南充浩の繊維産業ブログ

ファッションブログ・・・・と言いたいところだけれどもそこまでファッションに特化していないし、能力的にもできない。そこで繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般についてぼちぼちと書きます。たまにマスコミ、経済問題についても書く予定。よろしくお付き合いください。 お仕事の依頼は minami_mitsuhiro@yahoo.co.jp まで。

繊維業界新聞の記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下まで担当。 同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。 現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

ネット通販

「ECサイトを開設しさえすれば労せずして売れる」と考えるのは大間違い

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 今時、「SPAブランドって流行ってるらしいな。俺も何のノウハウもないけどちょっとSPAブランド立ち上げてみるよ。バカ売れするかもしれない。やってみれば何とかなるだろう」なんて軽い気持ちで、SPAアパレルブランドを開始する人はいないだろう。

いるとしたらよほどのおバカさんではないかと思う。

新しくSPAアパレル事業に参入する企業や個人はあるだろうが、相当の覚悟を持って臨んでいるはずだ。
SPAどころかアパレル、洋服店そのものがレッドオーシャンになり果てていることは多くの人は知っている。
レッドオーシャンどころか、ブラッディオーシャンである。

しかし、インターネット通販に対してはどうだろうか?
SPAブランドのところをインターネット通販やECに置き換えてみて欲しい。
こういうことを言っている人は業界の内外を問わず、ゴマンといるのではないか。
とくにインターネットで物を売ったことも買ったこともないような人に限って「インターネット通販は成長分野。ノウハウはないけどやってみたら何とかなるだろう」なんて寝言を平気で口にしている。

寝言は寝ても言うなよってことである。

残念ながらすでにインターネット通販はレッドオーシャンになっており、成果の出ない企業はとことん成果が出ない。
衣料品・アパレル分野はとくに。

たとえば、先日、こんなニュースが報道された。

スクロールがアパレルECから撤退
http://news.infoseek.co.jp/article/netshoptantoushaforum_3964/

スクロールは2月末でアパレルECから撤退する。
旗艦ECサイト「スクロールショップ」とシニア向けアパレルECサイト「ブリアージュ」を2月28日に閉鎖すると発表。スクロールが運営するECサイトでのアパレルの取り扱いがなくなる。シニア向けアパレルのカタログ通販、生協会員向けの販売は継続する。

選択と集中を進め、生協会員向け販売や化粧品、健康食品販売事業の強化を図る。

スクロールでは2014年9月にF1層向けファッション通販カタログ「ラプティ」を廃刊し、あわせてF1向け専門ECサイトも終了していた。これにより、スクロールが運営するアパレルECサイトは旗艦店の「スクロールショップ」とシニア向けアパレルECサイト「ブリアージュ」のみとなっていた。
今回、両サイトを2月末で閉鎖し、アパレルECから撤退する。
今後は、好調な「コスメランド」「豆腐の盛田屋」などの化粧品通販事業を中心に、キッチン用品、ブランドバッグなど専門ECサイトの事業展開を強化していく。

とある。

通販大手の1つであるスクロールがアパレルECを完全に閉鎖する。
記事にもあるように、すでに2年半前に若い女性向けのアパレルブランドをカタログ、ECともに廃止しており、今回の廃止によってスクロールのアパレルECは取り扱いがなくなる。

要するにスクロールはアパレルECから完全撤退するということである。

ちなみにスクロールの2016年3月期連結決算の売上高は前年比1・1%減とはいえ、628億3900万円もある。
2017年3月期連結の売上高は前年比6・6%減の590億円を見込んでいる。

やり方の不備やさまざまな要因があったとはいえ、年商規模600億円の大手ですらアパレルECからは撤退しているのである。

年商ン千万円程度の零細企業が、「何のノウハウもなしに」ECサイトを開設したり、インターネット通販を開始したりして、果たして成功するのだろうか?
よほどの僥倖に恵まれなければ成功はありえないだろう。
年末ジャンボ宝くじの1等に当たるくらいの幸運に恵まれなければ成功しない。

あの巨大資本のセブン&アイでもオムニセブンは軌道に乗っていない。
こちらはもちろん、売上高の金額自体はそれなりにあるが、昨年秋の時点では663億円にとどまっている。
洋服だけではなく、食品やら日用雑貨やらあらゆるジャンルの商品すべての合計が663億円なのだから、洋服の売上高がどれだけ低いかは想像できるだろう。


それにしても何のノウハウもないド素人に限って「インターネット通販なら何とかなる」なんていうスイーツな考えをしてしまうのだろうか。

その原因の一つとして、評論家が盛んにこだわる「EC化比率の低さ」が世のスイーツたちをミスリードしているのではないかと思う。

物事を判断するには何かしらの基準が必要であることは言うまでもない。
だから各種の比率の数字は重要であるが、それのみに注目しすぎるととんでもない判断ミスを起こすことになる。

評論家や出来の悪いコンサルタントはよくこんなことを言ってEC進出を煽る。
「ユニクロはEC化比率が以上に低いからダメだ。もっとEC化比率を高めるべきだ」と。
現在のユニクロのEC売上高比率は5%くらいである。

だから評論家やコンサルタントは「EC売上高比率を最低でも10%に伸ばすべきだ、伸ばせる」と煽るのである。そのほうが彼らには仕事が舞い込むのだろう。呼び込みご苦労様。

もちろん、まだ伸ばせるとは筆者も思うが、5%という数字だけ見れば「低い、少ない」と感じる。だが、実際の金額に換算してみると400億円くらいあるということになる。
先ほどのオムニセブンが、様々なジャンルの商品すべてを合わせて、昨年秋の時点で660億円しか売上高がなかったのに、ユニクロは衣料品のみで年間400億円も売上高があるということになる。

また年間400億円という売上高はアパレル業界においては大手の一角を担える売上高である。

例えば、人気セレクトショップ大手の1つアーバンリサーチの2015年1月期の売上高は460億円、2016年1月期の売上高は540億円と発表されているが、ユニクロのEC売上高はこれとほぼ同等なのである。

衣料品のみをインターネットで400億円売るということは、衣料品業界においてどれほどの大きな数字なのかがお分かりいただけるのではないか。

ちなみにユニクロがEC売上比率を20%にまで拡大できたとすると、おそらくEC売上高は1600億円弱ということになっているだろう。衣料品だけで1600億円を売るというのはとてつもない金額である。

メガネスーパーのECを担当している川添隆さんは、ネットでこんな意見を書き込んでおられる。

今のところ、国内でEC化率が高いのは、「ECで買ってもいい商品」か「ECで買うメリットがある商品」かなと捉えています。前者はショッピングをする際の体験価値を問わないモノ(コンタクトレンズ、書籍、音楽、映像、文具、事務用品など)や、後者はECで買ったほうが安いとか、配送してくれる利便性が効くモノ(家電など)。

とのことで、これはその通りではないか。

筆者もAmazonやヨドバシドットコムをときどき使うが、ガンダムのプラモデルの格安品、家電製品類の格安品、一部バッグの格安品に限られており、衣料品を買う場合は1、格安品 2、サイズ感や着用感がわかっている物 の2点を満たした商品だけしか買っていない。

ユニクロのオンライン通販もときどき使うが、この2点を満たしているからだ。
あと、店頭で売り切れていたり、500円割引オンライン専用クーポンを所有していたりする場合に例外的に利用する。

こういう状況であるから、評論家やコンサルタントが言うほど簡単に、衣料品のインターネット通販が拡大できるとは思えない。

自分で携帯メールも、パソコンのEメールも打てないような製造加工業者のオッサンや問屋のオッサンに限って、インターネット通販を始めたら明日にでも莫大な売上高ができると勘違いしている。

そして評論家やコンサルタントのカモにされて金を吸い取られているというのが業界に蔓延している喜劇である。

喜劇は吉本と松竹だけにしてもらいたい。










意味不明の商品説明文を書き連ねてるブランドが多すぎる

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 なんだかんだで、オンライン通販で服や服飾雑貨を買うことが増えた。
もっぱら買うのはユニクロか、一度試着したことのあるアイテムに限られているのだが。

そうすると当たり前だが、定期的にメルマガが来ることになる。
筆者のもとに定期的に届くのは、ユニクロ、ジーユー、アダストリア、Amazonくらいである。
Amazonはいろんなブランドの案内が併記されている。

一応、情報収集も兼ねてそれらのメルマガにはざっと目を通すのだが、正直に言って、意味の分からない商品説明が多い。

商品説明文で一番マシなのはユニクロとジーユーだが、それでも「?」と感じることがある。
それ以外のブランドやAmazonで見かけるブランドの商品説明文はほとんどが「?」である。

あんな意味の分からない説明文を書いているから洋服が売れないのではないか。
あと商品名も企画担当者の自己満足でしかない短縮形が多い。
あれではどんな商品なのか消費者にはまったく伝わらないだろう。
伝わると思ってるならそれは業界人の傲慢である。

例えば

スライバーニットを使用したスライバーチェスターコート。 適度なふくらみ感がありつつ、軽くて暖かな着心地が特徴の素材です。 スタンダードで洗練されたデザインですのでコーディネートに取り入れやすく、 ワードローブに入れて頂きますと大変便利な1着になっております。 オススメはGジャンやライダースなどの軽アウターの上から、コートを羽織って頂くスタイリングです。

これは実際の通販サイトに書かれてある説明文である。

これを読んでどんな商品なのかわかる人がどれだけいるのか、これを読んで「この商品欲しい」と思える人がどれほどいるのか。

まず、「スライバーニット」ってなんやねん、である。
業界人ですらわからない人が相当数いるのではないか。
とくに昨今は業界人の商品知識レベルは劣化しているので。

個人的に気になるのは、このコートの生地は「ニット」なのか「織物」なのかであるが、この文章だけではあまりわからない。スライバーニットを使っていると書いてあるのでニットなのだろうと推測するほかない。

ニット生地だということは、防風性が弱いということになる。
セーターは風を通すから。
そこに対する何らかの施策(生地の裏にフィルムが貼り付けてあるとか)があるのか?
何も書いてないということはないと判断せざるを得ないが、もしそういう施策があるなら書いていないならそれは伝わらない。
伝わっていないことは存在しないのも同然なのである。

防風性が弱いならコートとしてどうなのかということになる。

お薦めはGジャンの上から羽織れと書いているが、防風性が弱い(と仮定するなら)コートをGジャンみたいに保温力の弱い衣類の上から羽織って真冬に着用できると思っているのだろうか。

この文章を作った人、それから商品企画担当者はそんな寒々しい恰好で真冬に出歩いているのか。

また

寒い季節にぴったりなキュウシン柄のニット。
印象的なデザインなのでアウターを羽織った時に、チラッと見える柄が◎
また、ジャガード部分に起毛をかけ、暖かな着心地と肌触りも追求しています。
ホワイト・ブラック・ブラウンなど、ベーシックな色を基調とした配色で、
様々なアウター・ボトムスと合わせられるのもオススメのポイントです。


これも実際のサイトの説明文である。

そもそも「ジャガード」という表記自体が間違いで正しくは「ジャカード」である。

で、これはセーターなのだが、ジャカード編の柄部分に起毛をかけているとあるが、柄のない部分は起毛をかけていないのだろうか?
そういう技法で作られたセーターもあるが、そんな面倒なことをこの低価格ブランドがやるとは思えない。
低価格ブランドなら全面に起毛をかけるか、まったくかけないかのどちらかである。
そのほうが加工コストが安い。

長くなるのでこのあたりにしておくが、どのサイトの説明文もほぼこれらと同様か、これら以下の内容である。

そもそもが、商品名の「キュウシン柄ニット」って何なのか。
首元から胸あたりにかけて柄があって、それが首元を中心とした円形状に広がっているから「求心柄」なのだと思うが、求心をキュウシンとカタカナ表記にすることで何のことやらまったく意味が分からなくなる。もしかして「求心」という漢字を読めないと思っているのだろうか。
それはあまりにも消費者をバカにしているし、自分らの知能レベルに合わせて消費者を判断しているとしか言いようがない。

KHFAA21059-03P-90-O

(キュウシン柄ニットの実例)

http://www.itokin.net/avv/products/detail.php?product_id=82192



 キュウシンと書かれても救心かもしれないし、急進かもしれない。もしかしたら球審かもしれない。

おそらく以前はノルディック柄の一種として紹介されていた柄だが、今の店頭やサイトで見ていると純粋な「ノルディック」ではなく、南米風だったり民族調だったりする柄も含まれているから、「キュウシン」と呼び名を変更したのだと思うが、この中途半端な変更と意味不明のカタカナ表記によって、消費者には一層伝わりにくい商品名となっている。

衣料品業界のオンライン通販は、つまるところ画像に頼りすぎている。
もしかしたら、かつていわれた「オンライン通販に説明文は必要ない。画像がすべてだ」という間違ったやり方をいまだに妄信しているのかもしれない。

オンライン通販に画像は不可欠だが、説明文も不可欠である。
「説明文は短ければ短いほど良い」なんてデマが流布されたこともあるが、実際に手に取って風合いやら触感やら生地の厚みなんかがわからない分、説明文はかなり詳細に書き込む必要がある。

「説明文は短ければ短いほど良い」なんてことをいまだに信じているなら、それはお気の毒なことである。

洋服が売れなくなった理由は様々あるだろうが、こういう伝わらない説明文や意味の分からない商品名などという部分も大きいのではないか。

もう、きれいな画像と、雰囲気だけの意味の分からない説明だけで洋服が売れる時代ではないということを業界人は痛感すべきである。












同じ物なら必ず安い方で買おう

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 今日はお気楽に。

筆者の暮らしは基本的にコストパフォーマンスを最優先している。
衣料品しかり食料品しかりだ。唯一に近い趣味であるガンダムのプラモデルもしかりだ。

同じ物なら安い方で買う。

これが生活信条である。

先日、食料品で失敗をした。
関西生まれの関西育ちで関西在住なので、料理には薄口しょうゆを使う。

スーパー万代ではヒガシマルの薄口しょうゆ1リットルがだいたいいつも198円で販売されている。
つい2週間ほど前に薄口しょうゆが切れてしまったので買わなくてはならなくなった。

その日は198円で販売されており、それを買おうかと思ったのだが、なんだかすぐに安くなるのではないかという予感がした。
しかし、予感は予感で当てにならない。
10分くらい逡巡してから198円でヒガシマルの薄口しょうゆ1リットルを買った。

次の日にスーパー万代に行くと、予感は的中して158円で特売されていた。
40円も高値で買ってしまった。これほどの後悔は久しぶりである。

さらにその次の日にスーパー万代に行ってみると、ヒガシマルの薄口しょうゆ1リットルがなんと128円に値下がりしている。70円も高値で買ってしまった。ちょっと立ち直れない。

これはまったくの勉強不足で、もう一度しょうゆの値動きを捉え直す必要があると痛感した。

食料品の値動きというのは本当に興味深い。
定点観測すればいろいろと気付くことがある。

閑話休題

ガンダムのプラモデルだと、最近はジョーシンやヨドバシカメラなどの実店舗は定価かからの2割引きがスタンダードになっている。
1年半ほど前までは3割引きがスタンダードだったのだが、いつの間にか割引率が小さくなってしまった。

そうなると、ネットで探す方が割引率が大きい場合が多い。

しかし、気を付けなくてはならないのは、実店舗の場合、在庫処分みたいな感じで投げ売りがたまにある。
在庫処分に引っかかるのは発売されてから時間が経過した物が多い。

傾向を分けると、新製品はネットの方が割引率が大きく、発売してから時間が経過した製品は実店舗の方が投げ売られる場合が時々ある。

ということになる。しかし、発売してから時間が経過した製品はネットでも時々かなり割り引かれることがあるので、そのあたりも実店舗に出向いて値段を見てから、その場でスマホでネットの値段を確認するという作業をする必要がある。

ネット通販だとAmazonが圧倒的に価格競争力があると考えられている。
ヨドバシカメラドットコムはAmazonより価格が高い場合が多い。しかし、配送料は無料だ。たとえ50円の商品でも配送料は無料だ。

Amazonは有料のプライム会員になれば配送料は無料だが、非会員は書籍を除いて2000円以上で配送無料となる。

昨年くらいからネット通販を利用し始めたので、価格を比べながらAmazonとヨドバシカメラドットコムを使い分けている。2000円以上ならAmazon、2000円未満ならヨドバシカメラというように。

さらに安値を探るために価格comで調べることも必須である。

つい先日、11月12日にHG(ハイグレード)の新製品でHGCEストライクフリーダムガンダムが発売された。
定価は2160円(税込み)である。

HGにしては価格が高い。
それと個人的にこのストライクフリーダムというガンダムが好きではない。
もっと正確にいうとこのガンダムが嫌いなのではなく、このガンダムに搭乗していたキラ・ヤマトというキャラクターが嫌いなのである。抹殺してやりたいほど嫌いなキャラクターである。

そんなわけでこれは買わずにスルーしていた。
よほど暇を持て余して、ある程度の安売りになるまで買うつもりはなかった。

発売当日からAmazonもヨドバシカメラもだいたい1500円以上の価格で、割引率は低かった。
ヨドバシカメラは1900円くらいだったし、Amazonも1600円は越えていた。

何の気なしに価格comを見ると、駿河屋というショップは35%オフの1420円(税込み)で発売しており、その時点では業界最安値だった。
通常、ヨドバシカメラ以外のショップは配送料が必要なことが多いが、この駿河屋は1300円以上の商品は配送料無料なので、1420円は配送料無料になる。

名実ともに最安値である。

11月は急ぎの原稿もないのでこの駿河屋で買ってみた。
11月13日にネットでポチった。

11月16日に出荷されて17日に到着した。

IMG_2028

(駿河屋から送られてきた商品)


Amazonのプライム会員なら翌日着だが、非会員なら早くて翌日、遅ければ3~4日後になることもある。
ヨドバシカメラは配送料無料なのに翌日着である。ヒドイ場合は12時間後ぐらいに着く。
恐るべき速さである。

しかし、ガンプラなんて別にすぐに着く必要もないから、4日後に着くくらいでちょうど良いのではないかと感じる。

価格comでガンプラの値動きを毎日のように見ているとこういうAmazonでもヨドバシでもない業者が最安値を付けていることが少なからずある。

そういう意味では、食料品と同じで定点観測が必要で、その値動きはなかなか興味深い。

11月26日には、100分の1スケールのREシリーズで、バウというモビルスーツが発売される。
これは定価が3780円(税込み)なのだが、最安値は現在のところまたも駿河屋で、2457円で実に35%オフである。
これは以前から買うつもりだったので最安値を見極めながら購入したいと思う。






大手企業でもやり方が下手くそなら、ネット通販は8億円も売れない

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 リアル店舗の不振からネット通販への注目が高まっているが、「リアルがダメだからネットで」というような逃げの姿勢でやっているところは総じて伸び悩んでいると感じる。

当たり前である。

ネット通販が今の消費不振をすべて解決してくれる「魔法の杖」かのように勘違いしている業者やコンサルも多く見受けられるがまったくの知識不足といえる。
ネット通販がすべて売り上げを稼げるわけではないし、売れないところはまるで売れない。

ネット通販もすでに多くの業者が進出しており、ブルーオーシャンではなくレッドオーシャンだという認識が前提である。

最大手といえばやはりAmazonだろう。
日本国内だけで7000億円くらいの売上高がある。
意外に健闘しているのがヨドバシカメラで売上高は1000億円くらいである。

この2社に追いつこうとするなら、個人経営のような小資本企業では到底無理だ。
しかし、資本さえ大きければ必ず売上高が稼げるというものでもない。
それがネット通販の特徴でもある。

アパレルでいうと、最大手ブランドはユニクロだろう。
300億円を越えている。

ワールドは140億円くらいでこれを300億円くらいまで引き上げたいと発表しているが、果たして実現可能かどうか。仮に300億円に引き上げたとして、実店舗の売上高はそのときにどれだけ減少しているのだろうか。
中長期的に見て、ワールドの実店舗ブランドの売上高が飛躍的に伸びることは考えにくい。

http://ameblo.jp/knitkitchen/entry-12182062748.html

このブログを参照してもらいたい。

で、かつての大手で今でもそれなりの規模があるレナウンという企業はネット通販の売上高が7億9700万円で8億円に満たない。
2015年4月~2016年3月までの1年間の売上高だ。

2016年2月期連結決算での売上高は712億円ある。

連結とはいえ712億円の売上高がある企業にしてはネット通販の売上高が8億円未満というのはかなり少ない。ネット通販の売上高が一概に会社の規模に比例するわけではないことがわかる。

一方で、たった2,3人で運営している洋服の独自販売サイトが、売上高3億円くらいある。
2,3年前に独立して1人で洋服のネット通販を新たに開始した知人も年商はそろそろ1億円に手が届くそうで、スタッフを雇用するらしいとも聞いている。

こんなに少人数で個人事業主の延長線上みたいな会社でも年商1億円というのは、ネット通販では達成可能ということである。

年商700億円を越えていてもネットでは8億円も売れない。

ようはやり方次第ではネット通販は小資本・少人数でも1億円とか2億円くらいの売上高が可能だし、やり方が下手くそなら年商700億円の会社でも8億円も売れないということである。

なぜ、こんなことを書いているかというと、先日、某業界新聞記者と会った際に、「小型店を2つか3つくらいしか持っていない某店のネット売上高が5億円くらいある」と教えてもらったからだ。
そういえば、1店舗しかない某店舗もネット通販が好調で、エドウインの卸売り先の上位何位かに入っているともエドウインの営業マンから聞いた。
おそらくネットでの売上高は1億円は越えているだろう。

先ほども書いたように、ネット通販で問題がすべて解決するとは思っていないし、ネット通販をやればすべての会社が上手くいくとも思っていない。
しかし、やりよう次第では少人数・小資本でも1億円や2億円の売上高は稼げるのも事実である。

小資本・少人数・小面積の実店舗で1億円や2億円売れるようになることの方が、難易度が高いのではないか。

年商規模が5億円とか10億円くらいの会社で、売上高が1億円増えれば資金繰りはかなり楽になるのではないか。上手く運営すれば小資本・少人数でネット通販ならそれくらいの売上高に到達することは不可能ではない。洋服の実店舗を出店するよりよほど難易度は低い。

手間暇と研究と試行錯誤は必要だが、小資本の会社こそネット通販に参入してみてはどうか。
逆に手間暇をかけられないなら大資本でもネット通販は成功しない。それはレナウンが証明している。










担当者が「決められない」のは権限が与えられていないから

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 FBのお友達から流れてきたこのニュースをご紹介したい。

EC売上が5倍に!「ちょっとしたキッカケを積み重ねる」メガネスーパー・EC戦略の全貌
https://seleck.cc/article/484


メガネスーパーは株式市場でもときどき話題になる。
ときどき株価高騰してストップ高になることがあるからだ。
それでいて株価は安い。
ちょっと小金を握って、高騰時にデイトレードすれば良い小遣い稼ぎになるからだ。

それはさておき。

この記事によれば、メガネスーパーがECで成功した理由は2つある。

1、すべての権限を与えられたから

2、ECでは、実店舗との差別化を考えがち。けれどそれ以前に、ECはそもそも劣っている部分が多い。まずはそこを引き上げていくべき

この2点である。

ほかにもいろいろとメルマガのことなども語られているが、個人的に重要だと思うのはこの2点である。

ECはどんなにがんばっても実店舗よりも商品が見にくかったり、値段やスペックがわかりにくかったりする。
その部分を見やすく、わかりやすくすれば効果が出るというわけだ。

それよりも重要なのは「すべての権限を与えられたから」という点だと思う。
ECに限らず権限が与えられずに責任だけ問われるということが日本の企業には多い。
特にバブルがはじけて不況が押し寄せてからどの業界も縮こまっており、いかに責任を回避するかに終始している。
特に繊維・アパレル・百貨店業界は不況業種ということもありその姿勢がもっとも明確である。

このところ、5回連続で東京に出張しているが、今回の東京出張でも「決められない」エピソードばかりが聞こえてくる。

全国展開する有名な某大手セレクトショップが、8月12日現在において、初秋投入する長袖Tシャツの企画すらまとめられないそうだ。
ワッフル素材でサンプルを作ったところ、そのサンプルを見て、修正点についての話し合いが始まったが、いまだにまとまらない。
挙句の果てには「使用素材を変えようか」というプランまで飛び出しているそうだ。

長袖Tシャツというアイテムの性格上、投入時期は早ければ8月下旬、遅くとも9月中旬になると考えられるのだが、素材まで変えてしまえば9月中旬の店頭投入ですら間に合わなくなる。

「売れ行きが厳しいから失敗したくない」という思いが強すぎるのだろう。

仮に素材を変えることに決定した場合、無理やりにでも9月中旬に間に合わせるだろうから、そのシワ寄せを食らうのは縫製工場であり、生地メーカーである。
こうやって衣料品の製造現場が疲弊していくのである。

また、ある子供服ブランドが展示会を開催したところ、某大手百貨店のバイヤーが来た。
バイヤーは絶賛しながらも仕入れず仕舞いだった。
こういう百貨店バイヤーは業界に掃いて捨てるほどいる。
彼らの口癖は決まって「良いんですけどね・・・・」だ。
この「・・・・」が重要で微妙な含みを持たせる。
「察してチャン」かよ、うざいわ。

「良い」けれども仕入れない理由は様々あるだろうが、最大の理由は、もし売れなかったら責任を取らねばならないからだ。
このブランドがメジャーなら責任回避が可能だから仕入れるだろうが、マイナーなブランドを仕入れた場合、責任は完全にバイヤーに負わされるからである。

これらの事例は、「決断力のなさ」「意思決定の遅さ」を表しているといえるが、彼らがそうなる最大の理由は、「権限が与えられていないから」である。

繊維・アパレル・百貨店の多くは、現場担当者は権限があまり与えられていないのに、責任だけを負わされる。

権限がないのに責任だけを取らされるような罰ゲームのような仕事なんてだれもやりたくない。

メガネスーパーのECが成長しているのは、現場担当者に全権限が与えられているからである。
だから思い切った施策ができる。
もし多くの日本企業と同様にメガネスーパーが担当者に権限を与えずに責任だけを負わせたらどうなるだろうか。
まあ、担当者は責任回避に終始するだろう。
そして責任回避する担当者を筆者は責める気にはならない。

責められるべきは経営者である。

権限を与えない現場担当者に責任を負わせるのは、経営者が自分の責任を回避しているに過ぎないからである。
自分が責任を取るのが嫌だから、現場担当者に責任だけを押し付けているに過ぎない。

日本にはこんなダメ経営者が数多くいる。
とくに繊維・アパレル・百貨店業界はこの手の経営者の博物館かと思うくらいに多種多様そろっている。

そんなわけで、現場担当者に責任だけでなく、全権限を与えたメガネスーパーは伸びるべくしてECが伸びたといえる。
担当者に権限を与えない企業は何をどんなにがんばっても成功することは難しい。





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