうかと熟考した。
当方にとって単品で5999円の買い物というのはなかなか勇気が要るのだ。

まず、フード付きはフードが邪魔なので却下だ。
次にダブルライダースは、当方のようなゴツイ顔のオッサンが着ると暑苦しさが倍増する。
だから2つとも却下した。

で、シングルが残った。

さらに熟考して、ようやっとポチった。
それが水曜日に到着した。

5999円で買ったリプロダクトレザーのシングルライダース

本革でありながら、なぜこの値段かというと、リプロダクトレザーを使っているためだと説明されている。
古着のレザーを切り刻んで新しい商品として縫い合わせて色を染め直すというのがリプロダクトレザーだという。
まあ、リサイクル、リデュースの範疇なので今流行りのエコ商材ともいえるだろう。

だから細かい傷があちこちにある。しかし、そんなものは着ていればすぐにできるので、あらかじめユーズド加工が施されていると思えば何の問題もない。

それにしてもこれが5999円(税込み)というのはすごいと思う。

ただ、中綿は入っていないし、革も薄くもなく分厚くもない中肉なのでこれは真冬に着用するには適さないだろう。

当方の価値観としては、ポリウレタン合皮を買うなら古着のレザーを買う。しかし、古着のレザーはダボっとしたシルエットの商品が多いからオッサンが着るとかなり野暮ったくなる。
それよりも、リプロダクトされて細身になったこのシングルライダースのほうが、オッサンには似合いやすいと思う。

顔のデカいオッサンがダボっとした服を着ると、顔のデカさがそのまま下までスライドして見られるので、あまり得策ではない。
ダボっとした服が似合うのは面長や細い顔の人間に限られる。

防寒性は劣るものの、劣化しないことと細身のシルエットを考えると、当方にとってはユニクロのネオレザーよりこのシングルライダースのほうが向いていると思う。

この商品を見ていると、だいたい毎回5~6枚が入荷して、それが売切れる。
しばらくしたらまた5枚くらいが入荷するというサイクルを繰り返している。

もし興味のある人がいるなら、品切れでもあきらめずにしばらく待てば良いと思う。

5999円で買ってみたが、決して損はしないと感じた。

そんなこんなでデフレが原因で25年ぶりに革ジャンを着ることになった。
まさにデフレ万歳、である。

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日本製デニム生地の現状をまとめてみた
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