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南充浩 オフィシャルブログ

2015年9月 の記事一覧 : 20件

工員の賃金を上げる取り組みはなかなか難しい

2015年9月14日 未分類 0

 先日、某小規模ブランドの人から「国内縫製工場を自前で構えようかなと思っている」と相談を受けた。 申請の方法によっては国や地方自治体から補助金や助成金が下りるのではないかと思うので、その旨を伝えた。 また資金に余裕があれば、廃業する国内縫製工場を買収することも一つの方法である。 廃業する国内縫製工場なんて掃いて捨てるほどある。 単一ブランドならまだしもフルア

オッサンらがスリッポンを好んだ理由を体感した

2015年9月11日 お買い得品 0

 今日もお気楽に。 先日、また破格値商品を買ったので、晒してしまう。 恒例の誰得企画である。 無印良品のあべのアンド店で、1000円(税込)に値下がりしていた合皮スエードのスリッポンシューズを買った。 最初に黒を買ったのだが、あまりに安いので後日、紺も買ってしまった。 写真だと上手く色が出ていないが、紺は本当はちょっと緑がかっている。 青緑みたいな感じに見え

衣料品は商品名をもっと工夫してみては?

2015年9月10日 未分類 0

 今日はお気楽に。 先日、ジョイジッパーさんが興味深いブログをアップしておられたのでご紹介したい。 「商品名」テキトーに付けてませんか? http://ameblo.jp/knitkitchen/entry-12066668700.html オンライン通販についての商品名のことなのだが、 でも肝心の「商品名」にはあまり工夫が感じられなくないですか? 多くの場

まずはデザイン。ウンチクを語るのはその次

2015年9月9日 未分類 0

 昨日、阪神百貨店梅田本店8階で開催されていた催事「デニム博」を覗いた。 今回のイベントはもともと「全国各地のジーンズ、デニム製品を集めよう」というコンセプトであり、実はNバイヤーから少しだけ相談を受けた。 相談を受けたと言っても、友人のI氏と3人で雑談した程度である。 「あそこの地域にこんなブランドありますよ~」という程度の雑談である。 当初話していた感じ

「なくなったら困る」といわれるブランドを目指そう

2015年9月8日 未分類 0

 先日、某ファッション専門学校の理事長と雑談をした。 かつてのお得意さんであった大手アパレルの苦境に話題が及んだ時、こうおっしゃった。 「そりゃワールドが仮に潰れてなくなったとしても消費者はだれも困らないからね」と。 便宜上ワールドとおっしゃったが、ここにオンワード、イトキン、ファイブフォックス、三陽商会、TSIいずれを入れても成り立つ文章である。 そして「

生地の技法やスペックだけでファッション製品は売れない

2015年9月7日 未分類 0

 オリジナル製品の開発に乗り出す産地の製造加工業者が増え、先週開催された東京ギフトショーにも多数出品していたようだ。 筆者がいう産地の製造加工業者はおもに生地製造工場、染色加工場のことである。 で、フェイスブックやツイッターを眺めていると、産地業者の東京ギフトショーの自社ブースが何軒か流れてきた。 生地製造工場は衣料品を企画したがるが、現在の市場動向でいうと

はるやまの機能素材開発の姿勢を評価したい

2015年9月4日 未分類 0

 少し前のことになるが、はるやま商事のアイシャツのことがダイヤモンドオンラインに掲載された。 紳士服業界ではトップには及ばず、一時期は経営危機も噂されたこともある「はるやま」だが、最近は何かと独自路線を打ち出してそれなりに脚光を浴びている。 http://diamond.jp/articles/-/77409 ヒット商品が生まれにくいメンズビジネス服業界にお

原料から店頭までの情報共有システムの構築が必要

2015年9月3日 未分類 0

 昨日、国内の大手総合アパレル各社は、低価格製品を作るために安易にOEM・ODM業者を多用し、それがかえって店頭と製造段階の情報分断を促進していると書いた。 これはどういうことかをさらに詳しく説明してみたい。 ワールドなどの大手に限らず、この10年間でOEM・ODM業者への物作りの丸投げが国内アパレル業界全体に浸透した。 大手セレクトショップも大概が丸投げで

大手総合アパレルの劇的な復活は難しい

2015年9月2日 未分類 0

 大リストラを発表していたTSIホールディングスの早期退職に528人が応募したという発表があった。 TSIホールディングスの希望退職者募集に528名が応募 http://www.fukeiki.com/2015/09/tsi-cut-528-job.html 退職日は8月31日だからもう全員退職していることになる。 ワールドの早期退職希望者の退職日は9月下旬

自社に「利」をくれる既存顧客だけを愛するべき

2015年9月1日 未分類 0

 個人的には「お客様のために」とか「〇〇の笑顔のために」とか「お客様へ愛を」みたいな標語に居心地の悪さを感じてしまう。 気持ち悪いというか「嘘くせー」というか、まあ、そういう感じである。 しかし、業務をする上でその心構えは間違っていない。 間違っていないどころか正しいといえる。 筆者個人はそういう無条件に前向きな姿勢になんとも居心地の悪さを感じるというだけの

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