先日、久しぶりにフラリと「あべのHOOP」に立ち寄った。
近鉄百貨店グループのファッションビルである。
全館セールが6月23日から始まるそうだが、すでに1階のビームスは「店内一部セール」を開始していた。(_´Д`) アイーン

この2階に、「ナノ・ユニバース・ザ・ファーストフロア」が今春にオープンした。

店頭を見た感じでは意外にジーンズの品ぞろえが多い。
おそらく今秋以降、ジーンズは復権するのだろう。
すでにジョンブルはその見通しで今秋冬企画を進めている。

フランスのブランド「APC」の面が結構広くて取られており「なつかし~」という感じだ。
どこかの展示会で「最近、またAPCのジーンズが売れ始めているらしいですね」とお聞きしたのだが、まさにその傾向はあるようだ。

APCのジーンズの隣には、「ナノ・ユニバース・ザ・ファーストフロア」の自主企画ジーンズが並んでいる。

価格を見てみよう。
APCのジーンズは16800円
自主企画ジーンズは7140円

である。

物が良いとか悪いとかそういう話をしたいのではない。

この店を見ても「やはりジーンズの中間価格帯の需要は存在した」と強く感じる。

ジーンズの価格帯の分け方としては、人によっても少し異なるのだが個人的には、大きく、

1000円未満~4900円が低価格帯
5900円~9800円が中間価格帯
1万円以上が高価格帯

だと考えている。

1万5000円以上に超高価格帯を入れても良いかもしれない。

2000年以降、ジーンズ専業メーカーは「ジーンズの価格は二極化している」と主張して、中間価格帯を削り高価格帯を強化してきた。
8000~9800円という価格帯は一部存在しているが、専業メーカーの主力商品は10500円以上という状態が長らく続いている。

しかし、先日も書いたように中間価格帯の需要がなくなったわけではない。
例えば、この「ナノ・ユニバース」のように、そこへセレクトショップやSPAブランドが自主企画商品を投入しているわけである。

この「ナノ・ユニバース・ザ・ファーストフロア」の店頭でも、「APC」(1万6800円)を見て「良いな」と思っても実際に定価で買うには「ちょっと高いお(´;ω;`)」と感じるお客は多いだろう。
そのときに、隣に並んでいる自主企画商品(7140円)を見ると「値頃」だと感じるのではないか。

ジーンズ好きな方なら1万円でも2万円でも買う。
しかし、元々作業着から派生したカジュアルアイテムに1万円以上支払うことに抵抗を覚える消費者も相当数存在する。

今更遅いのかもしれないが、やはりジーンズ専業メーカーは中間価格帯を手放すべきではなかったと思えてならない。