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南充浩 オフィシャルブログ

トレンド

「素人マス層」のワークマンへの支持が高まりつつあると感じられた話

2022年1月11日 トレンド 3

洋服店に入るのは勇気が要るというのは、多分に事実である。 いわゆるブティック、セレクトショップ、高価格ブランド店は気軽に入店しにくい。入店客数も少ないので敷居が高い。都心の大型店ならまだしも、小型店ならさらに敷居は高くなる。 ユニクロのブレイク前からキャビン、鈴屋、鈴丹、リオチェーンなど低価格店は多々あったが、ユニクロも含めて低価格店がその時々で大いに集客で

年頭雑感と昨年を振り返って ~ユニクロの勢いが無くなってきたと感じる話~

2022年1月5日 ユニクロ 3

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 今回は年初の雑感でも。 国内でいうと、最大手のユニクロだが、昨年下半期くらいからちょっと今までの無敵状態ではなくなってきたと感じる。2022年の経過如何では、2023年以降国内売上高がコロナ禍原因以外で減少に転じる可能性も秘めていると感じる。 理由はいくつかある。 1、通常ラインのベーシック偏重

最近「N+」の存在感が無くて存在すら忘れ去っていたという話

2021年12月22日 企業研究 1

全ての企業の業績を逐一追跡することは大変な手間暇がかかるため事実上不可能に近い。 そのため、メディアの報道というのはそれなりの価値がまだある。しかし、メディアというのは公共事業ではなく、営利事業に過ぎないので、メディア自体が「儲かる」「儲けにつながる」と考えたこと(その考えが適切かどうかは別)しか報道しないということも忘れてはならない。 そのため、報道しても

手持ちのブランド品よりもガチ作業用ブルゾンを愛用した人の話

2021年12月21日 商品比較 3

さて、今回は前回の続きである。 30数年前~15年くらい前までの洋服の高品質さ – 南充浩 オフィシャルブログ (minamimitsuhiro.info)   今月、来月の2回に分けて亡父の衣料品を廃棄した(する)。 要らない服は捨てるに限る。裕福だった母方の祖父が32年前に亡くなったときには、ブランド物や貴石付きのカフスボタンやネクタイピンが多

30数年前~15年くらい前までの洋服の高品質さ

2021年12月20日 お買い得品 2

自分が住んでいるところは月に一度不燃物ゴミを出せる。 その月に一度の不燃物ゴミの日に、今年春から一念発起して、9年前に死んだ母親の洋服を全て出した。12月には昨年死んだ父親の洋服を半分だし、来年1月に残りの半分を出す。年末大掃除でもう袋詰めをは終えた。 死んだ母親は洋服をたくさん持っていたから、捨てるのに回数がかかったが、父親はクソダサい男で、ほとんど洋服を

「コロナ自粛解禁」「感謝祭」「+J投入」の3大要因が揃っても前年割れしたユニクロの11月度

2021年12月3日 ユニクロ 3

昨年の秋冬物から少し感じていたが、今春夏その感想はさらに強まり、今秋冬物ではもっと強まっている。 何かというと、デザイナーコラボを除くユニクロの通常ラインのメンズ商品がつまらないということである。 もちろん、業界にはいまだ根強く「ユニクロ=実需品」という信仰を固く守った原理主義な方々もおられるが、国内ユニクロの売上高が8000億円規模にまで成長したのは、ファ

数年前からあった指摘通りに低価格ダウンアウターの提案は激減している

2021年11月22日 お買い得品 0

今年の11月もここ数年間の例にもれず暖かかった。 11月22日は全国的に雨が降り、11月23日から最高気温は15度を下回る日が始まる。消費者はようやく冬物衣料を考え始める気候が始まるといえる。 今秋冬物の商品紹介を見ていて、強く感じるのは低価格ダウンアウターの提案がめっきりと減ったということだ。 このブログでも以前から書いているが、ダウン(羽毛)価格は高騰し

商売の基本は「できるだけ安く仕入れて、できるだけ高く売る」ということをわかっていない人が多い

2021年10月29日 商品比較 3

つい先ごろ、SNS上を賑わせていたのが、某革職人がエルメスのバッグを解体して原価を導き出すというYouTube動画だった。 実は同じ職人は以前に、ブログ内でエルメスのバッグを分解して構造を見せるというのをアップしていて、今回はそのリファイン版(分解していないので)だといえるだろう。 今回のYouTube動画では結論として「原価は2万円強」ということになってい

バイク用のスエットパンツの開発に面白味を感じたという話

2021年10月22日 トレンド 0

先日、久しぶりに「これは新アイデアだ」と感心した製品があった。 これである。     バイク用のスエットジョガーパンツである。 膝のプロテクターを内蔵できるようになっている。 当方は最早ジジイなので、スエットパンツを外出着にはしないが、寝間着としては長らく使っているので、その動きやすさは十分に知っている。     &n

ミスリードを誘うようなメンズスーツに関するメディアの報道姿勢に疑問しか感じない

2021年9月22日 お買い得品 4

業界メディアを含めて、メディアというのは、味噌もクソも同等に比較するという悪癖が昔からある。 最近、違和感があるのは、ワークマンやAOKIの格安カジュアルセットアップと、通常のメンズスーツを比べて「メンズスーツ市場は大丈夫か?」という論調である。 ワークマンやAOKIのセットアップは5000円前後、通常のメンズスーツだとツープライスの既製品だと19000円く

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