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お手頃価格でみんながファッションを楽しめるならそれが最高だろ

金曜日にユニクロとJWアンダーソンコラボの2018夏物が発売された。
メンズのアシンメトリーボーダー柄Tシャツは意外に生地が分厚く、原材料費にカネかかってんなあという感想だ。
あと、スタンドカラーのロング丈シャツは値下がりしたら買いたいと思った。

せっかくなので、390円のボーダー柄靴下を2足買った。

試しに買ったユニクロアンダーソンのボーダー柄靴下

全部で6色くらいあったが、黄色のボーダーとマルチカラーのボーダーを選んだ。

まだ試し履きしていないのでレビューはまたの機会にしたい。
靴下というのは意外にコーディネイトでも重要になる。
特に、ズボン丈が短めな近年は、靴下が目立ちやすい。
これが2005年頃の裾を引きずるようなブーツカットブームの時なら靴下なんてコーディネイトに必要なかった。
なぜなら靴を脱いで座敷にでも上がらない限り、靴下なんて見えないからだ。

しかし、今はズボン丈が短めだから靴下は常に見えている。
それゆえに、靴下がコーディネイトの要となることが増えた。
極力目立たない黒無地や紺無地にするもよし、派手な色柄でアクセントにするもよしだ。

何色かあったがこの2色を選んだ理由は、赤のボーダーは今春に無印良品で200円に値下がりした靴下を買っていたからだ。
無印では200円に値下がりした赤ボーダーとグリーボーダーを1足ずつ買った。

200円に値下がりして買った無印良品のボーダー柄靴下

 

こちらはすでに履いているが、履き心地は極めて良い。綿素材で薄すぎず分厚すぎずである。

通常値下がりした靴下は安物臭い生地が多いが、これが200円に値下がりしているのがすごいと思う。

また、ユニクロアンダーソンのボーダー靴下も390円でこの配色の商品が買えるのがすごいと思う。

現代は、「安くて見映えの良い商品」で溢れていると思う。
自分が若い頃の25年くらい前を考えるとなんとも消費者の立場とすれば羨ましい時代だといえる。

ところが、衣料品業界には「低価格衣料品の出現は許せない」と息巻く既得権益者が数多くいる。
この手の人間は幅広い年代にいるのだが、中でも中高年のこの論者はこれまでさんざん高い服で儲けてきた既得権益者である場合がほとんどだ。
反対に年若いこの論者は、単なるイシキタカイ系か、自分のブランドが売れないことへの八つ当たりをしているか、のどちらかといえる。

まあ、たかが服なんで、だれもがそれぞれ自由な意見を持っていれば良いと思うのだが、個人的には「見映えの良い低価格品」が出るのは自然の流れであるとともに、それなりに好ましいことだと思っている。

理由は誰もがファッション品に手を出しやすくなるし、誰もが安値でファッションを楽しめるからだ。

先日、ユニクロとコラボをするジョナサン・アンダーソン(JWアンダーソン)氏のインタビューが各媒体に掲載された。
一番まともな感じのインタビューを掲載したのが繊研新聞だと思う。

ジョナサン・アンダーソンに聞く、ユニクロと組む理由
https://senken.co.jp/posts/uniqlo-jwanderson-interview-180412

この中でアンダーソン氏は低価格衣料品についてこう語っている。

ユニクロとの協業は、グローバルなプロジェクトということもあるけれど、何より僕自身がファッションの民主化の流れを信じているから。自分のブランドは小さいけれど、とても高い商品もある。でも本来、服は排他的なものではなくて、誰でも手にできる包括的な存在であるべき。

とのことでこの意見には個人的に賛成する。

そもそも、これまでのファッションは「選民思想」に近いもので覆われていた。
バカ高くて、よくわからないロジックのブランドの服をありがたがって着ている人たちだけがファッションエリートで、それを買わない・買えない大衆はダサいという一種の選民思想だ。
しかし、笑えることにこのファッションエリート(笑)たちの多くは、自分の食費や生活費を切り詰めてまでそういうブランドの服を買っていたのである。
ところが、ダサい大衆の方が、衣以外の生活は豊かだったりするのだから笑わせてくれる。

外野にいるオッサンたる自分としてはそれがすごくカッコイイとは25年前から到底思えなかった。
けれども当時は「ファッション業界ってそういうところだよね。だから嫌い」というあきらめもあった。

それよりも、食費や他の雑費もそこそこに支出して、その残った範囲内で見映えのする服を買えることの方が豊かな暮らしではないのかとずっと思ってきたし、今もそう思っている。

例えばユニクロアンダーソンやユニクロUなんていうのは、誰しもが買いやすい値段で、しかも品質・見映えともに悪くない。
そりゃ、中には「なんだこりゃ?」という色柄の商品もあるが、そんなのは他社ブランドだって同じである。
こちらの好みに合う物もあれば合わない物もある。当たり前の話だ。

それから、素人へのファッション指南で人気を博しているMB氏がしまむらグループのアベイルとコラボ商品を発売したがその際、ブログでこんな意見を述べておられる。

アウターが1980円!?MBとアベイルが奇跡のコラボレーション!!

私は「おしゃれを手が届かないもの」にしたくありません。
「誰でもいつでもどこでも、法則さえ知れば自由に楽しめる」のがおしゃれです。
生まれ持った感覚もセンスも必要ない、
お金も時間も必要ない、
おしゃれは今までファッション雑誌やアパレルの世界で長く語られてきたような閉鎖的で限定的なものでは決してありません。知れば誰もが簡単に楽しむことができるものです。

そしてお金も感度も必要ないからこそ、もっと多くの人にこのファッションの楽しさを知ってもらいたい。

とのことで、アーバンリサーチやアダム・エ・ロペなどの有名セレクトショップとコラボをさまざましているにもかかわらず、アベイルなんていう低価格チェーン店とMB氏がコラボをする理由だ。

先ほどのアンダーソン氏とほぼ同じと言える。

この10年間ほど見てきて、「安物の服は許せない~」という人の多くは既得権益者である場合が多く、特に中高年層はほとんどが既得権益者である。その既得権益が破壊されているからなおさら声高に叫んでいるに過ぎないと当方は見ており、その声に耳を傾ける価値はないと思っている。

ユニクロUやアンダーソンコラボを見て「ファッションを殺す気か」と叫んだ年配の方がおられたが、そんなことでファッションは殺されなくて、殺されるのはご自分たちの既得権益に過ぎない。実にくだらない。

ときどき、アフリカのオシャレな人集団「サプール」が話題になるが、オシャレな人を特別視するほどにアフリカは貧しくてファッション衣料品が出回っていないともいえるのではないか。反対に日本や欧米で低価格トレンドブランドが生まれ、多くの人がオシャレを楽しんでいるのは、それだけ社会全体が豊かだともいえる。

今後、ますますファッションの垣根は低くなっていき、そのうちにこれまであったような特殊でクソみたいな「選民思想」は雲散霧消してしまうものだと期待している。

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心斎橋筋商店街がドラッグストア街に変貌した理由とこれまでの変遷の推移
https://note.mu/minami_mitsuhiro/n/n2eb0ac5ccb54

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JWアンダーソンの本体ラインはこんな感じだよ~

客数の低下が危機的状況

 ライトオンとジーンズメイトの5月度売上速報が発表された。
これまで、ほとんど同じような減少率だった2社だが、今月はくっきりと明暗が分かれた。
ライトオンは前年微減と底打ちの兆しが強まっているが、
ジーンズメイトは前年20%減と厳しいままである。
ちなみにこの2社の5月度売上速報は4月21日から5月20日までとなっている。

ライトオンの5月度売上は
既存店売上が前年比1・2%減
既存店客数が同11・4%減
既存店客単価が同11・2%増

ジーンズメイトの5月度売上は
既存店売上が前年比19・8%減
既存店客数が同32・7%減
既存店客単価が同19・2%増

しまむらの5月度売上は
既存店売上が前年比2・2%減

同じくグループ店のアベイル5月度は
既存店売上が前年比2・0%減
であり、
こちらもは前年微減と比較的堅調である。

とくにジーンズメイトの客数の大幅な減少は危機的状況にあると考えられる。
ライトオンの客数も11%低下しているのもあまり良い傾向ではないが、
ジーンズメイトの32%減に比べると、まだマシである。

蛇足であるが、ここで発表されている「客数」は「買い上げ客数」であり、
「入店客数」ではない。

「客数」が低下するということは「買い上げ客数」が減少していることであり、
それだけ店舗に魅力がない、または商品に魅力がないということである。
そのため、客数の低下は「良くない兆候」と言える。

買い上げ客数が32%も低下するということは、消費者が急速に離れているということであり、
既存店に何らかのテコ入れをしないと壊滅してしまう可能性が非常に高い。
ジーンズメイトはメンズカジュアルショップ「PLAINN」、レディースカジュアルショップ「ブルーベルマーケット」と
2つの新業態を立ち上げているが、96店舗ある「ジーンズメイト」本体に何らかの処置を施さないと、
手遅れになるのではないだろうか?
新業態開発よりも「ジーンズメイト」本体のリニューアルが緊急の課題だと思われる。

マックハウスの回復に注目

 久しぶりに明るい話題を。
4月の各社売上高が発表されたが、好調な企業が多かった。
報道ではユニクロの前年実績増が話題となっているが、
個人的にはマックハウスが久しぶりに前年実績更新となったことに注目したい。

震災の影響から消費低迷が顕著だったが、
4月に入って急速に回復してきたと耳にしてきた。
今回のマックハウスの好調ぶりはそれを裏付けるものではないだろうか。
ハニーズは前年微減に終わった物の、ユニクロ、ポイントともに前年増となっている。
とくに売上が伸びたのは4月20日以降だと推測できる。

なぜならば、3月21日~4月20日までを「4月度売上」として発表しているライトオンとジーンズメイトは、
前年割れを続けているからだ。

5月以降も消費の勢いが続くのかどうか注目したい。

ユニクロの4月度売上高は
既存店売上高が前年比4・6%増
既存店客数が同1・2%減
既存店客単価が同5・9%増

ポイントの4月度売上高は
既存店売上高が前年比7・4%増
既存店客数が同5・2%増
既存店客単価が同2・1%増

マックハウスの4月度売上高は
既存店売上高が前年比7・4%増
既存店客数が同1・4%増
既存店客単価が同5・9%増

ハニーズの4月度売上高は
既存店売上高が前年比2・1%減
既存店客数が同12・3%減
既存店客単価が同9・1%増

なおハニーズは震災で休業している35店舗は既存店から除いている。

こうして見ると、売上高、客数とも増やしているマックハウスとポイントの好調ぶりがうかがえる。
ユニクロは売上増でも客数が微減であるため、手放しには喜べないのではないか。
またハニーズは大幅な客数の落ち込みが気にかかる。放置しておくと危ない。

ちなみに、4月20日までの売り上げを4月度として発表している、
しまむらを見ると、

しまむらの4月度売上高は既存店が前年比0・3%増
アベイルの4月度売上高は既存店が前年比0・7%減

となっており、こちらは比較的好調だった。

格差が顕著な2月売上速報

 さて、恒例のライトオンとジーンズメイトの月次売上速報を。
今回はこの2社に明らかな差が出ている。

ライトオンの2月既存店売上高は前年比3・4%増
既存店客数は同1・2%減
既存店客単価は同4・6%増

とかなり久しぶりに前年実績を上回った。
2009年9月以降で既存店売上高が前年実績を上回ったのは初めてのことである。
客数は微減だが、許容範囲内と言えるだろう。

一方、ジーンズメイトだが。。。。
2月既存店売上高は前年比10・7%減
既存店客数が同14・2%減
既存店客単価が同4・1%増

とこちらは、下げ止まる気配がない。

両社のコメントだが、ライトオンは冬物アウター、冬物ニットが好調に動いたというが、ジーンズメイトはジーンズ不振とともに春物が鈍かったため苦戦したという。はたしてどちらが実状をより的確に報告しているのだろうか?
自分はライトオンの方が実状を的確に報告していると思う。なぜならこの2社は20日締めである。2月21日からはめっきり春めいてきたがそれまではかなり寒く、2月14日は全国的に大雪だった。そのため、本来なら冬物の最終処分品が順調に動いたはずである。そして、この2社とも2月20日までかなりの冬物を残していた。ライトオンはそれを順調に売ったのだろう。ジーンズメイトは、低気温で春物が伸びる気配がないなら、なぜ在庫の冬物を前面に押し出さなかったのか?謎である。

ちなみに同じく20日締めのしまむらの売り上げ速報を見てみよう。
しまむらグループは既存店客数と既存店客単価は発表していない。

しまむらの2月既存店売上高は前年比3・1%増
アベイルの2月既存店売上高は同6・3%増

となっており、好調だったと言える。

こうなると、下げ止まる気配がないのはジーンズメイトのみということになり、企業間格差が顕在化し始めたと言える。
とにかくジーンズメイトの奮起に期待したい。

ライトオンとジーンズメイトの1月売り上げ速報

 恒例のライトオンとジーンズメイトの1月売上速報が発表された。
結果を言ってしまえば、ライトオンは微減なのに対して、ジーンズメイトは15%減に近い。年始のバーゲンが含まれていてこの数字では、ジーンズメイトは相当に不振だと言えるだろう。

しまむらと同グループのアベイルの数字も合わせて紹介する。

ライトオンの1月売り上げは

既存店売上高が前年比3・5%減
既存店客数が同10・0%減
既存店客単価が同7・2%増

と前年微減にとどまった。

一方、ジーンズメイトの1月売り上げは

既存店売上高が前年比18・2%減
既存店客数が同14・6%減
既存店客単価が同4・3%減

と前年割れの幅が大きい。

ちなみに、しまむらの1月売り上げは
既存店売上高が前年比2・5%増、

同じグループのアベイルも
既存店売上高が同1・0%減

とそれぞれ微増と微減にとどまっており、まずまずの堅調ぶりだ。

ライトオンもマックハウスも苦戦傾向にあることは変わりないが、ジーンズメイトの苦戦ぶりは群を抜いている。既存店を何店舗か大阪市内で見て歩いている(鶴橋店除く)が、店作りがややすっきりした以外はあまりこれまでと変わっていない。商品のテイストを変えるでもなく、商品の仕入れ先を変えるでもない。あくまでもこれまでの延長線上に止まっている。

ライトオンはニット好調・防寒物苦戦としており、しまむらは保温肌着「ファイバーヒート」とウールコートが好調だったと言う。ライトオンが苦戦した防寒物というのは、おそらく「洗えるダウンジャケット」だと推測される。
ちなみにジーンズメイトも自社企画ダウンジャケットを販売しており、定価7900円だが、ずっと4900~2900円の間で販売されている。これ以外にも中価格・高価格帯のダウンジャケットも仕入れている。かなりダウンジャケットを豊富に持っており、それが動いていなかった。

その一方で、ライトオンが好調だったというニットは、ジーンズメイトにはほとんど入荷していない。この辺りの商品政策のミスジャッジも苦戦の要因の一つだろう。

新規の好材料がなく、懸念材料しかないにも関わらず、ジーンズメイトの株価が昨年12月半ばに急騰したことから、なにか今後大きな動きがあるのではないかと考えている。
株価チャートを見ていただけばわかるのだが、昨年11月末までは180円くらいだった株価が、12月半ばに急騰し、一時期400円を越えている。一挙に2倍以上である。
その後、じわじわ下がり始めて、現在は340円くらいだが、それでもまだ昨年11月の2倍弱である。

あまり株にはくわしくないのだが、「ジーンズメイト側が身売りの準備を始めたか、ジーンズメイトを買収したい企業が介入したかのどちらかではないか」と考えている。

ジーンズメイトは今年、来年が企業存続の正念場だろう。

11月度売上速報 ジーンズメイトの苦戦が目立つ

 11月度売り上げ速報が発表された。

ライトオンの既存店売上高は前年比2・4%減
既存店客数は同4・7%減
既存店客単価は同2・3%増

とほぼ前年並みにだった。
同社の発表によると10月後半は活発に動いたものの、その後伸び悩んだという。

ジーンズメイトの既存店売上高は前年比17・2%減
既存店客数は同14・4%減
既存店客単価は同4・0%減

に終わった。
同社の発表によると防寒物のアウターが不振だったという。
今月頭からのダウンジャケットフェアは不振だったのだろうか?

ファッションセンターしまむらの既存店売上高は前年比3・2%増
同グループのアベイルの既存店売上高は前年比3・8%増

と微増し好調だった。

なお、これら企業は10月21日~11月20日の期間の売り上げであり、しまむらは既存店客数と既存店客単価を発表していない。

この3社を比較するとジーンズメイトだけが大きく売上高を落としている。ライトオンは微減、しまむらグループは微増である。とくにライトオンは、10月度売り上げ速報では、気温が冷え込んだ10月後半分をカウントできていなかったため約15%減だったが、今月はその後半分をカウントできて微減にまで回復している。
ジーンズメイトもライトオンと同じ条件だったにも関わらず、売り上げは回復できなかった。とくに10月後半の冷え込みがありながら防寒アウターが苦戦したと言うのは、なにか根本的な問題があるのではないだろうか?

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