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南充浩 オフィシャルブログ

販促

売れていないときほど販促・広告への投資が必要

2021年3月5日 販促 0

大学新卒後、販売員として2年半くらい勤務した。 2014年から、在庫処分店で販売を手伝うことになり、未だに月に3~5回は店頭に立っている。 世の中にあまたおられる凄腕販売員には遠く及ばないが、売り場の雰囲気というのは、何となくわかっている。毎日の店の売上高というのは、良い日もあれば悪い日もある。 不景気が続くだとか、今回のようなコロナ自粛が続くだとか、そうい

WEBサイトのPV数とアクセス数の増減しか分析できない広告代理店にはご注意を

2021年3月1日 ネット通販 0

広告宣伝の媒体としてWEBは最早、外せないツールとなっている。 2019年の広告費総額で、インターネット広告だけは前年比19・7%増と伸びているが、その外の媒体である新聞(5・0%減)、雑誌(9・0%減)、テレビ(2・7%減)、ラジオ(1・4%減)は前年割れとなっている。 2019年 日本の広告費 – ナレッジ&データ – 電通 (d

「ファッション性の高さ」よりも「アニメコラボ」の方が売れやすい

2021年2月25日 トレンド 2

このところ、2回続けてアニメのファッションに対する優越性を書いてきたが、ちょうどたまたまそれに関連するニュースが報道された。   コラボが日本経済を救う? 「グッチ」×「ドラえもん」が百貨店各社で想定以上の大ヒット | WWDJAPAN.com   はっきり言って日本経済を救うほどではないと思うが、グッチとドラえもんのコラボが計画以上に売

「物」がお粗末だったら「コト販売」は成功できない

2021年1月19日 売り場探訪 0

繊維・アパレル業界でいうと、2008年以降、ユニクロやジーユーなど一部の勝ち組を除いて、マス層での洋服の売れ行きが目に見えて悪化した。 呼び名はいろいろあるが、ミドル層とかアッパーミドル層とかローミドル層とかそういうのをひっくるめてのマス層で、ビッグヒットを記録するアイテムやブランドが少なくなった。 売り上げ規模数億円~数十億円のニッチ市場には好調アイテムや

その取り組みって本当に「エコ」なの?

2020年12月17日 素材 3

環境問題への対策は不要だとは思わないが、最近の「エコ」関連の取り組みはちょっと意味不明なものが多いと感じる。 例えば、ユニクロとジーユーのレジ袋である。レジ袋有料化は個人的にはナンセンスの極みだと思っているが、国が推進しているので従わざるを得ないことは理解できる。 ユニクロとジーユーはビニール製をやめて紙袋にしたが、紙袋なのになぜか有料である。これだけなら百

ネット通販を強化するためにはブランドの知名度を高める施策も必要

2020年12月16日 お買い得品 0

最近、初めてZOZOTOWNで商品を買ってみた。 ただ、何となくZOZOTOWNに登録するのは嫌だったから、元々持っていたYahoo!ショッピングのIDでログインしてそのまま購入した。ZOZOとYahoo!は同じ会社だからこういう連携になっている。 多分、ZOZOの決算でいうと「ゲスト客」扱いになるのではないかと思う。 そのため、ZOZOTOWN内ではポイン

マス層をターゲットとしたブランドは来年から低価格志向を強めるだろう

2020年12月8日 企業研究 2

以前にも書いたが、無印良品が今年10月から衣類72品目を値下げした。 インナーダウンベストが3900円から2900円に値下がりしたので、はっきり言ってユニクロのインナーダウンよりお買い得である。 またジーユーが来春から30%値下げする。 ついでにGAPも日本市場でようやく定価を見直して値下げした。   それぞれ抱える背景は異なる。 GAPの場合は過

地上戦と空中戦の両方が必要

2020年8月28日 SNSについて 1

数店単位の小規模なチェーン服屋や、個店こそ、広告宣伝費を使う必要があるのではないかと最近強く思っている。 当然、売れ行きが好調ならそんな経費は使う必要がないが、もし、長年やってきたが集客が難しくなったとか、客数が減って売れ行きが落ちたなら、広告宣伝をすべきだと思う。 ただし、広告宣伝と一口に言っても様々なツールがあるし、様々な業者が存在する。はっきり言って玉

ファッションブランドが「特定の事物」とこぞってコラボをやりたがる理由

2020年6月3日 トレンド 2

だいぶと昔に、このブログにも書いたことがあるが、最近はアニメ・漫画・特撮と衣料品のコラボが増えて、アニメや漫画・特撮が随分と市民権を得たと感じる。 20年前ごろまでは、やっぱりそれらは「オタク」の趣味で、オサレな人たちはそれらのキャラクターがプリントされたような服は着ていなかった。 もちろん、オサレな人でもアニメ・漫画が好きだという人は当時も大勢いたが、アニ

洋服の値段が上がらないのは供給が需要を上回っているから

2020年4月21日 考察 1

繊維・アパレル業界では20年くらい「服の値段が安すぎる」という嘆きが続いているのだが、嘆いているだけではどうしようもないし、変なムードを煽っての雰囲気作りもはっきり言って無駄である。 物の値段というのは、需要が供給を上回らないと値上がりしない。 供給が需要を下回れば物の値段は下がる。   バツイチになって6年半が経過したが、ほぼ毎日駅前のスーパーで

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