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南充浩 オフィシャルブログ

2017年6月 の記事一覧 : 22件

呉服はアイスクリームの3分の2の市場規模しかない

2017年6月16日 考察 0

 先日、ちょっと驚いてしまったのが、この記事だ。 「明治 エッセルスーパーカップ」が売れている、控え目な理由 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170614-00000030-zdn_mkt-bus_all 明治エッセルスーパーカップというアイスクリームの記事なのだが、 アイスクリーム業界が盛り上がっていることをご存じ

ジーユーで590円に値下がりしたベルトを2本買ってきた

2017年6月15日 お買い得品 0

 昨年夏にジーユーデビューを果たしてからちょくちょくと利用するようになった。 6月に入ってから、ベルトをジーユーで買った。 理由は値下げされていたからである。 ベージュのメッシュベルトが定価990円から790円に、レザー(本革)の細いベルトが定価1490円が790円に値下げされていた。 それがどちらもさらに200円値下げされて、590円になっていたから迷わず

表面的な低価格だけを真似て、本質的なサプライチェーンマネジメントを真似ずに凋落した国内大手アパレル各社

2017年6月14日 企業研究 0

 無印良品が今秋物から一部商品の価格を値下げするそうだ。 https://www.wwdjapan.com/427449 無印良品を運営する良品計画は、今年の春夏に続き、秋冬にも衣料品113点を値下げする。工場を集約すると共に、下着類はファミリマートやサークルKなどのコンビニ約1万8000店舗での展開による大量生産でコストを削減。品質を維持しながら合理化を徹

低価格「日本製衣料」が市場に溢れている現実

2017年6月13日 お買い得品 0

 販売において「モノ」より「コト」が重要といわれ始めてけっこうな年月が経過しつつある。 また「スペック」の高さのみを誇る売り方も否定されて数年が経過している。 にもかかわらず、そうした売り方から脱却できないでもがいているのが、衣料品の製造・販売である。 何も「嘘で塗り固めた偽善臭いフィクション」の物語を作れとはいわないが、「モノ」「スペック」のみの売り方から

国内製造加工業のアジア移転は商社や大手ブランドだけのせいではない

2017年6月12日 産地 0

 繊維製品の生産拠点が国内から海外へと急激に移転したのは90年代である。 90年代前半のバブル崩壊がその傾向に一層拍車をかけた。 縫製分野は顕著で、現在、国内で流通する衣料品の数量ベースでは3%が国内製で、金額ベースだと26%くらいが国内製である。 また生地生産、染色加工、洗い加工も海外移転が進んだ。 こうした動きについて、いわゆる「良心的ファッソニスタ」あ

ビジネススーツに「突飛な個性」は必要ない

2017年6月9日 考察 0

 先日、茂木健一郎という人が就活生を「無個性だ」と批判したが何が言いたいのかさっぱりわからない。 もともと、個人的には茂木健一郎という人が嫌いである。 小太りな上にもじゃもじゃの白髪交じりの長髪という清潔感のない風貌も嫌いだし、左気味の発言も嫌いである。 個人的な好みはさておき。 就活生、特に男性は今では一様に黒のスーツを着ている。 筆者が大学生のときは紺が

ジーユーで790円に下がったランニング用のTシャツと短パンを買った

2017年6月8日 お買い得品 0

 先日、ランニング用の短パンとTシャツをジーユーで買った。 2011年の4月末から、週2回走り始めて6年が経過した。 運動が嫌いなので、続くかどうか自分自身で半信半疑だったため、半年間はウェアも靴も買わずにいた。 (要するに普通のスニーカーとTシャツと短パンで走っていたということ) 半年が経過したころから徐々にウェアとシューズを買いそろえた。 それも最低限の

産地の自立化事業は自社ブランドを立ち上げることがゴールではない

2017年6月7日 産地 0

 製造加工業が下請け脱却を目指して、自社オリジナルブランドを立ち上げたり、小売店を立ち上げたりする事例が多く見られるようになり、それは企業存続のためには正しい方針だと考えられている。 もちろん、筆者もその考え方には賛成だが、それでもやっぱり自社オリジナルブランドを立ち上げて軌道に乗せるのは難しいと、改めて感じる。 先日、泉州の杉友ニットが破産申請をした。 杉

売上高だけでなく店舗数も激減した百貨店 でも総営業時間は激増

2017年6月6日 百貨店 0

 百貨店全店の売上高合計が2016年はついに6兆円を割り込んで、5兆9780億円にまで低下したことは周知の事実で、それに対して対策が様々議論されているが、実もふたもない言い方をするなら、既存の個々の店舗が少しずつ売上高を伸ばした程度では、百貨店全体の売上高は回復しないのではないかと思っている。 なぜなら、百貨店の店舗数自体が減っているからだ。 不振百貨店の閉

ネット売上高の増加も実店舗売上高の減少をカバーできなかったユナイテッドアローズの5月度売上概況

2017年6月5日 企業研究 0

 ユナイテッドアローズの5月度売り上げ概況が公表されたが厳しい結果だったといえる。 全社売上高は対前期比4・2%減に終わった。 これだけなら「単に苦戦傾向だったのだな」という話だが、全社売上高の中に含まれているネット通販全店合計売上高は対前期比32・5%増と大幅に増えている。 ネット通販が32・5%も伸びているのに、全店売上高は4・2%減に終わっているという

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