2015年8月 の記事一覧 : 19件
産地のブランド作りが成功しない理由
2015年8月17日 未分類 0
先日、知り合いであるOEM屋さんからこんな話を聞いた。 「某産地の組合とそこに所属している工場から『オリジナルブランドを作りたいんですよ。どうしたら良いですか?』と相談を受けた」とのこと。 そのOEM屋さんが「デザイナーとは契約したんですか?」と尋ねると、「していません」との答えが返ってきた。 そこで即座にOEM屋さんは「デザイナーがいないならまともな商品
中価格帯の日本製Tシャツブランドに期待
2015年8月12日 未分類 0
今年に入って2人の方に相次いで相談を受けた。 2人とも偶然に日本製のTシャツを2000数百円~5000円未満で売りたいという。 ただし、お一人はもうすでにインターネット通販で販売を開始している。 もう一人は現在準備中である。その違いがある。 今回はすでにスタートしている取り組みをご紹介したい。 http://b-webstore.jp/ 生地から縫製すべて
ネーミングを工夫すれば売れ行きは変わる
2015年8月11日 未分類 0
今日はちょっと気分を変えて。 商品のネーミングというのは非常に重要である。 中身は同じなのにネーミング一つで売れ行きがガラりと変わることがある。 筆者は日常生活で使う食品の9割をスーパーマーケット「万代」で購入している。 関西圏以外の人はあまりなじみのない店名だろうが、関西圏ではこの15年間で爆発的に店舗数を増やしている。 ちょうど今春にセブン&アイホール
デザインがダサければ、いくら「国産品」でも売れない
2015年8月10日 未分類 0
昨今は衣料品の国内生産回帰が顕著である。 国内の縫製工場は活況を呈しており、縫製スペースが足りないということを聴く。 そこそこの規模のブランドがそこそこ多い枚数を依頼するから、これまでなら対応してくれていた小ロット生産は弾かれることが増えているようだ。 国内生産に回帰した理由は3つある。 1、為替の円安基調 2、中国工場の慢性的人件費の高騰(為替要因は関係
カイタックファミリーの「360°ストレッチデニム」の快適性
2015年8月7日 未分類 0
今回は珍しく東京に出かける用事があり、何社かまわってきた。 そのうちの一つが先日書いた台東デザイナーズビレッジだったのだが、あと何回か東京でまわった会社のことを書くことがあると思う。 今回は、カイタックファミリー婦人カジュアル営業部の展示会が面白かったのでご紹介してみる。 何の展示会かというと、ジーンズの展示会である。 今回の目玉は、「360°ストレッチ」
大手総合アパレル各社の黄昏
2015年8月6日 未分類 0
普段フェイスブックで交流している人たちにはイトキン関係者が多いので彼らのことを考えるとちょっと胸が痛むのだが、それでもやっぱり紹介することにした。 ワールド、TSIの大量リストラが報じられているが、それ以外でもかつての百貨店向け大手総合アパレルは厳しい状況にある。 コムサ・デ・モードなどを展開しているファイブフォックスは同社の公式サイトによると、2013年
ファッション雑誌が大部数を売る時代は二度と来ない
2015年8月5日 未分類 0
先日、ファッション雑誌「CUTiE」の休刊が発表された。 休刊とされているが雑誌の休刊は実質の廃刊である。 何年か後にリニューアルスタートされる場合があるので「休刊」とされる。 8月11日発売の9月号で休刊になるので、最終号はもうすぐ発行ということになる。 http://www.fukeiki.com/2015/07/takarajima-cutie-di
「トレンドキャッチの早さ」は最早価値ではなくなった
2015年8月4日 未分類 0
アパレルの売り方がこれまで通りでは通用しないといわれてからすでに15年以上が過ぎようとしている。 その最大の要因はユニクロの台頭と躍進だろう。 ユニクロの台頭によって、アパレル各社は価格対応を過度に重視した。 とりあえず値段を合わせろというわけだ。 しかし、その「とりあえず」という姿勢がさらにアパレル各社の業績を低迷させることになった。 忘れもしないフリー