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南充浩 オフィシャルブログ

2019年6月 の記事一覧 : 20件

人工知能にクリエイションまでを任せようとするアパレル業界の他力本願

2019年6月14日 ファッションテック 0

アパレルでは人工知能( AI )に期待がかかっているようだが、最近、アパレル各社で「AIが確実に売れる商品デザインを考えてくれないものか」という願望を聞くことがある。 作って並べたら売れた時代しか経験してこなかった彼らにとっては、売れない時代に「売れる商品を企画する」ということが苦痛で仕方がないのかもしれない。 しかし、現時点でのAIが何もないゼロのところか

「定価の70%引き」という表記では「安さ」は「正しく」伝わっていないかも

2019年6月13日 売り場探訪 0

小売業、流通業は売り場に答えが落ちている。 だから経営者でも定期的には売り場に立つべきである。 で、当方もバッタ屋とはいえ、月に数回売り場に立っている。もうそろそろ5年になるが、5年前なんて仕事がなかったもんだから月に14日も売り場に立っていたことがある。 で、この5年の間に気が付いたことが一つある。 それは、オバチャンたちの何割かは確実に「○○%オフ」「○

普段のビジネスシーンはユニクロの「感動セットアップ」で十分だと思った話

2019年6月12日 お買い得品 0

早い物で6月ももう3分の1が過ぎてしまった。 今年の6月は、今のところ例年よりも涼しいように感じる。特に朝夕は圧倒的に涼しい。 昼間も恐らくは例年よりも気温が低いのではないかと感じる。もちろん、暑がりの当方にとっては暑いが、その暑さが例年よりもマシに感じる。 驚くことに我が近畿地方はいまだに梅雨入りしていない。これだけ毎日何時間か雨が降っているにもかかわらず

嗜好品としての要素がない商品は売れない

2019年6月11日 考察 0

洋服店に限らず、日々新しい店が各地でオープンしている。 ほとんどの新店舗はどれもそれなりに外観・内装ともにオシャレである。昭和40年代みたいなボロい外観・内装の店はない。 古民家や長屋を改装したりという場合もあるが、それとてある程度の内装はリニューアルされており、レトロモダンみたいな雰囲気にまとめられている。 いまどき、ブラスチックのテーブルとパイプ椅子を設

鷲は羽ばたけず ~青山商事がアメリカンイーグルから撤退~

2019年6月10日 企業研究 0

業界では常々噂されていたが、ついに青山商事が国内のアメリカンイーグルから撤退することが決まった。   青山商事が「アメリカンイーグル」事業から撤退へ     青山商事は7日、「アメリカンイーグル(AMERICAN EAGLE)」国内事業を米アメリカンイーグル アウトフィッターズ(AMERICAN EAGLE OUTFITTERS

類似品が開発されることは避けようがない ~どう差別化・独自化するかが重要~

2019年6月7日 商品比較 0

基本的にすべての商品、サービスは類似品が出てコモディティ化する。これは避けようがない。もちろん丸パクリは論外だが、丸パクリではない類似品の開発は止めようがないし、逆に類似品の開発によってその商品が普及するという側面もある。 これを理解していない、もしくは理解したくないという人が世の中には結構多い。衣料品業界にもそういう人は多々いる。   だが、冷静

月次売上速報の読み取り方 ~単年度の売上高増減率だけでは本質を見誤る~

2019年6月6日 企業研究 0

そういえば、昔、このブログを書き始めたころ、何年間かは新聞みたいにアパレル各社の月次報告をまとめていた。 1つにはネタがなかったこともある。(笑) それが意外に好評で、何年か前から書かなくなると、「月次報告のまとめしないんですか?あれ便利だったんですよ」なんて言われてしまって驚いた記憶がある。   アパレル各社の月次報告は、たしかにその企業の業績の

「売上高を増やしたければ在庫を増やせ」は現在では通用しない

2019年6月5日 企業研究 0

100万円の売上高が欲しければ100万円分の在庫が必要。 これは商売の基本である。用意した在庫量以上の売上高は見込めない。 じゃあ、売上高を200万円にしたければどうすればよいかというと200万円分の在庫を用意しなくてはならない。 300万円なら300万円分、500万円なら500万円分、という具合に売り上げ目標を増やすごとに基本的には用意する在庫も増やさなく

ライトオンは1型あたりの投入量を減らせ ~「適量」の考え方が必要~

2019年6月4日 企業研究 0

少し前にライトオンのことを書いたが、 1、取り扱いブランド数が多すぎる 2、取り扱い商品の品番数が多すぎる 3、PBの商品クオリティにバラつきが大きい と書いたが、文章が長くなってきたので、この3つにとどめた。   今回はその続きを書こうと思う。 ライトオンの店頭を見ていると、商品1型あたりの投入数量が多すぎると感じることが多い。 その結果、大量に

製造加工業者の発信への考え方はまだまだおかしい

2019年6月3日 メディア 0

先日、そこそこ昔馴染みになってきた某製造加工場の方とお会いした。 あまり知られていない(発信されていない)が、実はけっこういろんな直販イベントに参加されている。今回は、ある大手商業施設との商談だったそうだが、めでたく売り場を獲得できたそうだ。 ただし、この施設で常設となるかどうかはわからない。売れ行き次第だろうと思う。   今、このことを告知する必

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