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絶妙な便乗表記が施された商品の数々

最近はあからさまなパクリみたいなブランド名はなくなったが、それでも便乗商法みたいな類似したブランド名や商品名はいろいろとある。
当方はそういうのを見るのが大好きなのだが、それにしても各社・各ブランドとも工夫を凝らしていることに感心してしまう。

以前、Amazonで「ディーゼル」を検索していたら「ディーゼルパワー」という激安の謎ブランドを発見した。

インターネット通販はすでにレッドオーシャン

もう再生産はされていないようだが、「ディーゼルパワー パンツ」で検索すると、Amazonのページが今でも表示される。

当然、当方はあの「ディーゼル」の商品を検索でしたかったのだが、表示されたのは「ディーゼルパワー」だった。
それにしてもこの絶妙なネーミングにはうならされた。

「ディーゼル」とは、エンジン機関の名称であり、そこにパワーを付けるといわゆるそういうエンジン系の名称のようになる。
それでいて、あの「ディーゼル」を連想させるのだから、このネーミングを選んだ人は一種の天才かもしれないと思う。

1年半前に先のブログは書いているが、そのブログをアップした際、ディーゼルジャパン社内では騒然となったらしい。
ディーゼルジャパンの中の人からそのように報告を受けている。

4年近く前に雨の日用の靴としてコンバースの防水スニーカー、エヴォブーツをネットで買った。
ところが、これが水が染みこむようになってきたのでそろそろ新しい防水靴を買おうと思って、先日からネット通販を検索している。
まず、第1条件は見た目、第2条件は価格の安さ、である。
この両方が兼ね備わっていないと買うつもりはない。

ファッション好きの人はZOZOを利用するようだが、価格が高いのと送料一律200円なので、当方はZOZOは永遠に利用しない。
もっぱら、AmazonとYahoo!ショッピングがメインでたまに楽天を見る。
あとは価格コムだ。
ガンダムのプラモデルはだいたい価格コムとAmazonを比較して、安い方で買っている。

防水靴はAmazonはあまり豊富ではなく、Yahoo!ショッピングのほうが低価格でバリエーションが豊富なので、買うとしたらYahoo!ショッピングで買おうと思っている。

先日、Yahoo!ショッピングで防水靴を検索していたら、2000円台~8000円くらいまでの低価格防水靴がたくさん表示された。
さすがはYahoo!ショッピングである。

防水スニーカー類だとコンバースとかコールマンとかそういう知名度の高いブランドもあるが、2000円台・3000円台だと見たこともないような無名ブランドの商品が多い。
その低価格無名ブランドの特徴は、意味不明のアルファベットや数字が靴本体に割合にデカデカと表示されている。
てか、その表示要る?

例えば、タンの部分にデカデカとアルファベットで「B.F.」と表示されているスニーカーがあったが、それは一体何の意味があるのだろうか。この「B.F.」がデカデカと表示されているためにひどく見栄えがダサい。
この表示がない方がずっと洗練されていて使い勝手が良い。

ちょっと残念な仕上がりである。

で、同じようなスニーカー類の中に「Y8」とタンに表示されているものも見つけた。
これさえなければ、マシだったのになあと思っていたら、あれ?これって「Y3」の便乗じゃないか?と気が付いた。

Y3はご存知のとおり、山本耀司とアディダスの名高いコラボブランドである。

3と8は似ている。3を二つ連結させれば8になる。
これを考えた人は天才的知恵者ではないか。

さらに検索し続けると「V8」という謎の表示が施された靴も発見した。
V8ってなんの意味があるのだろうか?マシンハヤブサの新しいエンジンだろうか?

で、少し考えてみた。

このVってYの便乗か?
だとしたら、V8もY3の便乗ではないか?

VとYも似ている。3と8は先ほど書いた通りだ。

一般的に、ビッグシルエットのトップスにタイトなズボンを合わせる着こなしのシルエットを「Vライン」と呼ぶ。
ファッション雑誌「ファインボーイズ」はVラインと長らく呼んでいる。

一方、メンズファッションの人気ブロガーMB氏は同じシルエットを「Yライン」と呼んでいる。

どちらが正しくてどちらが間違っているということもないが、この一例をもってしてもYとVは互換可能な文字だということが理解できるのではないか。

ちなみにVラインというとビキニ水着のVライン脱毛を思い出すので当方はYラインと呼びたい。笑

それにしてもちょっとマシンハヤブサの新型エンジンっぽい表記だが「V8」を考えた人も天才的だと思う。

その昔、90年代前半「CK(カルバン・クライン)」と「DKNY(ダナキャランニューヨーク)」という2つのアメリカンデザイナーズブランドが大人気だった当時、量販店の平場には「CKNY」というロゴのプリントTシャツが販売されていたことを思い出す。
合体しとるやんけ!

しかし、この「CKNY」を考え付いた人も天才というべきだろう。

こういう便乗表記商品を見ているとなんだか心が和む。買わないけど。

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5999円でレザーブルゾンを買った話

久しぶりにユニクロが「ネオレザー」のブルゾンを発売している。
昨年、一昨年はなかったから2年ぶりか3年ぶりのカムバックではないかと思う。

ネオレザーなんて言っているが、はっきりいえば単なる合皮である。フェイクレザーである。
ユニクロのネオレザーは、基布にポリウレタン樹脂を塗って作られている。
基布はたしかレーヨンのはずだ。

今秋に復活したネオレザーのブルゾンはずいぶんと見た目がカッコよくなっており、一見すると本革にも見える。
また、薄く中綿が入っているので、防寒性も飛躍的に向上している。

余談だが、25年くらい前、当方はいわゆる革ジャンを着ていた。
ジャスコかどこかで2万円くらいで買ったと記憶している。
もちろんノーブランドだ。

分厚い牛革の革ジャンで中綿入りではなかった。

着用してみて理解したのだが、革ジャンは通気性が悪くて暑い。
気温が暑いときに着ると汗だくになる。
しかし、中綿が入っていないと真冬は冷気が遮断できずに結構寒い。

だから中綿なしの革ジャンというのは、着る季節が本当に短い。
今までのユニクロのネオレザーブルゾンは中綿が入っていなかった。
だから着る機会は本当に限られていたと思う。
ユニクロ側の思惑に反して売れ行きは鈍かったのだろう。その証拠に3年くらい発売されずにいた。
好調なら3年くらいもブランクは空けないはずだ。

しかし、防寒性という意味では今秋の中綿入りネオレザーブルゾンは飛躍的に向上しており、これから本格的に冷え込めば売れ行きは伸びるのではないかと考えられる。

一方で欠点もある。

ポリウレタンはだいたい3年~5年で劣化して剥離してしまう。
速い話が、表面がボロボロに剥がれ落ちるということである。

その証拠に今回のネオレザーブルゾンの下げ札にも「3年くらいで劣化します」と小さい字で書いてある。
ポリウレタンを使った合皮はネオレザーに限らず長持ちしない。絶対に数年で劣化する。

他方、合皮スエードも今秋はずいぶんと見かける。

合皮スエードは通常の合皮に比べて長持ちする場合が多い。理由は合皮スエードは製造方法自体が異なり、ポリエステルを原料とすることが多いからだ。
ポリエステルという合成繊維は劣化しにくく相当に丈夫なのである。
ポリエステルで織った生地の表面に起毛加工を施して合皮スエードに仕上げるが、これはほとんど劣化しない。
「原料:ポリエステル」と表示された合皮スエードは相当に長持ちすると考えても差し支えないだろう。

だからポリウレタン合皮よりも、ポリエステル合皮スエードを選んだ方が長持ちする。

当方ならネオレザーブルゾンは買わない。買ったとしても3年か5年が寿命だと割り切る。
5990円という定価が高いか安いか、非常に悩むところである。

ユニクロのこの5990円という価格は決して高いとは思わないが、他ブランドと比べて安さがあるのだろうかと疑問に思って、先日からAmazonで調べてみた。
ちなみに当方はZOZOTOWNで服を買ったことがない。今秋からどれだけ高額品を買っても送料200円が必要になったので、今後も永遠に買うことはない。
Amazonなら2000円以上は送料無料だからだ。
当方にとってはAmazonやヨドバシカメラドットコムのほうが使い勝手が良い。

Amazonで合皮ブルゾンを調べてみると、だいたいユニクロと同じくらいの価格の商品が多い。
5900~7900円くらいで種類も豊富に表示される。

こうやって見ると、ネオレザーの価格は高すぎるとは思わないが、他ブランドよりも安くてお買い得というほどでもないことがわかる。

そうやって調べていると、Amazonで表示される商品の中に「本革」と表示されているものが混じっていることに気が付いた。
目についたのがだいたい4種類くらいだ。もちろんいずれもノーブランドであることは言うまでもない。
いずれも価格は7500円くらいまで。

それにしても本革が合皮並みの値段で売っているようになったのかと驚いた。
25年前はジャスコでさえ2万円くらいの革ジャンを売っていたというのに。

もちろん、革の質は良くないのだろうが、こんなところに如実にデフレを感じてしまった。

その目についた4種類の中から、一つがとびぬけて安くなった。
定価6500円が5999円に値下がりした。

これはすごいなと思って何日間か眺めていた。

その5999円の商品はデザインが4つあった。
シングルライダース、フード付き、ダブルライダース、ダブルライダースのモダン、である。

で、5999円なら買ってみても良いのではないかと、ふと思ってしまった。

で、どれを買おうかと熟考した。
当方にとって単品で5999円の買い物というのはなかなか勇気が要るのだ。

まず、フード付きはフードが邪魔なので却下だ。
次にダブルライダースは、当方のようなゴツイ顔のオッサンが着ると暑苦しさが倍増する。
だから2つとも却下した。

で、シングルが残った。

さらに熟考して、ようやっとポチった。
それが水曜日に到着した。

5999円で買ったリプロダクトレザーのシングルライダース

本革でありながら、なぜこの値段かというと、リプロダクトレザーを使っているためだと説明されている。
古着のレザーを切り刻んで新しい商品として縫い合わせて色を染め直すというのがリプロダクトレザーだという。
まあ、リサイクル、リデュースの範疇なので今流行りのエコ商材ともいえるだろう。

だから細かい傷があちこちにある。しかし、そんなものは着ていればすぐにできるので、あらかじめユーズド加工が施されていると思えば何の問題もない。

それにしてもこれが5999円(税込み)というのはすごいと思う。

ただ、中綿は入っていないし、革も薄くもなく分厚くもない中肉なのでこれは真冬に着用するには適さないだろう。

当方の価値観としては、ポリウレタン合皮を買うなら古着のレザーを買う。しかし、古着のレザーはダボっとしたシルエットの商品が多いからオッサンが着るとかなり野暮ったくなる。
それよりも、リプロダクトされて細身になったこのシングルライダースのほうが、オッサンには似合いやすいと思う。

顔のデカいオッサンがダボっとした服を着ると、顔のデカさがそのまま下までスライドして見られるので、あまり得策ではない。
ダボっとした服が似合うのは面長や細い顔の人間に限られる。

防寒性は劣るものの、劣化しないことと細身のシルエットを考えると、当方にとってはユニクロのネオレザーよりこのシングルライダースのほうが向いていると思う。

この商品を見ていると、だいたい毎回5~6枚が入荷して、それが売切れる。
しばらくしたらまた5枚くらいが入荷するというサイクルを繰り返している。

もし興味のある人がいるなら、品切れでもあきらめずにしばらく待てば良いと思う。

5999円で買ってみたが、決して損はしないと感じた。

そんなこんなでデフレが原因で25年ぶりに革ジャンを着ることになった。
まさにデフレ万歳、である。

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クロダルマの長袖Tシャツでワーキングユニフォームの高機能性を体感した話

一昨年くらいから、ファッション関連記事でワークマンへの注目を示すものが増えた。
昔のワーキングユニフォームというのは、機能性の高さはともかくとして、見た目がダサくて普通のカジュアルとしては使えなかった。
もともと仕事着として考えられているので、カジュアルとして使う必要はなかったのだが。

一方、ワーキングユニフォームを着用する場合は肉体労働の場合が多く、屋外での作業も多いため、必然的に機能性は高くなくてはならなくなる。
機能性が低いと着用者も守れないし、リピーターにもなってもらえない。

また、所詮「作業着」なので、価格は安めに設定されていなくてはならない。
カジュアルのように趣味・嗜好で着るわけではないから価格はできるだけ安い方が良いに決まっている。
着たくて着ているものではなく、必要に迫られて着るものだからだ。

ちょっと横道に逸れるが、カジュアル服というのは趣味品でしかない。
個人的には服には、フォーマルかカジュアルしかないと考えている。
フォーマルというのは冠婚葬祭に着用する服、ビジネスで着用する服(男性ならスーツ類)で、それ以外は全部カジュアルである。

業界人はモードとカジュアルを分けて考えたいのだろうが、仕事や冠婚葬祭に着用できない服はなんと言い換えてもカジュアルでしかない。
そこを「勝手に」分けて、モードはカジュアルとは違うから価格が高くても当たり前みたいな、意味の分からないめんどくさい理屈を振りかざしているから衣料品の売れなくなる。

趣味・嗜好品ではないし、消耗品であるからワーキングユニフォームはできるだけ安い方が着用者にはありがたい。

そういう背景があったから、ワーキングユニフォームは元々から、高機能・低価格だった。
ただし、デザイン的にはイマイチだった。必要性がなかったから。

ただ、カジュアル服の歴史を見るとワークとは密接に結びついている。
ジーンズは鉱夫の作業着だし、ベイカーパンツもペインターパンツも作業着だ。
だから、ワークとカジュアルの相性はかなり高く、現在のワーキングユニフォームのデザインがカジュアル化することも自然な流れといえる。
そもそもの性質が高機能・低価格なのだから、カジュアル化すれば一定の需要が見込めるし、それに対するファンもできやすい。
3年ほど前からのワークマンへの注目はそれが顕在化したといえる。

で、個人的にもワーキングユニフォームメーカーの高機能性に注目することになった。
しかし、ワークマンは全国800店舗あるとはいえ、自宅の近所にも関西の都心にも店舗がないためいまだに買っていない。

代わりに今年夏にクロダルマの長袖Tシャツを買った。
おそらく廃版になった商品だろう。天神橋筋商店街のバッタ屋で500円で売られていた。

パッケージに入った状態

パッケージから出してみた

なぜ買おうと思ったのかというと、2011年4月末から続けているランニングのときに着用してみようと思ったからだ。
あと、それと価格が安かったからである。(笑)
貧乏性なので価格が安い商品には購買意欲が湧く。反対に高価格商品には購買意欲が湧かない。

デザインはスポーツっぽい。
これは街着にはできない。あくまでも作業着か運動着にしか向かない。

せっかく買ったので真夏にこれを着用して走ってみた。
当方と付き合いの長い方はご存知なのだが、異常なほどの暑がりで汗っかきである。
真夏は苦痛で耐えがたいし、気温が20度を越えていると暑いと感じるし汗もかく。
毎年10月中旬までは半袖で過ごしており、11月末までは夏用の肌掛け布団で寝ている。

そういう性質なので、真夏は半袖でも暑くてたまらない。
これは長袖だが着用してみると、暑さをあまり感じない。
汗もすぐに乾く。通常に出回っているカジュアル用の吸水速乾機能服(平たくいうとドライとかクールなんとかとか)よりも乾くスピードが速く感じられる。
計測していないので、体感でしかないが、通常の綿混吸水速乾素材のTシャツよりも3倍は速く乾くように感じられた。

汗がすぐに乾くので長袖であるにもかかわらず快適で、腕からの汗が流れっぱなしになる半袖のほうが逆に不快だと感じる。

これはすごいな、と実感した。

世間的には知名度はあまり高くないがクロダルマはワーキングユニフォームの老舗メーカーで、昭和17年創業となっている。
当初は軍服を製造していて戦後、作業服メーカーに転身した。

軍服、学生服は生地が分厚いので、それを生かして作業服を製造するようになったメーカーは数多くあり、その作業服からさらにジーンズへと転身したメーカーが多い。

軍服、学生服、作業服、ジーンズは厚地生地でつながっている。

クロダルマの本社は福山市にあり、直接取材したことはないが、ブルーウェイの本社を訪問した際にいつも社屋を見かけていた。

この長袖Tシャツの生地組成はポリエステル90%・ポリウレタン10%で、高機能性ポリエステルが使用されている。
スポーツのユニフォームも合繊主体で試合中にかいた汗を「落とす」と表現されるが、たぶん、そういう感じの吸水速乾性なのだろう。

これを着用してみて、野外で作業している人が真夏でも長袖Tシャツを着用している理由がわかった。
半袖だと腕からの汗が止まらなくて不快なうえに、日焼けでひどいことになる。
これだと汗をかいてもすぐに乾いて快適だし、日焼け防止にもなる。

まあ、そんなわけでワーキングユニフォームの高機能の一端を体験して、すっかりとファンになったといえる。

一般消費者の男性の中には、「仕事着と寝間着しか持っていない」という人がかなり多くいる。
15年前に子供たちを保育園に通わせていたとき、そういう同年配の父親も少なからずいたし、今もそういう人はいるだろう。

そうなると、ワーキングユニフォームを仕事着としている人たちは、そのデザインがカジュアルっぽくおしゃれになれば、わざわざカジュアルを買わなくてもよくなるから、大いに支持されそうだ。

ワーキングのカジュアル化は今後さらに進むだろう。

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見た目では低価格品とブランド品の差がわかりにくくなってきた

頭頂部分の髪の毛が薄くなってきたので、7年くらい前からときどき帽子をかぶるようになった。
若いころから散髪屋では「つむじが二つあってそれぞれ逆回転だからどうしても頭頂部分の毛量が少なくなる」と言われてきたが、元妻にも頭頂部分の髪は薄いと言われていたので、「薄くなってきた」というのは単なる見栄で、元から頭頂部分は薄かったというのが実情である。

まあ、ハゲ自慢はこの辺で置いておいて、ベーシックな帽子を見て回ると、高額品と低価格品ではほとんど区別ができない。
デザイン性の高い帽子は別として、ベーシックな帽子はその違いはほとんどミクロだろうと思う。

先日、あるウェブ関連業者が、帽子メーカーのウェブサイトを構築するにあたって、帽子は低価格品と差別化する見せ方や伝え方が難しいと頭を悩ませていた。

洋服もそれはかなり難しくなってきたが、帽子は専門家でないとわからない部分がより多く、それだけに物での差別化は難しい側面がある。
また機能性の切り口でも衣服ほど切実ではない。極端にいえば何の機能性がなくてもあまり気にならない。

先日、インスタグラムで交流のあるシャレオツな繊維業界人がデニムにペンキを散らせた帽子をアップしていた。
かっこいいのだが、あれ?と思わず目を見張った。

実はこれと似たような帽子を当方も持っている。
2年くらい前に天神橋筋商店街で1080円(税込み)で買った。

これだ。

もちろん、差異はある。
シャレオツな人の帽子は同じデニム生地でもウォッシュ加工が施されて色が薄い。
ペンキはカラフルなのが3色散らしてある。

一方、当方の帽子は、ワンウォッシュのデニム生地なので濃紺である。
散らしているペンキは白と黒の2色である。

実はこの帽子はウォッシュをかけて薄いブルーにしたのと2色展開だったのだが、薄いブルーが似合わなくてこちらの濃紺を選んだという経緯がある。

天神橋筋商店街で1000円均一の名物の帽子屋で買った。
ここが扱う帽子は中折れ帽ならほぼ一つのパターンで作られているようだが、その分、素材や色柄のバリエーションが多く、選ぶ楽しみがある。ざっと店頭には中折れ帽だけで50種類くらいの色柄がある。

さて、この2つを見比べてみてどうだろうか?
もちろん、差異はあるが、同じ品番の色違いと言っても多くの人にはわからないだろう。

シャレオツな人の帽子はおそらく、彼の持っているブランド群から想像すると、当方の帽子の5倍~10倍くらいの値段だったと推測されるが、ほとんどの人はその値段差が一見しただけではわからないだろう。

逆にいうと、1000円均一(税抜き)の帽子のデザイン性はここまで向上しているといえる。

当方が見るところ洋服だってこれに近いことが起きている。
先日、モノトーン好きでロックテイスト好きな業界人がロック風なTシャツを着ていた。
いつも、それなりに値段のするブランドを着ているので、またどこぞのブランドTシャツだろうと思って見ていたら、実は「ジーユーで買った」という。

詳細に見れば、高額品との差があちこちにあるのだろうと思うが、一見しただけではそのTシャツがジーユーの商品かブランド品かはほとんど判別できない。
ジーユーのTシャツによほど身バレするような特徴的なプリントでも施されていないとわからない。

それほどに衣料品や服飾雑貨における低価格品と高額品の差異は極小化している。

こうなると、製造面やデザインだけでは差別化しにくい。
それを無理やりに差別化しようとすると、「生地ガー」とか「縫製ガー」とか「何ミリの仕様ガー」というミクロな部分をクローズアップするほかない。
しかし、そういうミクロな部分は、多くを占めるマス層にとってはほとんどどうでも良い部分である。

別に見た目がほとんど一緒なら、生地の組成が少々違おうが、縫製が1ミリずれてようが、多くの人にとってはどうでも良くて、安い方を買う。

「物なんてなんでも一緒」とまでは言わないが、低価格代替品を選ぶ人が増えるというのは、当然の流れといえる。

だから売り方や見せ方が重要になる。これは致し方ない。
作ることも重要で手抜きすることは論外だが、一定の品質なら、作ることだけでは低価格代替品と差別化できにくいことは動かしようもない事実である。

それをいくら嘆いても、業界の製造インフラが30年前に戻るわけもなく、金さえ払えばど素人だってそこそこに見栄えがするオリジナル商品が作れるという状況は今後さらに進化することはあっても、退化することはない。

そう考えると、今後は売り方・見せ方という「形のないもの」に対しての取り組みがさらに重要になるわけで、「形のないもの」への出費を極端に嫌う旧態依然とした姿勢の崩さない業者はさらに市場から淘汰されることは間違いない。

NOTEを更新~♪
知名度だけに胡坐をかいたタレントブランドは売れない
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無印良品の「疲れにくいスニーカー」は本当に疲れにくかった

当方は肩凝りなので定期的にマッサージに行く。
肩を回したり伸びをしたりそういう運動はしているものの、あまり緩和されないのでマッサージに行く。
まったく行かないと、頭痛がしたり目の奥が重痛くなったりする。

先日、マッサージをしてもらっていたら、「無印良品のスリッポンを買ったら、安いのにすごく疲れにくかった」と言われた。
確かに無印良品には靴があり、当方も何度かセール品を買っている。
が、キャンバススリッポンは見落としていた。

帰宅してネットで調べてみると、その名もずばり「疲れにくいスリッポン」「疲れにくいスニーカー」がある。

いずれもキャンバスで撥水加工が施してある。
オーガニックコットンと書かれてあるがそんなものは当方にとってはどうでも良い。
オーガニックかどうかははっきり言って興味がない。

アッパーのデザイン違いでソールとインソールは同企画ではないかと思う。

ちょうど10月22日まで期間限定割引が行われており、スリッポンは2990円が1900円に、スニーカーは2990円が2490円に値下がりしている。
この期間に試してみようと思って、難波の無印良品に行くと、スリッポンはなくなっており、スニーカーのそれも白と黒のみしか残っていなかったので、黒を買った。

おまけに無印良品のアプリで200円割引も持っていたので、2290円(税込み)で27・0センチを買った。

撥水加工は施されているが、しっかりとした雨では効き目はないと思い、連日雨が続いているが、止んだり小雨になった日を選んで履いてみた。

履いてみた結果をいうと、もう少し足に馴染むとまた違った結果になるかもしれないが、たしかにタイトル通りに長時間歩いても「疲れにくい」と感じる。
マッサージ師がいうように、疲れにくい。

その秘訣はインソールにあるというのが着用してみた感想である。

で、ふたたび、無印良品のウェブサイトに行ってみた。
スマホ版はあまり大したことが書いていない上に微妙に操作もしにくいので、PC版に行くと、工夫を凝らした部分が説明されている。

インソールのことはもちろん書かれていたが、通常のソール(靴底)についてもそれなりに工夫を凝らしてある。

ソールについての解説を引用すると以下の通りになる。

①全体を重心移動に沿う横方向へ切り出し
・適切なあおり歩行を誘導
・歩行時に曲がりやすく、かつ適切な位置で曲がるように工夫

②母指球部分に円形の凹凸
・蹴り出し時のグリップ力の向上

③かかと部分に円形の凹凸
・様々な方向でのグリップ力の向上
・衝撃吸収性を向上

④外周に斜めの切り出し
・滑りにくく削れにくい意匠(デザイン)を採用

とのことである。

確かにソールはこの通りの形状だが、そんなに機能性があるとは一見したときには思っていなかったので驚いた。

同じキャンバススニーカーでスペルガを持っているが、スペルガと比べると格段に足が疲れにくい。
スペルガも履き心地が悪いというわけではないが、無印良品のこれと比べるとまったく履き心地は異なる。

ファッションにこだわる人ならスペルガなのだろうが、機能性と足の疲れを重視するなら無印良品である。

スニーカーとしての外観はコンバースのオールスター風である。
最近、コンバースはデザインについてうるさいから、完全に類似しないようにデザインは少しアレンジされている。

無印良品のPC版ウェブサイトには、「定番を目指している」と書かれてあるが、デザインといい、機能性といい、これは定番として傷んだらその都度買いなおしたくなる。もちろん価格も含めて。

先日、3990円に値下がりしたリーボックフューリーライトを買って、足が疲れにくいと書いたが、無印良品のこのスニーカーも同等に足が疲れにくい。
フューリーライトは定価だと1万円強するので、傷んだらその都度買い替えるというのはちょっと勇気がいる。
その上位モデルのポンプフューリーは2万円弱するので、試し履きしたくてもおいそれとは買えない。

しかし、無印良品のこれは定価が2990円で、しかも期間限定値引きで2490円とか1990円に値下がりするので傷んだらその都度買いなおしやすいし、傷まなくても季節ごとに違うカラーを買うことも可能だ。

ウェブサイトに書かれているように「定番」になりうる商品だと思った。

50歳手前のオッサンになると、いくらデザインがかっこよかろうが、いくらブランド名にステイタス性があろうが、そんなことはどうでもよくなり、まずは疲れにくいとか防水とかそういう機能性が重要になる。
オッサンの体はくたびれ果てている。機能性が高くてなおかつデザインが良くさらに価格が安ければそれが最上品だ。
オッサンの懐は寒いのである。

そういう意味では値下がりしたフューリーライトや無印良品の2990円の疲れにくいスニーカーはオッサンにとってのマストアイテムだといえる。

こうなると、スリッポンのほうも試してみたくなる。
ウェブで検索すると残っている店舗が少ない。
しかも1990円に値下がりしている期間は10月22日までである。

同じ試すのなら値下がりしている期間にするほうがお得である。

22日までの間に、残っている店舗に行くことができて、サイズが残っているなら1足買って試してみたいと思う。

それにしても、廉価で機能性の高い商品が続々と生まれている。
ワークマンのワークウェア、カジュアルウェアしかり、無印良品のこの靴しかり。
もう高機能・低価格はユニクロだけのものではないし、靴分野でいえば、ユニクロは何度も参入しようとして失敗を繰り返している。以前から細々と発売し続けている無印良品のほうが何日もの長がある。
しかもこういう高機能商品まで発売してきたのだから、ユニクロの靴市場参入はますます障壁が高くなったといえる。

市場競争恐るべしである。

久しぶりにNOTEを更新しました⇓
国産ジーンズ第1号ブランドは「キャントン」か「ビッグジョン」か?
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ユニクロUのライトダウンコートに期待したい

 先日、ユニクロUが発売され、これでめでたく?今秋のユニクロのコラボラインが勢ぞろいした。
一部商品はこれから発売されるので完全にすべての品番がそろったわけではないが、ほとんどがそろったといえる。

今秋からイネス・ド・ラ・フレサンジュのメンズが加わり、J.W.アンダーソンが始まり、恒例のユニクロUの大部分の品番が投入された。

各ラインを比較して、個人的な品定めをしてみたい。

イネスについては以前にも感想を書いているのでご参照いただきたい。

ユニクロのイネスのメンズラインを独断と偏見で採点してみた

専門家・愛好家によってさまざまな評価があるが、あくまでも個人的に見ると、

一番若い人向けが、J.W.アンダーソン
一番年配向けがユニクロU
その中間がイネス

だと感じる。

どのラインもユニクロに合わせているので、形そのもので突飛なものはない。
突飛な部分は色・柄にとどめており、デザイナーズブランドを着慣れない人でも取り入れやすい工夫はなされいるといえる。
逆に形・シルエットそのものを複雑化してしまうと、縫製工賃が高くなり、ユニクロ価格を維持できなくなる。
そのため、形・シルエットはある程度ベーシックに抑えなくてはならない。

また一口にデザイナーズブランドといっても、+Jでコラボしたジル・サンダー氏のようにシンプル・ミニマムを信条とするデザイナーもいる。本来は+Jがもっともユニクロとは相性が良かったのだと思う。

ファッションが苦手な人が一番着こなしにくいだろうと思うのは、J.W.アンダーソンである。
形やシルエット自体はベーシックに寄せているが、色柄が派手な品番が差し込まれている。
チェック柄のダウンジャケット、派手なレゲエカラー・ドイツ国旗カラーのボーダーニット、ボーダーTシャツなどである。

ファッションが苦手な人に限ってなぜか派手な原色を着たがる傾向があり、アンダーソンのこれらは鬼門だといえる。
そういえば、先日、天満駅付近の天神橋筋商店街でちょっとダサめのおっさんが、アンダーソンのレゲエカラーのボーダー柄セーターを着用していて、ひどく似合っていなかった。

野暮ったい顔立ちと、赤・黄色・グリーンの派手なボーダー柄はまったく合っていない。

J.W.アンダーソンでは早速半袖Tシャツが990円に値下がりしている。
ボーダー柄の半袖Tシャツと、おばはんの横顔のイラストが描かれた半袖Tシャツはすでに990円に値下がりしており、その中では黒×グレーのボーダーとおばはんイラストはサイズさえ合えばお買い得である。

また、アンダーソンではリバーシブルのトレンチコートがあるが、裏地のチェック柄を表にして着る人はいないと思う。
全身がチェック柄ならまだしも、前立てと襟の部分は通常の無地トレンチコートのままであり、それ以外がチェック柄に切り替わっている。
これも野暮ったい顔立ちのおっさんが売り場で裏返して試着しておりひどく似合っていなかった。

同じトレンチコートを買うなら、イネスにすべきである。

J.W.アンダーソンのトレンチは綿素材の1枚仕立てだが、イネスは袖は除いて本体部分に取り外し可能な中綿入りライナーが装備されている。真冬でもスーツの上に着用できるのはイネスであり、J.W.アンダーソンのは真冬の着用は寒すぎて難しい。

また、全体的傾向でいうと、万人が着やすいのはユニクロUである。

ほぼ、無地アイテムばかりで、カラーリングも黒、紺、オリーブとベーシックな暗めのカラーなので悪目立ちしない。
しかし、気になるのはアイテムのほとんどがビッグシルエット、オーバーサイズ気味であることだ。

オーバーサイズの服を中年太りしたおっさんが着ると、絶対にかっこ悪く見える。
下手をするとバブルのころから保管していた服をそのまま着ているのではないかとさえ見える。

サイズ感は試着してしつこいくらいに確認すべきで、以前にも書いたように、ビッグシルエットTシャツは当方ですらSサイズを選ぶほどだ。

売り場で見ると、今回のユニクロUではそれほど欲しい物がなく、11月に投入されるダウン入りコートに注目している。
当方を含めた多くの人は、通常のダウンジャケットはすでに何枚か持っている。
はっきりというとこれ以上、ブルゾン型のダウンジャケットはよほどの「何か」がないと買う気にはならない。

カジュアルとスーツの兼用を考えると、ブルゾンタイプのダウンジャケットではカバーできない。
通常のウール素材のコートを買えば良いがダウンに比べると保温力が低い。
そうなると、両方を兼ね備えたダウン入りコートが一番理想的だということになる。

ダウン入りコートは何もユニクロUが発明したわけでもなく、何年も前から様々なブランドから発売されている。
個人的には、ザ・ロフトラボのダウンコートが欲しいと思っているが、値段はユニクロUの2倍ほどする。

ちなみに先日、天神橋筋商店街の顔見知りのバッタ屋で3900円の紺色のノーブランドのダウン入りコートを見つけた。
ダウン70%・フェザー30%という内容だが、値段を考えるとこれで十分ではないかとも思っている。

あとはユニクロUで発売されてから、試着してみてサイズ感を確認してから買うか買わないかを決めようと思っている。

今回のユニクロUで印象的だったのは、ウールブレンドジャケットとコートの素材だ。
ウール混の生地だが、かなりシャリっとした表面感の強撚糸使いの綾織りで、通常、学生服とか電鉄の制服とかに使われているようなものである。
好き嫌いの分かれるところだろうと思うが、当方はあまり好きな生地ではない。

そんなわけで、シルエットやサイズ感が確認できていないが、今のところ、ユニクロUでもっとも良さそうなのはダウン入りコートだと思う。

まとめると、

J.W.アンダーソンの原色アイテムは避けたほうが賢明、イネスはトレンチコートと紺ブレが、ユニクロUはダウン入りコートが、イチ押しである。
また売り場で参考の一つにしていただければ甚だ幸いである。

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ジーンズメイトの汗染み防止加工「ゼロステイン」Tシャツは優秀だった

 10月の1週目はかなり涼しかったから、このまま涼しくなるものだと期待していたら、真夏のように暑くなってしまった。
この暑さは木曜日くらいまで続くようだから、暑さが苦手な当方としては嫌になる。
まさに「夏死ね!高気圧死ね!」である。

とはいえ、実は暑くなる少し前に値下げされていた半袖Tシャツを買った。
正直にいうと、来年用にと思っていたが、この暑さのぶり返しで、現在着用している。
買ったのはジーンズメイトでだ。

以前から気になっていたジーンズメイトの汗染み防止加工「ゼロステイン」である。
2~3年前からこの商品が発売されていて、ずっと気になっていたのだが、投げ売りされているのを見てついに3枚買った。

買ったといえば、ノートパソコンも買った。
9月下旬から5年前に買った薄型のFMVが調子が悪くなってしまったため、難渋していたのだが、つい先日買って、今回のブログから新型パソコンを使っている。
やっぱりサクサク動くのはストレスフリーである。

さて、ゼロステインに話を戻そう。
大量の汗をかく当方にとって、夏の必須機能として、ドボドボに濡れたのが目立たないというものがある。
汗をかくのは止められないから、昔は吸水速乾を多く試していた。
しかし、給水速乾Tシャツはその上に羽織ったシャツがその水分を多く吸い込んでドボドボに濡れてしまう。
それに早く乾くとはいえ、生地がドボドボに濡れているのは隠しようもない。

着ているだけで体温を下げ続けてくれる機能素材があればうれしいが、それは現在存在していない。

汗をかくのは止められないから、それが目立たないようになってほしいというのが、汗かきの切なる願いだ。

無印良品のとか、ライトオンのとか、各ブランドの汗染み防止加工Tシャツを試してみた。
ライトオンのベーシック無地Tシャツ(1枚1000円、2枚1500円で売られていた)の黒はちょっと汗染み防止機能が弱いかなという印象を受けた。
無印良品のは買った当初は結構よかったが、もう4年くらい経過しており、その機能も繰り返す洗濯で弱ってきている。

今回、ジーンズメイトで買ったのは、アウトドアプロダクツの厚地丸首Tシャツ、薄手V首Tシャツ、ブルーススタンダードの薄手V首Tシャツの3枚である。

アウトドアプロダクツの薄手V首Tシャツ

アウトドアプロダクツの厚地丸首Tシャツ

ブルースタンダードの薄手V首Tシャツ

ちょっとブランドの解説をすると、アウトドアプロダクツは現在ジーンズメイトがライセンスを取得して各種アイテムを企画生産している。
リュック専門店はジーンズメイトの運営である。
この2種類のTシャツも企画製造はジーンズメイトである。

ブルースタンダードはジーンズメイトのオリジナルブランドで、これだけはなぜか長続きしている。

この3枚は要するにジーンズメイトのオリジナル商品なのである。

アウトドアプロダクツのTシャツは以前からジーンズメイトに並んでいたが、一昨年くらいまではめちゃくちゃにサイズ感がデカかった。
Mサイズを合わせてみても当方でダボダボというほどにデカかった。
初期のユニクロが「大は小を兼ねる」とばかりにやたらとデカかったことに似ている。
しかも去年、今年ならビッグシルエットが流行しているからまだしも、当時はビッグシルエットは流行していなかったので、そのダボダボさは余計に目立った。

期末に大量の売れ残りが発生していたが当たり前である。

今夏の商品はかなりサイズ感を縮めてきた。
Mサイズは当方の肩幅よりも狭く、Lサイズを買った。
ブルースタンダードは37・5歳のおっさんをターゲットにしている割には元から細めで当方はいつもLサイズを買っていたので、今回もLサイズを買った。3枚ともLサイズということになる。

余談だが、ユニクロのビッグシルエットポケット付きTシャツを8月の半ばに790円で買ったが、これはMサイズでも大きすぎたので、Sサイズを買った。

同じTシャツといえども、サイズ取りやシルエット設計によって、ここまで着用サイズが変わるのである。
一概に「俺はMサイズだから」とか「俺はいつもLサイズ」と決めつけて買い物をすることは愚の骨頂だということである。

今回買ったのは定価1900円がそれぞれ990円、790円、590円に値下げされていた。
アウトドアの厚地丸首が990円、アウトドアの薄手V首が790円、ブルースタンダードが590円である。

本当は3枚も買うつもりはなかったのだが、790円と590円に釣られて3枚も買ってしまった。

薄手2枚は10月1週目の涼しい時期に着用してしまったので、汗染み防止機能を実感できなかった。
しかし、着用感は悪くない。汗染み機能にこだわらない人は買っておいて損はない。
まだジーンズメイトにもけっこう店頭在庫が残っていたからこの値段なら複数枚を買っておいても良いだろう。

言い忘れたが、3枚とも素材組成は綿100%である。

残る1枚の厚地丸首をいつ着用しようかと思っていたら、急に暑くなったので早速着用してみた。
ちょうど、肉体労働をすることがあったのでそのときに着てみたら、汗染みはほとんど目立たなかった。
外見上はほぼ汗染みがゼロだったと言っても良い。

アウトドアプロダクツの厚地丸首Tシャツ

今回の暑さは30度くらいなので、毎年の35度の猛暑でも目立たないかどうかは来年夏に試してみないとわからないが、30度くらいまでの暑さならほぼ完璧に汗染みを防止してくれることが着用で体感できた。

これは来年夏用に何枚か買っておかねばなるまい。
しかも今回はアウトドアは2枚ともライトグレー、ブルースタンダードは白の薄地を買っている。どちらも汗染みが目立ちやすい。
ライトグレーでほぼ汗染みがなかったというのはかなり優秀だといえる。

990円に値下がりしているうちに他の色も何枚か買っておこうかと思うほど優秀だった。
当方はケチで貧乏性なので定価では絶対に買わないが、990円に値下がりしているなら4枚くらい買っておこうかと思う。
もし、来年夏に35度の気温で汗染みがほとんど目立たなければ定価で複数枚購入しても良いと思う。
生地が少し厚いということもあるのだろうが、それにしても優秀だといえる。あとは洗濯に何回耐えられるかだ。
これはもう少し洗濯を繰り返してみないとわからない。

世の中も業界人もとかく、「安くて良い物はユニクロとジーユーにはかなわない」とか「ユニクロとジーユーを買っておけば鉄板」と思いがちだが、探してみれば、このようにユニクロ、ジーユーを越える機能を有した安価品が存在する。

消費者がそういう態度になるのは仕方がないとしても、業界人までが同じ認識というのは「本当に衣料品のプロなのか?」とあきれるほかない。
仮にもプロたる業界人がそういう認識だから、ユニクロ、ジーユーに勝てずに、自社・自ブランドの売上高を下げ続けるのである。
消費者と同じ認識しか持てないような素人根性だからアパレル業界は衰退しているのではないのか。そんな素人の提案する商品が一般消費者から支持されるわけがない。

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ジョガーパンツ風ジーンズで生じている「織物」と「編み物」の錯誤

今日はかなりニッチでミクロな話を。

衣料品や生地で、誤解が生じやすい原因の一つとして「名称の定義」があやふや、誤って使われやすいということがある。

例えば、ディーゼルが先行発売し、他社が追随してあっという間に消費者にも浸透したジョガーパンツ風のジーンズ。

通常のストレッチジーンズよりもキックバック性の高いストレッチデニム生地が使用されている。

ウエスト部分がゴム入りだったり、裾がリブ使い・ゴム入りになっていたりというデザインが多いので、着想の元ネタはいわゆるスエットのズボンだったと考えられる。

スエットのズボン風のジーンズがあれば面白いんじゃないかという発想ではないかと想像する。

デニム生地にもストレッチ入りは普及していたが、スエットズボンのリラックス感を再現するためには通常のストレッチデニム生地では不十分でもっとソフトで伸縮性があることが求められる。

そこで、当初の業界には二つの商品があった。

●ディーゼルのジョグジーンズのように、あくまでも織物であるデニム生地で伸縮性の高さとソフト感を追求した商品群。

●もう1つは、スエット生地(編み物)をデニム風に見せた商品群。

とこの2つである。

当初は、デニム風スエット生地を着用した商品群がけっこう店頭に出回っていたが、今はほとんど消えた。

理由は、スエット生地(正規名称は裏毛)はいくら見た目や色合いをデニムに似せても、所詮は編み物なので、ヒゲ加工を施した際にもし、1本でも糸が切れるとそこから穴が拡大して破れてしまうという欠点がある。
また、織物のデニム生地と異なり、ヒゲ加工を施してもメリハリの効いたヒゲが表現しにくいという欠点もあった。

 

そのため、ディーゼルのジョグジーンズに追随したデニム生地使用の商品群が現在の店頭ではほとんどとなっている。
デニム風スエット生地の商品が根絶されたわけではないが、それはあくまでも「デニムっぽいスエット」として商品デザインされていて、デニムの代わりにはなりえていない。

 

各店頭をざっと見まわした感じでいうと、ディーゼルはじめエドウイン、ユニクロとほぼすべてが「ニットデニム」とか「ジョガーパンツ」とか名乗っていながら織物であるストレッチデニム生地を使用している。
だから、もともとは「デニム風ニット(スエット生地は編み物だからニット)」だったのが、現状は「ニット風デニム生地」へと逆転しているのである。

「ニットデニムパンツ」ではなく「ニット風デニムパンツ」が正しい。

まあ、以上のような状況を頭に入れて、続きを読んでいただきたい。

しかし、業界人でもこの「ニット風デニム生地(織物)」と「デニム風裏毛生地(編み物)」の区別ができない人が相当数存在する。
それは、製造方法の違いだけでなく、見た目でも判別できていない。

例えば、名実ともに国内ナンバーワンブランドといえるユニクロでさえそうだ。

現在、ユニクロは「イージージーンズ」というソフトでストレッチ性の高い生地を使用したジーンズを発売している。

そのソフト感、ストレッチ性はほとんどスエットやTシャツなどと変わらないので、ニット(編み物)のように感じられる。
生地の裏面を見ても、パイル状っぽくなっているので、トレーナー類と同じ裏毛生地なのかと見誤ってしまう。

しかし、このイージージーンズに使われている生地はれっきとした「織物」なのである。
経糸と緯糸で構成された織物だ。
純然たるデニム生地ではなく、二重織の技術を応用したデニム風織物というのが正式な生地の説明になる。

それをユニクロでさえ「ニット生地」と認識しているようで、「裏地パイル」と説明してしまっている。
それは弛んだ緯糸で決して、タオル生地のような「パイル」ではない。

ユニクロのイージージーンズ

イージージーンズに使用されている生地の裏面が白くて裏毛状になっている理由は、

1、二重織なので表面と裏面に出てくる色や柄が異なる
2、ループ状に見えるのは緯糸が弛んでいるから。
それは不良品ではなく、ストレッチ性とソフト感を出すためにわざと緯糸を弛ませている

というこの2つである。

実は同じ技法で織った二重織り生地でも緯糸をもっとピンと張ることで、裏面の見え方はまったく異なる。

過去の他社製品に使用された二重織りの裏面

しかし、ピンと張るとソフト感とストレッチ性は幾分か損なわれる。

結局どこまでソフトにするのか、ストレッチ性を高めるのか、で緯糸の張り具合を変えるのであり、それを考えることが本来の商品企画である。

ソフト感とストレッチ性を幾分か殺しても良いのか、逆に高めたいのか。
ならそれを実現できる生地はどのように織るのか。緯糸は弛ませるのか張るのか。

それが企画の仕事だ。

ユニクロでさえ見分けができないということは、そういうことをすべて生地問屋や生地メーカー、製造業者に丸投げしているから、わからないのである。

かくして、安易な誤った説明が流布され、消費者も混乱するし、メディアも混乱する。
だからファッション、衣料品業界は「ええかげん」とみなされがちになる。

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アパレル業界は丸投げ体質か?
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9月に買ったお買い得なユニクロとライトオンの半袖Tシャツ

 関西視点の気温でいうと、朝晩はめっきり涼しくなったが昼間は蒸し暑い。
そんな感想を持っていたら昨夜は蒸し暑かったので1週間ぶりにクーラーを入れて寝た。
クーラーの設定温度はいつも25度であり、真夏のピーク時は24度か23度にしている。

昨年よりも2週間以上早く朝晩が涼しくなった(気温21度くらい)ので、半袖で過ごす期間も短くなるのか?と危機感を抱いていたら、昨夜も蒸し暑く今朝も蒸し暑いので、例年通り10月10日ごろまでは半袖で過ごせそうだ。

そんなわけで9月に買った半袖Tシャツ3枚もたっぷりと1か月間は着用できるので安心した。

今夏最後(9月は夏だ!)の買い物として買った半袖Tシャツ3枚だが、生地の面でいうと相当に品質が高い。そこら辺のセレクトショップのオリジナル品なんてはるかに及ばない。

上っ面で薄っぺらな業界人が言う「安物は品質が低い」というのはもはや当てにならない。
むしろ大量生産できる低価格品の方が、商品によっては品質が高くなっていることもある。

3枚のTシャツについては満足度は100%といえる。

1、ユニクロのポケット付きビッグシルエットVネックTシャツ

これは今春からユニクロが大々的に販売していたビッグシルエットTシャツで、綿100%の肉厚天竺生地を使用している。

ビッグシルエットなので、当方が試着してみてもMサイズでかなりゆとりがあった。
当方は顔がデカくて、肩幅が広いので、Mサイズを着用すると単なるゴツイおっさんにしかならないので、今回はSサイズのグレーを購入した。

IMG_3348

Sサイズでも通常ラインのMサイズと同じくらいの身幅がある。

定価1500円が、790円に値下がりしている。
店舗によって在庫の多寡があるが、残っている店舗は紺とグレーが山盛り残っている。
ハリウッドセレブ(笑)が愛用しているような薄っぺらい生地のTシャツは好きじゃない。
厚手生地が好きな人は790円なら何枚か買い占めておいても損はない。

丸首の方が人気があるのか、990円(9月7日現在)までしか値下がりしていない。

Vネックは狭め。

丸首とV首のどちらが着まわしやすいかについてはいろいろと意見はあるが、基本的には20年前にメンズクラブが主張していたように「首が短い人はネックが大きく空いている方が首が長く見える」というのが真理で、当方は首が短いうえに顔がデカいのでVネックを着用することが多い。

同じ丸首でも深い丸首やU首ならVネックと同じ効果が得られる。

首が短くて顔のデカい人は、喉元まで詰まった丸首Tシャツを着用するのが最も不格好に見える。

2、ライトオンで買った1枚990円・2枚買うと20%オフTシャツ

これはたしか8月末までは2枚1500円だったのだが、月が変わって販売方法が変わったということになる。
2枚買うと1700円くらいになる。

8月末から目星を付けていた2枚を購入した。それにしても両方とも残っていたのはラッキーだった。

1枚目はVネックのカリフォルニアコットンTシャツ。

これはユニクロのポケット付きビッグシルエットTシャツと非常によく似た素材感といえる。
違いはユニクロほどビッグシルエットではない。
だから当方ならMサイズを着る。

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あと、両脇の裾にはスリットが入っていない。
ユニクロのビッグシルエットTシャツにはスリットがある。

ユニクロでグレーを買ったので、こちらはダークネイビーにした。

Vネックだがユニクロのよりも狭い。かなり詰まったVネックである。
生地は同じくらい肉厚な天竺。

ユニクロよりもコスパが高い部分としては、生地に消臭加工が施してあるところだ。
これで華麗なる加齢臭も防ぐことができる。

定価1900円が990円に値下がり。

2枚目は、レインスプーナーのライセンス生産Tシャツ。
こちらは無地ではなく、身頃にロゴプリントが大きく施されている。

「RSHT」の四文字がデカデカと並んでいて、レインスプーナーのRSとHTはハワイアンTシャツということだろうか?

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正方形に収まる文字配置は、ちょっと「パーフェクトスーツファクトリー(PSFA)」のブランドロゴを思い出させてしまう。(笑)

このTシャツは手で触ると上の2商品に比べると生地が薄いと感じるのだが、着用してみるとそうでもない。3年くらい前まで流行っていたハリウッドセレブ(笑)もどきのテロテロTシャツよりもはるかにしっかりしている。
おまけにちょっと鈍く光沢まである。

これは相当に良い生地だと思う。
綿糸の段階から引きそろえたのではないかと推測される。

定価2900円が990円に値下がりしているのも破格値である。

こちらもダークネイビーを選んだ。

触ると薄手だが着用してみると、凡百のテロテロTシャツとは比べ物にならない厚みがある天竺というのは近年ちょっと見たことがない。

ロゴプリントの好き嫌いは度外視すると、そこら辺のセレクトショップオリジナルTシャツなんぞ足元にも及ばないほどの品質だ。

このクオリティの商品が790円とか990円で手に入るのだから、ブランドネームに踊らされなければ格安で高品質な商品が簡単に手に入る時代だといえる。

他分野の商品についてはド素人なのでわからないが、大量生産の低価格ブランドは見た目と品質がかなり向上している。
逆に「お高く止まっている」ブランドの方が、売り上げ不振からの小ロット生産で、品質を下げている。セレクトショップオリジナル品なんてそれこそ品質の低さは折り紙付きだ。

昨年秋だったと思うが、「109系のブランドより、ジーユーのベロアパンツの方が安いのに良い生地を使っている」と一般消費者の女の子がツイートしていたことがあったが、そりゃ生産ロットが100倍くらい違うのだから、価格が安いのにジーユーの生地の方が品質が高いのは不思議でもなんでもない。

衣料品の分野において「高価格=高品質」という構図は特殊なブランドを除いては、2005年ごろまでで終わっている。

いや~、それにしても良い買い物をした。

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ユニクロのイネスのメンズラインを独断と偏見で採点してみた

 9月1日にユニクロのイネス・ド・ラ・フレサンジュのメンズが発売された。

このラインでメンズが発売されるのは初めてとなるので、ちょうど時間があったから商品を店頭に見に行った。
今回は、この商品を見た感想を書いてみたい。

もちろん、個人的な好き嫌いに基づいているのでこの評価が絶対ではない。
商品を買う際の参考になれば幸甚である。
当然、まったく参考にしなくてもよい。
洋服なんてその程度の代物である。

商品の第1印象としては、いわゆる見た目はトラッドベースに欧州テイストを組み込んで上手くまとめていると思う。
だから「見た目」はかなり良いと思う。

商品を一つ一つ見てみると、ちょっと当たり外れが大きいかなあというのが、正直な感想である。
あと、ユニクロUと同じでストレッチ混の素材は一切使われていない。
ストレッチ混に慣れた当方のような人にはあまりお勧めできない。とくにズボンは。

じゃあ、まずは「当たり」「合格点」だと思った商品から挙げていこう。

1、ウールブレンドジャケット

ボタンがシルバーでいわゆる紺ブレ調で使いやすい。
地の紺色はユニクロUでもよく使われる黒に近いダークネイビーで、最近のユニクロはこの色がどうも好きなように感じる。
それとも染色ロットの関係上、莫大な数量を染めているからあちこちのラインに使用しているのだろうか。

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紺ブレといっても差し支えないデザインなのである程度のフォーマルにもカジュアルにも両方使用できる。生地の風合いもまずまずで、定価は9990円なのでいくらか値下がりしたら買おうかと思う。

ちょっと意外だったのが、素材の組成で、ウール40%・綿40%・ポリエステル20%となっている。この手の表面感のフラットなドレスアイテムにウール綿混という組成の生地を使うのは珍しい。
乏しい当方の経験の中ではあまりお目にかかったことがない。

もしかしたら、違う事例もあるのかもしれないが、ご存知ならご教授いただきたい。

ウール綿混のジャケットというと、多いのは、ナチュラル系とかカジュアル系での使用が多く、もっと粗野な風合いが主流だ。

通常の国内アパレルだと、ウールポリエステル混という素材が多い。

2、ウールブレンドチェスターコート

チェスターコートじゃなくて、チェスターフィールドコートだと何度言えば・・・・。

呼び名はさておき、定価12900円という価格は買いやすい。
素材組成はウール55%・ナイロン30%・ポリエステル15%で、この値段でこの組成なら、まあそんなもんだろうと思う。

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ユニクロの通常ラインのカシミヤブレンドチェスターコートが14900円であることを考えると、こちらの方が価格が安い。

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「カシミヤがブレンドされてるじゃないか」と言われるかもしれないが、カシミヤ10%混なんて入っていないのも同然である。

通常版はウール90%・カシミヤ10%の組成なので、2000円の価格差はウールの含有率の差と理解するのがもっとも正解に近いのではないかと思う。

3、カシミヤセーター

定価9990円で、通常のユニクロ版と同じくらいの価格。
見た目もベーシックで普通。
可もなく不可もないという印象。

では次に個人的には絶対に買わないものを挙げてみる。

1、ウールブレンドシャツジャケット

画像だとハウンドトゥース柄(千鳥格子柄)のツイードっぽく映っているが、実際はかなり密度の甘い生地を使用している。
シャツジャケットと名乗っているくらいなので生地は薄い。

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素材組成はウール70%・ポリエステル30%で、着る季節に困る。
真冬だと寒すぎるだろうし、今の時期だと暑すぎる。
当方の体質でいうなら、最高気温が20度前後で湿度は50%以下のときに着用するのが最も適していると思うのだが、そんな時期は年間に何週間もない。

もっと暑くて湿度が高いか、もっと寒いかのどちらかの日が多い。

そして、何より嫌なのが、袖に裏地がないことである。

この生地は密度が甘くてコシがないわりに、少し起毛感があり、摩擦力が高い。
要するにセーターやトレーナーの上から着用するときには袖のすべりが悪いということになる。
袖のすべりが悪い上着を脱いだり着たりするのはひどいストレスになる。

値下がりしても絶対に買わない。

ユニクロは以前にもこれに近い商品を作ったことがある。
ウールが高騰していた2012年とかそのあたりだったと記憶している。
その当時はシャツジャケットではなく、ライトジャケットと名乗っていたが、商品の作りはいわゆる芯地などを省いたシャツジャケットである。

IMG_3361

おそらく、ウールの価格が高騰していたために、ウールの使用量を抑えた商品として開発されたのだと思う。
素材組成はウール100%で、ウールガーゼ生地に起毛加工を施し、それらしく見せている。

が、かなり薄い生地なのでこれも着る時期を選ぶ。
その中途半端さがたたったのか、最終的に1990円とか990円に投げ売りされていたので、思わず買ってしまった。

しかし、このライトジャケットはイネスのシャツジャケットより優れている。袖にポリエステルの裏地が貼り付けられているところである。

だから厚手のセーターの上から着用するときにも袖のすべりが良いし、着脱がスムーズである。

この点が気に入っていまだに捨てずに残している。

今回のイネスラインの中で最も劣っていると個人的に見ているのがこのシャツジャケットで、ライトジャケットよりも作り方は劣化している。
これを9990円で買うことはあり得ない。むしろタダでも要らないくらいだ。

2、ツイードジャケット

画像を見る限り、すごくかっこよく見える。
しかし、実物はそれほどでもない。

素材組成はウール80%・ナイロン20%でシャツジャケットと同じくかなり糸の密度が低いツイード生地を使っている。

08_402988

画像はかなりしっかりした生地に見えるが、実際はそんなことはない。
かなり甘くてコシがない。

従来のツイードを想像して触るとがっかりするだろう。

これも2005年ごろだが、ユニクロは店舗限定でツイードジャケットを作っていた。
このころのユニクロのツイードはイネスジャケットよりも糸の密度が高い。

IMG_3362

だから今でも持っていてたまに着用する。
ただし、このころのジャケットはディオールオムの影響が全盛だった時期でかなりシルエットがタイトである。そのため、ジャケットの下にセーターが着にくい。

だが、このイネスのジャケットと比べると物がしっかりしているので、肥満しないように気を付けながら着用したい。

定価9990円は微妙だ。まあ、シャツジャケットよりはずっとマシだが。

このほかのアイテムは可もなく不可もなくというのが個人的な見方である。

シャツも普通、ネルシャツは生地が薄めで重ね着には適している。
ネルシャツと言っているが、本当は起毛加工を施したビエラ素材のシャツというべきである。
ほとんどのブランドがわざとなのかそうでないのかわからないが、ネルと起毛したビエラを混同して使用している。

コーデュロイジャケットとセットアップのパンツも見た目重視なら買っても良いかもしれない。
ただしノンストレッチなので細めのシルエットのズボンはちょっと動きにくさを感じるだろう。

ウールブレンドジャケット(紺ブレ)と対になるセットアップ用パンツもノンストレッチである。しかも細身シルエットだ。

ストレッチ素材に慣れてしまったので、ノンストレッチの細身シルエットのズボンは投げ売りされても絶対に買わない。タダでも要らない。

今回のイネスのメンズラインは、見た目は良いが、当たりはずれが大きいので、総合すると100点満点中で、50点というのが個人的な意見である。

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ユニクロ対ZARA
齊藤 孝浩
日本経済新聞出版社
2014-11-20


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