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南充浩 オフィシャルブログ

2016年2月 の記事一覧 : 21件

水沢ダウンの販売枚数を推測してみた

2016年2月15日 考察 0

 衣料品不況下で高額にもかかわらず、好調に売れているとして注目を集めているのがデサントの「水沢ダウン」である。 販売価格は8万~12万円とあるから、プロパー(定価)での平均販売価格は10万円くらいではないかと考えられる。 各媒体で「好調」とか「〇〇%増」とか書かれているが、具体的枚数は書かれていない。 果たしてどれくらいの販売枚数なのか。 インターネットでい

創業家の手から離れたイトキン

2016年2月12日 経営破綻 0

 さて、1月末で資金ショートに陥る危機だったといわれていたイトキンがインテグラル社に買収された。 興味の対象はインテグラル社がどのような方策を打ち出すのか、そして創業家の辻村家はどうなるのかというところだろうか。 まず、辻村家は経営から手を引く。 繊研新聞社のウェブニュースではすでに新会長が就任することが伝えられていた。 となると、辻村家の現会長は退任すると

イトキンがインテグラル社の傘下に

2016年2月10日 速報 0

 今回は結論がなく、速報という形を採らせてもらう。 イトキンのスポンサーに、インテグラル社が決定したと製造関係者筋から聞かされた。 配布された挨拶状も見せていただいた。 実は、昨年末ごろからイトキンの経営悪化を伝える噂が多かった。 中でも深刻だと感じたのは、1月末で資金ショートするという噂だった。 銀行関係者でもなんでもないし、非上場企業なのでその決算書を見

ECの速さ競争にそんなに意味があるの?

2016年2月9日 FLAG 0

 アパレルブランドにおけるEC化というのは消費者の利便性を考える上では不可欠なものといえる。 例えば全国の大都市圏に20店舗しかないブランドだとすると、それ以外の地域の人が買えるための手段としてEC化は必要である。 しかし、EC化比率を闇雲に高めることが優れた経営指針ではないことは昨日も書いた。 個人的にはどんなにEC比率が高まったとしても50%以上にはなら

EC比率の高低だけを論じるのは意味がない

2016年2月8日 FLAG 0

 アパレル業界というのは「小手先の目新しさ」に飛びつくという悪癖を持った業界である。 アイテムのトレンドに対して飛びつくのは元々がミーハーでなければ務まらない業界なので、それはそれで良いと思うが、経営方針や新規開発事業も同じ傾向なのでいささかどうなのかと思う。 もっとも、ミーハーだった現場担当者が年を取って、経営陣になるわけだから「三つ子の魂百まで」というよ

ブログの書き方セミナーを開催してみます

2016年2月6日 速報 0

ちょっといろいろとためらいもあるが、ここらで一度、「ブログの書き方」セミナーをやってみようと思い立った。 今回は初心者にもわかるような基礎編をやってみたいと思う。 「なぜブログを書く必要があるのか」 「ブログを書き続けるとどんな効果があるのか」 「ブログを定期的に書き続けるために必要なテクニック」 「読まれるブログとは」 「どんなブログサービスの利用が良いか

10年着続けられる低価格ブランド

2016年2月5日 安物コーディネイト 0

 今日はお気楽に。 某社で「100年着られる〇〇」という打ち出しを行っている。 衣料品不振に陥っている業界だから新しい切り口の模索は必要だし、これはその一環だと理解している。 で、最近は「低価格衣料品は長持ちしない」みたいなことを言う人もいて、低価格品との差別化を「耐久性」「不変性」に見出そうとする取り組みもある。 しかし、実際のところ「耐久性」は素材や縫製

イッツの解散、イトキンのブランド廃止

2016年2月4日 経営破綻 0

 国内の倒産件数は低水準に推移しているが、アパレルの倒産件数は2年連続で増加している。 今年も新年早々に大手の解散、ブランド廃止が次々に発表されている。 イッツインターショナルが解散 事業はフランドルが吸収 https://www.wwdjapan.com/business/2016/01/27/00019432.html  アパレルメーカー大手のフランドル

既製服は工業にして商業

2016年2月3日 考察 0

 いわゆる「ファッション」ブログだとかファッション雑誌の記事だとかは、あまりにも感性に寄りすぎていて、読んでいて腑に落ちないことが多い。 「これが今の気分」とか「これがマイブーム」とかそういうことで締めくくられており、読んでいる側からすると、あなたの気分は理解できたけど、どうしてその着こなしがカッコイイということになるのかは理解できない。 タレントのファッシ

雑誌の淘汰は今後もまだまだ続く

2016年2月2日 メディア 0

 ライフスタイル雑誌「Free&Easy」が休刊となった。 雑誌の休刊というのは実質的に廃刊である。 ライフスタイル雑誌とされているが筆者はファッション系の雑誌だと思ってときどき読んでいた。 ジーンズ、アメカジ、古着系には強い雑誌だったが、休刊となったということは採算が悪化していたということだ。 儲かっているなら休刊にはなっていない。 以前に一度だ

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