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南充浩 オフィシャルブログ

デザイナー

そのブランドの「パリコレ参加」「ミラコレ参加」は自称しているだけかもよ(笑)

2023年11月29日 デザイナー 3

こんなことはみんな知っているんじゃないかと思うことが意外と知られていないことがある。 逆に、みんなが知っていることを当方が知らないということも多々あるのだが。   業界メディアやデザイナーズブランドの紹介文などで昔から「〇〇年パリコレクションに参加」とか「〇〇年ミラノコレクション参加」などと報道されたり、書かれていたりすることが珍しくない。 当方は

必ず等しく報道されるわけではないという話

2023年5月16日 メディア 1

メディアには「報道の自由」があると腐るほど言われているが、逆に「報道しない自由」を行使することも多々ある。業界関係で言うと、某業界メディアはなぜかグンゼの決算発表だけは絶対に掲載しない。理由は不明である。 そんなわけで同じようなことをやっていても報じられる企業と報じられない企業が普通にあるし、同じ人と契約していても報じられる企業と報じられない企業がある。 こ

日本のZ世代は人口が少ないという話

2023年5月10日 メディア 1

4月の下旬に立て続けに大物ガンプラの新製品が発売された。22日と29日である。 2020年後半からのガンプラ品薄状態にすっかり慣れてしまった当方としては、バイパス沿いのジョーシンに開店前から並んだわけだが、転売ヤーが撤退し始めているのか、人気キットの割に並んでいる行列人数が少なかった。せいぜい20人弱でそのうちの数人はガンプラ以外の商品購入希望者なので実質的

ユニクロとワークマンでは値上げに対するメディアの報道姿勢が異なる不思議さ

2022年9月21日 メディア 0

衣料品も値上げの報道が続いている。 しかし、報道内容や見出しが恣意的過ぎて記事では実態がよく把握できない場合が数多く見られる。 先日、ワークマンの価格戦略について発表されたが、同じ内容でも記者や媒体によってこうも表現方法が異なる。   ワークマンが23年8月まで価格据え置き PBの主力商品で 一方、 ワークマン/23年8月まで人気PBの96.3%価

好調なのに発信が少なすぎてもったいないと感じる企業の話

2022年7月20日 メディア 2

企業が情報を開示するかどうかの判断は非常に難しい。 何でもかんでも透明性ガーと言って開示するのも得策とはいえない。例えば、ZARAを展開するインディテックス社はそんなに情報開示に熱心な企業ではない。 またラグジュアリーブランドも情報開示にはあまり熱心とは言えない。 一方、国内の上場企業は一応開示義務があるので、開示はするが、それとても社によって格差がある。繰

ユニクロの価格戦略は値上げする5品番ではなく値上げしないその他商品に注目が必要

2022年7月15日 メディア 2

メディアというものは、読まれてナンボ、視聴されてナンボ、である。 読んでもらう、見てもらうためには人目を惹きつけるような見出しを付ける必要がある。そのため、ややもすると内容とはかけ離れたセンセーショナルな見出しをわざと付ける。 最近は炎上狙いのような見出しを付けることが珍しくなくなった。毎日辛い物を食べ続けると、それに慣れてしまって、さらに強い辛みを求めるよ

インフルエンサーとタイアップしても必ずしも効果があるわけではないという話

2022年4月21日 メディア 3

新聞、雑誌、テレビなどの旧メディアに比べると、WEBは流入数や視聴率が明確に把握できるため、広告効果に確実性があると言われている。 明確に把握できるというのはその通りだが、広告効果が高いかどうかは微妙なところである。 正確に言うなら、広告効果が高いこともあるが、全く無いこともあるというのが実状といえる。で、さらに言うとこの状況は、新聞・雑誌・テレビへの広告出

生地の残反はそのまま安値で売り払うのが最もサステナブルなのでは?

2022年3月25日 トレンド 0

そういえば、先日、某大手メディアと打ち合わせをする機会があった。 メディアというのは自社が公的に発信している内容と、記者や編集者個人の考え方は異なる場合がある。もちろん媒体の主張の権化みたいな記者や編集者も少なくはない。 そのメディアの担当者は当方と思想的には割合と近く、友好的な打ち合わせができたと感じた。もしかしたら、当方の独りよがりかもしれないが。(笑)

アパレル業界や業界メディアの発信する「スペクタクル」と大衆の「日常」との乖離

2022年3月2日 メディア 1

多くの人のファッションへのデビューは高校時代か大学時代(場合によっては中学生時代)だが、当方のファッションデビューは社会人になってからだった。 で、ファッション雑誌を読みながら勉強を開始したのだが、ファッション雑誌に書かれてある内容、紹介されている商品ともに、ジャスコとイズミヤの服で育った当方には異次元の内容だった。 例えば、メンズクラブの3月号とか4月号に

最近の「古着人気の報道」に対して少し違和感を覚える理由

2022年2月25日 ジーンズ 3

最近、エスディージーズ(笑)と絡めて「古着ブームだ」と報道されることがある。 まあ、古着屋JAMの人気ぶりなどを知ればブームなのだろうと思うが、イシキタカイ系メディアのように「エスディージーズ(笑)を考えた『全く新しい』消費行動」とか。某エライ先生のように「日本が貧しくなっているからだ」とか、そういう論調には違和感がある。 なぜなら、   1,95

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