カテゴリー: お買い得品 (1ページ / 10ページ)

この夏、値下げされて買ったTシャツはユニクロばかり

昨夜遅くから急に湿度が下がって涼しくなった。
今年の夏は7月は超猛暑が続き、8月に入ってもときどき猛暑ではなくなるものの、猛暑の日が多かった。
関西では8月14日から急に夕立やゲリラ豪雨が増え、気温はマシになったが、その分、湿度が高かった。
それが昨夜遅くから湿度が下がり、今朝は久しぶりに涼しさを感じている。

もうええかげんに夏終わってほしい。というか、夏のない国に住みたい。
当方はそれほど暑さと湿度の高さが嫌いだ。

9月に入ってから気温がどう推移するのかはわからないが、例年、関西はなんだかんだ言って、10月の半ばまでは夏日が続く。
もちろん、10月になると朝夕は涼しくなるが日中は30度近い。
昨年は10月14日ごろまで半袖で過ごしていた記憶があるが、何年か前は10月20日まで半袖で過ごしていた。

だから、当方は体感気温に合わせると、まだ夏物の半袖を買ってもいまだと2か月くらいは着られる。
そしてこの時期になると半袖の夏物は最終処分価格まで下がる。
毎年、8月下旬から9月上旬にかけて最終処分投げ売り価格になった半袖を買っている。

物は考えようで、「季節先取りをしたい」と思って、新入荷する秋物を定価で買うのもそれはそれでありだし、体感気温に応じて最終処分投げ売りの半袖を買うのもありだと思う。

とはいえ、もうよほどのびっくり投げ売り価格でもない限り、半袖Tシャツは買わないだろう。

昨日も少し書いたが、毎年、6~8月にかけて半袖Tシャツを何枚か買っている。
もちろん、定価では買わない。値下がり品の中から選んで買っているのだが、その年によって集中的に買うブランドが異なる。

昨年の夏はライトオンの値下がりTシャツばかり買っていた。
今年はユニクロの値下がりTシャツばかり買っている。買った枚数の8割くらいはユニクロで、それ以外にジーユーで3枚、ジーンズメイトで2枚という内訳である。

もちろん値下がり品ばかりである。

ユニクロでも通常のユニクロTシャツは一枚も買っていない。買ったのは、デザイナーコラボの値下げ品ばかりである。

アンダーソン、トーマス・マイヤー、ユニクロUの3ラインで、実際に買って何度か着用してみると、あきらかに通常のユニクロTシャツよりも使用している素材のクオリティが高い。

3ラインとも生地が通常ラインよりも肉厚である。
アンダーソンやトーマス・マイヤーのTシャツは店頭で見ている限りは「テロっ」とした生地に見えているが、意外にしっかりした編地で少し生地に厚みがある。

トーマス・マイヤーのスーピマコットンプリントTシャツを買ったが、通常ラインのスーピマコットンTシャツよりも肉厚な生地になっている。

定価はいずれも1990円~1500円くらいで、定価でも十分にコスパが高いのだが、990~790円の投げ売り価格になると、もう、どんなブランドも追随できないほどのコスパの高さになる。

というわけで、今年の夏はユニクロのデザイナーコラボラインのTシャツばかり買ってしまったというわけである。

あ、あと、ボーダー柄ばかり買っているが、Tシャツって無地、ボーダー柄、プリントの3種類しかなく、柄物好きは必然的にボーダー柄Tシャツが増えることになる。

まず、6月にアンダーソンコラボのボーダー柄Tシャツを買った。
左右で切り替えてアシンメトリーな柄になっている変わり種Tシャツである。
これは990円に値下がりした時点で2枚買ったが、今は500円に値下がりしている。

細番手で編まれたしっとりした天竺だが、想像していたよりも厚みがある。
シルエットは少しゆったりで、当方でもMで十分にゆとりがある。

オレンジ×白が一番不人気色だが、着る人の容姿を選ぶので当然の結果といえる。
容姿が良くない当方は、白×紺、黄色×ブルーを買った。500円に下がってもオレンジは買わない。

次に買ったのが、ユニクロUのブロックカラーTシャツである。
990円に値下がりしたので何の気なしに買った。
ブロックカラーと言っても、袖口のリブの色が違うだけである。

たまたま目についた「黒×白」を買った。
これも滑らかな表面感なのに分厚い天竺でできており、かなりずっしりとした重さがある。
この素材感で990円に値下がりしたのは値打ちものだということで、「紺×マスタード」も買った。

あと「グリーン×白」は迷っているうちになくなり、「茶褐色×ピンク」は不人気カラーで、早々に790円に値下がりし、今は500円になっているが茶褐色は嫌いなので絶対に買わない。

店によっては「黒×白」が余っており、790円に値下げされている。

シルエットはこれもビッグシルエットで、当方でもMサイズで十分である。
790円なら「黒×白」は絶対にお買い得だ。

そして7月末に衝動買いしたアンダーソンコラボのカモメ柄Tシャツ。これは790円に値下がりしていたので買った。
各店舗に少しずつ残っているだけで、ボーダー柄よりも店頭残量が少ないし、値下げ幅は小さい。
ボーダー柄よりも人気商品だったということで、長い間990円でがんばっていたが7月末にようやく790円に値下がりした。
Lサイズを買ったのだが、ワンサイズ大きめだった。Mサイズで十分だった。

これも一見、生地が薄そうに見えるが、しっかりした厚みがあり表面感も滑らかで、この手の生地を使っているブランドは中価格帯でもあまりない。それほどの生地のクオリティだと思う。

8月頭に990円に値下がりして、実験的に買ったのがトーマス・マイヤーのヤシの木プリントのスーピマコットンTシャツ。
これはビッグシルエットではなく、レギュラーサイズ。Mサイズで当方はジャストサイズになる。
これもそこら辺の高級ブランド並みの生地の品質がある。

で、お盆前に買ったのがユニクロUのボーダーTシャツ3枚だ。
長い間1290円からまったく下がらなかったのがようやく990円に値下がりした。

これも厚手でビッグサイズである。生地は厚みがあるのは前記の商品と同じだが、表面感はざらざらしている。
昔のアメリカの厚手Tシャツみたいな感じで、好き嫌いはあるだろうが、これも990円に値下がりしたなら、値打ちのある生地といえる。

そんなに欲しくはないけど試しに買ってみたのが、このレゲエカラーのマルチボーダーで、同じ生地のデザイン違いのボーダーも買ってみた。

その一つが昨日書いた、送料無料で到着した黒×白である。
これはラグランスリーブで、レゲエカラーよりも身幅が広いような気がする。Mサイズでも大きすぎるくらいでもしかしたらSサイズでも良かったのかもしれない。
それほどにゆったりしている。

なぜか送料無料で買えたボーダーTシャツ990円

で、同じ品番の白×マスタードも買った。

これは不人気カラーのようで、どの店舗を覗いてもけっこうな枚数が残っている。
しかし、白ベースの着やすい色合いだと思うので、なぜ不人気品番なのかわからない。
もしかしたらそうそうに790円に値下がりするかもしれない。

あと、この品番は袖と身頃の柄合わせが精密であるところがすごいと思う。
ボーダー柄が直角に合わさっている。柄としてはいささか単純だが、この値段でこの柄合わせをできるブランドはほとんどない。
この辺りもユニクロのすごさではないかと思う。

結局、3か月間で9枚もユニクロでTシャツを買ったが、どれも品質の高さが際立った。
4900円くらいまでのTシャツブランドですら、太刀打ちできないのではないかと思う。
ますます、そこら辺のアパレルとユニクロの格差は広がるばかりだということを改めて感じた。

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5000円未満なのに、なぜかユニクロのTシャツが送料無料で買えてしまった話

とりあえずお盆休みが終わった。

まだお盆休みが続いている企業もある。

今夏、当方はたくさん持っているにもかかわらず、また半袖Tシャツを何枚か買った。

お盆休み中に思い返してみると、そのほとんどがユニクロの値下げ品だった。
昨年はライトオンの値下げ品ばかり買っていた。

どうも毎年、個人的なツボにはまるブランドがあるらしい。

そんなユニクロでお盆休み前に不思議な体験をした。

今まで何度か、オンライン通販で買っている。多分もう4回くらい。
自宅配送の場合は、5000円以上買わないと送料無料にならない。
店舗受け取りの場合は送料無料だ。しかし、ユニクロやジーユーでなかなか5000円以上も買うことがない。とくに単価が安い夏物で5000円以上買おうと思ったらけっこうな枚数になってしまう。

当方が欲しいのはたいていその瞬間に1枚か2枚なので最近は店舗受け取りを選んでいる。
先日はジーユーで3500円に値下がりしたスーパーストレッチドライスーツをオンラインで買って、店舗受け取りにした。
その前は590円のTシャツ1枚を店舗受け取りにしてオンラインで買った。

で、お盆休み前、履歴を見ると8月7日のこと。

ユニクロでユニクロUのボーダーTシャツがやっと990円に値下がりした。
定価1990円で、長い間1290円に値下がりしたままでそこから値下がりしなかった。

以前にも書いたことがあるが、ユニクロとジーユーは基本的に火曜日と金曜日に値下がりする。

だから毎週火曜日と金曜日は値下がり品をチェックする。
目当ての物が値下がりしているときもあるし、目当ての物が値下がりしておらずがっかりするときもある。

8月7日の火曜日はついにユニクロUのボーダーTシャツが990円に値下がりした。

オンライン通販で確認してから店に行った。

で、目当てじゃないTシャツも買ったが、黒地に白ボーダーのTシャツが欲しくなって、スマホのアプリで検索すると店頭にはないが、オンライン通販にはMサイズだけが残っていた。

なぜか送料無料で買えたボーダーTシャツ990円

今夏のユニクロUのTシャツはビッグサイズ傾向なのでMサイズでも十分ゆったりしている。

で、ユニクロの店頭からスマホでオンライン通販で買った。
なんというハイテクな男。

オンライン通販と店頭の在庫を一括化できればもっと便利になるのになあ。
まあ、お金はかかるけど。(笑)

で、990円のTシャツ一枚だけだから当然店頭受け取りを選ぼうと思ったら、なぜか、送り先に登録してある自宅住所でも「無料」の文字が。

目を疑った。
もしかしたら何かの間違いかもしれないから、何分かそこで画面を見ながら悩んでいた。

傍から見ると、スマホの画面を睨みながら逡巡する怪しげな初老の男である。

しかし、まあ失敗したとして何らかのリカバリーの方法はあるだろうから、意を決して買ってみた。
たった400円くらいの送料でここまで悩んでいるわけである。

そうすると、なんと送料無料だった。

8月11日くらいに990円のTシャツ1枚が自宅に届いた。
納品書には990円、税込み1065円だけ印字されている。

何たる奇跡。

 

 

で、そのときにふと思ったのだが、ユニクロもジーユーも単価が安いから、送料無料にするために5000円以上買うのは結構苦しい。
ダウンジャケットなんかがある冬はそうでもないが、夏物は難しい。
冬だってセーター1枚がほしいときはオンラインで送料払うのはなんだかあほらしく感じる。

で、例えば、年間何千円か何万円かをファーストリテイリングが基準を決めて、オンライン通販での購入総額がそれをクリアしたら、翌年からは何円の商品でも送料無料という仕組みを作ってみてはどうだろうか。

そうすれば、恐らくオンライン通販の売上高は飛躍的に伸びるのではないかと思う。

現在、ユニクロのオンライン通販は伸びている。
売上高も500億円くらいになっており、通常の洋服ブランドでは相手にならない規模になっている。

それでもアホな経済系識者やファッションテック系は、「ユニクロがネット比率が低いことが弱点」なんてことを平気で垂れ流している。

単価の安い商品を送料払ってまで買うというのは、当方みたいなバーゲンハンターにとってはなんだかひどく無駄なことのように感じられる。
「ユニクロは安いで」「ジーユーは安いで」と愛用しているオッサン、オバハンも実は送料を払うのが嫌で、ネットでは買っていない場合があるのではないかと思う。

とくにTシャツ790円1枚とか590円1枚なんて送料を払うのが馬鹿らしいのではないかと、ケチな初老のオッサンは推測する。

で、そんなキャンペーンをやってみてはどうだろうか?
他人の会社なのでひどく無責任な提案ではあるが。(笑)

それにしてもどうして990円のTシャツ1枚で送料無料になったのだろう?
未だに謎である。あとで送料請求されたらいやだなあ。そのときは返品したろうかな。(笑)

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パターン(型紙)によって同じ半袖開襟シャツでも見え方が全く異なる ~ユニクロとジーユーの半袖開襟シャツを比較~

同じ衣料品業界にいながら、各分野ごとの知識分断というのは凄まじいわけで、布帛(織物)に強い人はニット(編み物)に弱く、当然その逆もある。

当方は、織物は何となくわかるが、ニットになるとまるで分らない。

生地の構造自体が異なるし、それを製造する機械も異なる。

こういう分野が衣料品業界にはいろいろとあって、包括的な知識を持っている人はほとんどいないといえる。
反対にいえば、ほとんど何の知識がなくても自分のブランドを作れたり、オリジナルの洋服を作れたりするところが衣料品業界の良いところでもあり悪いところでもある。

衣料品業界を通じて、理解している人がもっとも少ないのがパターン(型紙)ではないかと思う。
当方もパターンについてはさっぱり知識がない。
知識量はゼロに等しい。

とはいえ、服の見え方やシルエットにもっとも重要な位置を占めるのも実はパターンだといえる。

よく「〇〇ブランドのTシャツは細身に見える」とか「〇〇ブランドのTシャツは太って見える」なんて言葉を聞くことがある。

いろいろなブランドの商品を買い比べてみると、やっぱりそれぞれ微妙に形が異なり、太って見えるTシャツもあれば、意外にスラっと細身に見えるTシャツもある。
Tシャツとかボタンダウンシャツなんてデザインとしては決まりきっているから、その見え方を大きく左右するのはパターンだといえる。

先日、開襟シャツを買ってみて、形や見え方が大きく異なることに気が付いた。(今更かよ)

一つはユニクロのユニクロUの今夏物のレーヨン混の半袖開襟シャツだ。
2990円が1990円に値下がりしたのを買った。

これは昨年も発売されて大人気で結局値下がりせずにほぼ完売したレーヨン混半袖開襟シャツの今年版だ。
生地は去年より少し薄くなった気がする。
好みにもよるだろうが、去年物の方がクオリティが高いような気がする。

もう一つは、ジーユーで買った麻混半袖開襟シャツだ。
790円に値下がりしていたので衝動的に買った。

今夏のジーユーの投げ売りぶりはすさまじく、190円・390円・590円・790円のオンパレードだ。
天神橋筋商店街のバッタ屋よりも安い。安い服が欲しい人はジーユーの投げ売り品を買うべきである。

着用感からいうと、ユニクロUは何となく細身に見える。
一方、ジーユーのはダボっと感がある。

しかし、比較してみると肩幅は変わらない。

その一方で、着丈、袖丈・袖幅、身幅は大きく異なる。

この違いで、同じ「無地開襟シャツ」といえども着用感と見た目が大きく異なる。
これはパターンの違いによって作り出されているといえる。

まず、ユニクロUの開襟シャツの特徴は

・着丈が長い
・袖丈が長い
・袖幅が狭い
・身幅が細い

である。

一方、ジーユーの開襟シャツの特徴は

・着丈が短い
・袖丈が短い
・袖幅が広い
・身幅が広い

である。

重ね合わせてみると一目瞭然だ。

一見するとまるで別サイズに思えるが、これで肩幅は同じなのである。

ユニクロUとジーユーの企画の考え方の違いがここに現れているといえる。

肩幅が同じでも着丈を長くして身幅を細くして袖幅を細くすれば、細身に見えやすい。
その逆にするとダボっとした見え方になる。

パターンをいじるだけでここまで同じ分野の商品が異なった見え方をするといえる。
それほどにパターンは重要だといえるが、これが専門担当者以外にはほとんど知られていない。

もちろん、どこぞのODM業者を使って、他商品から型紙を流用したという可能性だってあるが、それでも他商品は何らかの意図があって、そのパターンを使っているのだから、やっぱりパターンの重要性は高いといえる。

あとは、素材感による見え方の差も一部にはある。
レーヨン混の薄手で光沢のある生地はスラっと見えやすいし、麻混の粗野な表面感の生地はガッシリして見えやすい。

生地による見え方の変化というのも当然ある。

専門学校や衣料品業界ではとかく「デザイン」を重視して注目しがちだが、実はパターンの出来によってそのデザインが生かされたり殺されたりする。

専門学校でショーに登場する「作品」やコレクションショーに登場する「作品」のように奇抜なデザインを立体化して、着用可能にし、なおかつそれなりに美しく見えるようにしているのは、パターンなのである。

特にデザイン画なんて、ほとんどファッションイラストみたいなものも多いから、どうやって立体化するのか皆目わからない場合も多い。
それを立体化して着用を可能にできるのはパターンの力によるものなのである。

蛇足ながら、イラストの立体化ということに関しては、超合金などの玩具やプラモデルにも通じる。

アニメに登場するロボットを立体化する際は、かなり困難が伴う。
昔の超合金やガンダムのプラモデルはなんか段ボール箱を積み上げたような形だったが、今ではアニメ番組に登場したそのままに近い形になっている。
これも裏方の力だろう。

昔、読んだプラモデル雑誌(多分、モデルグラフィックスの別冊)で「〇〇先生のロボットデザイン画は、立体化すると正面と背面のラインがなかなかつながらず苦労した」とモデラーが語っていたが、パターンを作るパターナーもこんな苦労をしているのだろうと思う。

知識量ゼロのオッサンが思いつくままに書いてみたが、多少はパターンの重要性が伝わるだろうか?

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業績の明暗が表すユニクロとジーユーの値下げ方針の違い ~今春夏の店頭を見て~

今春物から、ユニクロとジーユーがそれぞれ異なった値下げの手法をとるようになった。

ユニクロは今春夏物から値下げパターンが変えた。
自動的・段階的値下げはこれまでと同じだが、その値下げ幅が小さくなった。
反面、同じ商品でも色柄によって値下げ幅が異なるようになった。

昨年冬物までは、自動的・段階的値下げされ、それまで同様、期末には驚くほどの安値になった。
それが今春物からはそこまで値下げされなくなった。

お気づきだろうか?

2990円のパンツはせいぜいが1990円までにしか値下げされない。
1290円に値下げされるのはよほど時間が経過してからになっている。

シャツしかり、アウター類しかりだ。

しかし、売れ行きが鈍いと思われる商品は容赦なく値下げされる。
アンダーソンとトーマス・マイヤーは値下げされている物が多いが、アンダーソンは昨年秋冬物に比べると値下げ幅が小さい。
昨年秋冬物でデビューとなったJWアンダーソンコラボだが、はっきりいって投げ売りされまくっていた。

ウールをふんだんに使ったセーター類は本来なら製造コストが高いからそこまでの値引きはされないはずなのに、「魚柄ラムウールセーター」は最終500円にまで値下げされていた。
また、フェアアイルモックネックセーターも990円にまで値下げされたし、カラフルボーダー柄のファインゲージセーターも990円に値下げされた。これらをいずれも当方は底値または底値に近い価格で買っており、全然アンダーソンなんて注目していなかったのに、昨年秋冬にユニクロで買った商品の中で最も多かったのがアンダーソンコラボになってしまった。

今春夏のアンダーソンも通常ラインに比べて値下げされている物が多いが、秋冬物ほど値下がりしていない。切り替えボーダー柄Tシャツだっていまだに990円で踏ん張っている。
ロング丈シャツは3990円が最終1990円に値下がりしたが、1990円になる前にほどんど完売となっている。

また、これまでユニクロは同一品番は同一価格で値下げされていたが、今春物から、同一品番でも動きの鈍い色柄だけが大幅に値下げされるようになった。
例えば、春先に綿セーターが何種類か投入されたが、薄手の家庭洗濯可能なセーターの中で赤とピンクが不人気だったのか、いきなり500円に値下げされた。他のカラーが990円でとどまっているにもかかわらずだ。当然、当方はその赤を500円で買った。

今夏のユニクロUのTシャツもそうだ。袖リブの色だけが本体と異なる「カラーブロックTシャツ」という品名の商品があるが、黒、グリーン、紺は990円でとどまっているのに対し、赤茶色だけが790円に値下げされているし、「ユニクロU」のボーダー柄Tシャツも同様で赤茶色とあせたピンクのボーダー柄だけが790円に早くも値下げされている。

これと対照的なのが今夏のジーユーで、190円・390円・590円・790円というバッタ屋価格の商品が目白押しである。
はっきり言ってなまじのバッタ屋よりも安い商品が多い。
バッタ屋を越えたジーユーというのはなかなかすごい。

390円に値下げされていて、5月に買ったデニムの水玉プリントシャツ

 

 

キム・ジョーンズとのコラボアイテムなんてもうとっくに投げ売り価格で、カラーブロックセーター(冬向け素材)なんて今や390円である。ルイ・ヴィトン、ディオールなどのスーパーブランドを歴任したデザイナーの商品とは思えないバッタ屋価格となっている。

夏物に関してはユニクロよりもジーユーで買うことが増えた。
麻混の開襟シャツを790円で買ったし、先日、このブログでも紹介した切りっぱなしスキニージーンズも790円で買った。
ワイドボーダー柄Tシャツも590円になったときに3枚買った。

この安さを体験するとまともな店で服は買えなくなるほどの衝撃がある。

ユニクロとジーユーの値下げの違いを考察すると、ユニクロが以前よりもあまり値下がりしなくなった理由として、業界の製造関係からは「今春物から製造原価率を上げたから」だという声が聞こえる。それによると「製造原価率を5%上げてさらに品質を高めた。そのため、以前ほどの値下げはされなくなった」と言われている。それが正しいとするとユニクロの平均製造原価率は45%前後ということになり、あの数十万枚という量の多さで、その原価率の高さは驚異的といえる。
そこらの細かいロットしかないくせに「原価率50%ガー」とアホの一つ覚えのようにいっている某ブランドの商品とはまったく比べ物にならない。

一方、ここまで投げ売りするジーユーは恐らく在庫がダブついているのだろうと推察される。

さて、ユニクロとジーユーを擁するファーストリテイリングの2018年8月期第三四半期決算が発表された。
それによるとユニクロは増収増益であるものの、ジーユーは減益となった。特に3~5月は既存店売上高が前年を割り込み、大幅減益となっている。大幅減益となった理由は、在庫処分を進めた結果だ。

そしてジーユーは第4四半期も在庫処分を進めるため、粗利率が低下し、赤字幅が拡大すると見通している。

ジーユー/3~5月既存店売上減、春夏商品不振・在庫処分で赤字拡大

ジーユー/3~5月既存店売上減、春夏商品不振・在庫処分で赤字拡大

ジーユーの2018年8月期第3四半期の売上収益は1666億円(前年同期比6.4%増)、営業利益は150億円(1.7%増)と、増収増益になった。

一方、ジーユーの3~5月の既存店売上高は、減収となった。
春夏のキャンペーンで打ち出したマドラスチェックのボトムス、トップスや、ロングスカートなどの商品の販売が不振で、計画を大幅に下回った 。

売上が計画を大幅に下回ったため、値引きを早期に進めたことにより、3~5月の売上総利益率は前年同期比1.9ポイント低下し、また、売上高販管費率は同1.2ポイント上昇した。
営業利益は同20.0%の大幅な減益となった。

また、第4四半期は、シーズン末の在庫処分が増え、粗利益率が低下、赤字幅が拡大する見込みで、下期、通期ともに減益となることを予想している。

とのことである。
当方が喜んで買っている値下げ品はやはり在庫処分だったのである。

だいたい当方が喜んで投げ売り品を買うブランドは、その時、苦戦傾向にある場合が多い。
今年5月、6月のジーユーもそうだし、2017年のライトオンもそうだし、ジーンズメイトもそうだ。
だから当方が「これは破格値!」と紹介するブランドは概してその時点では不良在庫を抱えており、苦肉の策として投げ売りをしているということである。

ジーユーの春夏の店頭を見ると、たしかに商品のクオリティもデザインも良くなってるが、トレンドに偏重しすぎていると感じる。ベーシックアイテムが減った。そのあたりを当方が面白いと見ていてその投げ売り価格に魅力を感じているのだが、マス層のニーズとは少し異なっているといえる。

もちろん、ジーユーもそれに気が付いていて、夏物には無地のポロシャツとか無地のTシャツなんていうベーシック品も差し込まれているが、必然性のなさと売り場での見せ方の下手さが災いして全く売れずに590円の投げ売り価格となっている。

例えば、マーセライズドTシャツだ。今590円にまで値下がりしている。
無地で色展開も多く、通常ならもっと売れるはずだが、全商品がビニール袋に入れられている。
これは触られて汚れないようにという工夫とともに、マーセライズド加工された生地がテロっとしていて畳みにくいからではないかと思う。
マーセライズド加工とはシルケット加工とも呼ばれ、シルクみたいなソフト感と光沢感を綿に与える加工である。

そのため、ビニール袋に入ったままではその肌触りの良さはまったく実感されない。
なぜならビニール袋に入っているため触れないからだ。

いくらPOPで「マーセライズド加工」なんて書いたって意味がない。
それに一般消費者からすれば「マーセライズド加工」なんていわれたところで何のこっちゃでしかない。

完全に売り方・見せ方のミスである。

下期は、商品構成を見直し、防寒衣料、デニム、Tシャツ、ラウンジウエアといった実需商品の割合を増し、これらの実需商品の中にもジーユーらしいトレンドの要素を取り入れる。

とのことで増えすぎた品番数を絞り、ベーシックアイテムを強化するとのことだが、結局洋服屋というのはベーシック一辺倒でもダメだし、トレンド一辺倒でもダメだということで、ベーシックとトレンドのバランスをどう取るのかということが永遠の課題だといえる。
そしてそのバランスの取り方を誤ると今回のジーユーのようになるし、過去のユニクロの伸び悩みのようになってしまう。

それにしても、店頭の動きがそのままジーユーの3~5月の業績に反映されていたことには笑ってしまう。
店頭を見ていると、AIだ、POSだ、KPI指標だ、と難しいことを言わずとも、ある程度の売れ行きは推察できてしまう。店頭の動きをどれだけ正しく見るか、衣料品ビジネスはその一点にかかっており、それができていない人が多すぎるから「斜陽産業」と呼ばれるような事態に陥ってしまったといえるだろう。

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ZOZOのオーダースーツの価格は極めて平均的 ~ZOZOよりもお買い得なオーダースーツはこんなにある~

本日はちょっとお気楽に。

先日、ZOZOのオーダースーツが発表されたが、すごく安いという印象が世間で独り歩きしているが、実際のところはそんなに安くない。
今回はお試しで2万円台だが、定価は39,900円と発表されている。

業界の人ならだれでも知っている知識だが、オーダースーツには、大きく分けて3種類のオーダースーツがある。

基本的なことのおさらいをさらっと簡単にしておく。

1、パターンオーダー
2、イージーオーダー
3、フルオーダ

の3つがある。

パターンオーダーとは、基となるパターン(型紙)があり、それを体型に合わせて修正する。
標準仕様の服を着て、採寸し、それを基として各部を調節する。
現在の国内価格だと2万~5万円くらいでできる。ZOZOのオーダースーツは価格的にこれだ。

イージーオーダーとは、その人と似た体型の人用の型紙を修正して使う。これはパターンオーダーよりも少し高い。

フルオーダーとは採寸して、その人専用の型紙を作るところから始める。これは最低でも何十万円かはする。

だから、ZOZOが「フルオーダー」と言っているのは、完全に誤りで「パターンオーダー」が正しい。

で、市場には2万~4万円程度のパターンオーダーはあふれかえっており、取り立ててZOZOが割安ということもない。

付け加えておくと、素材の「スーパー110」というのは高級ウール素材だが、すでに10何年前のツープライススーツショップでも使われていた。数字が大きくなるごとに糸が細くなって高級素材となるが、「スーパー150」以上は細すぎて耐久性がなくなって、スーツ地としては実用に適さないと言われている。

ちなみに当方が12年前くらいに買ったスーパースーツストアのスーツにもすでに「スーパー110」が使われていた。
既製服なので19000円くらいだったと思う。

近年、団塊世代のリタイアとスーツのカジュアル化によって、スーツ販売各社は既製服スーツの売れ行きが鈍ってきた。
そのため、各種方策を繰り出してその穴埋めをしていたのだが、その方策の一つが低価格パターンオーダーの導入だった。

そのほかの方策は、レディースビジネススーツ類の拡充、カジュアルウェアの拡充である。

まとめると

1、低価格パターンオーダーの導入
2、レディースビジネスウェアの拡充
3、カジュアルウェアの拡充

がスーツ販売各社の2007年以降の方策である。

だから、39900円程度のパターンオーダーなんて実際は珍しくもなんともない。
世間にはもっと安いパターンオーダーが実は溢れている。

今回は各社の低価格パターンオーダーを見てみよう。

〇まずは関西ローカルチェーン店のツキムラ

http://www.tukimura.com/

1着28,800円、3着50,000円という安さ。これだけですでにZOZOより破格に安い。

 

〇次にかつて「ザ・スーパースーツストア」でツープライス業態を開発したオンリー

https://only.co.jp/

1着28,000円、2着38,000円という破格値。2着作ってもZOZOより1900円も安い。
1900円あればジーユーで590円のTシャツが3枚買えてしまう。

 

〇エフワン かつては既製スーツを販売していたが、経営破綻して縫製工場グッドヒルの子会社になってからオーダー専門店へと変わった

https://www.f-one.co.jp/

1着29,800円でここは纏めオーダーはやっていない。

 

〇最近店舗数を増やしたグローバルスタイル

https://www.global-style.jp/

1着38,000円だが2着で47,000円という値引きスタイル。

 

〇大手ツープライススーツショップの「スーツカンパニー」の派生形態「ユニバーサルランゲージ」

https://www.uktsc.com/custom-order/

1着39,000円、2着49,000円という安さ。

 

〇最近始まったオンワード樫山の新業態「カシヤマ・ザ・スマートテーラー」

https://kashiyama1927.jp/

1着30,000円(税抜き)が最低価格。

とざっと駆け足で見てきたが、ZOZOのオーダースーツの価格がどれほど「平均点」なのかということがわかるだろう。
39,900円のオーダースーツなんて珍しくもなんともない。

また、一度作ったら採寸データは残るから、リピートするのも簡単で、IT化が進んでいるから、パソコンやスマホからデータを自分で入力して買えるというサービスも別に珍しくない。現に「カシヤマ・ザ・スマートテーラー」は指定した場所にフィッターが出張してきて採寸してくれるだけでなく、2着目からはスマホからもオーダーできるし、最速で1週間で完成するから、ZOZOのサービスが霞んで見える。

逆にあんなに12回もクルクル回らねばならない上に、採寸に誤差が生じやすい水玉模様のZOZOSUITよりもプロのフィッターに出張してきてもらった方が手軽だし信頼できる。

こうして見ると、ZOZOよりも価格競争力もあり、サービスも優れているオーダースーツは業界には掃いて捨てるほどある。
ZOZOが上手いのは現時点ではイメージ戦略だけということができる。

それにしてもメディアはこういう競争力のあるブランドを紹介せずに何をイメージ優先のZOZOばかり紹介しているのか。
偏向報道と叩かれても当然の報いといえる。

【告知】8月24日にあのマサ佐藤(佐藤正臣)氏と有料トークショーを開催します。
ぜひともご参加を。詳細は以下のURLで。

https://eventon.jp/13683/

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1000円未満でコスパの高い服が買えてしまうジーユーの今夏商品の破壊力

今日はお気楽に。

アパレルブランドを店頭で見ていると、そのシーズンごとに商品の出来栄えが変わるので面白い。
すごく良いシーズンとすごくイマイチなシーズンがある。
ずっと連続して出来栄えの良い商品を出し続けるブランドなんてないから、結局は、出来栄えの悪い商品を出す数が少ないブランドが消費者から支持され続けているといえる。

今春夏だと、ジーユーの商品が出来栄え、価格の安さともに群を抜いていると思う。
昨年春夏、一昨年秋冬のメンズ商品はそれほど大した出来栄えでもなく、「安かろうダサかろう」を絵に描いたような出来栄えで、ほとんど商品を買わなかった。

昨年秋冬からちょっと商品の出来栄えが改善されたように見える。

昨年秋冬には、カットソースーツを2着買った。
同シーズンのダウンジャケットの出来栄えも悪くはなかったが、似合わなかったので買うのをやめた。
肉厚すぎて、顔がデカくて首の短い当方が着ると単なる太ったオッサンに見えたので買わなかった。

今春にはまた、カットソースーツを買った。

ちょっと見直し始めたのは、リーバイスセカンドをコピーしたGジャン(定価2990円)を発売したころからだ。
ウェブサイトの画像を見て「オ!」と思って、店頭に行って現物を見た。
色によって出来栄えにばらつきがあったが、デニムの濃紺ワンウォッシュと、加工デニムの薄ブルーはなかなかの出来栄えで、これで2990円は安いと感じた。

それ以外にも春物のカジュアルでは、畦クルーボーダー柄セーターなんかも出来栄えが良くなっており、素材のチープ感も払拭されていた。

5月の中旬から関西ではにわかに気温が上がり半袖生活が始まった。
半袖のTシャツ、ポロシャツなんて腐るほど持っているが、それでも毎年何枚か買ってしまうのは底辺でも衣料品業界にいる人間の病気みたいなもんだろうと思う。

半袖の商品というのは、どのブランドでも定価が安い。
とくにTシャツは安い。少し名前の通ったブランドでも3900円も出せば買える。
だから、低価格ブランドはより一層安くせざるを得ない。

そんな中で安さで群を抜き、その割に品質がマシなのがジーユーで、グローバルファストファッション各社と比べると、比べ物にならないほど優れている。
そりゃH&Mなんか客が入らなくなるわけだ。

今夏のジーユーのTシャツ類、ポロシャツ類のコスパの高さは他を寄せ付けないと感じる。

個人的に一番評価しているのが、ワイドボーダー柄Tシャツで、定価790円でも十分に安いが、これが期間限定で590円に値下がりする。
ゴールデンウィーク明けに590円に値下がりした際に、紺×白と黒×白の2枚を買った。

合計で税込み1270円をネット通販で店舗受け取りにして買った。

宅配だと5000円未満は送料が取られるが、店舗受け取りにすると何百円の商品でも送料は無料になる。

このワイドボーダー柄Tシャツは、いまのところ全6色あり、

グレー×白
ピンク×白
ミントグリーン×白
マスタード×白
紺×白
黒×白

がある。

店舗で受け取って着用してみると、一昨年のワイドボーダー柄Tシャツよりもサイズ感が大きくなっていて、生地に厚みがある。
一昨年はもっとピタっとしたサイズ感だったが、今夏は少しゆったりしている。
華奢な体格ではないオッサンにはこちらの方が着やすい。

生地は綿100%天竺というのは変わらないが、一昨年のは薄かったが今年は少し肉厚になっている。
密度は低いと感じるので、糸の番手を変えたのではないかと思う。

あまりにも良かったので、先日、また590円に期間限定値下がりした際にマスタード×白も買った。

ジーユーで590円に値下がりしたときに買った黒×白のワイドボーダー柄Tシャツ

 

590円に値下がりした時にかったマスタード×白

 

 

猛暑になってきたので、汗染みが目立つ色は避けたいから、グレーとピンクは買わず、もう一度期間限定値下げされたらミントグリーン×白も買いたいと思う。

スーパーストレッチドライスーツも3着目を買った。

4月下旬に期間限定値下がりした際にベージュを買い、5月下旬に期間限定値下がりした際にオリーブグリーンを買った。
残るはネイビーだけだったのだが、これはよほど安くならなければ買わないでおこうと思っていた。

ところが、先日、期間限定でジャケット1990円・パンツ1290円にまで値下がりしたので、ネイビーも買ってしまった。
合計3580円である。

今夏のジーユーの安さはこれだけではない。
カジュアル半袖シャツ各種が期間限定で790円~990円にたびたび値下がりする。

細かな仕様だったりサイズ感だったりは疑問を感じる部分もあるが、この値段なら買っても損はしないという出来栄えだ。
しかも同じ価格帯の他ブランドと比べると使用している生地は抜群に良い。

そんな中、6月末、裾が切りっぱなしになったアンクル丈スキニージーンズが790円に期間限定値下がりしているのを見て、思わず店頭に行った。
濃紺ワンウォッシュ、ブルーケミカルウォッシュ、黒カツラギ、黒デニムケミカルウォッシュなどのカラー展開があった。

ケミカルはオッサンにはどうかと思って濃紺デニムワンウォッシュのLサイズを試着してみるとピッタリだったので買ってしまった。完全なる衝動買いである。

790円に値下がりしたときに買った切りっぱなしスキニージーンズ

 

 

 

定価は2490円、それが1990円に値下がりして、さらに3日間の期間限定で790円に値下げされていたのである。
綿99%・ポリウレタン1%の組成で、12オンス弱くらいのストレッチデニム生地。

裾は切りっぱなしだが、隠しステッチが施されてあり、必要以上にはほつれ難くなっている。

裾に入れられたほつれ止めステッチ

 

 

これは定価の2490円でも安いと思う。他の2990円以下のスキニージーンズと比べると格段に品質が高い。

商品説明を読んでみると、「日本を拠点に世界的に活躍する澁谷忠臣氏とコラボした」と書いてある。
澁谷忠臣氏って誰?全然知らない。
で、この人とコラボしたパンツがこのスキニー以外にもワイドジーンズ、ワイドチノなんかが通販サイト上にはあって、同タイミングで全部790円に期間限定値下げされていた。

コラボアイテムを容赦なく値下げするファーストリテイリングはすごいなと思う。
キム・ジョーンズとのコラボ商品なんて390円~990円にまで値下げされていて、定価(とは言っても3990円くらいだけど)で買った人は息をしているのかと思ってしまう。

ユニクロも、アンダーソン、ユニクロU、トーマス・マイヤーの不人気品番を容赦なく値下げしている。
アンダーソンの切り替えボーダー柄Tシャツは990円だし、ユニクロUのレンガ茶色の無地Tシャツ、ボーダー柄Tシャツなんて790円に値下がりしている。トーマス・マイヤーのビーチサンダルも今では1290円だ。

ともあれ、今夏のジーユーのメンズカジュアルはお買い得品が目白押しで、ジーユーの価格と品質に慣れると、他のブランドの商品が恐ろしく高いと感じてしまう。30%オフで1900円くらいに値下がりした他ブランドのTシャツが高く感じられて買えなくなっている。

もっと高くて高品質なブランドは数多くあるが、この価格でこの品質を実現しているジーユーはすごいと思う。
昨年秋冬から商品企画の体制が変わったのだろうか?

今回買ったワイドボーダー柄Tシャツと切りっぱなしスキニーはこの値段なら文句のつけようがない。
他ブランドはもっと違う戦い方を考えた方が良いだろう。

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3足890円の無印良品の「脱げにくいフットカバー」は日本製

好むと好まざるとにかかわらず、月日は流れゆく。
今年もまた大嫌いな暑い夏がやってくる。

暑さが苦手な当方は、4年くらい前から、夏は、雨の日以外は7分丈~クロップド丈のズボンと、浅いスリッポンシューズで過ごしている。
フルレングスの長ズボンよりも裾が10センチ短くなるだけで幾分涼しくなる。

なら、もっと短い膝丈とか膝上丈の半ズボンを穿けばいいじゃないかといわれるが、足が太くすね毛がボーボーな当方としてはそれを露出するのはなんとも見苦しいと感じるので、それは穿かない。どんなに安い商品があっても買わない。

で、浅いスリッポンを裸足で履くのは好むところではないから、必ず靴下を履く。石田純一の気が知れない。

通常の靴下にスリッポンを合わせるという着こなしもあるが、当方にはそれは似合わない。
だから靴下がスリッポンからほとんど見えないフットカバーを夏の期間着用している。

フットカバーは通常の靴下やスニーカー向け靴下よりも浅いので、靴を履いて歩いていると脱げやすい。
物理的に脱げてしまうのが当然であるが、脱げてしまうのは不快だからできれば脱げないフットカバーが望ましい。
物理的にはかなり難易度が高いから、それを実現できているブランドは少ない。
そして、できれば価格は安い方がありがたい。

高品質・低価格を看板にするユニクロでさえ、フットカバーの出来は今一つだ。4年前に買ってあまりの脱げっぷりに1度履いただけですべて捨てた。
ジーユーは言わずもがなだ。

3足1000円未満で脱げにくいフットカバーというと、無印良品とグンゼが双璧だと思う。

グンゼのはすでに3足、無印良品のはすでに6足持っているが、今年また無印良品で3足買った。
去年は3足990円だったが、今年は3足890円だ。100円も値下げしている。

無印良品の「脱げにくいフットカバー」は文字通りに脱げないのだが、昨年買った同商品もそうだが、この価格でなんと日本製なのである。

この価格で日本製ということは工賃は相当に安いのだろうと思う。
ただし、数量が多いから成り立っているのである。
そこら辺のイシキタカイ系ブランドがなぜ高いのかというと、生産数量がミニマムロットにはるかに達していないからである。
いくら小ロット生産できるという日本の工場でも1型10枚程度じゃ、サンプル製作と同等の工賃を取られる。当たり前の話だ。
彼らのブランドの商品は決して高品質だから高いのではない。生産数量が少なすぎるから高いのであって、品質も大量生産品に比べると低い。

無印良品の靴下はバリエーションがさまざまあるが、売り場で見ている限り、日本製なのはこのフットカバーだけなのである。
あとのショート丈靴下は見る限りではすべて海外生産である。

ということは、この物理的に難しい「脱げにくいフットカバー」を生産する技術は日本にしかないということになる。

「日本製だから高くても売れるだろう」という物作り関係者や某クールジャパン関係者、流通関係者は、日本製で高品質でしかも3足890円という商品が無印良品で大量に販売されている現状を見て息をしているのだろうか?

日本製だから高くても売れるだろうというのは関係者の希望的観測に過ぎなくなっている。

このフットカバーを履いてみて、かかと部分にジェルもなく、立体的な形状でもないのに脱げにくいのは改めてすごいと感じる。

で、履いてみたときに編み目が伸びるのを見て、気が付いたのだが、一見フラットに見えるが、実は各部分で編み目を切り替えている。
通常の脱げやすいフットカバー類は編み目を部位によって変えているなんてことはない。割合に均一な編み目で全体を編んでいる。
このためかかとにジェルを付けないと脱げてしまう。さらにいうとかかとにジェルを付けていても脱げてしまう。

オッサンの汚い足で恐縮だが順番に見て行こう。

まず、足の甲の真ん中あたりで編み目が切り返されて変わっている。(赤丸部分)

で、爪先は通常の靴下のように合わせ目がある。
つまり、爪先と足の甲で縫い目を変えているのである。

側面から見るとこのように縫い目が各部位で変わっているのがわかるだろう。

で、かかと部分だ。

口ゴム部分の下を見てもらうとわかるように、かかとは編み目が切り替えられて3つの部位に別れている。(赤丸部分)

この頻繁な編み目の切り替えこそが脱げにくいフットカバーの秘密なのではないかと思う。
靴下についてはまったく詳しくないから推測ばかりになってしまうが、これほど頻繁に編み目を切り替えられる技術は恐らく日本にしかないのだろう。
そうでなくてはこの商品だけが日本製であり続けるはずがなく、他のショート丈靴下と同様にアジア工場製になっているはずである。

先日、マレーシアのクールジャパン百貨店を批判する記事が掲載された。
書かれている内容は概ね同意するが、1か所だけ賛同できない。
それは「超高価格で売られている」という点である。超高価格で売ることが悪いわけではない。商売はできるだけ安く仕入れてできるだけ高く売るのが鉄則だ。売れるなら超高価格で売ればいいのである。

問題は、超高価格で売るためにどういう仕掛けをしたのかということになる。
超高価格でも売れるための販促、広報、ファンづくりをしていて、その価格で売れるなら何の問題もない。
超高価格で売ることが悪だというなら欧米のラグジュアリーブランドはすべて悪だということになってしまう。
おわかりだろうか。超高価格で売れるための努力をしていなかったことがクールジャパン百貨店の悪なのである。

無印良品の3足890円の高品質フットカバーを見ていると、「単に日本製だというだけ」で高く売ることは不可能であるということがわかる。「日本製を高く売るためには」どうしたら良いのか?それを考えないことには衣料品の生産数量の2%しか日本製がないことをいくら嘆いていても何も事態は変わらない。

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とはいえ、グンゼのフットカバーもおすすめ。

合繊メンズカジュアルスーツはマス層に広がる可能性が高いお買い得商品

先日、あるメーカーの役員を交えた会合に出席したので、50歳手前のオッサンがTシャツ1枚というのもさすがに憚れたので、先日、ジーユーで買ったスーパーストレッチドライスーツのオリーブグリーンの上下を着てみた。

暑いのが苦手なので、もちろん、上着は冷房の効いた部屋のみの着用である。
夏に上着を着ることが信じられない。

以前にも書いたが、これはジャケットの定価4990円(税抜き)、パンツ2490円(同)だが、期間限定値下げでジャケット3490円(同)、パンツ1990円(同)になったのをさらに100円割引クーポンを使って、5810円(税込み)で購入したものである。

ナイロン86%・ポリウレタン14%の平織り生地で作られている。

その画像をインスタグラムに上げて、翌日に某生地問屋の展示会に行くと、マッハの速さで即日にチェックしていた男性社員さんに「昨日、ジーユーの上下をアップしていましたね」と言われてしまった。
何これ?怖い。汗

で、ついでに話していると、その社員さんもスーツは着用するものの、ここ何年間か、とくに夏場はこの手のイージーケアスーツを着用しているそうで、その日もジャーナルスタンダードのポリエステル100%のスーツを着用しておられた。
定価は18000円くらいだったそうだ。

ジーユーの商品との違いは、価格差以外にも生地にあり、ジーユーは平織り、こちらは綾織りであり、こちらの方がシワになりにくい。さらに軽くシワ加工が施してあるので余計にシワは目立ちにくい。
ジーユーのはシワ加工のない平織りなのでシワになりやすい。実際にオンライン購入したが、そのときにすでに畳みジワができていた。
まあ、カジュアルな見え方なのでシワが入っていてもあまり気にはならないが、その部分に価格差が現れているような気がした。

ついでに気になって、ジャーナルスタンダードのオンライン通販を覗いたところ、東レの「プライムフレックス」という機能性素材を使用した2ボタンセットアップがなんと、40%オフの9020円(税込み)にまで下がっていた。定価は15120円である。

https://baycrews.jp/item/detail/journalstandard/jacket/18010600805010?q_sclrcd=036

で、何が言いたいのかというと、この手の機能性素材、リラックス素材を使用したメンズのスーツは今後さらに需要を伸ばすのではないかということである。

正確にいうと3年くらい前からジャーナルスタンダードのような大手セレクトショップで発売され始めたが、現在のところ、完全なるマス層にまで広がっているとは言いにくい。
ピラミッドの一番下の「マス層」にはまだ認知されていない状態だといえる。

マス層はトレンド追随も遅く、また所得も低い場合が多い。

しかし、この手の機能性素材のスーツは、認知さえされれば「マス層」に爆発的に受け入れられる可能性が高いのではないか。

当然、「スーツはウール生地、またはウール混生地」というこだわりを持った層が根強いことは承知しているが、そういう「こだわり」は快適さ・便利さ・安さの前にはニッチ市場でしかありえないと見ている。

断っておくと、ウールスーツが滅びれば良いとは考えていないが、今後の需要は圧倒的にあちらに流れる可能性が高いと考えている。

この手の機能性素材スーツはジーユーが最安値で、次がユニクロの感動ジャケット+感動パンツだと見ている。
その上にジャーナルスタンダードなどの大手セレクトショップの商品が位置する。

その商品群のメリットを考えてみよう。

1、イージーケア性が高い
2、ストレッチ性や速乾性があり快適である
3、価格が安い
4、保管が楽
5、カジュアルにも使える

である。

1と4は重複している部分もあるので同時に見てみる。

ポリエステルやナイロンを主体としているため、家庭洗濯が可能で、夏シーズンが終わって保管する場合も雑に保管しても虫に食われる心配がない。
ウール生地やウール混生地の風合いの良さやなんとも言えない表面感の良さは理解しているが、保管に失敗するとたちどころに虫に食われて穴が開いてしまう。
数千円で買った物ならあきらめもできるが、5万円以上で買った物だとショックの大きさが半端ではない。

また合繊主体なのでシワになりにくい。このため畳んで収納しておくことも可能で、保管に場所を取らないと同時に出張などの移動の際でも持ち運びが楽である。

2も合繊主体の生地だからこその特色である。
ストレッチ性があり、速乾性がある。汗で濡れてもすぐに乾く。
もちろん、綿やウールなどの天然繊維愛好者には評判はあまり良くないが、合繊が気にならない人は着用感に抵抗はないだろう。

そしてマスに広がる要素として最も重要な点が3の価格が安いということである。

どの道でも愛好家とか数寄者というのはほとんど変態だから、変態は愛好する物に金に糸目は付けないし、その人口は少ない。
ウールの高級スーツを愛好する人は所得の面から考えても人口は少ない。

貧困層が背伸びをして35万円のオーダースーツを買う必要なんてさらさらない。
もっとも35万円のオーダースーツが破格に高いとは全く思わない。副総理がそれを着ているからと言って叩く奴の気が知れない。

とはいえ、普通の所得者からするとぜいたく品だし、高いから頑丈ではなく、その逆で非常にデリケートで着用にも気を使うし、保管も雑にはできない。ワーキングユニホームのようにスーツを着る層からすると、非常にコスパの悪い商品であり所有することをお勧めはできない。

しかし、機能性スーツなら価格も安く合繊主体なので頑丈だ。

ジーユーで上下合わせて定価は7000円くらい、ユニクロの感動ジャケット+感動パンツは定価で9000円くらいである。
そしてジャーナルスタンダードで15120円だし、ユナイテッドアローズやビームスでも1万円台から2万円台で売られている。

ドゥクラッセで14000円くらいだ。

圧倒的に価格が安く、これなら普通に働いている人ならだれでも1着か2着買える。
しかもカジュアルブランドと違って、ロゴマークやロゴプリントが付いているわけではないから、ジーユーやユニクロを着ていてもほとんどバレない。

青山やAOKI、はるやま、コナカに行かずとも有名なセレクトショップでも1万円前後で買えてしまう。

青山などにもストレッチ混やウォッシャブルのビジネススーツはあるが、カジュアルシーンには使いにくい。

あくまでも見え方はビジネス用だ。
しかし、ジーユーを最下層とするセットアップはカジュアルにも使える見え方であるから、こちらの方が利用頻度が高くなり、コスパが高い。

認知さえ高まればマス層のサラリーマンは飛びつくことが予想される。
一方、青山やAOKIなどの大手スーツ専門店は、夏の客をセレクトショップやSPAカジュアルブランドに取られる可能性もある。

50歳手前のオッサンたる我が身からすれば、この手の楽チンな商品がもっと広がって欲しいと思うが、さてさて、どのブランドがどのように市場を占有するのか興味を持って見守りたいと思う。

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団塊世代が定年退職を迎えて10年が過ぎるのに、今頃危機感をにじませているスーツ大手4社幹部の甘さ

5月27日までジーユーの安売りがあった。

そこで、奮発してスーパーストレッチドライスーツのオリーブグリーンを買った。
定価4990円のジャケットが3490円に、定価2490円のパンツが1990円に値下がりしたからだ。
総額で1500円値引きされたことになる。
さらに100円割引クーポンを使って、消費税込み5810円だった。5000円以上は送料無料なのでオンラインで買って自宅に送付してもらった。

この同じ商品でベージュを4月にも購入している。

残るはネイビーだけだが、3490円+1990円になったら来月以降に買おうと思っているが、同様の商品がドゥクラッセのECでも販売されており、こちらは定価14900円が9490円(税抜き)に値下げされている。
色バリエーションもジーユーとまったく同じで、ベージュ、オリーブ、ネイビーの3色だから、この3色は今年夏の注目カラーなのだろうと思う。ただし、こちらのベージュはもっと白っぽい。黄色味が強いジーユーのベージュとは異なる。

ジーユーの価格の2倍するが、最後のネイビーをジーユーにするか、奮発してドゥクラッセにするか目下悩んでいるところである。
悩みは根深い。ネブカドネザル。

のっけからカジュアルスーツの個人的注目商品を書いてみたのは、カッチリとしたお堅い職業以外、ジーユーやドゥクラッセのようなカジュアルスーツで十分というご時世になっている。
これらのスーツ類は定価でも7000~15000円くらいで、通常のウール生地・ウール混生地のビジネススーツの半額くらいの値段で買えてしまう。

しかもカジュアルシーンにも着用できて一挙両得であるから、よほどの制約がない限り、誰だってこの手のカジュアルスーツを買う。

これで影響を受けるのは、当然、従来型スーツを販売する低価格店ということになる。

スーツ販売が低迷、紳士服大手が抱える苦悩
大手4社の既存店は前年割れ、ユニクロも攻勢
https://toyokeizai.net/articles/-/222667

正直なところ2018年の今頃に何の寝言を言っているのかと思う。

従来型ビジネススーツが苦境に陥るのは、団塊世代の定年退職が始まる2007年にはすでに予見されていた。
60歳でそのまま定年リタイアできる人・したい人というのはどちらかというと少数派だからそこから定年延長されて10年が経過している。
当時60歳手前だった人は70歳手前になっているし、60代前半だった人は70代前半になっている。

当方の父親も今年74歳になるが、往年の酒の飲みすぎがたたったのかめっきりと老け込んでいる。
若々しい人も見かけるが、70歳前後になっては通常の会社勤務をすることは体力的に難しいと感じるから、団塊世代はほぼリタイアしきってしまったといえる。

スーツの需要が人口的に最大だった団塊世代が70歳リタイアしてしまうと、スーツの需要は嫌でも激減する。
仕事でもないのに、青山・アオキ・はるやま・コナカのスーツを着たいなんて人はほとんどいないからだ。

これを見越してスーツ大手4社(青山、アオキ、はるやま、コナカ)は女性スーツやメンズカジュアルをこの10年間で強化してきたはずだった。

にもかかわらず、直近の決算は悪い。
施策の方向性は間違っていないが、その効果は出ていないといえる。
一つには、これら4社のブランドステイタスが低いから「必要に迫られて買うスーツ」以外の需要は取り込めていないと考えられる。
カジュアル衣料というのは嗜好品の面が強いから、わざわざ「青山・アオキ・はるやま・コナカでカジュアルを買いたい」と考える男性はほとんどいない。まったくいないと言っても過言ではないだろう。

紳士服メーカー大手の青山商事、AOKIホールディングス、コナカ、はるやまホールディングスが発表した4月の既存店売上高は、4社とも前年同月比で2~4ポイント下回った。2017年度(コナカのみ2017年9月期、ほか3社は2018年3月期)決算は、青山とAOKIがわずかに営業増益だったが、年間累計での既存店売上高は4社そろって前年割れとなっている。

そして

各社は20代の就活生や新卒社員、50代以上の固定客の需要を取り込む一方、苦戦するのが30~40代への訴求だ。カジュアル化の波に加え、低価格志向やネット通販の広まりも、30~40代の顧客の囲い込みを難しくしている。

とのことだが、カジュアル化が進めば進むほどネームバリューやブランドステイタスのない4社が選ばれる可能性は低くなる。
「リーバイスが欲しい」と思う30代・40代男性はいるが、わざわざ「青山・アオキが欲しい」と思う30代・40代男性はまずいないからだ。

にもかかわらず

紳士服大手の幹部は「危機感が足りなかった。スーツ市場のパイが広がらない今、現状維持が精いっぱいだ」と率直に認める。

というのだから、よほどこれらの企業の幹部の頭の中身はよほど花畑だったのだろうと思う。すでに10年以上前の2007年に団塊世代の定年によるスーツ需要の激減が指摘されていたにもかかわらずだ。惰眠を貪るというのはこういう幹部のことを言うのである。

業界には根拠のないネット通販救世主論がまかり通っているが、従来型ビジネススーツはネット通販で買うのはなかなか難しい側面がある。
カジュアル服とは異なり、サイズがピッタリであることが求められるからだ。
どこぞのキャッチフレーズの「ミリ単位の精度」とやらがもっとも求められるのはメンズビジネスウェア(スーツとシャツ)である。生地自体が何センチも伸びるTシャツやセーターにミリ単位の精度なんてのは必要ないし掲げているだけ滑稽である。

アパレル市場のネット通販比率が約1割に達する一方、紳士服大手のネット販売比率は1~2%程度にとどまる。

とあるが、ジャストサイズのビジネススーツやビジネスシャツを買うなら試着や採寸ができないネット通販は不向きである。
実は、Amazonにはるやまが出品している。これがタイムセールでときどき激安になることがある。
スーツは9000円くらいにまで値下がりする。
今年の正月、9000円に値下がりしたはるやまのスーツをAmazonで見かけて購入してみた。

サイズ表に沿って自分のサイズを選んで、それが送られてきたのだが、試着してみるとズボンはピッタリなのにジャケットは肩幅がパンパンにキツくて腕が上がらない。これでは電車で吊り革もつかめない。
幸い「返品無料」だったので返品して事なきを得たが、カッチリとしたスーツをサイズ表だけを頼りに買うのは危険だと痛感した。
だからよほどの仕掛けがないことにはネット通販でカッチリとしたビジネススーツの売り上げ枚数が増えることはないだろう。

この記事はユニクロの脅威を説いているが、ユニクロよりもジーユーやドゥクラッセの方が実は脅威だと見ている。

いずれにせよ、青山・アオキ・はるやま・コナカのスーツ大手4社は今のままではさらに業績が低下し続ける。
ネット通販も不向きだし、ユニクロやジーユーが競合になっており、これらを打破する取り組みが求められているのだが、10年間も惰眠を貪ってきた4社の幹部が急速に目覚めるとは思えない。安定的需要を取り込むことは重要だが、それに胡坐をかき続けるとこうなるという見本ではないか。

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こちらがAmazonで売っているはるやまの激安スーツ。現在8200円くらいでジーユー並み。(笑)

590円のTシャツをネットで買って、送料無料にするために店舗受け取りを選んだ話

インターネット通販は、やっぱり利便性が高い。
洋服の場合、サイズが合わないかもしれないとか、生地が思っていたよりも厚い(薄い)とか、そういう不具合が発生しやすいかもしれないが、店舗が開いていない早朝や深夜にも買えることや、電車やバスでの移動時間でも買えることなどを考えると、利便性が高いと言わざるを得なく、今後、縮小することは考えにくい。

ZOZOTOWNも含めてネット通販には値引き品、割引き品が多い。
しかし、せっかくの割安品を買っても、送料が必要となる場合があり、値引き分が相殺されてしまうことも多い。
逆に低価格品や投げ売り品だと送料を含めると高くなり、それをわざわざ購入する意味がなくなってしまうこともある。

もちろん低価格品でも送料無料というのがあり、一番のお勧めはヨドバシカメラドットコムである。
1円の商品を買っても送料は無料だ。

Amazonのプライム会員は年会費3900円を支払えば送料無料になるが、それを支払っていない場合は、2000円未満は送料が必要となる。
だから、当方は2000円未満の商品を単品で買う際はヨドバシカメラドットコムを利用する。

例えば、ガンダムのプラモデルに着色するペン「ガンダムマーカー」は1本200円くらいだったと記憶しているが、これをAmazonが180円に値下げしていても単体で買うと送料がかかって逆に割高になる。
そういう場合はヨドバシカメラドットコムで買う。

Yahoo!ショッピングには、40万店近い出店者があるが、時間のあるときに見比べてみると送料無料の出店者がけっこうある。
以前にiPhoneの画面に貼る保護シールを150円くらいで買ったが、送料無料だった。

衣料品でよく利用する通販サイトは

1、ユニクロ
2、ドットエスティ(アダストリアの自社サイト)
3、ジーユー

で、それ以外はAmazonとYahoo!ショッピングで衣料品や靴などを買うことが多い。

個人的には最近、Yahoo!ショッピングで靴を買うことが増えたが、Amazonに掲載されていないお買い得靴がYahoo!ショッピングには多く掲載されている。

以前に買ったムーンスターの撥水加工レザーのサイドゴアブーツはYahoo!ショッピングで見つけた。
ちなみに雨の日に履いてみたところ、まったく浸水しなかった。

撥水加工が何年持つのかわからないが、とりあえずは優れものである。

さて、ユニクロ、ドットエスティ、ジーユーは自宅配送の場合、それぞれ5000円以上で送料無料(ユニクロとジーユー)、ドットエスティは4000円以上で無料となる。

ドットエスティの商品は割引が頻繁、タイムセールが頻繁といっても、ユニクロやジーユーよりも単価が高い場合が多く、4000円以上になりやすい。

一方、ユニクロの値引き品やジーユーの商品は単価が安いため、5000円以上にするのはなかなか難しい。
例えば500円に値下がりしたTシャツや990円に値下がりしたセーターを買いたい場合、送料450円を含めると値引き品を買う意味がなくなってしまう。

しかし、送料無料にするためにわざわざ5000円分も商品を買うのはもっと不合理である。

例えば、500円のTシャツを1枚だけ買って、送料450円と合わせると950円になる。
出費は950円で済む。

送料無料にするために5000円分買うと、出費は5000円になり、4050円も出費が増えることになる。
送料をケチって出費総額を増やすのはもっとも愚か者のすることである。

ちなみに、こういう人は意外に多い。

「1枚490円、3枚セットで990円」という売り方がよくある。

3枚買うと1枚当たりは330円になるからお得である。
しかし、気に入った商品がなかった場合、1枚で買う方がお得である。

1枚当たりを比較すると160円高いということになるが、要らない商品をわざわざ2枚足して990円にすると、出費総額は500円多くなる。
500円あれば、牛丼並盛を食べてまだ180~150円くらいおつりがくる。
そのおつりで缶ジュース1本飲んでもまだ何十円か残る。

それほどに500円の差は大きい。

しかも要らない商品が2枚付いてくるのだからゴミが2枚増えるのと同じで、500円多く支払ってゴミを2枚引き取ることになる。
いかに不合理かお分かりだろう。

けれども店頭では1枚490円に抵抗感を感じる人が意外に多い。
当方が販売員の場合は、気に入った物がなければ1枚だけ490円で買うことをお勧めするが、それでも納得できない様子だと「どうぞご勝手に」である。金を失うのは当方ではないからだ。

だから、無理やり5000円に合わせることはこれと同じでもっとも不合理・非効率な行動である。

かといって、500円に値下がりしたTシャツを送料450円支払って取り寄せるというのも何か割り切れないものがある。

そういうときには「店舗受け取り」を利用するのがもっとも賢明だ。
都市部に通勤・通学しておられる方なら、最寄り駅近辺や職場・学校への途中にユニクロやジーユーの店がある。
ネット通販で購入し、店舗受け取り(受け取り店舗はこちらから指定できる)にするなら、100円の商品を買っても送料は無料である。

現在、ジーユーが各種セールを行っており、サイトを見てみると、定価790円のワイドボーダー柄Tシャツが期間限定で590円に値下げされている。790円でも十分に安いが、590円は魅力的だ。
早速、店舗受け取りを試してみた。

590円のボーダー柄Tシャツを2枚(白×黒、白×紺)ネットで買った。


カード決済を押したが、その際、「店舗決済」というボタンもあった。

これで受け取り店舗を指定したところ、消費税込みで送料無料の1270円で買うことができた。
もちろんユニクロも同じシステムである。

無印良品はもっと送料無料の設定金額が高いが、店舗受け取りは送料無料だ。

今後、低価格品を単品で買うときは店舗受け取りにしようと思った。

が、さらに上には上がいて、先日、久しぶりにお会いした方は「ユニクロ・ジーユーは店舗受け取りで購入して、支払いを『店舗決済』にする」という。
これをすると、商品を店舗で受け取ってから店舗で支払いということになるため、実際の商品を見て、サイズや素材が思っていたのと違うとその場でキャンセルできるのである。

先に支払ってもユニクロ・ジーユーは返品ができるが、手続きが面倒くさい。
これだとその場でキャンセルができるから手続きはずっと楽である。

なるほど。これはまた一つ賢くなった。

販売する業者からするとたまったものではないが、買う側の利便性を追求するとそういう利用法もある。

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