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南充浩 オフィシャルブログ

トレンド

自社商品は高く売りたいが買うときは安く買いたいという都合のいい話

2024年4月25日 トレンド 1

いろいろな物の値段が少しずつ上がっている(大幅に上がった物もある)ことを実感する。 多くの人は職業人であり消費者である。自分も含めてのことになるが、人間のほとんどは職業人としてはできるだけ高く売りたい・高い報酬をもらいたいと思っているが、消費者としてはできるだけ物・サービスは安く利用したいと思っている。 矛盾極まりない願望である。しかし、ほとんどの人は矛盾と

シーズンレス化している公式ネット通販の値下げ品コーナー

2024年4月23日 トレンド 0

近年は高気温化が顕著であることは多くの人が体感しておられるのではないかと思うが、個人的にもう一つ特徴的だと思うのが、夏以外の3シーズンで気温の高低が激しいということである。 例えば、今春でも3月末に前日よりも突然7~8度気温が上がっていきなり暖春になってしまった。そうかと思うと雨が降ったり低気圧が通過したりすると、前日よりも5~8度気温が下がることもよくある

「フォロワー数〇〇万のインフルエンサー」という触れ込みを鵜呑みにすることは危険だという話

2024年4月11日 トレンド 1

すっかり販促の一つの手段として定着したSNSだが、過剰に信頼しすぎてはだめである。 大手のしかもやや保守的なアパレル企業の上層部にはままあるのが「フォロワー〇〇万人のインフルエンサーと契約したからすごく売れると思います」と無邪気に喜んだのにフォロワー〇〇万人のインフルエンサーがちっともインフルエンスしないという事例である。 フォロワー〇〇万人のインフルエンサ

「ジーンズ復活」というよりも「デニム生地がトレンドの1つ」というのが実態

2024年4月3日 トレンド 0

先日、阪神百貨店梅田本店で開催されたポップアップイベント「デニム博」に知人を訪ねてみた。 今回で8回目となるポップアップイベントで国内のデニムアイテムを得意とするメーカー、一部小売店を集積している。 開催当初はなかなか難航しており、正直続けられるのだろうかと思っていたが、途中にコロナ禍による開催中止もあったが8回目となっているので、毎回相応の売上高が稼げてい

2022年から市場規模の縮小が始まったD2C市場

2024年3月25日 トレンド 0

2020年に入ったころから「D2Cは死んだ」と言われ始めた。 メディアも以前のような過剰な持ち上げ方をしなくなった。というのもD2Cは最早当たり前の売り方となり、商材は乱立し、不成功の事例も履いて捨てるほどあるからだ。 そもそもが、個人的にはD2Cとやらに何の新しさも衝撃も覚えなかった。繊維業界においてもすでに各工場や製造業者がオリジナル品を企画製造し、自社

コロナ特需が終わったアウトドア・キャンプ市場

2024年3月7日 トレンド 1

当方は元々運動することが嫌いである。とりあえず13年前から週に2~3回のランニングはしているが、それは独居老人としては足腰を弱らせないためだけである。足腰が動かなくなると独居老人には死活問題である。 タイムとか競技大会出場とかそんなことはさらさら考えていない。 肩凝りと腰痛緩和のための筋トレとストレッチはしているが、それ以上に鍛える気は無い。 いずれも独居老

ファミマ服のヒットは「店舗数の多さ」と「コンビニへの入店の心理的ハードルの低さ」によるものではないか

2024年3月1日 トレンド 0

大手コンビニチェーンのファミリーマートでのオリジナル衣料品販売が注目され続けている。 「物のよしあし」とか「発送の転換のすばらしさ」とかそういう評価記事はあるが、ファミリーマートの店舗数の多さに言及した記事はあまり見たことが無い。(あくまでも個人の知る範囲において) 「ファミマの服が完売ペース」みたいな記事も見かけることがあるのだが、そもそも1店舗あたりの入

マス層に売るには快適性と機能性が必要不可欠になりつつある

2024年2月29日 トレンド 2

毎日、電車や都心でそれとなく人々の服装を観察しているが、より鮮明になったのが、ハイテクスニーカーの着用者数が大幅に減ってきている点である。 もちろん、地域属性なんかも大いに関係するだろうから、大阪市内での観察が全て正しいわけではない。 他の地域でも観察してみてはどうだろうか。 伝統的なローテクスニーカーの着用者数があまり変わらない。ハイテク全盛期も今もそんな

ファッション性を強める作業服業界でワークマンの強みの1つは無くなりつつある

2024年2月15日 トレンド 1

ワークマンの下方修正と減益が話題となっているが、今後のワークマンは既存客層はさらに分散すると個人的には見ている。 もちろん、ワークマンがすぐさま赤字転落をするとか大幅減収に陥るとかいうことはあり得ないが、少なくとも急成長期は終わり停滞期に突入するのではないだろうか。 理由は、ワークマンのこれまでの強みがワークマンだけの物ではなくなりつつあるからだ。 ワークマ

ソフトジーンズのリバイバルでもユニクロに先行されてしまったという話

2024年2月14日 トレンド 0

マス層のズボンのトレンドを見ていると、多様化しているとはいえ、ワイドシルエットのパンツが増えたと感じる。極太でなくともワイド気味とかややゆったりというシルエットも多い。 スキニーも着用者は多いが、全盛期の頃のような「細ければ細いほどかっこいい」という気風は無くなっていると感じる。 以前にも書いたが、スキニーよりもややゆとりのあるスリムストレートあたりが細身ズ

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