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東京テキスタイル・マルシェの概要

 今日は告知を一つ。

1年ぶりに東京でテキスタイル・マルシェを開催することが決まった。

産地企業による生地の切り売り販売会で、なんだかんだと言って開始してから6年になる。
今回の出店は14社。ラインナップは以下の通りである。

荒井(福井)薄地シルク

はらっぱ(福島)会津木綿

福田織物(静岡)特殊織物

林与(滋賀)麻

大江(丹後)厚地シルク、縮緬

万定織物(丹後)裂き織り

棉生テキスタイル(京都)柿渋・加工

アートファイバーエンド(京都)リボン、ボタン

YS企画(京都)プリーツ加工生地

松尾捺染(大阪)プリント生地

細川毛織(泉州)ウール、カシミヤ

宏和産業(泉州)アクセサリーパーツ

島田製織(西脇)綿先染め織物

セコリ セコリによる各産地からのセレクト生地

である。

日時:5月26日15:00~18:00 18:00~レセプションパーティー
    5月27日11:00~18:00
    5月28日11:00~16:00(16:00閉場)

場所: ふくい南青山291(東京都港区南青山5-4-41グラッセリア青山)

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(会場外観)

で、入場料は無料で、生地や副資材に興味のある人はどなたでも入っていただける。
いわゆるアパレル業者も来られるし、手芸やクラフトを趣味とされている方も来られる。
プロしか買えないとかそういうことはない。

昨年5月に開催した際には、3日間でだいたい1000人強の来場者があった。

筆者も事務局員として期間中は会場に詰めているので、もし、筆者に会ってみたいという方がおられたら、ご来場いただきたい。(笑)

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(昨年の会場風景)




4年ぶりに東京でテキスタイル・マルシェを開催

 今週の21日から23日まで、4年ぶりに東京でテキスタイル・マルシェを開催する。

産地の生地メーカーや産元などが一般消費者に向けて生地を1メートルから切売り販売することを目的にスタートしたイベントだが、同時に小規模アパレルや独立系デザイナーへの販売も目的としていた。

知っている人は知っているし、知らない人はまったくしらないだろうけれど、第1回目は2010年12月に東京で開催した。
2011年6月の第2回目も東京で開催したが、それ以降は筆者も含む事務局員が全員関西在住ということもあり、関西での開催を続けてきた。

一般消費者向けとしては、2013年から年に4回ペースで阪急百貨店うめだ本店10階で開催しているが、1週間で300万円という売上高がコンスタントに作れるようになった。
そこで、今回は久しぶりに再び東京での開催に挑戦することになった。
さてさてどうなることやら。

開期:日時:5月21日(木)~5月23日(土)
     営業時間:21日(プレオープン)15:00~18:00
          (交流会)18:00~20:00 ご招待客様のみ
            22日 11:00~18:00         
           23日 11:00~16:00

各日入場無料

開催地: ふくい南青山291
      (東京都 港区南青山5-4-41 グラッセリア青山内)

出展者: 宮眞(丹後)、YS企画(京都)、林与(滋賀)、 松尾捺染(大阪)、細川毛織(大阪)、
      島田製織(兵庫)、 宏和産業(大阪)、バイストン(岡山)、藤原織布(大阪)、 荒井(福井)、
      福田織物(静岡)、昇苑くみひも(京都)

出展物: プリント生地、コットン、麻、シルク、帆布、ガーゼ、ワッフル、プリーツ加工生地、プリーツ雑貨、
      各種端切れ、綿薄地、ウール、カシミヤ、丹後ちりめん、ポリエステルちりめん、 先染め生地、
      正絹くみひも、各種アクセサリ―パーツなど

ぜひともご来場いただきたい。

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(第1回目の東京会場の様子)

ザ・テキスタイル
梶原 加奈子
日本ヴォーグ社
2015-05-08


SOU・SOUの名物裂 -テキスタイルデザイン手帖-
SOU・SOU
パイインターナショナル
2015-05-25



今日から第9回阪急テキスタイル・マルシェ開幕

 今日から23日までの6日間、阪急百貨店うめだ本店10階でテキスタイル・マルシェを開催する。
ご存じの方も多いかもしれないが、このイベントの主催チームに筆者も名を連ねている。

阪急百貨店での開催は、今回9回目となり、ちょうどまる2年を迎える。

産地企業による生地の切売り販売イベントとして2010年12月に第1回目を東京で開催したが、なんだかんだで開始から4年を越えた。

チームで主催しているのでなかなか意思統一が難しかったりするし、他のメンバーも本業を持ちながらなので人的にも金銭的にも制約が大きかったりもする。
やり始めた当初は果たしてどれくらい続けることができるのか正直不安だったが、だましだましやってるうちに4年を越えてしまった。
どんなヘッポコイベントでもやり始めて4年も経過するとそれなりに認知度は高まってくるもので、やっぱり継続は力なのだなと改めて実感する。

とはいえ、認知度はそれほど高いわけではない。

認知度が皆無の状態から少し高まったという程度である。

そういえば、この4年間で、産地企業による生地の販売イベントが業界のあちこちに増えた。
布博という大々的なイベントもあるし、東京の某百貨店でも似たようなイベントをやり始められた。

また昨年あたりから「日本製」が広く注目を集め始めたことから、このイベントを開催した4年前に比べると産地企業が個々にアパレルやブランドとつながるケースも増えてきた。
中には先日の某子供服ブランドのような付け焼刃的国産回帰もたくさん見受けられるのだけど。(笑)

なにはともあれ、これまで賃加工の下請け業に徹していた産地企業が、わずかでもそれとは異なる動きを始めたということは喜ばしいことである。

企業的な年度でいうと今月が年度末である。
阪急百貨店うめだ本店での「今年度末」のマルシェである。
筆者もたいがいは売り場に立っているので、この非イケ面を見たい方は売り場まで足を運んでいただきたい。

今回の出展者は9社。

宮眞(丹後)、Ys企画(京都)、川端商店(京都)、CHICA(岐阜)、林与(滋賀)、IPテキスタイル(奈良)、
松尾捺染(大阪)、細川毛織(大阪)

というラインナップである。

丹後ちりめんあり、プリーツ加工生地あり、カシミヤストールあり、草木染ストールあり、オーガニックコットンのがら紡あり、麻織物あり、プリント生地あり、ボンディング加工生地あり、という具合である。

一般のお客さん以外にも業者が来店されることもある。
これは大歓迎であり、そこで出展者の取引先が広がれば申し分ない。

こんな感じの売り場である。

写真

課題はまだまだある。時間をかけてでも解決しなければいけないことも山積みだし、永遠に解決できないことも山積みである。
解決できないことはまあ、解決する必要もないのだろう。

さて、宣伝ついでにもう一つ(笑)

テキスタイル・マルシェを4年半ぶりに東京で開催する。
5月21日~23日、場所は南青山の「ふくい291」である。

遅れに遅れた(笑)出展要項がようやく完成し、現在、過去出展者に送付したところである。
4年前と市場の雰囲気がどう変わっているのか主催チームとしても興味深い。

出展者や詳細はこれから決定していくので、報告はまた後日に。

今日は宣伝に徹してみた(笑)

そんなわけで、みなさま阪急百貨店うめだ本店10階でお待ちしております。

改めて気付いたこと

 のっけからアレだが、やはりホームページの有無は重要だなあと改めて痛感した。

筆者が主催チームに参加している生地の切売りイベント「テキスタイル・マルシェ」も本日が最終日となる。
3月に続き、今月も阪急百貨店うめだ本店10階で開催した。

今回は、9社・8ブースの出展があり、出展者数は実はこれまでで最も少ない。
しかし、各社売り上げが好調である。

これまでだと、すごく売れた企業と、すごく売れなかった企業の格差が激しかったのだが、今回はすごく売れなかった企業が見当たらない。格差は縮まっており、全体的に底上げができたといえる。

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(今回の会場風景)

すごく売れた企業の中でもダントツなのは滋賀の林与である。
出展物は麻織物だ。

売れた理由はさまざま考えられる。

麻ブームだから。
社長の熱烈トークが好評だから。
林与の製造する生地自体が高感度だから。

などなど。

筆者も各ブースで販売のお手伝いをしているのだが、林与を目当てに来るお客からこういう言葉をよく聞いた。

「こちらに出展しているとホームページで見て」

こういうお客が筆者が見ただけで10人以上はいた。
筆者が見ていない時間もあるから、それを合わせるともっといたと推測される。

林与はホームページがある。
その中で生地のオンライン通販も行っている。
社長もブログを書いている。

そこで告知すると、林与のオンライン通販を利用しているお客がわざわざ足を運んでくれたというわけだ。

ファンシーヤーン、ボタンなどの副資材、テープリボンなどを扱うアートファイバーエンドという企業も出展している。
ここは遠藤さん一族が経営しているから、本来はアートファイバーエンドウかアートファイバーエンドーが正しい表記だと思うのだが、なぜかアートファイバーエンドと表記する。
英語で書くとart fiber endo だからアートファイバーエンドとカタカナ書きしたそうだ。Σ(‘◇’*)エェッ!?

why?  

それはさておき。

ここが扱っているファンシーヤーンや付属品は単価が安い。
数十円から数百円程度である。
1000円以上の単価の商品はないのではないだろうか。

客単価はおそらく数百円だろう。
それでも毎日、5万円以上を販売する。
個数でいうと100個前後販売していることになる。

ここにも「ホームページの告知を見て来ました」というお客が毎日何組か訪れる。

各社好調とはいえ、自社ホームページを持たない会社がある。
その企業はやはり売り上げの伸び率や客数の多さでは一歩及ばない。

売り場に6日間立っていて、改めてホームページの威力を体感した。

産地の中には、「ホームページなんて作る費用がもったいない」「メンテナンス・更新がめんどくさい」「そもそもホームページを持つ意味が分からない」などという意見を持つ企業がけっこうある。
しかし、実際に現場で日々の売れ行きを見ていると、その考えは大きな間違いであるということがわかる。

例えば「麻織物」で検索した場合、林与は検索画面上位に表示される。
しかし、ホームページを持たない会社は、画面に表示さえされない。

だったら、麻織物を探しているデザイナーやアパレルは林与にまず問い合わせる。
ホームページを持たないA社には問い合わせない。
検索しているデザイナーやアパレルはそもそもA社の存在を知らないから、A社の連絡先をどうにか調べて連絡してみようという考えさえ浮かばない。

ホームページを持たないということはこれほど不利なのである。
ホームページを作成する費用がもったいないというなら、無料で更新できるブログを作っても良い。
何もしないよりはそちらの方が随分とマシである。

ホームページもブログもない会社は本当に危機的状況にある。

スペック説明だけでは意味がない

 産地の生地メーカー、染色加工場、一部産元などを集めての生地即売会「テキスタイル・マルシェ」というイベントの運営に携わらせていただいている。工場の方々がそのまま売り場に立って接客販売してもらう。
購入される方は企業にお勤めの方もおられるし、個人でブランド活動や作家活動をされている方もおられるし、まったくの主婦で手芸や裁縫が趣味という方もおられる。

2年半も続けてくると、接客の良し悪しが販売の好不調をある程度の割合で左右することがわかってきた。
「2年半続けないとわからんのか?」という突っ込みはなしで。(* ̄∇ ̄*)エヘヘ

まず、無口なのは圧倒的に不利である。
無口よりはわけがわからないことを連発していても口数の多い方が有利だ。

ところが口数が多い割に売り上げにつながらない方もいらっしゃる。

口上をよく聞いてみると
「これは○番手の糸を使って密度を低く織り上げた生地です」
とか
「経糸に綿、緯糸に麻を使って高密度に織りました」
という説明のみで終わっていることが多い。

ちなみに経糸は「たていと」と読み、緯糸は「よこいと」と読む。
織物の場合は縦糸・横糸ではなく、経糸・緯糸と書くのが正しい。

閑話休題

しかし、よく考えてもらいたいが、上のような口上でお客が生地を買うだろうか?
これでは単なる生地のスペック説明である。
生地のプロならそれでも買うかもしれないが、手芸好きの主婦が「綿麻交織の高密度織物が欲しかったのよ~」と思うことはほとんどないだろう。

まして、アパレルの企画担当者の物作りの知識レベルも大幅に落ちており、手芸好きの主婦と同等かそれ以下という場合も珍しくなくなっている。

スペック説明だけではアマチュアどころか「プロ(自称)」でさえ理解できないケースが多い。

売り上げの良い人の口上を聞いているとそこにプラスアルファがある。

「縮まないから家庭洗濯できますよ」
「ポリエステル縮緬だから洗濯しても色落ちしませんよ」
「麻主体の生地なのでシワが入りやすいですが、それは気にしないでラフに着こなしてください」

などである。

スペックも重要だが、そこにプラスアルファで効能や使い方、メリット・デメリットを付け加えているわけである。
「家庭洗濯できますよ」の一言で「じゃあ、クリーニング代は節約できるからお得ね」と購入につながることも多い。

さて、これは何も産地企業の接客に限ったことではないのではないか。

大手SPAブランドやセレクトショップの店頭接客や設置されているPOPでも同じだと感じる。

販促コンサルタントの藤村正宏さんのブログで売れるPOPの書き方がまとめられているのでご紹介したい。

売れるPOPの作り方、書き方
http://ameblo.jp/ex-ma11091520sukotto/entry-11457151329.html

効果のあるPOPの書き方は、その商品を買うとこんな「体験」がありますよ。
という視点で書くということです。

「こんな問題を解決します」
「こんなうれしいことがあります」
「こんな意味があります」
などなどです。

決して商品のスペック(性能や材質などのこと)を書いてはいけません。
これだと従来の視点です。
スペックというのは、例えば「シルク100%ブラウス」とか「2500ccエンジン搭載」とかいうことです。

とある。

だから「Tシャツ1900円」とか「ワンピース5900円」とかのみのPOPはほとんど効果がない。

店頭の接客でも同じで、
以前、筆者がベーシックなポロシャツを見ていたら「それ、鹿の子編みです」と声をかけてきた大手ブランドの店員がいた。
声をかけてくれたのはありがたいが、「鹿の子編みです」とのみ言われたところで、それで購買意欲をそそられるわけでもないし、それくらいの生地の名称はド素人の筆者にもわかる。

別のケースでは某セレクトショップでジーンズを見ていたら「それ、デニム生地なんです」とのみ声をかけてくれた店員もいた。デニム生地くらいは見ればわかる。
「クールマックス混で涼しいですよ」とか「特殊な織り方のデニムなのでソフトですよ」とかの説明がなければ、何の意味もない。

産地企業が販売で苦戦するのと、アパレルブランドの店頭売上高が伸びない原因は実は同根なのではないかという気がしてきた。

思ったほど人は覚えてくれていない

 改めていうことでもないが、先日、改めて情報を伝えるのは難しいと痛感した。

2010年12月から産地機業の生地切り売りイベント「テキスタイル・マルシェ」を始めた。
今年の8月にも開催したので、開始してから一年半強が経過している。

開始当初から知り合いの小規模ブランドや独立系デザイナーにも案内状や案内のメールを送って、来場を促したつもりだった。
おかげさまで、毎回、案内した人の半分くらいは来場してくださっているのだが、先日、某ブランド主催者に「あのイベントいつからやってるんですか?次回は教えてくださいよ」と言われた。

実は、そのブランド主催者にも開始当初から何度も案内を送っているのだが、どうやら記憶に残っていないようだった。
もちろん、こちらの作成した案内状の文面のまずさもあるのだろう。
念のために言うと、彼らの記憶力が悪いと批難したいのでもない。

人に記憶してもらうということは、想像以上に難しいということだ。

新しいブランドを立ち上げると、ファッション雑誌やインターネットで告知する。
業界紙や一部の経済紙も告知記事を掲載してくれる。
これらの媒体に広告を出稿するというのも常套手段である。

これで告知の仕事はある程度完了したことになる。
しかし、意外に他人様は覚えてくれていない。
今回の「テキスタイル・マルシェ」と同様である。
他人様に記憶してもらうためには、繰り返し繰り返し媒体に掲載され、自社の告知を行う必要がある。
一回こっきりで終わってしまうと、半年くらい過ぎれば誰も覚えていない。

「テキスタイル・マルシェ」も1年半かかってようやく、先の彼らに認知されたということになる。
新しい物事を認知、記憶してもらうにはやはりそれくらいの時間はかかるということだろう。

年に1回、決算が良ければ業界紙に広告を出す。
そんなアパレルや産地企業、製造業がけっこうある。
業界紙側とすれば、「もらえるものはありがたくいただきます」という姿勢になるのだが、
果たして、純粋に告知という意味では、この「年に1回」の広告は意味があるのだろうか。

繰り返すが、知名度の高いブランドや企業なら話は別である。
「あの○○ブランドが広告を出している」と業界内で受け止められる。
しかし、それほど知名度がない企業なら、残念ながら3カ月後には広告出稿したことすら業界から忘れ去られているだろう。

今回も痛感したのだが、主催側が思っている以上に、他人様は覚えてくれていない。
「ちょっとクドいなあ」と主催側が感じるくらいに告知をしても、やや足りないくらいなのではないだろうか。

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