南充浩の繊維産業ブログ

ファッションブログ・・・・と言いたいところだけれどもそこまでファッションに特化していないし、能力的にもできない。そこで繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般についてぼちぼちと書きます。たまにマスコミ、経済問題についても書く予定。よろしくお付き合いください。 お仕事の依頼は minami_mitsuhiro@yahoo.co.jp まで。

繊維業界新聞の記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下まで担当。 同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。 現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

SNSについて

アパレル業界は基本的にウェブに弱い

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 常々、国内の繊維製造加工業者が自社ウェブサイトを持たないことに対して「ビジネス的に不利になる」と指摘し続けてきたが、実はアパレル企業でもウェブに極端に弱いのが、この業界の特色である。

おそらく、バブル崩壊直後くらいまでは衣料品業界、ファッション業界は時代の最先端に位置していたのだと思う。(この当時は学生で働いていないので推測)

人為的に決められたものにせよ、「トレンド」というものを毎年打ち出して、それによって消費動向をある程度左右してきた。その当時の最新鋭の情報発信ツールがファッション雑誌であり、テレビ番組とのタイアップだった。

そこから25年前後が経過し、ファッション雑誌もテレビ番組も最先端の情報発信ツールではとっくの昔になくなっている。

2005年ごろから有名企業には公式ウェブサイト(いわゆるホームページ)が常備されるようになった。
企業の商売のサイクルはさまざまあり、卸売りがメインなら年間2~4回くらいの更新が必要となり、直営小売店を運営している企業なら最低でも月1回の更新が必要になる。

しかし、いくら卸売りベースの企業だからといって、2年も3年も更新しないのではその企業は「倒産してしまった」と思われても仕方がない。
すでに2005年ごろにはそういう風潮が世間の標準となっていた。

ちょうど10年ほど前、業界の大ベテランの人から、某アパレルを紹介された。
卸売りがメインだったが、新ブランドの直営店を原宿にオープンした。

その企業とは個人的には何のビジネスも進展しなかったが、そこから3年くらいが経過して、ふとその企業のウェブサイトを覗いてみた。
驚くことにいまだに、2006年当時の「NEW 原宿店オープン」という告知が一番上に掲載されており、「おいおい3年間更新なしかよ」と呆れ果てた。

結局、この原宿店はすでにこの時点でほぼ閉鎖が決定しており、その後程なく正式に閉鎖されたのだが、それにしても3年間更新なしというのは恐れ入る。
下手をするとこのアパレル企業自身が2006年の時点で倒産してしまったと思われても不思議ではない。

そこから時は流れて、現在ではウェブは販促、広報、PRに必要不可欠なツールとなっており、ウェブサイトなしではBtoBにさえ差し支えるようになっている。

製造加工業者が新規の受注を求めるのなら、自社ウェブサイトは絶対に必要である。
例えば「縫製工場」とか「染色加工場」とウェブ検索した時点で、その検索画面に社名が表示されなければ、問い合わせは絶対に来ない。

知られていないのは存在しないのも同然なのである。

さて、そんな中、2016年が終わり、2017年が始まった。

ひょんなことから3年ほど前知り合った小規模な卸売り型アパレル企業があるが、先日、丸3年間ウェブサイトを更新していないことを知った。

2006年当時のあのアパレルを思い出してしまったのだが、これはかなり不味い。
事情を聴くと、人手が足りないとのことでそれはわからないではないが、どこかのウェブ会社に安い金額を支払ってでも最低でも年1回は更新すべきだ。

創業から長い時間が経っている様々なアパレル企業と話していて改めて思い知らされることは、「ウェブに金を支払う価値を見出していない」ということである。

ウェブはできればタダでやりたい。

という考えが経営層にはこびりついている。

片や、ユニクロやジーユーはウェブへの投資を積極的に行っており、有名インスタグラマーには巨額のギャラを支払ってウェブでの販促・広報を行っているといわれている。

ファッション雑誌やテレビ番組でタレントの〇〇ちゃんに着てもらって、それがバカ売れするなんていうことは過去のビジネスモデルになりつつある。

ヒットしたドラマにはそういう効果が今でも期待できる部分があるが、それでもどうだろうか、90年代の熱狂ぶりと比べると随分とおとなしいのではないかと思う。

アパレルの販売不振にはさまざまな原因が考えられるが、ウェブという最先端のツールに対して理解も取り組みも投資もしていないこともその1つではないだろうか。

好き嫌いは別にして現在はウェブ検索、ウェブ通販、ウェブ告知がなくてはならないものになっているし、それがさらに進歩して、最先端ツールの1つであることはゆるぎない事実である。

本来は、消費者より一歩先んじた最先端を提案していたアパレル、ファッション業界が、逆に消費者よりも10年~20年遅れてしまっている。そんな遅れた業界が提案する商品が消費者から支持されないというのは当たり前の話ではないか。

消費者ニーズを見つけろ!なんて上から目線で号令している経営層自身が、実はウェブを軽視して消費者ニーズをまるっきり理解できていないというのが今のアパレル、ファッション業界の実態である。

他人や部下への号令なんてかけている暇があったら、あんたらこそが消費者ニーズと向き合えよって話である。

あ、遅ればせながら1年半前からインスタグラムをやりだした。
https://www.instagram.com/minamimitsuhiro/

展示会写真を掲載するつもりだったが最近はガンプラ多めである。(笑)




いちばんやさしいInstagramマーケティングの教科書
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2016-10-03

ナインオクロックがクラウドファンディングで達成率144・7%になった理由とは?

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 ウェブが普及してから誰でも自己発信が簡単にできるようになった。
ブログ、フィエスブック、ツイッター、インスタグラムなどなど。

自己発信をすれば必ず一定の反発を受ける。
どんなに話し合っても分かり合えない人間も少なくはないからだ。

それを過度に恐れて、企業やブランドが発信しないということは非常にもったいないと思う。
発信が少なすぎれば、誰にも知られないし、知られていなければどんなに素晴らしい商品やサービスを提供しても誰にも買ってもらえない。販促的見地から言えば、知られていないのは存在していないのと同じである。

ブランド立ち上げの際にお手伝いした久慈市産のTシャツブランド「ナインオクロック」が9月30日から10月31日までクラウドファンディングに挑戦した。

1枚当たりの販売価格が3000円なので、目標金額100万円は厳しいのではないかと見ていた。
案の定、10月の4週目まで40万円前後にとどまっていた。

筆者の持っている常識でいえば50万円の目標設定が妥当だと思うし、今でもそう思っている。

が、最後にすこしばかりお手伝いしようと思って、10月27日のこのブログで紹介したところ、効果があったのか少し支援者が増えて60万円とか70万円台になった。

そのあと、10月28日に

http://shiromatakumi.hatenablog.com/entry/2016/10/29/104746

このブログでも紹介され、それがスマートニュースに転載された。
その結果、昨日までで144万7000円の協力が集まり、見事目標額の100万円をクリアした。
達成率は144・7%である。

ナイオクロックを展開する香取正博さんには素直におめでとうと祝福したいし、ある意味で「持っている」人だと改めて感じた。まあ、褒めても筆者には何の得にもならないのだが。

一連の経過は香取さんのブログに書かれてある。

http://www.katorimasahiro.jp/entry/2016/10/31/105202

一連の経過を読まれた方の中には、「たまたまビッグブロガー(筆者ではなく)に紹介されただけじゃないか」と思われる方もおられるだろう。
筆者もかなり幸運な事態だと思う。

しかし、ビッグブロガーさん自体が、以前から香取さんのブログのファンでずっと読まれていたからこういう「奇跡」が起きた。

謎のフレーズ「乗るしかない、このビッグウェーブに」はビッグマウスっぽいがなんとなく記憶に残る。
ビッグウェーブも何もさざ波すら起きていない時点から言い続けているのだからなんだかおかしみもある。

超ビッグネームになったオッサンが「乗るしかない、このビッグウェーブに」なんて言い続けていたら単なる嫌味にしか思えないが、何も持たない若者が言っているのは面白おかしく受け取ることができる。

今回の奇跡は、香取さんがナインオクロックを始める以前からブログを含めたSNSで発信し続けたからこそ、招き寄せられることができたといえる。
ブログを書いていなかったらビッグブロガーさんが読者になることもなかったからだ。

努力したからといって必ず成功するわけではないが、成功した者は必ず努力している。
そういうことではないだろうか。

これでもまだ発信することが「効果がない」とか「意味がない」と思われるだろうか?
反発を過度に恐れて、教科書に載っているような優等生的発言に終始した発信で良いと思われるだろうか?

香取さんのブログは決して優等生的ではない。
たまにアレッ?と思うこともあるし、昨年11月末から「商品があがってこなくて暇だから」という理由で、東南アジアにバックパック旅行に行ってしまったときは、正直どうかとも思った。
そんな旅行をしている場合かと。(笑)

それでも彼は発信し続けたから今回の奇跡が生まれた。
彼が発信していなかったらせいぜい、このブログで紹介してクラウドファンディングで70万円くらいを集めたところで終了しただろう。

ブログやSNSで発信したからすぐにでも効果が出るわけではない。
とくに筆者や香取さんのような無名の存在では、それは難しい。
しかし発信を続けることが積み重ねとなって思わぬファンを生む。

今回のクラウドファンディングはゴールではないので、引き続きがんばってもらいたいと思う。

一番気に入っているナインオクロックのディスプレイの画像を掲載しておく。

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香取さんおめでとう。
伊勢丹新宿本店でポップアップショップを開く際にはぜひこのディスプレイを使ってほしい。

こちらからは以上です。









アパレルも百貨店もGMSも「変化」を拒否すれば必ず淘汰される

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 SNSが普及して5年以上が経過したが、SNS間では格差が生じている。
日本では人気のツイッターだが、アメリカ本国では経営難に陥っており、身売り交渉も決裂している。

逆に「オッサンのゴミみたいな自慢話が多い」として若者に嫌われているフェイスブックは経営的には順調で世界的な使用人口ではツイッターをはるかに凌駕しているようで、このあたりの「個人の好き嫌い」という感覚もあてにならない。

ツイッターの代わりに日本でも注目されているのがインスタグラムで、こちらは使用人口が増加中であり、米国ではスナップチャットが好評らしいが、ためしにやってみたがイマイチ面白さがよく分からなかった。

そのツイッターについての記事である。

なぜTwitterの身売り交渉は行き詰まっているのか
http://diamond.jp/articles/-/105662

真鍋昭雄という教授が書いておられるが、彼の記事は基本的にいつもバランスが良く、分析が割合に的確である。
経済記事の書き手は多いが、基本的に左翼的思想に基づいている書き手の記事は内容がナンセンス極まりない。経済動向に過度な政治的イデオロギーのフィルターは不要で、不要どころか事実を歪曲する。

経済学には「絶対的正解」がなく、解釈次第である。だから同じ経済学者でもまるっきり理論が異なっているのである。

それはさておき、この記事の中で、ツイッターの凋落の原因を

ここで注目すべきポイントは、「注目の的」のスター企業であっても、需要者側の速い変化に対応できないと生き残ることができないことだ。スター企業であったTwitterの買い手は、今のところ現れていない。

今日のビジネス環境では、IT化がヒト・モノ・カネの動きを速め、競争は激化している。しかも、強力なライバル企業は次から次へと出てくる。そうしたビジネス環境の変化に対応できないと、たとえトップ企業であってもその座から引きずり降ろされ、企業の存続が危ぶまれる状況に陥る。それが今日の企業が直面する“栄枯盛衰”の法則だ。

企業が競争に勝ち残るためには、常に、需要者が求める新しいサービスや製品を常に生み出すしかない。

とある。

これはその通りであり、ひとえにツイッターのみ、IT企業のみに適合される考え方ではなく、すべての業種に当てはまる考え方だといえる。

国内のアパレル企業、アパレル業界が停滞・失速している理由もこれだと個人的には見ている。

もちろん、企業には変えてはならない核のような部分があり、横文字ではコアコンピタンスなんていっている。
コアコンピタンスが何かを見極める作業は重要だが、何もかも変わらないという選択肢はありえない。
しかしながら、国内のアパレル企業・アパレル業界の「変わりたくない」という姿勢はほとんど病的だと感じられる。ついでにいえば百貨店や大型スーパーも同じ轍を踏んでいる。

記憶に新しいところではZOZOTAWNが提供したWEARのバーコード読み取りサービスを業界の総力を挙げて廃止に追い込んだ。その結果、WEARは単なるコーディネイトアプリになってしまっている。
それでもそれなりの需要、ユーザーはあるが、それ以上の発展性は今のところない。

もっと古いところで行くと、ユニクロへのバッシングであり、これはいまだに続いており、20年近くもアホかいなと呆れ果てるほかない。
98年にユニクロのフリースブームがあった際には、低価格品への抵抗が随所で見られた。
何事も出始めには抵抗がつきものだから当然だろう。
それから18年が経過しているが、いまだに業界には「良い商品は相応の値段で売るべきだ」なんてことを言っている化石のような人がいる。

それは真理ではあるが、それをユニクロにいまだに言い続けたところで無意味である。
ユニクロはすでに自社のモデルを完成しており、高価格帯で売りたければファーストリテイリングはセオリーで売る。ユニクロが高価格帯品を販売する意味は全くない。

「良い物を相応の値段で売る」努力はユニクロに押し付けるべきではなく、自社・自ブランドの課題として取り組むのが正しい思考である。

そういえば、今でこそ、猫も杓子もアホの一つ覚えみたいに「EC化」とか「オムニチャネル」なんて口をそろえているが、10年前に洋服のネット通販なんて注目した企業やブランドはほとんどなく、名の通った大手や中堅はこぞって否定的だった。

80年代・90年代・2000年代的手法で2010年以降に洋服が売れないのだったら、

1、売っている商品自体を変える
2、売り方を変える
3、見せ方を変える
4、伝え方を変える

最低でもこのいずれか1つを実行しないことには、売れ行きが回復することはありえない。
場合によっては4つすべてを実行する必要があるだろう。

どれも変えずに売り上げだけを回復したいなんていうのは、それは単なるワガママでしかない。

例えば「伝え方」にしたところで、十年一日のごとく「うちはファッション雑誌だけで」なんて言っている化石のようなアパレルやブランドは世間が想像しているよりもはるかに多い。
化石だったら石油が取れて社会に貢献できるのだが、化石的アパレルからは大量の在庫と負債くらいしか出てこない。
ファッション雑誌がまるっきり無駄だとは言わないが、広く伝える手段ではなくなっている。
どちらかというと同好の士に向けたミニコミ的な存在である。

より大勢に広めたいなら現在なら、インスタグラムなどのSNSかもしれないし、経済雑誌かもしれないし、ウェブメディアかもしれない。

断っておくと、こじんまりと数人で食えるだけの金を稼げるのが目的なら変わる必要はない。
熱烈なファンを数百人くらい作ればそれでいい。

しかし、100億円だとか200億円だとかの売上高を回復させるためには、時流に合わせて変わるほかない。
売り上げ規模設定の問題であり、多くの大手・中堅アパレルは売上高の回復を目指している。だったらどこかを変えるという選択肢しかない。

「変化」を異様に嫌うようになった時点で国内のアパレル業界が凋落するのは当然の結末だったといえる。







SNSマーケティングのやさしい教科書。 Facebook・Twitter・Instagramーつながりでビジネスを加速する技術
株式会社グローバルリンクジャパン/清水将之
エムディエヌコーポレーション
2016-10-03



読まれやすいブログを書くコツを自分なりに考えてみた

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 今日は小ネタを。

今年の2月ごろに大阪で、ブログ講座を開催した。
平日昼間に設定したので、そのとき来てくれたのは7人だった。
申し込みは10人だったが仕事の都合などでキャンセルがあった。

筆者程度の人間が声をかけたのだから、このくらいの人数が集まれば御の字である。

その中で2人が現在、ブログをほぼ毎日書いてくれている。

一人は高野口産地に住む手作り作家さん、もう一人は今月からブログを書き始めた長田の靴工場の社長さん。

二人ともなかなか個性が出ていて、文章も読みやすくて、上手いな~と感心している。
このブログよりもよほど読みやすいのではないか(笑)

手作り作家さんのブログ
http://ameblo.jp/sunny-shuttle/


長田の靴工場のブログ
http://blog.livedoor.jp/masamichirontam/


SNS全盛の時代だが、まとまった発信をするにはブログが最適だと思う。
ツイッターは過去ツイートを掘り返すことは可能だが、流れて行ってしまう。
フェイスブックも同じく流れて行ってしまうし、ウェブ検索ではツイートよりも表示されにくい。
インスタグラムは画像中心だし、スナップチャットは使い方すらわからない。

となると、自社・自ブランドのことをある程度きちんと書くならブログが最適ではないかと思う。


では、読まれやすいブログについて考えてみたい。

個人的に挙げるならポイントは

1、書いている人の性格や考え方が見えやすい
2、文章が短すぎてもダメだが、長すぎるのもダメ
3、お役立ち情報が含まれていること
4、ある程度定期的に更新されていること


の4点だろうか。

通り一遍の告知や情報掲示に終始しているだけでは、人はそのブログを読まない。

「8月3日 イベントを開催します。時刻は10:00~、場所は〇〇」

こんな情報掲示だけなら何の面白みもない。
どういう目的でそのイベントを開催したのか、苦労した点はどこなのか、そういう部分が必要であろう。

次に多少テクニックの問題だが、文章の長短である。

短すぎる文章がダメであることは言うまでもないが(たまにあるのは良い)、長すぎる文章もパソコンやスマホの画面で読むのはしんどい。
ニュースサイトでも長文は嫌われる傾向にある。

だれが書いていたのか忘れたが、画面上で記事を読む場合、2ページくらいが適量だそうだ。
長くても3ページで終わらせるのが良いという。

筆者は日経ビジネスオンラインに2年強毎週連載をしていたが、その記事がだいたい2ページか3ページで終わっていた。
文字数にすると2000~3000文字。

画面に表示する文字の大きさにもよるが、このあたりの文字数が読みやすい限界だと考えた方が適切だろう。
短すぎるのもダメなので、適量は800~1500文字くらい、長くても3000字まで。
もし、3000字を越える長文になってしまった場合は、2本とか3本の記事として分割したほうが良い。
今日、前半を掲載して、明日後半を掲載するというような具合だ。

そのほうが読者も読みやすいし、PV数も稼げる。
読み手も書き手もメリットがあってどちらも損をしない。

お役立ち情報については、何度も書いているが業界には常識的でも一般人はあまり知らない情報がある。
そういう情報を書く。

カシミヤセーターは水洗いできるだとか、食器洗いのスポンジのザラザラした面でニットをこすると毛玉が取れやすいとか、そういう内容である。

意外に重要なのが定期的な更新である。
例えばこのブログは平日5日間更新である。
忙しければ週2回の更新でも良い。曜日は決めたほうが良い。
水曜と土曜とか、月曜と金曜とか。

週1回でも週3回でも同じだ。
毎日更新でも良い。

一番ダメなのが不定期更新で、不定期更新である上に一度に何本も記事をアップするのはさらにダメである。

なぜなら、不定期更新ということは読者はいつその記事を読みに行ったらよいのかわからないということである。
そして、毎日更新を確認しなくてはならない。
毎日更新されていればそれで問題はないが、不定期更新だから毎日確認しに行っても大体は空振りに終わるわけだから、読者はそのたびにガッカリする。
そしてそのうちに読みに行かなくなる。

不定期更新な上に、一度に何本もの記事をアップされればさらにめんどくさい。

その分量だけで読む気が失せる。

ブログが読まれないと嘆いてる人は案外こういう更新を無意識にやってしまっていないか?

最初は苦しいかもしれないが己を追い込む意味も込めて、更新曜日を宣言してしまってもよいかもしれない。
例えば「毎週月曜日更新」みたいな感じで。

あとはブログは慣れである。
書くことに慣れればそれなりの分量を書けるようになる。

よほどの有名人が書かない限り、ブログで一発逆転なんてありえない。
地道にコツコツ書きためるしかない。

まあ、そんなわけで自社・自ブランドのブログを始めてみてもらいたい。

そのうち、またブログ講座もやろうかなと思っているが、ここで書いた内容以上に話すこともないので、どうしようかなと思っている。(笑)

開催要望があって人数が集まるようなら、大阪か東京で秋口に開催しみたいとも思っている。
思っているだけで具体的なプランはないのだけれど。







安売りするな! 「価値」を売れ!
藤村 正宏
実業之日本社
2011-12-08


対象者に向けての発信が重要

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先日、大塚呉服店を経営する大塚直人さんのインスタグラムのフォロワーが5000人を突破したという知らせがあった。

自分の発信を見てもらいたいと思うならやるべき事
http://tsukachan330.hatenablog.com/entry/2016/05/26/231405

アパレルブランドでも5000人のフォロワーを持つところは限られているし、有名人でもない個人のフォロワーとしても多い。
ましてや呉服関係であることを考えるとかなりすごいフォロワー数だといえるのではないか。

ちなみに筆者も試しに昨年4月からインスタグラムをやってみたが、現在のフォロワーは390人くらいである。
なかなか難しいものだなあと思っていたら、つい一昨日くらいに、インスタグラムを「非表示」にしていることに気が付いた。はて?なぜずっと非公開のままでやっていたのか?ちょっと我ながら謎である。
去年、いったいどういうつもりで非公開にしたのか?

それはさておき、このブログではインスタグラムだけではなく、SNS全般でフォロワーを増やすためのコツが紹介されている。
「SNSなんて」という声を聴くこともあるが、実際、現在の人気ブランドはこぞって何らかのSNSで情報を発信しているのだから、やらなければさらに消費者に忘れられていくことは言うまでもない。

そうそう、あるPR業者が先日こんなことを言っていた。
「オンワード樫山のブランドの知名度が圧倒的に若い層の間で低い」と。

たしかにウェブ上で流れてくるニュースも少ないし、SNS上でもオンワードブランドからの発信はほとんど見かけない。23区や組曲というブランド名は40代以上には、SNSで発信せずとも浸透しているだろうが、10代、20代、30代前半には発信を続けられなければ知られないままである。
あと20年もすれば今の20代は40代に、今の30代は50代になる。そのときに彼女らが23区や組曲を選ぶかどうか。
おそらく選ばないだろう。
若いころから親しみがないブランドを、年を取ったからといっていきなり手に取るはずもない。

これはオンワードだけではなく、イトキンやらファイブフォックスやらの大手アパレルにも共通していることで、今やらなければ10年後、20年後はさらに知名度を落とすことになる。
まあ、他人事だからどうでも良いのだが。

それはさておき

大塚さんのブログではコツを3つに分けて伝えている。

1、「伝えたい人」以外に

  どんなに笑われたり意見されても

  どうでもいいと思うようにしました



2、テーマは一つに絞ります

  違うものは別アカウントを取ってそっちでやります


3、1枚1枚時間を掛けすぎない



となっている。

そして

自分の好きなテーマを絞って

伝えたい人を想定して

毎日必ず継続する


とまとめておられる。

興味のある人は本文を読んでもらいたい。

この中で一番重要だと個人的に思うのは①である。
これはインスタグラムに限らず、ブログでもツイッターでもフェイスブックでも同じではないか。

繊維の製造・加工業者でSNSはおろか、ホームページ(正しくはウェブサイト)すら持っていない業者があまりにも多いが、ウェブサイト開設を勧めるとだいたい何割かはこう反論する。

「隣の〇〇に笑われる」と。
〇〇には機屋や染工場や縫製工場などが入る。
そう、同業他社の目を気にしているのである。

例えば、アパレルやデザイナーに向けて発信すれば、勢い、基本的なことになってしまうだろう。
「経糸と緯糸を一本ずつ交差させて織った生地を平織と呼びます」とか「経糸3本と緯糸1本で織った生地を綾織と呼びます」なんていう具合である。

同業の機屋からすれば「当たり前やん」ということになるが、同業の機屋は発信対象ではない。
同業者が読むのは勝手だが、読んでほしい相手ではない。
対象外の相手からの反応を気にして発信をしないことは極めて無意味である。

自社の知名度は上がらないし、かといって同業他社が儲かるわけでもない。
産地全体が活性化するわけでもなく、情報を知りたい人が知識が増えるわけでもない。
誰も得をしない。

だいたい同業他社に向けて商売をしているのだろうか?
同業他社が取引相手だろうか?

大部分の業者は違うだろう。

だったら同業他社の反応なんて気にしないで発信すべきではないか。
その気遣いは全くの無意味である。

インスタグラムに限らず、この点を考慮して発信に取り組んでみてはどうか。
よほどの有名企業でない限り、発信をしないことには世の中には知られていない。
知られていないのは存在しないのも同じであり、知られていない企業やブランドは存在していないのも同然である。知られていないから業者や消費者から選ばれるわけもない。










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