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南充浩 オフィシャルブログ

2018年3月 の記事一覧 : 21件

しまむらの都心一等地への大量出店は不可能だと思う

2018年3月15日 企業研究 0

経済紙・一般紙においてはユニクロと同じくらい、しまむらに関する記事は奇妙なものが多い。 例えばこれだ。 しまむらが仰天戦略転換、都心出店でユニクロとガチンコ勝負 http://diamond.jp/articles/-/163124 この論調はピンと来ない。 要するに伸び悩んでいるしまむらが都心一等地に出店するだろうという記事だ。 確かにしまむらの新規出店先

ジーンズメイトの業績は本当に急回復しているのか?

2018年3月14日 企業研究 0

ジーンズメイトの決算見通しが発表されてから、一部に業績が急回復しているという見方があるが果たして本当だろうか。 結論から言ってしまうと、急回復には程遠く、底打ち・下げ止まりが見えてきたというのが実態である。 ジーンズメイトは先月に、2018年3月期の業績予想を下方修正している。 下方修正した業績予想は、 売上高95億9000万円 営業損失5億5000万円 経

ユニクロが国内でまだシェア率を大幅に高められると思っている人はアホ

2018年3月13日 ユニクロ 0

ユニクロについて論じられた記事は多々あるが、商品面でもビジネス面でも根本的なとらえ方がおかしいものが多いと感じる。 例えば、国内のユニクロについてだが、伸び率が少なく成長性が乏しいという論調が多く見受けられる。 しかし、果たしてそうだろうか? 2017年8月期の国内ユニクロの売上高は対前期比1・4%増の8107億円だった。 この数字をどう見るかだが、単一洋服

高機能+低価格が絶対条件のワーキングユニフォームはカジュアル需要を取り込めるか?

2018年3月12日 トレンド 0

アメリカのアスレジャーの服装を見ていると、あんなジョギング帰りみたいな服装で都心に出ていく日本人はいないだろうと思う。 逆にアメリカ人はどうしてあんなジョギング帰りみたいな服装でそこらへんをうろつけるのか疑問で仕方がない。 アスレジャーブームといわれているが、日本ではアメリカそのままのアスレジャーは流行らない。 もう少しカジュアルなりドレスなりにアレンジする

小売店舗が全自動化されにくい理由。これがわかっている販売員や店長はAIに職を奪われない

2018年3月9日 考察 0

大学卒業後すぐにイズミヤの子会社である安物の洋服販売チェーン店で働いた。 その時、商品の入れ替え時期やら新店舗オープンの手伝いやらという貴重な体験をさせてもらった。 今の知識でそれらができていればどれほど勉強になったかわからないが、当時はその作業の意味さえわからなかった。 わからなかったが、什器の配置やら商品の配置などの店作りの様子を見ていて、どうやってこれ

体型の計測数値だけでは似合う洋服は選べない ZOZOが計測できないデータはこれだけある

2018年3月8日 未分類 0

zozoのおまかせ定期便が始まったが、現時点ではなかなか難しい取り組みだといえる。 野心的で面白い取り組みだとは思うが、成功するまでには時間がかかるため、見切りの早いスタートトゥデイは早期に撤退するのではないかと思って見ている。 【試着編】70キロのゆるふわ体型だけどZOZOおまかせ定期便に申し込んでみた。 http://oki-gura.hateblo.j

スニーカービズってなんで私服警官みたいな服装を提案してんの?提案する側はアホなの?

2018年3月7日 トレンド 0

健康増進のためにビジネスでもスニーカー着用というスニーカービズが提唱されているが、意味がわからない展開になっている。 提唱した行政はもとから服装のことなんてちっともわかっていないのは当然として、受けている衣料品業界、靴業界もなぜか「本来は」服装のプロであるはずが、ネクタイ着用のかっちりとしたスーツにナイキやニューバランスなどのオーソドックスなスニーカーを合わ

意味もなく品番数を増やす愚かしさ

2018年3月6日 企業研究 0

何でもある店は何もない店といわれる。 イオンやイトーヨーカドー、ユニーなどGMSと呼ばれる大型スーパー各社は、品ぞろえの幅を広げることでそういう店になり、消費者の支持を失っている。 消費者からの支持を回復するためにさらに品ぞろえを豊富にするという愚を犯し続け、悪循環スパイラルに陥っている。 「支持を得たいから、どんな客でも捕まえたいから、あらゆる商品をそろえ

日本の繊維関連工場の技術は高いのか低いのか?総悲観論も楽観論もナンセンス

2018年3月5日 企業研究 0

現在の、日本の製造加工場の技術が高いのか低いのかという議論があるが、一概に高いとも低いとも言えないのが実情だと考えている。 とくに繊維関連では、その傾向が強い。 繊維分野においては、技術の高い低いとは何かという部分の見極めが難しい側面がある。 上質とされる生地、糸は「風合い」が良く、希少性の高さを評価されることが多いと感じるが、その一方で耐久性はまるでないこ

ターゲットと販路によっては「色落ちしないデニム」を作ったら良いんじゃないの?

2018年3月2日 ジーンズ 0

昔、ボブソン、ラングラー、リーバイスのジーンズを販売していたのでジーンズは好きだが、独立したころから、いわゆる「デニム業界」の姿勢には疑問を感じるようになった。 デニム生地は、よく知られているように、 中心部分を白いまま「芯白」の状態で残してその周りをインディゴ染めした経糸と、白いままの緯糸で織った綾織り生地で、経糸3本に緯糸1本の割合 となっている。 この

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