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南充浩 オフィシャルブログ

2019年5月 の記事一覧 : 20件

アバウトな指示が生産現場に混乱を引き起こしているアパレル業界の日常茶飯事

2019年5月17日 製造加工業 0

アパレル業界は用語に関しては本当にルーズな業界だといえる。 他の業界はどうなのだろうか?例えば、飲食業だと専門用語は正確に使用されているのだろうか? 三番がトイレで、五番が食事なんていう隠語ではない。いわゆる仕事上使用する専門用語である。   どこに掲載された誰が書いた記事だったのか忘れたが、先日、ブルーのシャンブレー生地を使ったシャツについての記

ジーンズNBの復活は極めて難しい

2019年5月16日 ジーンズ 0

たまにはジーンズ業界について書いてみようかと思う。 きっかけはこの一文を目にしたからである。   今からでも遅くはない。NBジーンズのサプライ慣行をVMIに転換させて在庫効率を抜本から改善すれば、品揃えが豊かになり欠品も減って顧客満足が高まり、販売効率が飛躍的に高まって全てがうまく回りだす。 ※VMI(Vendor Managed Inventor

実店舗でも試着できない肌着・靴下類はネット通販に適しているのではないか?

2019年5月15日 ネット通販 0

洋服の通販におけるサイズ問題は、さほど重要ではないと思っている。 正確にいうなら、S~Lサイズでカバーできる人においては、そんなに重要ではないと考えている。 もちろん、XXSでも大きすぎるとか6Lでも小さすぎるとか、トールサイズでも短すぎるという人にとってはサイズ問題というのは最重要課題だということは認識している。 その場合は通販に限らず、実店舗での買い物も

ファッション業界人の無責任なアドバイス

2019年5月14日 考察 4

「このモデルさんと同じ服装をしてみたのになぜか似合わない」とか 「このモデルさんと同じ色合わせをしてみたのになぜか似合わない」とか そんな経験がおありではないかと思う。 答えは簡単で、そのモデルさんと自分は容貌も体格も体型も脚の長さも首の長さもすべてが違うからである。   ファッション雑誌が売れなくなった理由の一つにはこれがあるのではないかと思う。

洋服の価値と価格がわかりにくい理由

2019年5月13日 素材 0

先日、洋服の価値というのはわかりにくいよねという話になった。 パソコンでも家電でも自動車でもその手の商品はどれも、「高価格=高機能、高品質」がはっきりとわかる。もちろん、A社の商品はB社の商品と性能は同じなのに割安ということは珍しくない。 しかし、そのA社の商品もA社商品群の中では、「高性能=高機能、高品質」になっている。 買う側からすると非常にわかりやすい

低価格ブランドとのコラボは本当にブランド価値を下げたか?

2019年5月10日 お買い得品 0

ユニクロがエンジニアドガーメンツとのコラボポロシャツ4型を発表した。 ちなみに「エンジニアドガーメンツ」でウェブを検索すると、2番目以降は全部ユニクロとのコラボニュースである。ユニクロ効果恐るべし。 https://www.uniqlo.com/engineeredgarments19ss/jp/   個人的には、水玉のグレーと、グレーかオリーブグ

フォーエバー21が中国市場から完全撤退

2019年5月9日 企業研究 0

連休中に飛び込んできたのがフォーエバー21の中国市場完全撤退というニュースだった。 ご存知の方も多いだろう。 「フォーエバー21」が中国市場から完全撤退 https://www.wwdjapan.com/854247 実店舗だけでなく、ECも完全閉鎖である。   「フォーエバー21」は2008年に初めて中国市場に進出したが、短期間で撤退。その後、1

「よほどの物」でない限りは消費者は欠品にこだわらない

2019年5月8日 お買い得品 1

洋服を買うということになると、当方はブランドホッパーである。 特定のブランドに入れ込むことがなく、そのときどきでお買い得品を選ぶ。とはいえ、選択肢になるブランドは、多くても10くらいでしかない。 ユニクロ、ジーユー、無印良品、ライトオン、ジーンズメイトあたりがレギュラーで、そこにアダストリアのグローバルワーク、レイジブルー、たまにウィゴーが混じるという感じで

77%増の在庫をAI(人工知能)を使って8割に減少させるの?

2019年5月7日 決算 0

長い連休が終わった。 連休に入る直前に、ストライプインターナショナルの2019年1月期決算が発表された。 非上場企業なので本来は決算発表する義務はないが、アパレルは非上場企業が多いから、その全体像がつかみにくい。これは河合拓さんも常々仰っていることである。 メディアは、ユニクロとユナイテッドアローズを比較してみたりとピントのズレたまとめ記事を書くことが多いが

コアコンピタンスについてダラダラしながら考えてみた

2019年5月1日 考察 0

今日から令和元年である。 平成の30年間は1989年1月から2019年4月までで、当方が19歳から49歳まで過ごした。言ってみれば、昭和は子供時代、平成は若い頃を過ごしたといえ、令和は老年期を過ごす時代になる。   ゴールデンウィークの真っ最中ということで、大してこのブログを読んでいる人もいないだろうから、まあ軽い感じで書いてみたい。  

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