タグ: ジーンズメイト (1ページ / 5ページ)

ジーンズメイトの汗染み防止加工「ゼロステイン」Tシャツは優秀だった

 10月の1週目はかなり涼しかったから、このまま涼しくなるものだと期待していたら、真夏のように暑くなってしまった。
この暑さは木曜日くらいまで続くようだから、暑さが苦手な当方としては嫌になる。
まさに「夏死ね!高気圧死ね!」である。

とはいえ、実は暑くなる少し前に値下げされていた半袖Tシャツを買った。
正直にいうと、来年用にと思っていたが、この暑さのぶり返しで、現在着用している。
買ったのはジーンズメイトでだ。

以前から気になっていたジーンズメイトの汗染み防止加工「ゼロステイン」である。
2~3年前からこの商品が発売されていて、ずっと気になっていたのだが、投げ売りされているのを見てついに3枚買った。

買ったといえば、ノートパソコンも買った。
9月下旬から5年前に買った薄型のFMVが調子が悪くなってしまったため、難渋していたのだが、つい先日買って、今回のブログから新型パソコンを使っている。
やっぱりサクサク動くのはストレスフリーである。

さて、ゼロステインに話を戻そう。
大量の汗をかく当方にとって、夏の必須機能として、ドボドボに濡れたのが目立たないというものがある。
汗をかくのは止められないから、昔は吸水速乾を多く試していた。
しかし、給水速乾Tシャツはその上に羽織ったシャツがその水分を多く吸い込んでドボドボに濡れてしまう。
それに早く乾くとはいえ、生地がドボドボに濡れているのは隠しようもない。

着ているだけで体温を下げ続けてくれる機能素材があればうれしいが、それは現在存在していない。

汗をかくのは止められないから、それが目立たないようになってほしいというのが、汗かきの切なる願いだ。

無印良品のとか、ライトオンのとか、各ブランドの汗染み防止加工Tシャツを試してみた。
ライトオンのベーシック無地Tシャツ(1枚1000円、2枚1500円で売られていた)の黒はちょっと汗染み防止機能が弱いかなという印象を受けた。
無印良品のは買った当初は結構よかったが、もう4年くらい経過しており、その機能も繰り返す洗濯で弱ってきている。

今回、ジーンズメイトで買ったのは、アウトドアプロダクツの厚地丸首Tシャツ、薄手V首Tシャツ、ブルーススタンダードの薄手V首Tシャツの3枚である。

アウトドアプロダクツの薄手V首Tシャツ

アウトドアプロダクツの厚地丸首Tシャツ

ブルースタンダードの薄手V首Tシャツ

ちょっとブランドの解説をすると、アウトドアプロダクツは現在ジーンズメイトがライセンスを取得して各種アイテムを企画生産している。
リュック専門店はジーンズメイトの運営である。
この2種類のTシャツも企画製造はジーンズメイトである。

ブルースタンダードはジーンズメイトのオリジナルブランドで、これだけはなぜか長続きしている。

この3枚は要するにジーンズメイトのオリジナル商品なのである。

アウトドアプロダクツのTシャツは以前からジーンズメイトに並んでいたが、一昨年くらいまではめちゃくちゃにサイズ感がデカかった。
Mサイズを合わせてみても当方でダボダボというほどにデカかった。
初期のユニクロが「大は小を兼ねる」とばかりにやたらとデカかったことに似ている。
しかも去年、今年ならビッグシルエットが流行しているからまだしも、当時はビッグシルエットは流行していなかったので、そのダボダボさは余計に目立った。

期末に大量の売れ残りが発生していたが当たり前である。

今夏の商品はかなりサイズ感を縮めてきた。
Mサイズは当方の肩幅よりも狭く、Lサイズを買った。
ブルースタンダードは37・5歳のおっさんをターゲットにしている割には元から細めで当方はいつもLサイズを買っていたので、今回もLサイズを買った。3枚ともLサイズということになる。

余談だが、ユニクロのビッグシルエットポケット付きTシャツを8月の半ばに790円で買ったが、これはMサイズでも大きすぎたので、Sサイズを買った。

同じTシャツといえども、サイズ取りやシルエット設計によって、ここまで着用サイズが変わるのである。
一概に「俺はMサイズだから」とか「俺はいつもLサイズ」と決めつけて買い物をすることは愚の骨頂だということである。

今回買ったのは定価1900円がそれぞれ990円、790円、590円に値下げされていた。
アウトドアの厚地丸首が990円、アウトドアの薄手V首が790円、ブルースタンダードが590円である。

本当は3枚も買うつもりはなかったのだが、790円と590円に釣られて3枚も買ってしまった。

薄手2枚は10月1週目の涼しい時期に着用してしまったので、汗染み防止機能を実感できなかった。
しかし、着用感は悪くない。汗染み機能にこだわらない人は買っておいて損はない。
まだジーンズメイトにもけっこう店頭在庫が残っていたからこの値段なら複数枚を買っておいても良いだろう。

言い忘れたが、3枚とも素材組成は綿100%である。

残る1枚の厚地丸首をいつ着用しようかと思っていたら、急に暑くなったので早速着用してみた。
ちょうど、肉体労働をすることがあったのでそのときに着てみたら、汗染みはほとんど目立たなかった。
外見上はほぼ汗染みがゼロだったと言っても良い。

アウトドアプロダクツの厚地丸首Tシャツ

今回の暑さは30度くらいなので、毎年の35度の猛暑でも目立たないかどうかは来年夏に試してみないとわからないが、30度くらいまでの暑さならほぼ完璧に汗染みを防止してくれることが着用で体感できた。

これは来年夏用に何枚か買っておかねばなるまい。
しかも今回はアウトドアは2枚ともライトグレー、ブルースタンダードは白の薄地を買っている。どちらも汗染みが目立ちやすい。
ライトグレーでほぼ汗染みがなかったというのはかなり優秀だといえる。

990円に値下がりしているうちに他の色も何枚か買っておこうかと思うほど優秀だった。
当方はケチで貧乏性なので定価では絶対に買わないが、990円に値下がりしているなら4枚くらい買っておこうかと思う。
もし、来年夏に35度の気温で汗染みがほとんど目立たなければ定価で複数枚購入しても良いと思う。
生地が少し厚いということもあるのだろうが、それにしても優秀だといえる。あとは洗濯に何回耐えられるかだ。
これはもう少し洗濯を繰り返してみないとわからない。

世の中も業界人もとかく、「安くて良い物はユニクロとジーユーにはかなわない」とか「ユニクロとジーユーを買っておけば鉄板」と思いがちだが、探してみれば、このようにユニクロ、ジーユーを越える機能を有した安価品が存在する。

消費者がそういう態度になるのは仕方がないとしても、業界人までが同じ認識というのは「本当に衣料品のプロなのか?」とあきれるほかない。
仮にもプロたる業界人がそういう認識だから、ユニクロ、ジーユーに勝てずに、自社・自ブランドの売上高を下げ続けるのである。
消費者と同じ認識しか持てないような素人根性だからアパレル業界は衰退しているのではないのか。そんな素人の提案する商品が一般消費者から支持されるわけがない。

NOTEを更新しました⇓
「数字だけ」を見て失敗したアパレル経営者たちの事例
https://note.mu/minami_mitsuhiro/n/n3260aa3e5852

あと、インスタグラムもやってま~す♪
https://www.instagram.com/minamimitsuhiro

ジーンズメイトには新ブランド投入ではなく抜本的な改革が必要

 先日、ジーンズメイトの新自社ブランド「メイト」を売り場で見た。
その感想は「決して悪くない」である。

メンズでいうと、ジーンズ、ボタンダウンシャツ、ジャケットというラインナップで、今後、さらに新型も投入されるのではないかと思う。
素材を触ってみたが、まあ、それなりに悪くはない。

試着してみたわけではないが、マネキンに着せている感じをみると、シルエットやサイズ感も悪くはない。
認知されれば(これが難しいのだが)、それなりに売れるのではないかと思う。

ジーンズは、最近増えているハイストレッチデニム生地が採用されており、かなり伸縮性が高い。
穿いてみれば快適なのだろうとは思う。

ジーンズメイトの新ブランド「メイト」のジーンズ
http://www.jeansmate.co.jp/brand/mate/

しかし、懸念・疑問も山のようにある。

まず、商品のテイストを見ると、男性は30代・40代をターゲットにしていると感じられる。
そうなると、何年か前から発売していた自社ブランド「ブルースタンダード」と重なる。

ブルースタンダードのターゲットは37・5歳だ。
「メイト」と同じである。自社ブランド同士が競合することになる。
売上高が低下しているジーンズメイトにあって、自社ブランド同士が競合して食い合うことは決して良い状況ではない。

また、テイストも似ており、メイトはベーシックなトラッドカジュアルであり、ブルースタンダードも同じである。
売上高が100億円を割り込んだジーンズメイトにあって、同じターゲットで、同じテイストの自社ブランドが2つも必要だろうか。
当方は2つも必要ないと思う。

そのあたりを意識してか、ブルースタンダードはブランドロゴを変え、商品テイストもやや若向きに変わったように感じるが、売上高が縮小し続けているジーンズメイトに2つのメイン自社ブランドが並立する意味があるとは思えない。

どちらか1つを廃止すべきか、まったく異なるテイストに変える必要があるのではないか。

次に、「メイト」を並べる店頭の印象だが、これが従来の店づくりと変わっていない。
内装、什器、他の商品群、ともに従来と変わっていない。

そうするとどうなるかというと、中高生向けの店にオッサン向け商品が並んでいるという状態がまるで解消されていないということになる。

これはブルースタンダードが開始されたときからまったく解消されていないジーンズメイト最大の課題である。
いくら素材が良かろうが、テイストが良かろうが、店舗と商品がミスマッチなら売れるはずもない。

ここを解消せずして、いくら「モノヅクリガー」と叫んでみたところでそんなものは、供給側の自己満足でしかない。
ライザップの手腕もあまり当てにならないのではないかと思う。

また、価格設定も微妙だと感じる。

ジーンズが4990~6990円なのだが、ユニクロよりは高い。
決して高すぎるとは思わないが、すごく価格訴求力があるわけでもない。
わざわざ、ユニクロではなくここで買う意味が感じられない。

もちろん、製造工程や商品の完成度からして、この価格設定が不当だとは思わないし、ジーンズメイト側も相当に努力しているとは思うが、ユニクロの3990円ジーンズではなく、ここで買う意味を感じられないという消費者は相当多いのではないかと思う。

そこを覆す説得力を今度どれだけ高められるかである。
これはかなりハードルが高い。

また、売り場全体で見たときに、いかにも中高生向けというデザインで価格も激安な商品があふれている中で、このテイスト、この価格ではブルースタンダード同様にかなり浮いていて、割高に見えるという逆効果もある。

シンボリックな新商品を開発するよりも、店舗内装・什器の変更、他の仕入れ商品のマーチャンダイジングの変更こそが、ジーンズメイトの急務である。
ここを放置したままで、新商品を開発・投入するというのは、典型的な物作り脳で、これまでのアパレル業界の悪癖そのものである。

今春くらいからジーンズメイトの店頭はかなり商品量が減っている。
以前だと圧迫感があるくらいに商品が陳列されていたが、これがだいぶと間引かれて、逆に店頭はえらくスペースが空いているようにさえ感じられる。

経済誌や業界紙では、第1四半期決算でわずかながら黒字転換したため、ライザップの経営手腕を持ち上げているが、この微細な黒字転換は商品の仕入れ量・製造量を抑え、店頭在庫を圧縮したことによるものでしかない。
逆に営業利益率は前期よりも低下している。

小手先で改善しただけで、根本的問題は何も解決していないとさえいえる。

目新しさが何もない新ブランド「メイト」を投入した程度では戦局は変わらない。
先日、ライザップはグンゼと提携して、着用しているだけでバイタルデータがわかる機能性ウェアを発表した。
例えば、こういう画期的な機能性商品を投入するくらいのインパクトがないと、新商品投入という手段では局面は打破できない。
いっそのこと、グンゼが開発したこの機能性衣料をライザップ傘下のジーンズメイトで販売してみてはどうか。

従来のアパレル的な新ブランド投入よりもよほど、効果が期待できるのではないか。

ジーンズメイトが上昇基調に転じるには、「メイト」投入のみでは厳しく、店作りから含めた抜本的な改革がなされない限りは不可能に近いと言わざるを得ない。

今後の施策を見守りたい。

NOTEを更新しました⇓
「原価率50%」商法はナンセンスでしかない
https://note.mu/minami_mitsuhiro/n/nf12f449b36a1

あと、インスタグラムもやってま~す♪
https://www.instagram.com/minamimitsuhiro/

ジーンズメイトに必要なことはオリジナルジーンズの開発ではない

 経済系のメディアでは一挙手一投足が注目されがちなライザップグループによるアパレル買収だが、正直なところ短期間でのV字回復は難しいと見ている。

ジーンズメイトも何かと話題だが、今のところ、売り場を見ている限りにおいては新方針は具現化されていない。

その一環で、東洋経済オンラインに新しい記事が掲載されたのだが、いろいろな意味で興味深く読んだ。

ジーンズメイト、RIZAP傘下で再生できるか
2人のユニクロ出身者によるジーンズが武器
http://toyokeizai.net/articles/-/184981

1つには、ライザップも手をこまねいているわけではなく、様々な策を講じている点
もう1つは、この記事で紹介されている施策は業績回復にはほとんど効果がないだろうという点
3つ目は、元ユニクロ社員といっても、モノづくり担当は、所詮モノづくり担当に過ぎないという点

である。

大まかにまとめると、ジーンズメイトの回復の切り札として、自社ジーンズブランド「メイト」を開発したとのこと。価格は4900~6900円。

メイトジーンズは裏地のオレンジが映える、独特なデザインが印象的だ。おしりポケットのステッチはmateのMと富士山をイメージ。正面のポケット下には隠しリベットを仕込ませるなど、細部の作りにもこだわった。

とある。

しかし、読んで写真を見た限りではこれを消費者が買いたいと思う決め手はゼロだ。
裏地がオレンジだろうが赤だろうが関係ないし、バックポケットのステッチがあろうとなかろうと関係ない。
それが消費者が「買いたい」と思うポイントではまったくない。

そもそもジーンズメイトが自社企画製品(プライベートブランド)を手掛けるのは初めてではない。
あまり売れておらず、話題にもならなかったがすでにいくつかやっている。

例えば、プレイン、ブルースタンダードなどだ。
またジーンズだけでいえば、ビッグジョンとのコラボ別注品やビッグジョンにOEM生産させたものなども過去にあった。

直截な言い方をするとそれらはいずれも不発だった。

今後、この「メイト」もジーンズだけではなくトータル展開を考えているとのことだが、それならトータルに展開しているブルースタンダードとの棲み分けはどうするのか?

ジーンズメイトの直近の2017年2月期決算は、売上高91億9500万円(対前期比1・2%減)、営業赤字、経常赤字、当期赤字で9期連続赤字を更新した。

その前年も売上高は93億円にとどまっており、すでにローカルチェーン並みの売り上げ規模にまで縮小している。

そんなジーンズメイトが売り上げ回復を目指すのであれば、やることは「商品の単品開発」ではない。
単品の商品で戦局を一変させるには、1年戦争当時のガンダムや、波動砲を装備したヤマト並みの超兵器でなくてはならない。

しかし、今回の「メイト」ブランドのジーンズは、「普通のジーンズ」でしかない。
じゃあ、同じ価格帯のライトオンの「バックナンバー」ジーンズとどう違うの?
グローバルワークやその他の同価格帯ブランドのジーンズとどう違うの?

ということになる。

そしてそれらを押しのけて、「メイト」を選ぶ理由がどこにあるの?

ということになる。

裏地のオレンジとかバックポケットのM字ステッチとか、そんな些末なディテールなどまったく意味はない。

単品で戦局を一変させた例としては、例えばユニクロのフリース、ヒートテックがある。
どちらかというとフリースよりもヒートテックの方がそういう実績にふさわしいと思う。

フリースもいろいろと開発秘話はあるだろうが、買ってみた感想は「安かろう悪かろう」だった。当方にとって低価格以外に魅力はなかった。

ユニクロはフリース大ヒットの反動で既存店が大幅に前年割れする。
そんな中で2度目の大ヒット商品となったのがヒートテックで、寒さが苦にならない当方にとっては無用の長物だが、世の中からは圧倒的な支持を受けた。
初ヒットは一発屋が数多くいることから考えても、まぐれ当たりでできることもあるが、2度目のヒットはそれよりも難しい。

単品での戦局を変えることを望むなら、ヒートテックほどの超兵器でなくてはならない。

単なるジーンズの色違い、ステッチ違いでは戦局を一変させるどころか、戦局に飲み込まれて終わりである。

ジーンズメイトに今、必要なことは、

1、マーチャンダイジングの見直し
2、販促方法の見直し
3、広報・宣伝方法の見直し
4、各店舗の改装・リニューアル

である。単品開発ではない。

文中にもあるように、中高生時代にジーンズメイトを愛用していた学生も、卒業後は利用しなくなるのはなぜか?

それはジーンズメイト各店の内装、店づくり、品揃え、雰囲気が圧倒的に中高生向けだからである。
実際のところ、探せば大人でも着られる商品もあるし、価格の割に品質・デザインの良い商品もあるが、そんなものはすべて帳消しにされるし、そこまで丁寧に見てくれる消費者なんていない。

どうみてもジーンズメイト各店は、中高生向けの店にしか見えない。
そんな中高生向けの店に、「37・5歳がターゲット」というブルースタンダードを突っ込むのだから、売れなくて当然である。

中高生向けの店に、オッサン向けブランドを並べて売れると思っている方がおかしい。

中高生とオッサンが一緒に買い物をするユニクロやジーユーとは、ジーンズメイトの置かれた状況、品揃え、世間のイメージは大きく異なる。同じようなことが再現できるとなぜ考えられるのか不思議でしょうがない。

ジーンズメイトがいずれ規模拡大に転じる局面があるかもしれないが、それは直近のことではなく、数年後以降のことだろう。

反攻の狼煙として、商品開発を掲げる気持ちはわからないではないが、過去にもさんざん失敗した商品開発の総括なしに新たなブランドを立ち上げるのはいかがなものだろうか。

そんな小手先のことではなく、必要なことは根本的な部分の見直しではないか。

noteで有料記事を始めてみました。

三越伊勢丹とカルチュアコンビニエンスクラブの提携は何が目的だったのか?
https://note.mu/minami_mitsuhiro/n/n101ec8cd6c29?creator_urlname=minami_mitsuhiro

ファクトリエが国内工場を立て直せない最大の理由
https://note.mu/minami_mitsuhiro/n/nd2f9baabd416?creator_urlname=minami_mitsuhiro

あと、インスタグラムもやってま~す♪
https://www.instagram.com/minamimitsuhiro/




ライザップ流の在庫一掃セール?

 ライザップグループが衣料品販売店を相次いで買収しているが、実際のところ、買収された各社はほとんど以前と活動内容や商品構成が変わっていない。

夢展望の社長が交代したくらいだろうか。
馬里邑は先週まで大阪ではOMMビルで展示会を普段通り開催していた。

ジーンズメイトも買収された時点では随分と話題になったが、店頭は買収前と何も変わっていない。
昨年春と比べると、商品量が減ったように感じるが、それは今回の買収とは関係なくもっと前に決まっていたことである。

ここも大きくはあまり変わらないんじゃないかと思っていたら、今月上旬にジーンズメイトから「シークレットセール」のEメールが来た。

業界でいわれる「通常のシークレットセール」の多くは、シークレットでもなんでもなく、店に入るとデカデカと「SALE」と書かれたPOPが飾られているのだが、今回のシークレットセールは本当にシークレットらしく、店頭にはそんなPOPはない。

Eメールを見ずに来たお客はそういうセールが開催されていることさえわからないだろう。
通常の店頭と同じだ。

今回のシークレットセールはなかなか太っ腹だ。
セール値札になっている商品をさらにレジで半額にする。

ライザップ流の在庫処分キタコレ(・∀・)

である。

目ぼしい商品があるかどうか店頭を物色してみた。
セール値札からさらに半額なので何を買っても良いのだが、1990円とか990円に下がっている物を買う必要はない。
さらに半額になればありがたいが、半額にならずとももう十分に安い。

半額で狙うべきはエドウインやリーバイスなどのナショナルブランドジーンズである。
通常価格7000~15000円くらいで販売されているが、その型落ち品番は、だいたい3~5割引きで売られる。
今回はさらにその半額なのでだいたい2000~3000円くらいにまで下がることになる。

ユニクロの2990円パンツよりも安くなる。

そんなわけで物色してみると結構いろいろと良い商品がある。
これ全部が型落ち品番ということは、どれほどの滞留在庫があるのだろうか。ライザップが在庫一掃セールを企画する理由もわかる。

筆者の好みでいうと、ブルージーンズが1位、ブラックジーンズが2位で、どうしてもそのどちらかに目が行くのだが、すでに何本か持っており、新たに買ってみたところで、他人から見ればどれも大して違わないようにしか見えない。

せっかくの機会なので、普段買わないような色や形を買うべきだと考えた。

実はベージュのパンツを穿くのが苦手である。
ベージュを穿くくらいならグレーを穿く。
ベージュという中途半端なボヤけたカラーが苦手で、とくにこれを下半身に持ってきたときに、ひどく膨張したように自分では見える。

筆者と頻繁に会う人なら気付いているかもしれないが(小汚いオッサンのズボンなんて誰も気にしていないかもしれないが)、ベージュのズボンを穿いていることはほとんどないはずである。
なぜなら、年に数度しかベージュのズボンを穿かないからだ。

それほどにベージュのズボンを使ってコーディネイトを作るのが苦手である。

ということで、ベージュのズボンを買おうと決めた。

生地はやっぱりストレッチ混が望ましい。
50歳手前のジジイになると着ていて楽なのが一番良い。
動きにくい服は金を払ってまで着たくない。

そうすると合致するのがエドウインのジャージーズというシリーズだった。
通常のストレッチ生地をはるかに越えたソフト感とストレッチ性がある。

これのベージュを選んだ。
む、2種類ある。どちらにすべきか?

一つは6500円で、腰ひもがなく通常のベルトを通すタイプ
もう一つは8500円で、腰ひもが内蔵されている。

筆者は腰ひものみで穿くズボンが頼りなくて嫌いだし、2000円高いので6500円の商品に決めた。

IMG_2609
IMG_2610

ちなみに6500円の商品は4割引き、8500円の商品は5割引きされている。
ここからさらに半額になる。

6500円の4割引きで3900円
3900円の半額で1950円

1950円に消費税8%が加算されて2106円となる。

2106円で買うことに成功した。

2106円で買ったベージュのズボンならさまざまな実験ができる。
たとえ穿かなくなったとしてもそれほど痛い出費ではない。

このシークレットセールのURLが面白くてライザップオンラインとなっている。
これを見ても今回の在庫処分は明らかにライザップ主導だということがわかるだろう。

https://www.rizap.online/jeansmate/index.html

世間的にはコストを抑えるにはレンタル洋服を活用すべきだといわれているが、実際のところ、こういう破格値商品は店頭に結構ある。

先日、無印良品でストレッチブラックジーンズを買ったが、定価3980円(税込み)でも十分に安いのに、セールで値札から3割引きとなっており、さらにレジで3割引きされていた。

3980円×0・7=2786円
2786円×0・7=1950円

となり、1950円だったのだが、貯まっていた無印良品ポイント200を使って、さらに200円引きされて1750円(税込み)で買うことができた。

IMG_2611

こういう破格値商品を集めると、1万円あれば5枚~7枚くらい買うことができる。

ブログ読者に「毎月、洋服をよく買ってますね」といわれるが毎月の洋服代はだいたい3~7枚で数千円~1万円くらいである。

一般的な洋服レンタルサービスを利用するよりも支出は少ないだろう。

まあ、そんなわけでジーンズメイトに関しては今後もある程度のライザップ流の仕掛けが出てくるのではないかと思う。今回の在庫処分シークレットセールはその第1弾ではないだろうか。




ライザップによる買収はジーンズメイトにとって朗報

 ジーンズメイトがライザップグループに買収されることが発表となった。

RIZAPグループがジーンズメイト買収 V字回復へコミット
https://www.wwdjapan.com/369411


ジーンズメイト側にとっては良い買収になるのではないかと思う。

というのも記事中にも書かれているように

ジーンズメイトは16年11月末現在、全国で94店舗を運営。17年2月期の業績は、売上高95億8000万円、営業損益は3億5000万円の赤字を見込む。09年2月期に最終赤字、10年2月期には営業赤字に転落しており、15年2月期を除き、営業赤字が継続している。

単独での改革は難しく、抜本的な経営改革が喫緊の課題だとして、昨年9月下旬から他社との資本業務提携を含めたさまざまな選択肢を検討してきた。

とある。

全国チェーン店とは言いながらも、売上高は100億円を割り込むまでに落ち込み、営業赤字が続いている。
営業赤字ということは、本業が不振であるということである。

正直なところ、外野から見ていて創業家主導による改革では好転しないことははっきりした。
長年経営立て直しに取り組んだ結果が、好転どころか大幅減収営業赤字なら、それはもう創業家の手法での経営立て直しは無理だという証拠である。

手法が通用しない創業家がこれ以上、経営立て直しに取り組むよりは外部の主導に切り替えた方がまだ経営が好転する可能性が高いだろう。
これが外部の見立てである。

しかし、個人的にはジーンズメイトの施策や店作り、品ぞろえが急激に変わるようなことはないと考えている。また経営状態も急激に回復はしないだろうと見ている。
なぜなら、夢展望は買収前と買収後にあまり変わっていないからだ。
業績もV字回復はしていないし、株価は下がり続けている。
上場当初は5000円くらいあった株価が昨日の時点では500円を大きく割り込んでおり、ピーク時の10分の1以下になっている。

ライザップグループは夢展望、ジーンズメイトのほかに、三鈴や馬里邑、アンティローザ、イデアインターナショナル、パスポートなどを次々に買収してきたが、そのいずれの企業も大きな変化を見せていない。

ということは、ジーンズメイトも短期間のうちに激変したりV字回復したりということはちょっと考えにくい。

個人的にはライザップの買収した企業がすべてテイストもターゲットもバラバラすぎて、何を狙っているのかが外部からではまったく見えない。
各社同士に関連性が薄すぎてシナジー効果は発揮しにくいのではないかと思う。

ライザップは一体何を目指しているのだろうか。

ところで、ジーンズメイトの商品自体は悪くない。
もちろん、かつての出身である「安物屋」丸出しのチープな商品もゼロではないが、全般的に品ぞろえはそれほど悪くはない。
メンズのプライベートブランド「ブルースタンダード」の出来も悪くはないし、価格も高すぎるとは思わない。

それではどうして回復しないのか。

一つは、本業である「ジーンズメイト」の店作りとターゲット設定、それから店に持たれているイメージではないかと思う。

かつて、東京都内の学生向けショップだったジーンズメイトは、今でもその当時を彷彿とさせる店作り、陳列を続けている。もしかしたら内部では「変わった」と思っているのかもしれないが、外部からみると「ほとんど変わっていない」ように見える。

実際、ジーンズメイトに入店する客を見ていても中高生がほとんどでたまに大学生という感じである。

30代以上の男女はまず入店しないし、入店がある場合は中高生の子供さんを連れて、子供さんの服を買うために入店している。

世間のイメージはいまも変わらず「学生の店」なのである。

一方、プライベートブランドの「ブルースタンダード」は37・5歳の大人服をコンセプトに掲げているが、学生向けのジーンズメイトに並んでいる限りは、誰からも選ばれない服になってしまっている。

メイン顧客の学生からすれば「オッサンくさい」し、オッサン世代はジーンズメイトでは買わない。

だから、せっかくの商品がいつも投げ売りされてしまうのである。
その投げ売り品を筆者が買っているという構図である。

投げ売りが増えると利益を圧迫して営業利益額が減る。
営業赤字の一端は、値引き販売の乱発による利益額の減少にもある。

ジーンズメイト側もこのミスマッチには気が付いていて、ブルースタンダードだけの店も出店したが、知名度の低い新ブランド店がそう簡単に売れるはずもない。
結局、店舗数はあまり増えていない。

これはタラレバで、経営者としては大きな決断になりなかなか踏ん切りがつかないのだが、もし、仮にブルースタンダードの店を一気に10店舗ほど出していたらどうだっただろうか?
スケールメリットもできて、企画製造にはプラスに働いただろう。
一方、店が軌道に乗るまでは時間がかかるので、ここで失敗してしまう可能性もあるが、これまでやってきたように散発的に1店舗か2店舗出店し、2年くらい細々と運営して閉店するということを繰り返しているのは、「兵力の逐次投入」であり、これは戦争でいえば、各個撃破されやすいということになる。

小兵力を小出しに戦場に投入すれば、その都度殲滅させられる可能性が高く、投入した人員も資材も逆に無駄になってしまう。

一気に10店舗を出店するのは多大な費用と人材が必要になるから、経営者としては躊躇してしまう気持ちは十分に理解できるが、兵力の逐次投入の方が、結果的には無駄になってしまうことが珍しくない。

そんなわけで、今回の買収はジーンズメイトにとっては良かったと思うが、ジーンズメイトが短期間で激変することはなさそうだ。
今回の買収がどのようにジーンズメイトにとってプラスに作用するのかを引き続き外野から観察したいと思う。




ウルトラライトではないダウンジャケットを買ってみた

 さて、今日はお気楽に。
関西では十日戎も終わり、今日15日で松の内も終わる。

関東では7日で松の内が終わるが、ネットで調べてみると、江戸幕府が7日に切り上げたが関東以外の地域には広まらなかったと書いてあった。

1月2日のバーゲンでの買い物のことを以前に書いたが、正直に言って、12月と商品価格があまり変わっておらず、わざわざその時に買わねばならないという物が少なかった。

その後もぶらぶらと、各施設を流し見していたが、目ぼしい物はあまりなかった。
低価格ブランドはバーゲンシーズン以外でも低価格品があるし、低価格ではないブランドは、低価格品を見慣れた人間からすると「高い」と映る。
それでいて、品質やらデザイン性にそこまでの差別化がないから「これなら低価格品のさらに値引き品を買った方がマシではないか」と考える人が増えても不思議ではないと感じる。
貧乏な筆者はモロにその考えにとらわれている。

例えば、メンズのダウンジャケット類だが、ファッションビルに入店しているアパレル直営店だと定価が2万円~3万円台である。30~50%割り引かれても1万円台半ば~2万円強である。
1月15日現在はだいたいそのような価格帯だ。

ユニクロ、ライトオン、ジーンズメイト、無印良品などで販売されているダウンジャケット類(ウルトラライトダウンは除く)は、値引きされた価格がだいたい7990~9900円くらいで1万円を下回る。

これが2000年代半ばまでなら、あきらかにアパレルブランド直営店とそのあたりの低価格品はデザイン性が異なった。アパレルブランドの製品はセンスがよかったし、低価格品は野暮ったかった。
ダウンでいうなら、外側の生地の色柄・発色性、シルエットのトレンド性、いずれもアパレルブランドの方が完全に勝っていた。品質は同等だったかもしれないが。

あの色柄であのシルエットのダウンジャケットは低価格品にはない。

そう思わせるほど、「見た目」の差が顕著だった。
何せ、こんな筆者でも2000年代半ばまでは、アパレルブランド直営店のバーゲン品をある程度は買っていたのだ。それはブランド直営店にしかない色柄、デザイン、シルエットの製品があったからだ。

2000年代後半からこの「見た目」の差が圧縮された。
2016年の現在はほとんど無いに等しいと感じる。

1月2日以降、追加で買い物をしたのでそれを紹介してみたい。
まあ、恒例の誰得企画である。

ウルトラライトダウンは一昨年のインナーダウンジャケット、昨年のインナーダウンベストを所有しているので欲しくない。他社の軽量ダウンも10年くらい前から2,3枚持っている。
今回は軽量ではないダウンジャケットを買おうと思い立った。それもできる限りの低価格で。
実は筆者は軽量ではないダウンジャケットを一枚も持っていないから余計に買ってみたくなった。

ユニクロの通常のダウンジャケットは現在7990~9990円に値下げされている。
ライトオンの丸八布団とのコラボダウンジャケットは9900円均一に値下げされている。

ユニクロの7990円に下がったダウンジャケットを買おうかとずっと思案していたが、正直ユニクロ製品には飽きているし、たまには違うブランドも買ってみたい。
そうでなくても普段から全身ユニクロで固まってしまってユニクロの店員みたいになっている日が多いのに。

ライトオンの丸八ダウンを買おうかと思ったが、もう一段安くなるまで待とうと思った。
デザインはユニクロよりこちらの方が好きなのだが。

そこでジーンズメイトに行ってみた。
実は昨年後半からもっとも購入したのはジーンズメイトのプライベートブランドである「ブルースタンダード」の値下げ品なのである。

37・5歳をターゲットに企画しているので、そこそこトレンドを加味しつつもトラッドカジュアルにまとまっており、なかなか良いと思う。
ただ、その割にはサイズ感がヤング向けでタイトすぎる感じがするので、筆者はいつもLサイズを買う。

なかなかデザインが良い割には売れ残りが多いのは、ジーンズメイトという店舗が学生向けで周りの商品とミスマッチしているためと、サイズ感が中年男性には細すぎるからではないかと感じる。
投入店舗とサイズ感を間違えているのではないか。

それで売れ残って値下げされているからこそ、筆者がよく買うのであり、これを改善されて売れるようになると筆者が値下げ品を買えなくなるのでジレンマである。

この「プレミアムホワイトダックダウン」は定価が18000円だが、すでに40%割引になっており、10800円である。
このままの価格なら買わないが、ジーンズメイトのレシートにはときどきクーポン券が付いている。
幸いにも正月の買い物(エドウインのダークグレーのストレッチパンツ)で、クーポン付のレシートを手に入れていた。値札からさらに30%オフである。

これを使うと7560円となる。
ユニクロのダウンよりも430円安い。
ということでこのダウンジャケットを買った。
マスタードはLサイズが売り切れていたので、次善策としてネイビーのLサイズを買った。

FullSizeRender

ちなみにダウンのグレードとして「ふとんのタカオ」のウェブサイトによると

ホワイトダックダウン<シルバーグースダウン<ホワイトグースダウン<シルバーマザーグースダウン<ホワイトマザーグースダウン<アイダーダウン

http://futon-takao.com/qa02/

とある。要するに一番ランクが低い。
下げ札には「600フィルパワー」とあり、これも低くはないが飛びぬけて高いわけではない。
ただ、平地で日常生活を送るにおいては、これくらいの機能で十分だし、分厚いからウルトラライトダウンよりは暖かいので買って不正解ではないと感じる。

税込で8164円はまずまずのコストパフォーマンスではないかと思う。

次に買ったのが、ルメール&ユニクロのラムウールショールカラーカーディガンである。
定価5990円が1290円にまで値下がりしていたのでMサイズの黒を買った。
かなり厚手の編み地で、上には薄手のジャケットしか着られないが、それはなんとかこちらで工夫しよう。
生地の品質も高いし、着てみると保温性もある。
これはこれで工夫次第で活躍できそうな気がする。

IMG_0732

ルメール&ユニクロを買ったのはこれで2枚目である。
もちろん定価では1枚も買っていない。

それと同じく「ブルースタンダード」で黒のサテンストレッチパンツを買った。
定価6000円の半額で3000円に下がっており、さらにクーポンで30%オフなので2260円(税込)である。
Mサイズでも穿けたが、細身すぎてレオタードみたいになってしまったので、Lサイズを買った。
50歳手前のオッサンのレオタードみたいな脚なんて世の中の人は誰も見たいと思っていない。

IMG_0722

追加で買ったのはこの3点で、あとは丸八ダウンが2月末までに劇的に値下がりすれば買ってみたいと思っている。

1月のバーゲンでの買い物は概ねこんなところで終了しそうである。




ユニクロのジーンズの色合いは随分マシになったと思う

 今日は久しぶりに今月に買ったお買い得品を。

まず、ユニクロのストレッチセルビッジデニム生地を使ったスリムストレートジーンズで、定価3990円が1290円にまで値下がりしていた。

素材組成は綿99%・ポリウレタン1%となっている。

IMG_0605

ワイドシルエットのパンツに注目が集まっているといわれているが、マス層のベースとなるのは変わらず細身シルエットだからストレッチ混素材の方が快適である。

今後もワイドシルエットがマス層、とくにメンズにまで広がるとは思えないから、ストレッチ混素材は必須ということになるだろう。

綿100%の風合いが云々という需要はもちろんあるが、それはどちらかというと少数派である。
少数派対応のブランドはその需要を取り込むべきだろうが、マス層に売りたいブランドは慎重に対応すべきである。
まったく切り捨てるという施策もあるだろうし、経営を圧迫しない程度に対応するという施策もあるだろう。
これがマス層になると判断するのが一番不味いのではないか。

それにしてもユニクロのジーンズは随分と見た目がマシになったと思う。

98年のフリースブームの頃、2900円ジーンズもひそかに注目されていたが、正直なところあれがカッコイイとはまるで思わなかった。
通常のナショナルブランドジーンズや他のブランドジーンズに比べて、インディゴブルーの色合いがなんだか変だったからだ。
変な色合いのブルーだから当時、ユニクロジーンズの着用者は一発でわかった。

そこから10年ほど経過したころ、亡き母がユニクロジーンズを「ためしに」という理由で買ってきたことがあったが、ずいぶんマシになったとはいえ、やっぱりブルーの色合いが変だった。
もっと正確にいうと、濃色で買ってきたときはさほど変だとは思わなかったが着用して色落ちしていくごとに変な色合いになったというべきだろうか。

やっぱりユニクロのジーンズは買うべきではないと思った。

今回のジーンズはかなり見た目は良い。色合いも変ではない。
これが初めて買ったユニクロのジーンズである。

今秋から一部のジーンズが4990円に1000円値上げされてしまったが、今後の売れ行きはどうなるのだろうか。ひそかに割高感が出始めていると感じる。
エドウインやリーバイスの廃版品は5900円くらいに値引きされるから、こちらを買った方が良いと考える消費者も増えるのではないか。とくに男性客は。

もう一枚は、ジーンズメイトのプライベートブランド「ブルースタンダード」の裏毛スエットの襟なしジップアップジャケットである。

これは定価4000円のところが2000円に値下がりしていた。
素材の組成はポリエステル65%・綿35%である。

IMG_0606

たまたま店頭に1枚しか残っていなかったので買ったわけである。

ポリエステルを多めにして生地値を安く抑えたと推察されるのだが、その割には合繊特有のキラキラがなく、良さそうな見た目に仕上がっている。
あと合繊が多いので、洗濯しても早めに乾くという特性もあった。まあジーンズメイト側はそんなことを意識はしていなかったのだろうが。

ブルースタンダードというプライベートブランドは割合にデザインが良い。
その割にはあまり好調ではないようで、期末近くになると大概が値引きされる。
半額に値引きされた物をときどき買うのだが、デザインが良いだけにもったいないと感じる。

ブルースタンダードのコンセプトは37・5歳の大人服ということだが、通常のジーンズメイトの顧客は学生が多い。とくに中高生・大学生くらいが多い。
また店作りもそちらに向けた品揃え、内装となっている。

このため、ターゲット顧客とブルースタンダードの商品テイストがマッチしていないといえる。
そのため売れ行きがすごく好調というわけではないのだろうと考えられる。

このミスマッチを解消するには、既存ジーンズメイト店の品揃え、内装を変える。
もしくは、ブルースタンダード向けの店を改めて作る。以前に何店舗か出店したが、軌道に乗る前に凍結・撤退してしまっている。
このテイストでこのターゲットのブランドは、いきなり爆発的に売れることは考えにくいからじっくり育てるという姿勢が必要となる。
またこれをオペレートする人材の確保も必要となる。育てるにせよ外部から獲得するにせよ、だ。

ただ、半額に値下がりする商品が大量に発生するというのは、個人的にはありがたい。
ユニクロにはないテイストの商品を安く買えるからだ。

もし売れ始めたら、筆者が買えることはかなり減るだろう。
いやはや痛し痒しである。




夏のバーゲンで買ったお買い得品

 なんだかんだと言って、夏と冬のバーゲンでは何かを買う。
通常の熱心な洋服ファンなら、「〇〇ブランドのアレを3割引きで買う」とか「ブランドはあまりこだわらないが、トレンドの〇〇というアイテムを買う」というようにターゲットがあらかじめ決まっているのかもしれない。
筆者も昔はそうだったが、年を取るごとにそういうターゲットはほとんどなくなってきた。
とくに5年ほど前からはカネもない上に老化が進んでいるのだろうか、「絶対にアレがほしい」と思うようなアイテムやブランドはなくなってきた。

「ユニクロで手ごろな値段に下がった手ごろなアイテムがないかな?」とか
「1000円以下で買えるTシャツないかな?」とか
「ストレッチ混の7分丈・8分丈パンツないかな。値段は1900円以下で」とか

そういう買い方しかしなくなっている。

しかもメンズの夏服というのは、種類が極端に少ない。
トップスならTシャツ、ポロシャツ、半袖シャツくらいしかない。
あとは色柄とパターン(型紙)の異なり具合による微細なシルエットの変化しかない。
それを楽しむのがメンズファッションだと言われればそれまでだが、それでも微細なシルエットの変化のこだわって同じようなTシャツを何枚も集めて楽しむというような性癖は筆者にはまったくない。

そんなわけで今夏のバーゲン品の買い物は筆者史上もっとも脱力した買い方をした。

まあ、誰得企画なのだが、7月1日のバーゲンスタート時に購入したアイテムを晒してみようと思う。
筆者の買い物の最重要点は価格であるから、価格を書きつつ紹介してみる。

まず、この夏のもっとも高額な買い物は、白いジーンズである。
白いジーンズが流行していたが、頑として購入しなかった。
その理由は、汚れやすいからである。
どんなに気を付けて着用しても、どんなにこまめに洗濯を繰り返しても白い衣服は絶対に汚れる。

通常のジーンズならその汚れも「味」ということになるが、白いジーンズにそんな「味」は要らない。

必ず定期的に廃棄しなくてはならないから、高額な商品を買うのがもったいない。
実際に、筆者の知り合いのオシャレーなデザイナーさんとか、オシャレーなデザイン会社社長とか、通常の衣服は必ずブランド物を着ているような人でも白いジーンズに関しては、ユニクロだとか無印良品だとかそのあたりの低価格品を購入している。

筆者が買ったのはエドウインのキープホワイトである。
これは防汚・撥水加工が施されているから汚れをはじきやすい。
その上にストレッチ混であるから動きやすい。
通常の白いジーンズよりは随分と長持ちするのではないかと思って購入した。

購入したのはジーンズメイトである。
5990円(税抜)にまで値下がりしていた。

写真 15

エドウインのウェブサイトで見ると、定価は9500円(税抜)となっており、ここではまだ値下がりしていない。

昔からそうだが、ジーンズメイトは独自に値引きをすることが多い。
それによって一時期は大きく売上高を拡大することができ、そのやり方は今もある程度は引き継がれているといえる。

次に買ったのはリーバイスの502のクロップドパンツである。
たぶん7分丈くらい。
これは3990円にまで値下がりしていたのをライトオンで買った。
一昨年くらいにリーバイスの502の同じ丈のもっとウォッシュのかかったジーンズを購入したが(記憶ではジーンズメイトで2990円くらいに値下がりしていた)、それは吸水速乾機能があるが、ノンストレッチだった。
今回のは吸水速乾機能はないが、ストレッチ混であり、ライトオンの店頭に1枚だけ残っていたのを買った。

写真 23

夏は汗をかく。筆者は大量に汗をかくから、すぐに衣服が体に貼り付く。
ズボンも同じで、汗で足に貼り付いたときこそ、ストレッチ機能があると動きが快適である。

トップスはかなり脱力して買い物をしている。

ライトオンでTシャツを2枚買った。
1900円の商品が900円に値下がりしていたからだ。
今はさらに値下がりして、900円のTシャツ2枚で1500円で売られている。

両方とも綿65%・ポリエステル35%の組成。

黒い方はライトオンのPB「バックナンバー」で、ブルーグレーの方は水甚の商品である。

写真 12
写真 21

ポリエステルが少し混じっている方が汗をかいてもすぐに乾くので快適だと筆者は感じる。
それとこの黒いTシャツはなかなか優秀で、かなり汗をかいても塩が白く浮き出てこない。
もう何度か着用しているが白く塩が浮き出てきたことがない。

あと、センスオブプレイスで買ったのが黒いヘンリーネックTシャツ。
これは2900円が900円にまで値下がりしていた。
綿100%強撚フライス生地だがかなり厚手である。
ここまで厚手なら汗を少々かいても白く塩が浮き出ることもないだろうと購入した。
何度か着用してみたがまだ塩が白く浮き出たことがない。

写真 31

最後にヤマトインターナショナルのファミリーセールでカットソー素材の迷彩柄ベストを買った。
肉体派ではない筆者は、ごまかすためにTシャツの上からベストを着用することが多い。
そのために毎年1枚か2枚くらいベストを買っている。
今回のこのベストはサンプル品扱いで1500円だった。
定価は5900円を設定されていたようだ。

写真11

写真ではわかりにくいが、ボタンの合わせのところを黒で細くパイピングしてある。
この黒いパイピングの素材は合皮を使用してある。

グレー地にブルーベースの手描き風迷彩柄なので黒でも白でも紺でも合わせやすい。

そんな感じで、きっと8月にはまた何枚か適当に安くなった商品を買うかもしれない。

今、多くの人がそこそこの価格で買うのは、冬の防寒アウターくらいではないだろうか。
とはいってもその防寒アウターだって探せば2900円とか3900円でダウンジャケットが売ってるくらいである。
品質は別としてその程度のダウンジャケットでも街着として着用するならそこそこ暖かい。

わざわざ高い商品を買ってもらうためには、何か異なる仕掛けを考える必要がある。
デザインの善し悪しやトレンド対応、製造地、そんなことだけではわざわざ高い商品を購入する動機づけにはならない。




何年間同じことを言っているのか

 先日、ジーンズメイトの2014年2月期決算の下方修正が発表された。

売上高は当初の102億5000万円から、99億2400万円に、
営業損失は当初の4億円から、6億8200万円に
経常損失は当初の3億7000万円から、6億3000万円に
当期損失は当初の5億3000万円から、7億5600万円に

となった。

商売は予定通りに行かないことの方が多いから、こういうことは仕方のない側面がある。

ただ、疑問なのが会社側が発表した下方修正の理由である。
以下に引用する。

売上高につきましては、下半期に入ってから天候の影響などによる冬物商品群の立ち上がりの遅れが大きく響き、既存店前年比が93%(計画は同96%)にとどまったため、全体として9,924 百万円になる見通しとなりました。

とある。

天候の影響って一体何年間言い続けているのか。
ちなみに3月24日に発表された3月度月次売上速報でも不振の理由がこう説明されている。

気温の影響などもあり春物商品全般の立ち上がりが遅れました。

とのことである。

売れるか売れないかはすべて天候任せだということだろうか?
別にジーンズメイトだけを責めているわけではないが、自社の不振の理由を「天候」「気温」「気候」を理由にしているアパレル企業が他にも多くある。

衣料品の最大の役割は暑さ・寒さから人間の身を守るためである。
とくに肌着やパジャマ、靴下、防寒着などという実用衣料の売れ行きは気温によって大きく左右される。
一方、カジュアルウェアやファッションウェアは気温に左右される割合がそれらよりは少ない。
もちろん多少は左右される。

しかし、気候が不順だというのはもう数年前から言われている。
実際にこの数年間は夏は35度を越える猛暑だし、その割には冬の寒さは厳しい。
人間が快適に感じる温度は18度前後だといわれているが、そういう快適な気温の日数はあまりない。
春と秋は短くなっており、一年のほとんどが夏と冬という気候になっている。

1ヶ月単位で見るなら、暑くなり始める時期・寒くなり始める時期の早い遅いはあるが、年間を通じて見るならだいたい毎年似たような平均気温で推移している。

この気候変化のサイクルが昨年始まったばかりというなら話はわかる。
けれどももう何年間もこのサイクルが続いている。下手をしたらこの10年間はほぼこの気候変動である。
で、毎年「天候の影響で不振でした」というのはどういうことなのか。

じゃあ、商品の投入時期をずらすとか、より気温に応じた商品を仕入れる工夫だとか、気温に適した機能商品の開発を行うとか、そういう天候対策を何故取らないのか。
今年もおそらく似たような気候のサイクルになるだろう。それでも来年の3月にも同じように「天候の影響で云々」と説明するつもりだろうか。

オチマーケティングオフィスの生地雅之さんは常々「不振の原因を景気、天気、人気のせいにするな」と唱えておられた。本来、衣料品の売れ行きはこの3つに大きく左右される。
だが、その3つが悪くても売れる工夫をするのが本来のアパレルブランドと小売店の仕事ではないのか。

効果がはっきりしない割に価格の高い広告を出稿することよりも、気候対策の方がよほど安上がりに実行できると思うのだが。

リアル店舗とイメージ戦略が乖離している

 事前にお断りしておくが、ジーンズメイトは単品で探せば結構良いアイテムがある。
昨年からオリジナル製品への取り組みも始まっている。筆者としては何とか成功してもらいたいと願っているのだが、現在、同社が打ち出そうとしているイメージと既存店の顧客層、店作りが適合していない印象を受ける。

90年代後半から関西圏にも出店が始まった。
そこから断続的に何店舗かを見ているが、顧客層はだいたい中高生、大学生の男子が多いように見える。
女性も中高生が見かけるが、男女比でいうと圧倒的に男性が多い。

品ぞろえ的にも店構えからしても高校生向けという印象が強い。

しかし、昨年から打ち出したメンズのオリジナルブランド「ブルースタンダード」は「37・5歳の新定番」がコンセプトであり、30代半ば~40代半ばがターゲットとなっている。
雑誌でいうなら「Safari」や「オーシャンズ」あたりを狙っている。実際に「オーシャンズ」とのタイアップ商品がある。

id=206134014-000_080_-_1&w=498&h=747

商品作りと雑誌のイメージ戦略は30代半ば、その他の品ぞろえと店作りは高校生向けでは、せっかくのイメージ戦略が生きてこない。
高校生に「オーシャンズ」のような商品は興味がないだろうし、「オーシャンズ」読者が高校生向けショップに足を運ぼうと思うことはない。

その差を埋めるためにインターネット通販があるということになるのだろうが、リアル店舗とインターネット通販を切り離して考える消費者は少ない。リアル店舗がない場合はサイトのイメージのみで顧客を獲得できるが、リアル店舗がある場合、必ずリアル店舗のイメージにインターネット通販は引きずられる。

せっかくオリジナル商品を作って雑誌とのタイアップでイメージ戦略を進めているなら、リアル店舗の店作りと他の商品構成もそちらにあわせないと効果がない。
逆にイメージ戦略を既存顧客層に合わせるかのどちらかである。

ただ、過去の同社の取り組みでは10代男子をターゲットとした雑誌類に重点的に広告を出稿していた時期があることを考えると、10代男子に販促してもあまり効果が無いと考えたのではないか。

たしかに、今の10代は洋服にお金をかけない。
そもそもお金を持っていない。
だから10代が支持するのは、ジーユーであり、ハニーズであり、しまむらという低価格ブランドである。

そういえば、先日、業界の先輩が「男子顧客に支持されているジーンズメイトなら、ハニーズの男子版を目指した方が有効じゃないか」と提案されていた。

なるほど、その路線もありだろう。

1 / 5ページ

©Style Picks Co., Ltd.