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南充浩 オフィシャルブログ

ファッション専門学校

繊維・衣料品業界は製造加工工程の全自動化を進めるべき

2017年11月2日 ファッション専門学校 0

先日、某ファッション専門学校の関係者から、その学校の顧問みたいな御老人が「AIを使って販売員を再教育するシステムの構築」というプロジェクトを立ち上げるための企画書を書いていると聞いた。 いや、マジで意味わからん。(笑) 現在、衣料品の販売員は成り手が少なく、時給1,000円以上にしても集まらない状況にある。 その状況を解決するために、自動レジの導入やタッチパ

フィクションとイリュージョンのファッション専門学校

2017年6月30日 ファッション専門学校 0

 「栴檀は双葉より芳し」という言葉がある。 優れた人物は若いころから優れているという意味である。 これと逆の意味の言葉が「大器晩成」である。 もっとも、陳舜臣氏によると「大器晩成」のもともとの意味は、「大器ができるには時間がかかる」という意味ではなく「大器はできにくい」という意味だったという。 まあ、「大器はできにくい」という方が、実情には合っていると思うが

生徒数の減少が続くファッション専門学校

2017年4月17日 ファッション専門学校 0

 先日、あるファッション専門学校の校長と話す機会があった。 その校長によると、今年4月に大阪市内のファッション専門学校に入学した生徒総数は1000人を割り込んで900人台だったという。 この数字が正確かどうかは分からないが、全国のファッション専門学校に通う生徒総数が12000人くらいといわれているから、大きくは間違っていないと考えられる。 大阪市内の学校法人

現実を教えないファッション専門学校に存在意義はあるのか

2017年3月17日 ファッション専門学校 0

 そういえば、昨日、非常勤で時々講義をしに通っているファッション専門学校の卒業式があり、画像が流れてきた。 授業ではいつもお金の流れのことばかりを話していて、学生にとってはあまり面白くないだろうなあと思うのだが、一番重要なことなのでそれを変えるつもりはない。 そんな中、18年来のお付き合いのあるデザイナー氏とお会いしたのだが、以前は母校で特別講義をしたことが

大手百貨店アパレルは今の若者にほとんど知られていない

2016年10月17日 ファッション専門学校 1

 46歳の初老にもなると、若い人と接触するとジェネレーションギャップに驚くことがある。 ついこの前までは、こちらがジェネレーションギャップに驚かれる側だったのだが、いよいよジェネレーションギャップに驚く側に回ってしまった。 人生も残り時間がそんなになくなってきたことを痛感するし、もう少ししたら老害と呼ばれ始めそうである。 「若き老害」をキャッチフレーズにして

製造加工業は「夢の世界」ではない

2016年9月27日 ファッション専門学校 0

 少し前に業界紙に「産地企業への専門学校生の就職が増えた」という記事が掲載されていた。 アパレル企業にデザイナーやパタンナーとして就職することは狭き門になってしまったから、「作り手志望」の学生がいわゆる、製造加工業へ就職するというのは一つの方策だといえる。 織布工場、染色加工場、縫製工場なんかに就職を希望する学生や若者をたしかに最近はよく見かけるようになった

工業製品である既製服は売れてなんぼ

2016年6月9日 ファッション専門学校 0

 ファッション専門学校生と接触する機会があるのだが、結構な割合で「売上高」とか「粗利益」とかそういうビジネスの話を嫌がる学生が多い。もちろん例外もある。 多くのファッション専門学校はデザイン科とビジネス科の2つに分かれている場合が多い。 デザイナーやパタンナーを目指すならデザイン科、 販売員や営業マンを目指すならビジネス科、 というのが大雑把な分け方になる。

学校の見映えのために学生は就職するのではない

2016年3月16日 ファッション専門学校 0

 イベント会場などでファッション専門学校生と言葉を交わす機会がある。 昨日終了した阪急百貨店うめだ本店でのテキスタイル・マルシェでも専門学校生とチラホラと言葉を交わした。 今春から就活に臨む学生さんが何人かいたが、学校の就職課から提示されるのは、いわゆる「アパレルメーカー」「SPAブランド」ばかりだという。 販売員志望ならそれでも良いが、デザインやパターンな

良い物が必ず売れるとは限らない

2016年1月19日 ファッション専門学校 0

 毎月、1回か2回、ファッション専門学校で講義をさせてもらっている。 ひとくちに専門学校生と言ってもいろんなタイプの生徒さんがいる。 以前に別の学校で夜間の授業を担当したことがあるが、夜間に集まる生徒さんは、ダブルスクールだったり働きながら来ていたりするので、学習意欲が高かったように感じた。 高校を卒業してすぐに専門学校に進まれる生徒さんは、当たり前だが若い

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